ウッディ・アレンがプッチーニの喜劇オペラを演出
2007年6月27日 12:00
[映画.com ニュース] 映画監督のウッディ・アレン(「マッチポイント」)が、オペラを初演出することが明らかになった。ロサンゼルス・オペラのプラシド・ドミンゴ総監督からの4年間にわたるラブコールに応えたアレンは、08年9月6日からの同オペラの公演で、プッチーニ作曲の喜劇オペラ「ジャンニ・スキッキ」を演出する。今年71歳になるオペラ初挑戦のアレンは、「どうやったらいいものか、見当もつきません。しかしこれまでの人生で、技能が至らないからといって新たな挑戦を諦めたことはありません」と抱負を語った。
「ジャンニ・スキッキ」は、「トスカ」「トゥーランドット」で知られるイタリア人作曲家ジャコモ・プッチーニが、ダンテの「神曲」“煉獄編”をヒントに作曲、1918年に発表した全1幕のオペラ。「眺めのいい部屋」でも使われたアリア「私のお父さん」(ソプラノ)が有名だ。「外套」「修道女アンジェリカ」を加えて“プッチーニ3部作”と呼ばれるが、同公演では他の2編も上演され、映画監督ウィリアム・フリードキン(「エクソシスト」)が演出することも決まっている。また、開幕日の翌9月7日にロサンゼルス・オペラでは、映画監督デビッド・クローネンバーグ(「ヒストリー・オブ・バイオレンス」)が演出する、ハワード・ショア作曲のオペラ「ザ・フライ」のプレミアショーが行われる。