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4本の「アレキサンダー大王」企画、ディカプリオ主演版が先行?

2002年8月20日 12:00

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やはり、テーマは愛ですか?
やはり、テーマは愛ですか?
グラディエーター」の大ヒットに触発されてか、ハリウッドでは、アレキサンダー大王に関する映画企画が4本も乱立する事態となっている。オリバー・ストーン監督バージョン(主演:コリン・ファレル)、「ハンニバル」などで知られる老プロデューサー、ディノ・デ・ラウレンティス・バージョン(「羊たちの沈黙」のテッド・タリーが脚本)、マーティン・スコセッシ監督バージョン(「ユージュアル・サスペクツ」のクリストファー・マカリーが脚本、主演はレオナルド・ディカプリオ)、そして、メル・ギブソンがプロデュースするテレビ番組バージョンの計4企画があることは以前にもお伝えしたが、このほど、メル・ギブソンの企画が早々に潰れることになった。
この結果、三つ巴となった「アレキサンダー大王」を巡る戦いに、新たな動きが出てきた。ディノ・デ・ラウレンティスの企画を、「ムーラン・ルージュ」のバズ・ラーマンが監督することになったのである。ラーマン監督が「ロミオ&ジュリエット」で組んだレオナルド・ディカプリオにラブコールを送った結果、ディカプリオは強い関心を示したことから事態は急展開。「ギャング・オブ・ニューヨーク」で組んだマーティン・スコセッシ版に出演を決めていたディカプリオが心変わりをしたことで、ディノ・レ・ラウレンティス版が、マーティン・スコセッシ版を吸収する形になりそうだ。脚本も、テッド・タリー版とクリストファー・マカリー版を合わせる方向になるという。
現在、オリバー・ストーン版とディノ・デ・ラウレンティス版の一騎打ちとなった格好だが、ラウレンティス版の方が先に製作にこぎ着けることになりそうだ。すでに撮影予定地のモロッコから5000人の軍隊と、1000頭の馬の提供を取り付けていて、国を挙げてのバックアップ体制を確保している。撮影は、全てモロッコのワルサザードに新たに建設されるスタジオで、2003年の初めより行なわれる予定。

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