BAD LANDS バッド・ランズのレビュー・感想・評価
全311件中、41~60件目を表示
黒川 jesus 原作逸脱
黒川作品は大好物で今や小説は先生の本しか読まないぐらいで
だから当然ながら原作も数回読んでいます
タイトルを勁草からbad landsに変更すると知って
かなり悪い予感がして、というのは黒川作品は
漢字2文字の熟語にするのが基本であり
まるでジーザス&メリーチェインというか
プライマルスクリームのようなタイトルは意表をつくどころか
大阪の街と合わないと危惧した
原作が映画化される場合、内容をある程度変えるのはよくあるが
ここまで変更して結局何が良かったのか全く分からない
疫病神でもジャニーズを(準)主役にしたが今回も同様の手を打って
これも悪手だと思えてならない
最初の20分ぐらいまでのオレ詐欺事件のやり取りは良くて
ここから原作通りにいくと思ったら、余計なシーンをいくつも挟む
・ビリヤードとコーヒー
・賭場&殺し未遂
・東京の悪人
・レズもどき
・暗号資産
など覚えているだけでもいくつもある
黒川作品は疫病神と伊達堀内シリーズ以外は
派手なケンカや乱闘シーンはほぼない
というか不要な内容になっている
そこが醍醐味であり面白いのに封印している
映像として派手なシーンが必要なのも理解できるが
それなら伊達堀内を映画化した方が良かった
中途半端な乱闘シーンを入れるなら
この女優とジャニーズでは派手さは期待ができず
そんな矛盾ありきのキャスティング
でも多分、もう一回は観るので★3つにしました
カッコ良すぎる
説明的過ぎない骨太なハードボイルド映画。良い意味で国産らしくないなと思ったら「ヘルドッグス」と同じ監督で納得。
実在する詐欺やヤクザ、半グレの会話を盗み見ているような隠語や造語が飛び交うスピード感が良い。観ながら瞬時に想像して理解していかないと追いつかないくらいの速さが命のやり取りをする現場の緊張感を生み出すリアリティ。
ほんで宇崎竜童がカッコ良すぎる。金に翻弄されてきた者が最後に「金では買われへんもんがあるや」と言う重み。壊れた老人かと思いきや、恩人の為に覚醒して最期を迎える。散り際の美学。
あと、岡田准一がチョイ役で出てて豪華。
江口のりこなんかも端役。
そして難波や西成の慣れ親しんだ街並みが舞台で嬉しかった。
考えずに観れる楽しい映画
原作未読。安藤サクラさんは賢そうで上品で透明感があると思っているんだけど、どちらかというと泥臭い役が多い。個人的にはミスマッチなんだけど演技力でねじ伏せてくるので毎回見入ってしまう。今回は男前感を出してきた。やっぱり雰囲気が良い。
山田涼介くんが無駄に顔が良いところもなんか良い。顔の良いクズ男は最高です。山田くんが出るということでもっと青春チックで小綺麗なものを想像していたけれどそうではなかった。日々を生き抜くのに精一杯な悪党たち、主人公に非情なところがあり無駄な情の部分を省いて、最後だけちょっとセンチメンタルを挟んでくるその分量もちょうど良い。
展開としては日本のノワールものにありがちなお約束を十分にぶっこんでいて見やすい。様々なキャラクターもどこかで似たようなのを見たことがある気がするけど俳優さんたちがみんな良い仕事をされているので良い感じ。ラストも完全に想定内なんだけれど、安藤さんのキャラクターが良いので爽快。あまり考えずに観れる楽しい映画でした。
私は好き
裏のうらのうら
安藤サクラさんと原田監督のタッグは、やっぱりいい作品ですね。
主人公は、過去の人物と現時点の人物が別の人かのように変わってしまう所もいい演技だなと思いました。
過去に味わった屈辱な出来事から這い上がるっいく姿は、男前でした。
アクションシーンも見応えがあります。
ちょい役で登場する岡田准一さんも存在感が半端ない。笑
金と嘘。騙し合い。殺し。
全てのものが裏である。
自分を救ってくれるもの。
金だけはない繋がりに救われる最後のシーンは、良かったです。
安藤サクラの圧倒的な存在感
安藤サクラの演技に終始見ハマる作品。
仕草やセリフ、身のこなしがネリの不思議な存在感を醸し出す。
観終わっても不思議な感情が残る。
簡単に言ってしまえば「かっこいい」。
原田眞人監督の邦画独特な間のとらせ方が良い。
この間が長くダラダラと流れると退屈になるが
監督の絶妙な間の持たせ方が独特な雰囲気を作る。
そしてテンポも良く飽きさせない流れ。
脇を固める俳優陣も上手い。
作品全体の雰囲気をしっかり作っている。
淵上泰史だけ妙に現実感があったのは監督のこだわりだろうか。
最後に山田涼介のはかなくも人間味のある演技も冴えていた。
岡田君が友情出演してくれたのもアツい。
監督の作品に何度か出演しているからか
淀みのない演技。力強さと存在感がある。
雰囲気だけの映画になったり、
何を伝えたいかもよく分からん映画が多い邦画の中で
とても良い作品だと思う。
生きる力強さ
詐欺に身を染め生きる女性の絶望と希望(未来の扉)の話。
主人公が手を染める世界で生い抜く道を描き、彼女の守るものの線引きを明確にしつつ、その選択に(死を匂わせつつも)生きる力強さがとても心地良く感じられた。
”どいつもこいつも狂ってやがる”
映画の開始からすぐに独特な世界に一気に引き込まれた。
ネリ(安藤サクラ)と高城(生瀬勝久)の会話シーンから始まり、関西弁で織りなされる、スピードの速い、聞き心地の良い、テンポの良い会話が自分には刺さった。
自分を魅了した独特な世界観は、多くの魅力的な登場人物によって表現されていた。全員どこかダークで、サイコパスで、狂った特徴を持っていた。
特に、イカれたジジイだった曼荼羅が、ラストシーンにかけて漢を見せるようになり、とても好きになった。普通からは外れた変な人物が、物語の上で活躍するとそのギャップ?に惹かれて、その人物を好きになる傾向があるように思う。
林田の知的でどこか蠱惑的なキャラクター。場面に少しポップな印象を加える林田の高い声の部下。この二人が出てくるシーンの雰囲気も印象的だった。
また、月曜日の巫女の伏線が最終的に回収されたのが気持ちよかった。
オレオレ詐欺グループの実態やお金を満足に得ることのできない人たちの生活について具体的に描かれており、普段生活している中では知ることのない世界を垣間見ることができた。
ブルーロックしかり、魅力的なキャラクターが多く出てくる作品は面白い。
革新的
ハマり役とは思わないけど
ネリ、ジョー、曼荼羅、、良すぎた
ずっと観に行けてなくて、今週でラストの映画館もあるみたいだったので滑り込み鑑賞。
もともとヤクザものはそこまで好きじゃないから、これまであんまり積極的には手を出さないジャンルだったけど、主演の2人が楽しみで見ようと決めてた。
すっごく良かった、ラストが胸熱すぎて感動した。
安藤サクラさんは安定してもちろん上手かったし、原作は男性だった主人公を女性キャラにして作ったっていうのをパンフレットで見て、めちゃめちゃハマってたからこの配役した監督の采配すごいなって感じた。
あと、なんと言っても山田くんのジョーがすごく良かった。
ラストのジョーのネリに尽くす姿に普通に泣いた。
映画見て泣いたの久々だったなー、ここまでだとは。
かなりお気に入りの一作になった。
燃えよ剣も見たけどそこまでハマらなかったからあんまり期待値高くない状態で見に行ってしまって反省。
原田監督、追いかけて見たい監督の一人になった。
単館系でこれから公開されるところ見つけたから、これはもう一回見に行くかも。
なっげんだよ!
この監督の悪い点が出た。
云っておくが自分は原田監督作品のファンだ。
古くは「さらば愛しき人よ」から伝説の失敗作「ガンヘッド」、映画秘宝では散々叩かれた「突入せよ!浅間山荘事件」、近作では「燃えよ剣」、「ヘルドッグス」とお気に入り作品は多々有る。
そんな自分でもこの映画は駄目だ。
原田監督は格好良い絵を撮る天才だと思う。が、いかんせん絵がいい為に編集でカットする事が出来ないのだ。多分。
上記したお気に入り作品の中でも、ここ要らねーだろ。ってシーンが目に付く作品は多い。
本作でも山田涼介は冒頭から登場させて姉弟のコンビネーションを見せて置けば中盤の架空投資詐欺のシーンは全く要らないし、賭場のシーンは結果が見えているのに長過ぎた。ハンコ探すだけにあんな尺使う?
結果犯罪映画なのにテンポが非常に悪い。
あと残念だったのが山田涼介君。
犯罪映画に主演という事でこれまでの駄作請負人イメージを破壊するかと少々期待していたが、相変わらずあのキュートな笑顔以外見所が無い。
演出家も諦めているのか?
もっとイカレたシスコンっぷりを見せて欲しかった。
それでもこの映画に星三つ付けたのは、安藤サクラが素晴らしかったからだ。
これまで個性派女優のイメージしか無かったが、こんな綺麗な女優さんだっけ?と思えるくらい、本作では魅力的だった。
映画のヒロインとして充分な魅力を持った女優さんだと認識を改める事が出来たのは、個人的にだがこの映画最大の功労だ。
もっと弟に対する愛情が伝わるシーンが有れば、切なくていい話になったと思うんだがなぁ。
て事で、原田監督作品としてはハズレなのだが、安藤サクラのファンならば、
オススメ。
蛇足
岡田准一は場をかっさらい過ぎだよなあ。
これはもう安藤サクラさん💕
キャスティングの妙
長くて間延びする
やっぱり日本映画だな‼️
やっぱり原田眞人監督作、何かが足りない‼️それどころか詰め込みすぎてる感じがする‼️特殊詐欺に加担しているヒロインと義弟が、元締めである父親を殺害し、資産を手に入れ何とか外国へ高飛びしようとするお話‼️主人公たちが同じ特殊詐欺のグループから追われ、警察にも追われ、しかもヒロインが過去にDVを受けていたIT会社の社長にも追われ、うまく彼らを出し抜いてハッピーエンド‼️という展開なのですが、やっぱり日本版「スティング」というわけにはいかない‼️巧みな特殊詐欺の手口を見せてくれることもなく、頭のおかしな義弟が金欲しさに元締めを殺してヒロインもそれに加担、警察の目をかすめるのも、月曜日に奇抜な衣装でランニングしてる有名人の女の子に化けてって、なんか無理矢理感強いし、強引だし、泥臭い‼️日本人が日本という風土でやればこうなるのかもしれませんが、口座の暗証番号解明ももうちょっとウマイと思わせてくれる展開が欲しかった‼️ヒロインの、元締めである父との過去の確執や、IT社長との因縁も掘り下げ不足で、本当に必要かなと疑わざるを得ない‼️義弟役の山田涼介も全然魅力のないキャラで感情移入できないし、ラストも損な役回りですよね‼️安藤サクラもワンパターンな演技が目立つし、とてもIT社長が執念深く追いかける魅力が感じられない‼️江口のり子や岡田准一もファンサービス以外の必要性を感じない‼️ただこの手のジャンルが不得意な日本映画としてはまとまっている方だとは思います‼️
面白かったー!
2時間半と長かったですがテンポが早くて飽きなかった!
宇崎竜童さんがめちゃくちゃカッコよかったです。
あと岡田くんがちょい役で出てたのも知らなかったのでサプライズでした。
全311件中、41~60件目を表示