ヒーローになれなかった人たちの物語
ヒーローを描く映画は多いけれど、この映画はヒーローになれなかった人たちを描いた映画です。
そもそも人間ヒーローになれる人なんてほんの一握りなわけなので、だからこの映画はとても多くの人が共感できる映画ではないでしょうか。
涙腺崩壊レベルの感動をいただきましたので☆5個となりました。
泣き所、満載です。
【泣き所】
・田中圭さん演じる西方選手と、土屋太鳳さん演じる夫婦の絆のシーン。
・難聴の... 続きを見る
スポーツ観戦について新たな発見があった
代表メンバーの選び方や選手の出した結果に対して観客の態度について改めて考えさせられました。田中圭さんの演技がすごく繊細で、かつ、抑えられたものだったので、ヒーローというよりものすごく身近な人に感じられ、だからこそ余計に、スポーツを見ていて、好き勝手なことを言ったり、報道されていることに、危機感を覚えました。
選手とその家族の絆も、通ずるものがあるからこそ、うらやましいと思いましたし、こういう... 続きを見る
芳根京子さんのアンドロイド的美しさが、この役にピッタリだと思いまし...
芳根京子さんのアンドロイド的美しさが、この役にピッタリだと思いました。コンテンポラリーダンス的な演出や音楽も良かったです。
ストーリーは不老不死がテーマですが少しディストピア的。不老不死に伴い出生率の低下、自殺の増加、金銭的に治療を受けられない人との格差など、時々挿入される情報が結構怖かったです。
観ている間中、「私だったら?」と考えずにはいられませんでした。
シーンとしては不老不死治療... 続きを見る
オジサンアクション映画の新シリーズ誕生(を期待)
リーアム・ニーソンの96時間からだと思うが、オジサンが体を張って格闘し銃をぶっ放す映画がもはや定番化した感がある。普通に見えるオジサンが実はすごい元●●という経歴で、大事な人を守る(もしくは復讐の)ために立ち上がる!というアレ。
本作もその基本構図は同じ。若干ハードボイルドっぽい雰囲気が漂うのが特徴的か。流れる音楽も妙にカッコいい!パット・ベネターのハートブレイカーのカッコよさったらない!
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エンドクレジットが全てを物語る
アウシュヴィッツを脱走した2人のユダヤ人がまとめたレポートが、ハンガリー系ユダヤ人の命を救った…その行為はもちろん称賛に値する。
しかし、ポーランドやフランスといった他国のユダヤ人は変わらずアウシュヴィッツに移送され続けた。もっと伝わるべき情報が全てに行き渡らなかった悲しさとやるせなさ。これは、伝えるべきニュースがいつの間にかフェイクニュースに取って替わられてしまう現代にも通じるかも。
冒頭... 続きを見る
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