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韓国の黒澤明!「グエムル/漢江の怪物」ポン・ジュノ監督来日

2006年8月1日 12:00

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※06年7月11日より、「ニュース&噂」は毎週火曜日・金曜日の週2回更新となりました

韓国の黒澤明!「グエムル/漢江の怪物ポン・ジュノ監督来日

一家総出で来日キャンペーン (左から)ペ・ドゥナ、パク・ヘイル、ポン・ジュノ監督、 ソン・ガンホ、ヒョン・ヒボン、コ・アソン
一家総出で来日キャンペーン (左から)ペ・ドゥナ、パク・ヘイル、ポン・ジュノ監督、 ソン・ガンホ、ヒョン・ヒボン、コ・アソン
03年の傑作「殺人の追憶」により世界的に注目され、韓国映画界の黒澤明と呼ばれたポン・ジュノ監督の新作「グエムル/漢江の怪物」。 日本公開を1カ月後に控え、ジュノ監督以下、メインキャラクターのパク一家5人を演じたソン・ガンホ(長男)、ペ・ドゥナ(長女)、ヒョン・ヒボン(家長)、パク・ヘイル(次男)、コ・アソン(孫娘)が来日。7月31日、東京・渋谷のセルリアンタワー東急ホテルにて来日記者会見を行った。
7月27日に韓国で公開され、公開3日間で約180万人を動員し、チャン・ドンゴン主演の「タイフーン」を破って韓国映画史上最高のオープニングを記録した本作。監督は「初めは怪獣映画ということで色々と反対もあったが、完成した作品を見て納得してもらえたと思う。映画の最初と最後で米軍のことに触れている上に、韓国における米軍の役割を風刺しているので、反米映画というレッテルを貼られてしまいそうですが、この映画はそれだけではありません」と本作の持つ多様性を主張。
娘をグエムルにさらわれる父親を演じた主演のソン・ガンホは「確かにこの映画で、私は一番滑稽に見えるでしょう(笑)。だけど、それと同時に一番正常な人間でもあります。本作ではグエムルの犠牲になっている家族を無視する世間や秩序、そしてシステムが浮かび上がってきますが、システムや秩序よりも家族の絆の方が大事であると、私たちの演じるキャラクターが伝えてくれます」と本作の根底に流れるテーマを吐露した。
ジュノ監督は「日本は『ゴジラ』などでも知られるように、怪獣王国です。怪獣映画が多く作られている日本で、この映画がどのように受け入れられるのか楽しみです」と話し、会見を締めくくった。
グエムル/漢江の怪物」は9月2日ロードショー。

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