浅野忠信主演「サッド ヴァケイション」ベネチア映画祭出品
2007年7月27日 12:00
[映画.com ニュース] 浅野忠信主演の、青山真治監督作「サッド ヴァケイション」(9月公開)が、8月29日に開幕するベネチア国際映画祭の「オリゾンティ部門」に正式出品されることが7月25日、発表された。
ベネチアは、カンヌ、ベルリンと並ぶ三大映画祭の1つ。浅野主演作の三大映画祭出品はこれで11本目。カンヌに出品された99年の「孔雀」を皮切りに、以降カンヌ6本、ベルリン1本、そしてベネチアには04年の「珈琲時光」「ヴィタール」同時出品に続いて3本。5年連続して世界の映画祭に出品されることについて、浅野は「海外の人も見て理解してくれたことは本当にうれしい。現地の反応を直接見たい」と喜びを語った。
「サッド ヴァケイション」は、幼い頃に自分を捨てた母(石田えり)と運命的な再会を果たした息子(浅野)の親子愛を綴った作品。「オリゾンティ部門」は世界の実験作を紹介する部門で、青山監督は「こおろぎ」に続いて2年連続で同部門に出品されることになった。
8月31日に行われる同作の公式上映には、青山監督、浅野をはじめ、宮崎あおい、オダギリジョーも出席する予定。宮崎は8月中旬から始まるNHK大河ドラマ「篤姫」の撮影の合間を縫って、ベネチア入りする。