ナポレオンのレビュー・感想・評価
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それは血縁よりも強い
Napoleon
血縁よりも強い執着がある
先祖代々の国家よりも、信ずべきものはある。どうせ死ぬのだから、皇帝様万歳といって敵へ向かっていくことに違和感はない
醜聞も嫌なくらい聞こえているのに、一度銃口を向けて薄ら笑いを浮かべた後でも、最後にもう一度戦いに挑む
砲撃の時に同胞と並び耳を塞ぐ。単眼鏡を覗いて、勝てなくても最後まで勝機を読んでいる。驚異的な求心力、統率力は、全て常人達の愛が源かもしれない
強き「皇帝」ナポレオンと一人の「男」ナポレオン
1793年フランス革命によってルイ王朝が倒され、王妃マリー・アントワネットの首がギロチンではねられる所からこの映画は始まります(少々ショッキングな描写があります)
王朝が倒れ国内が混乱するフランスはイギリスをはじめとした周囲の国々から狙われる状態。
そんな中コルシカ島出身の若き軍人ナポレオンは敵に占拠されたフランス海軍の軍港奪還の副司令に任命されその才覚を発揮していく――
その後の戦において優れた指揮で自軍を勝利に導き、遂には強大な「皇帝」にまで上り詰める。
だが、愛するジョゼフィーヌの奔放さに翻弄され思い悩む一人の弱き男ナポレオン。
1人の人物の強さと弱さの対照的な描かれ方がおもしろいです。
また大勢のエキストラを使った合戦シーンはかなりの迫力があって見ものです。
「皇帝」ナポレオンの半生を描いたドラマチックな伝記映画として見応え充分でした♪
フランス革命やナポレオンを映像で再現
人間臭さ
壮大な予告を2時間半観せられたなというのが率直な感想です。
物語が雑すぎます。というか物語になってない気がしてなりません。
知ってて当然、というスタンスでズンズンと突き進んでいくのでナポレオン好きには諸々補完してみられるとは思いますが、ナポレオンを知りたくて観に来たのに!という観客のことは完全に無視しています。
あらゆる出来事がダイジェスト的にポンポンと通過していくだけで全てがぶつ切り。大切な事象は描いているけど、なぜそうなったか?どうしてそこに至ったか?何を考えていたのか?何を感じていたのか?がさっぱりわからなくて、ずっと置いてきぼりを食っていました。その事件や戦争に至る人の業をちゃんと観せてくれない。
でも後から知りましたが本当は4時間半ぐらいのバージョンがあるとのこと。もしかして、それを観たらこの映画に感じた消化不良は解消されるのではないかなとも思っています。やはり30年にも渡る波瀾万丈の生涯を2時間半でまとめられるわけもないんだという当たり前のことに思い至りました。
下げすぎてる?
ひと昔前ならナポレオンといえば英雄の代名詞みたいな評価だったのに、ずいぶんこの映画は負の側面に着目したなあ、という感じ。
人間としての偉大なところはひとかけらもなく、戦争がうまいだけの、尊大な野心にみちた、実は小人物、みたいな描かれ方をしているように見える。
一方、ジョゼフィーヌはもう一人の主人公かというほどスポットが当てられてて、実は彼女あってのナポレオンだったんです、みたいな感じになってる。
こういうナポレオン像も面白いっちゃ面白いんだろうけど、それはあくまでナポレオンが偉大で英雄だ、という世間的な定評があるからこそ面白いんじゃないか。世界史に疎くてナポレオンのことよく知らない自分からしたら、影の部分だけじゃなくて光の部分も知りたいと思ってしまう。
この映画のナポレオンは意図的に「下げ」すぎてるようで、実際とは違うんじゃないかなー、って疑ってしまう。自分のことカエサルとかアレキサンダーだとか思ってたかもしれないけど、そういう「自分を英雄として演出する」ことは、幼稚な傲慢さからだけではなく、冷徹な戦略からでもあったんではないか、と思う。
ピラミッドに大砲を打ち込んだシーンは「ん?」と思った。スフィンクスの鼻が欠けてるのはナポレオンがやったんだ、という有名なガセネタがある。ガセではあるけど、いかにもナポレオンにふさわしいエピソードなので広まったんだろう。たぶんこのシーンはそれを再現してるのかも…。でも、僕が知らないだけでほんとうにピラミッドに大砲を打ち込んだことがあったのかな。
ストーリーはともかく、フランス革命あたりの上流階級や庶民の生活の様子が細部にわたって生き生きと描かれてるのは面白かった。絵画でよく見る世界の実際を見てる感じで。
歴史映画ではなく、ナポレオン自身の映画かな
ナポレオンの映画って沢山あるんだけど、本作品、ある意味、ナポレオンの純な気持ちに焦点を当てた内容かな、例えば、奥さんに対して、フランスに対して、戦いの勝利に対して・・・・・
実際は、どうだったのかわかりませんが、しかし、本作品で、ナポレオンの何とも別の顔を見たかな・・・
もっとこの頃の戦いがどんなものだったか歴史的な事を知りたい人には少し不満が残る作品かも・・・
何時だったか「パールハーバー」の映画が恋愛と絡ませて作られたように本作品も、歴史映画や戦争映画と言うよりは、恋愛映画に近いのかな・・・・
私的には、ナポレオンの別の顔が見えた部分で十分見応えを感じたけど・・・
しかし、さすが、リドリー・スコット作品だよね、ストーリーの中に要所要所飽きさせない程度に戦いのシーンがあり、また、それが結構迫力がある。
強いて言うのなら、他国をもう少し詳しく描いて欲しかったかな・・・時間の関係で描ききれないか・・・・
もう少し他国の状況なども詳しく入れると、歴史的な意味を期待している人にも満足出来たのかもね。
私的には、十分よかった。
しかし、平日の朝一番で公開から12日経っているんだけど、結構お客さん入っていたな・・・本作品の関心の高さを感じたかな・・・
かなり人間臭いナポレオン
ナポレオンのイメージは、有名な肖像画の馬上の勇姿や、「吾輩の辞書に不可能の文字は無い」と言ったとされる(後世の作り話の様にも思えます)自信家で強靭な精神の持ち主。
本作では、野心に燃えるナポレオンが、大胆な戦術で次々と勝利を収める一方で、浮気性の妻に振り回される情けない姿も見せます。
戦闘シーンは迫力があり、戦場もロシアからエジプトまで広範囲で、場面ごとに違うから飽きません。
ただ、最初の妻ジョセフィーヌとの”絡み”に多くの時間を割いていて、視点としては面白くても、観たいのはそこじゃない感もあります。離婚後も交流が続いたので、きっと彼女の貢献もあったんだろうと思いますが、そこは描かれません。
そういえば昔「大ナポレオン展」という展示会に行ったなあと検索したら、2005年でした。本作にも出てくる、戴冠式の絵で白い衣装(ローブ?)や、王冠のレプリカを見た気がします。ナポレオン3世の肖像画もありましたが、実は当時ナポレオンにそれ程興味は無かったので、説明文をあまり読みませんでした。ああ、もったいない。
ナポレオンは背が低い、と言うのが通説ですが、彼の身長は169㎝、当時のフランス人の平均身長は164㎝、イギリス人は168㎝でした。私は勝手に、背が低いと自分を大きく見せたがるものなのかな、などと思っていたのですが、大きな間違いでした。
拝啓ナポレオン殿、本当に欲しかったものは?
歴史の授業で習い、これだけ有名な人物なのに、その人生についてはまったく知らないという状態でした。そこを埋めたいという好奇心で観に行きました。
国に身を捧げ、陸軍の軍人としての地位を上げることが彼の人生の中心でした。
英雄‥そして悪魔。関わった戦争で犠牲になった人数は目が飛び出るほどでした。
相手の意表を突いた作戦には目を見張るものがあり、勝利を次々に手にしました。しかし、彼は本当に大切なものを手に入れることはできませんでした。
時代は人を翻弄します。人は時代に逆らうことはできません。だからこそ、自分にとって本当に大切な存在を見失ってはいけないのですね。
死に際に彼が残した言葉が、それを教えてくれたように思います。「フランス、陸軍、ジョセフィーヌ」。
映像美!
終始画面いっぱい美しすぎて幸せだった。特にロシアの戦い?(歴史全く知らない)すごすぎて鳥肌が止まらなかった😳
ホアキンフェニックス本当に演技上手いしかっこよかったなぁ〜。
内容に関しては、あくまで個人的にだけどちょっと長かった。あと、本当にこれも個人的に、
見る前のド偏見と勝手な想像なんですが、映画のキャッチコピー的にナポレオンの極悪っぷりを見れるのかと期待してたから、英雄も人間味ありますよっていう方向性で、なんだそっちかいと勝手にちょっと期待外れに陥ってしまった😅
恋愛に重きおかれてたのもなんかちょい期待外れだったなぁ。
あくまで個人の感想ですが。
さすがのリドリー・スコット
歴史を知ってるともっと楽しめる
戦国もの
人間ナポレオン
フランス嫌い?
リドリー・スコット監督でホアキン・フェニックスが主演、そしてドラマチックですごい予告に惹かれて劇場に行きました。
フランス革命とナポレオンの知識は高校の西洋史程度のため、細かい人物のイメージまではありませんでしたし、逆にこの作品で感じとりたいと期待していたのですが。
なんか、超豪華な衣装その他演出でめちゃくちゃお金がかかっているのはわかりますが、物語があまりにも大雑把というか、ヨーロッパの複雑で込み入った歴史に関心やリスペクトがないように見えました。
ナポレオンの新たな一面を、という目的でつくった作品だとしても、もうちょっと、当時の時代の空気を味わいたかったです。
予備知識あったほうが良い。
クセのある俳優
ホアキン・フェニックスは昔から一癖も二癖もある俳優ですが
やはりセリフも演じ方も普通じゃないですね
グラディエーターも見ましたが負けても普通には
引き下がらない 結構悪知恵の働く俳優だと思います
映画だから創作の部分もあるようですが18世紀から19世紀
にかけての英国とフランスの戦いはかなり長い期間争った
歴史的な史実は書籍で聞いてはいても映像としては
見たことがなかったので貴重な歴史劇として観覧しました
最初のトゥーロンの戦いでは指揮官でありながら意外に
おどおどして緊張しまくりのナポレオンだったのかと
冒頭のマリーアントワネットの断頭台のシーンは正視
できなかったな 当時フランスはロビスピエールが
恐怖政治を敷いていたから暗黒時代のフランスであり
異議を唱えたら異端者として民衆も拷問にかけられた時代だ
ナポレオンが一目惚れした女性ジョゼフィーヌは
何処かで見たなあと思ったら トム・クルーズの
ミッションインポシブルに出てましたね
この女優さんもやはり一癖もある女優ですが
バネッサカービーは結構あちこち出てるね
わたしは好きですよ美人だし人を手玉にとるタイプだ
歴史的な有名な戦いの中で連戦連勝ではなくモスクワ侵攻
で50万人の兵士のうち46万人を失ったこと 61もの
戦いで延べ300万人もの兵士をフランスの栄誉のため
だけに失ったのはフランス人には受け入れられなかった
のだろうか
映画はフランス興行では不評だったらしいが
判ります(笑) だってフランス人が英語喋ってるんだから
日本人俳優が中国語話す日本映画みたいなものだろ
戦闘シーンもまあまあ残酷だしセックスシーンも
度々あるから家族や恋人同士で見る映画ではないね
最初から強烈ですから
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