「蒼き狼」、実写邦画史上最大の425スクリーンを確保
2007年2月16日 12:00
モンゴルの英雄チンギス・ハーンの半生を描き、3月3日に全国公開される「蒼き狼 地果て海尽きるまで」が、実写の邦画では史上最多となる425スクリーンで公開されることがわかった。配給元の松竹によれば、これまでの邦画では「ハウルの動く城」が約450、「ゲド戦記」が約440スクリーンで封切られたが、実写では03年7月に「踊る大捜査線 THE MOVIE2/レインボーブリッジを封鎖せよ!」が408スクリーンで封切られたものが最多で、「蒼き狼」はそれを上回る。
総製作費30億円をかけ、オールモンゴルロケで撮影された「蒼き狼」は、当初350スクリーン程度で公開される予定だったが、昨年7月にエキストラ約2万7000人を集めて撮影されたチンギス・ハーンの戴冠式の撮影現場を訪れた劇場関係者が、その迫力に期待感を膨らませ、今年1月に行われたモンゴルプレミアも成功したことから、スクリーン数の拡大へとつながったという。
ちなみに、松竹配給で現在公開中の「武士の一分」は353スクリーンで興収40億円間近。角川春樹製作の前作「男たちの大和/YAMATO」は301スクリーンで興収50億円を超えた。スクリーン数の拡大が、「蒼き狼」の興行収入アップへつながるかが注目される。