宮崎駿、再始動!押井、大友の新作も公開決定
2002年12月17日 12:00

宮崎駿監督の次回作が、イギリスの児童文学「魔法使いハウルと火の悪魔」を原作にした「ハウルの動く城」に決定した。魔法で90歳のおばあさんになってしまった18歳の少女ソフィーと魔法使いハウルの恋を描いたファンタジー。原作者のダイアナ・ウィン・ジョーンズは、「ファンタジーの女王」と呼ばれており、「ロード・オブ・ザ・リング」の原作である「指輪物語」の作者J・R・R・トールキン教授や「ナルニア国ものがたり」の作者C・S・ルイスに直接教えを受けた経歴を持つ。
当初、宮崎監督は企画のみの参加予定だったが、「自分がメガホンをとるのが最適」と判断。すでに絵コンテの作成作業に入っているという。来年2月に製作開始、公開は2004年夏を予定している。


さらに、世界的に熱狂的なファンを持つアニメ作家、大友克洋、押井守両監督の新作もそれぞれ2003年秋、2004年秋に公開されることが分かった。長編としては「AKIRA」以来15年ぶりとなる大友監督の「スチームボーイ」は、8年間の製作期間をかけた取り組んだ意欲作。総製作費24億円、総カット数1860カット、作画枚数は「もののけ姫」を5万枚近く上回る18万枚と、通常のアニメ映画をはるかに上回るスケール。産業革命期のイギリスを舞台に、国中のエネルギーを担える力を持つ「スチームボール」をめぐる、科学者の父子と悪の財団の戦いを描く冒険活劇だ。一方、押井監督の「イノセンス」は、代表作「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」をベースに、人と機械の境界があいまいになった未来での男女関係を描いた作品で、製作協力としてスタジオジブリも参加している。
宮崎アニメの新作に加え、「タイタニック」のジェームズ・キャメロン、「マトリックス」のウォシャウスキー兄弟らに多大な影響を与えた大友・押井両監督の新作が勢揃いすることで、日本アニメがさらに世界的な注目を集めることは間違いなさそうだ。
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