ナポレオンのレビュー・感想・評価
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知らない歴史を知る為&ホアキン好きは義務⁈
無知過ぎる自らの恥ずかしさを学びつつ、先々の記録の1つとして此処(ココ)に記録させて頂きます。
世間一般的に?常識なんだろうが,マリー・アントワネットはあの若さでギロチンにも驚かされたが…。
愛する奥方ジョゼフィーヌとに子供が出来なく,
この当時の身分の上で必要と言う時代(相続させなくてはならん子孫が必要である)なんて処(トコロ)とか…。
実際壮大(ソウダイ)だった事は、話のスケール感(対戦中の映像)からも想像は突(ツ)くが…⁈
※失礼?無礼?な観方だが、そりゃ「ナポレオン」なんて映画タイトルから、単純にしてはいけない感?も感じちゃったりもしたし…ʕʘ‿ʘʔ。
個人的評価保留作品
見てから直ぐに感想が書けなかったのですが、2週間以上経ったので感想というよりもまた雑談的に書き残しておきます。
私の苦手な伝記ですが、『首』の「今更、何故本能寺の変?」と同様に、本作も「今更、何故ナポレオン?」という、鑑賞前からそのような「?」を付けたままでの鑑賞となりました。
それは私が年取ったせいでもあり、若い人はそんな疑問など浮かびもしないのでしょうけど、同じ題材の過去作が数え切れない程ある歴史上の人物の作品となると、今までの作品との違いの興味しかないのですよ。
ちなみにギネス記録かどうかは分かりませんが、ナポレオンは過去作られた映画の最多登場人物だそうです。映画以外でも小説・ドラマ含め様々な作品でも触れてきた人物でもあります。なので好き嫌い興味の有る無し関係なく、それ程知識のない私でも彼に対するイメージは持っていました。
でも、ナポレオンそのものが主役の作品ってこれだけ多くの映画を見てきた私でも初めてであり、それでちょっと興味が湧き、監督もリドリー・スコットだし予告編を見てもそれなりの作品にはなっているだろうという期待で鑑賞しました。
で、見終わった結果が満足感と消化不良感と両方を感じたので感想が中々書けませんでしたが、決して見て損したとは思いませんでした。
とりあえず満足感の方は、いかにもリドリー・スコットらしい絵作りというか映像に関しては十分に楽しめました。
消化不良の方は、後で知ったことですが本作には4時間バージョンが存在して、そちらは配信で公開する予定という事を小耳に挟み「なるほど」って思いました。
公開版の2時間半が長いか短いかはさておき、戦闘シーンの見応えに比べ人間ドラマについてはかなり中途半端だったので恐らく4時間版を見るべきなのでしょうね。
結局2時間半版の本作の全体的な印象は今までに沢山見て来たナポレオンが登場する過去作品の寄せ集め感しか残らないのが残念でした。
いつも言うように基本的に伝記や偉人伝に関心のない(若しくは苦手な)私には、もう一つ心に突き刺さるものがないのですよね。(まあ、4時間版を見てそれが解消されるのかどうかは分かりませんが…)
しかし、バージョンが最初から二つあるというのが、いかにも今日的な映画界の問題点や側面が垣間見え、今後本作の様な作品を鑑賞するにあたって、その情報を事前に知っておかないと失敗する可能性が高まる懸念があります。
でも個人的にはもっとナポレオンという人物を詳しく知りたいという、興味が湧いたのがもう一つの良い点でした。
あと、御年86歳のリドリー・スコット監督ですが、彼の特徴として多作の人であり、多ジャンルの人であり、映画作家としての特質が読み取り難い人でもあります。私が思うに、基本的には映画作家というより徹底した職業監督の様な気もしています。
だからなのか、個人的には凄く面白い作品もあり、全く興味のない作品もある訳で、結局のところ彼がその作品で一番何を伝えたいのか?だとか、何に興味があったのかが、私(観客)の興味とバラツキが目立つ監督なので、評価がし難い監督の一人なのですが、今回は4時間版を見るまでは評価は保留ですかね。(でもサブスク加入していないから、結局見れないのだが…アコギな商売してるよなぁ~)
妻といい感じになると弱くなる男
浮気されてるときとか喧嘩中は勝ってたよねたぶん。
そんで、ロシア皇帝とジョセフィーヌの新聞みたあとも覚醒してる。最後のジョセフィーヌが死ぬと陸でイギリス人に負けるくらいの凡人にった。死んだあと手紙をベッドの脇に保管されていたことで、喜んで弱くなってたと思う。最終的にはホラ吹きジジイになる。
まぁ女の尻を追いかける男が強いってことでいいの?(戦績とかの認識間違ってらすみません)
話しはIQ低そうでしたが映像美は本物。
衣装、町並みすべて最高クラス。俳優女優も完璧。劇の最中とかのライティングは蝋燭だけだったりするのかな?バリーリンドンとか今撮ったらあんな感じなのかなーという雰囲気。
ストリートはアレでもみる価値あり。
テーマは一貫している
これまで描かれてきたような英雄ではなく、あくまでナポレオンを一人の人間として撮ろうとしたテーマはすごく好感が持てる。
しかもそれが全編で一貫していて、監督のやりたかったことはしっかり形になっている。
ただそのせいで、なぜこのキモいだけの男がフランスの英雄になったのかが説明できておらず、画面からも伝わってこない。
英雄か悪魔か、というキャッチコピーではあるが、ここで描かれているナポレオンはそのどちらでもなく、ただの下品で臆病なオッサンでしかない。
それはそれで一人の人間の描き方ではあるので、別に悪いとは思わないが、実際ナポレオンは英雄視される人物ではあるのだから、そこには確実に何らかのカリスマや魅力があったはずで、それを描けていないのはちょっと消化不良。
史実と違う点は映画なのでそんなに気にしないが、2人目の奥さんも史実では結構曲者だったり、息子のライヒシュタット公も興味深い生涯ではあるので、そうした面白い部分が掘り下げられていないのももったいなかった部分。
とはいえ、全体的には可もなく不可もなく楽しめました。
ラブストーリーが主軸の歴史映画
ナポレオンとジョゼフィーヌのラブストーリーが主軸で戦争が史実として織り混ざった話の展開。冒頭のギロチンから戦闘シーン(特に氷が爆破されて沈む様)は非常にリアルで、スケールの大きさを感じられた。3時間は長く、最後の最後で睡魔と戦ったが集中して観れた方だと思う。
戦闘シーンは圧巻だった。 同時期に見た首と比べたら段違いで。 時間...
戦闘シーンは圧巻だった。
同時期に見た首と比べたら段違いで。
時間に対しての内容が比例してなかったかなと。
映画感じゃないと見れねーわ。
恋愛映画
ちょと想像と違いました。ナポレオンの伝記ものですが、ジョセフィーヌとの恋愛模様が強い作品でした。
もうちょっと戦争の描写見たかったですが、深く考えることなく楽しめました。
文句なしの傑作
完成度がものすごく高い映画でした。
史実としてのナポレオン史と映画ならではのストーリー性が混ざっていて、こういう映画が見たかったんだ!と思えるような作品でした。
完全ドキュメンタリーではないので、リドリー・スコットの演出を楽しむ作品とも言えるかもしれません。でも、それが良かったです。
とにかく画面が美しい!無駄なものが映らず、違和感もなく、美しい構成でした。演技は言うまでもなくハイレベル。
ラストのワーテルローの戦い、死者数を表示するという流れは私はメッセージだと捉えました。監督にどういう意図があったのかはわかりませんが、戦争の悲惨さを表現するには充分すぎる描写だったと思います。
レベルの高い映画で、劇場で見れたことが嬉しいです。
愛を得るために戦った男
本作は18世紀末フランス史作品ではなく、ナポレオンの生涯を描いた伝記作品でもなく、ナポレオンの本質的な人物像を描いたドラマ作品でした。なので、史実が飛び飛びだったり、偏ったシーンが多かったり、登場人物もごく限られていました。
というより、純粋なラブストーリーだったと感じました。ナポレオンとジョゼフィーヌの出会いから始まり、二人は夫婦生活や夫婦喧嘩を繰り返しながら歴史をたどる。軍人気質な堅物であるナポレオンが自由奔放な年上のジョゼフィーヌに振り回されながらも心の拠り所とした姿を時に手紙で美しく、時に淫らな肉欲のままに描いていました。ただ、もう少し美しく描けなかったものか、評価が割れた一因になったと思います。
その後、ナポレオンは多くの戦争を勝利に導くと同時に多くの戦死者を出してしまう。そこが英雄でもあり悪魔と言われるゆえんだけど、二人の関係性も変わっていきます。作中、ナポレオンがロシア遠征中に語った「人は足りないモノを得るために戦う」というセリフが印象的でした。ナポレオンはジョゼフィーヌの心をいつまでも掴み続けたい一心が心の片隅にあったから戦い続けた気がします。夫婦の悲願というか。
その他、戦争シーンも見どころでした。特に、ワーテルローの戦いは大人数のエキストラが開戦から退却までがほぼノーカットで模擬戦争を行っていました。緊迫感のある険しい表情、重々しい兵士の動きがリアルでした。
主演のホアキン・フェニックスはナポレオンの二面性をうまく表現していました。仏頂面で感情を表に出さない軍人の顔と、ジョゼフィーヌの前だけだらしない顔と。さらに、往年の小太り体系まで。対して、ジョゼフィーヌ役のバネッサ・カービーは関係性の変化を見事に表現していました。ナポレオンを手玉にとる妻の姿と、離れてもなおナポレオンを見守る元妻の姿と。二人とも人間的な脆さと強さを感じました。
私的に悪くなかった作品でした。ナポレオンが戦争に明け暮れた理由、帝位を手にできた理由、流刑の地から蜂起した理由、亡命してまで生き続けた理由など心理的な視点が加わりました。「歴史の影に女あり」と言われるように、裏にこそ答えがあった気がします。単に、ヨーロッパ全土を支配した英雄で多くの兵士を死に追いやった悪魔ではなく、ナポレオンが一人の「男」として記憶に残った作品になりました。
イギリス人がこんな映画撮っていいものなのか
人種差別的な思想は持ってないし書く気もないけど、それでもどうしても言いたい。
リドリーさん、あなたイギリス人よね?
イギリスの映画監督がまぁ色々歴史事情のあるフランスの英雄をこんな風に描いてしまっていいものなのか?
ナポレオンと言えば基本的に着目されるのは戦争の一面だとは思うからナポレオンの違う面から撮った映画と言えば面白そうにも聞こえるのだけれど、いくら何でもフランスの英雄を下げすぎなのでは?
劇中のナポレオンの表現のどれだけが本当に史実に基づいているのかは調べる気もないけれど、例え事実だったとしても明らかに悪い面を恣意的に強調しているように思える。
そもそもこんなクソみたいな切り方をする映画だと予告編で言ってくれていたら100%見にいく事はなかった。
予告編でナポレオンの戦争部分をやっていたから格好良いナポレオンを期待してウキウキで見に行ったのに内容がこれでは実質詐欺なのでは?
フランス人ではないからフランスの人の心情を体験する事はできないけれども、歴史的経緯のある隣国の人間に自国の英雄を勝手に映画題材にされた上にこんな醜く描かれたフランスの人たちが本当に可哀想。
少なく自分がフランス人であったならブチギレる。
歴史偉人の負の側面に焦点を当てると言ったような事はその国の人間がやるからこそ見ている側もそう言う側面もあるのだなと思わせられるのであって、関係ないどころか因縁が深い国の人間がそんなことをやったら、例えそれが事実だろうと何だろうと見ている側が気まずくなるとリドリースコットは考えなかったのか。
ネトウヨみたいなしょーもない隣国下げをやりたいのであればチラシの裏にでも書いてろと言いたい。世界中に公開して観客に金払わせてまでやるような事かこれは。
とんでもなく下品に思える。
最初から最後まで映像と音は圧巻!
最初から最後まで映像と音は圧巻。
一体何人エキストラがいるんだ!?という合戦シーンが見所。大砲の発射と着弾音が戦いの苛烈さをきわだてる。ワーテルローの戦いの物量は尋常ではない。
映画の絵作りに関してリドリー・スコット監督は本当に天才的だ。
どのシーンも絵画に出来そうなカメラワークも素晴らしい。
衣装・美術も素晴らしい。戴冠式の会場と衣装は昔見たダヴィドの絵画を想起させ、映像として圧巻だった。
この映画のもう一つの魅力は、バネッサ・カーヴィー演じるジョゼフィーヌの魔性。
戦場と交互に描かれる彼女との関係は、戦いの趨勢とリンクしていてこの映画を大きく特長づけている。
この映画の最大の難点は、ナポレオンの生涯があまりにも濃厚すぎて、映画に入れるべきシーンがありすぎることだ。
戦争とジョゼフィーヌとの関係に焦点を当て、それは成功しているだろう。
オリジンをバッサリカットしたのも良かったと思う。
ホアキン演じるナポレオンは、口数が少なく冷血で、何を考えているのか分からないのが良くも悪くもと大きな特長だからダメ(褒めている)。
ただ、どうしても其々の戦争はハイライト的になるし、これが一番問題だなと思ったのだが、他の登場人物が殆ど覚えられなかった(勿論自分に背景知識が無さすぎるのも一因)。
戦記物には、魅力的な副官や敵役も必要。
オーストリア工程、ロシア皇帝、ワーテルローの英国将軍等、より活躍が見たかった役も多かったのでそこは若干残念。
戦争シーンは大迫力
ナポレオンの逸話は色々聴きますが、実際どんな人物でどんな功績や失敗をしたのかよく分かっていませんでした。
この映画はある程度それに応えてくれました。
ただ映画を見る前に知ってしまったのですが、
細かい所は史実通りではありません。
全てを正確に作ってしまうと尺がいくらあっても足りなくなるのと映画としては面白みのないドキュメンタリーになってしまうからでしょう。
大筋は歴史通り、細かい所は雰囲気だけあっている、そんな伝記っぽい映画として見ると楽しめると思います。
ナポレオンも戦争で凄い活躍し武勲だけの人かと思ったら結構ロマンチストでもあり狡猾でもある。交渉ごとにも長けている感じで色々酷い所もあるがどこか憎めないスケベなオッサン見たいな感じですね。
あと妻ジョセフィーヌへの愛情。相当惚れ込んでいるが子供ができない事に悩む事も。
それと戦闘シーンは圧巻と言って良いでしょう。
血飛沫飛びまくり頭飛びまくり、いやあ驚きました。最近の戦争映画は大概そんな感じですが、まだ大砲で撃ち合い銃剣付けて侵攻、騎馬で突撃するなどひと昔前の戦闘シーンはなかなか近年の映画では無くて参考になりました。日本だと幕末、明治維新の戦いはよく映画になりますが、西洋のは珍しい。ナポレオンの戦略、戦術も遺憾無く発揮され、相手もそれに対抗する手段で追い詰める。見応えあり。
伝記なの?ヒューマンドラマなの?戦争映画なの?
そもそも私はナポレオンという人をよく知らない。
フランス革命期の軍人、革命家で、皇帝。
それしか知らなかった。だからこそ、この映画にはとても期待していた。ナポレオンとはどんな人物なのか、それを巨匠と名優が知らしめてくれるのだろうと。
残念だった。
まず、ヒューマンドラマとして観るには、仔細が雑な感じが否めない。
人物の生い立ちや人格形成が描かれていないので、当然思考回路や感情の機微が掴みきれず、ちょっと前まで怒ってたのに急に弱弱になって泣きつかれても、さっきまで泣いて許しを乞うてたのに急に上から目線で説教されても、なんだコイツ。なのである。
お母さんお母さん言うてるので、皇帝にとっての母親とは?と期待していたら、お母さん3秒くらいしか出てませんが?とか。伏線回収してください。
戦争映画としての視点で見るならば、おそらくお金がすごくかかっているんだろうなと。でもそれだけ。1917のような突出した撮影技能も感じられないし、プライベートライアンのように目を背けたくなるようなリアリティも感じられなかった。
最後に伝記ものとしては?
━━全員流暢に英語喋ってる。
うん。分かってはいたけど、これエンタメ作品だ。だとしたら、途中で残りの上映時間が気になってしまったあたり、エンタメとしても完成度は高くない気がする。
どの視点で見たとしても消化不良で不完全燃焼な、でもすごいお金かかってそうな映画だな、と言うのが全体の感想。
でもホアキンとヴァネッサの演技力は素晴らしかった。特にヴァネッサ。美しいし強いし。あと、彼女は声がとても良いということに気が付けた。
監督のことはともかく、主演2人のことはますます好きになった。
それは血縁よりも強い
Napoleon
血縁よりも強い執着がある
先祖代々の国家よりも、信ずべきものはある。どうせ死ぬのだから、皇帝様万歳といって敵へ向かっていくことに違和感はない
醜聞も嫌なくらい聞こえているのに、一度銃口を向けて薄ら笑いを浮かべた後でも、最後にもう一度戦いに挑む
砲撃の時に同胞と並び耳を塞ぐ。単眼鏡を覗いて、勝てなくても最後まで勝機を読んでいる。驚異的な求心力、統率力は、全て常人達の愛が源かもしれない
強き「皇帝」ナポレオンと一人の「男」ナポレオン
1793年フランス革命によってルイ王朝が倒され、王妃マリー・アントワネットの首がギロチンではねられる所からこの映画は始まります(少々ショッキングな描写があります)
王朝が倒れ国内が混乱するフランスはイギリスをはじめとした周囲の国々から狙われる状態。
そんな中コルシカ島出身の若き軍人ナポレオンは敵に占拠されたフランス海軍の軍港奪還の副司令に任命されその才覚を発揮していく――
その後の戦において優れた指揮で自軍を勝利に導き、遂には強大な「皇帝」にまで上り詰める。
だが、愛するジョゼフィーヌの奔放さに翻弄され思い悩む一人の弱き男ナポレオン。
1人の人物の強さと弱さの対照的な描かれ方がおもしろいです。
また大勢のエキストラを使った合戦シーンはかなりの迫力があって見ものです。
「皇帝」ナポレオンの半生を描いたドラマチックな伝記映画として見応え充分でした♪
フランス革命やナポレオンを映像で再現
アントワネット処刑からセントヘレナ流刑までの物語。
ジョセフィーヌとの関係が詳細に描かれている。また、ワーテルローの戦い場面は圧巻。
あと、アウステルリッツの三帝会戦が映像で再現され、視覚的に理解できた。
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