キリエのうたのレビュー・感想・評価
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ファンでもなく一般人の感想
アイナ・ジ・エンドさんの初主演映画ということもあり拙い演技を音楽でカバーするような音楽映画だと思ってましたが、全くそんなこと無く、むしろBGM感覚で流れるくらいで、内容がしっかりと濃く、
「歌で誰かを幸せにしよう」というよりかは自分の存在意義のために歌ってるだけの感じがしました。
全体的に素晴らしい映画だと思いました(話が過去と現在を行き来しすぎて時系列を整理するのに時間がかかったが笑)。
さまざまな環境で生まれ育った男女が、たくさんの苦悩を抱えながらそれでも必死に生きていこうとする、苦しくも切ない映画。。。
観終わった後の余韻が凄すぎた笑。
キャストが豪華すぎてめっちゃ贅沢な使い方してるなぁと笑。子役の女の子のナチュラル感もたまらなく良かったです☺️
約3時間あったが、「まぁこれだけ過去に遡ってるとそれくらいはするよな」と💧
「歌でしか話せない」という縛りは別に無くてもよかった感。。。(話せないなら話せないで徹底してやってほしかったけどそれだとアイナさんも勿体ないし)
今の歌手は演技も求められる時代になったんだなとつくづく思いました。
でもやっぱりアーティストだけあって表現力も豊かで演技もお上手なんだなと。
追記>> 東日本大震災のシーンについて「下着姿になる必要あるか?」との声がよく見られますが、自分はあれはあれで良かったと思います。異性だからとかではなく、実際に地震が起きた時にどういう格好でいるかなんて誰も想像できないからです。きちんとした服装で毎回地震だなんて作りものすぎてつまらないと思いました。
それこそがリアルなんじゃないですかね。
地震のシーンにおいて
「下着姿になる必要があるか」ではなく、
「きちんとした服装でいる必要があるか」
という発想から監督はつくられたのかな、と自分は思いました。
全体的に気持ち悪い
感性が刺激される
音楽映画に振り切らずきちんと説明
音楽映画。にせずにきちんと説明した印象。謎の女性二人に説明をきちんとしていてそれが良かった。それで長くなった。
マネージャーのマネージャーとしての活躍がもっとあると良かった。途中退場が唐突に感じた。スケジュール確保の都合とかあったのかと思うくらい。
ラストはアンプの電源切られたけどアカペラで歌い続ける。としたら最高なのになあ。と思った。
アメフラシちゃん@うる星やつら
路上で弾き語りをする唄う時意外殆ど喋れない女性と、彼女のマネージャーになると言い出す怪しげな女性の話。
出会って昔の知人?という感じで始まって行くけれど、あれ?結構喋れる?まあ唄えて喋れないは無理があるしね…。
そしてキリエの名前の由来が明かされて、ここに到るまでのことに迫って行ったり、再開した友人イッコと共に、歌を売り出すべく動いて行くけれど、個人的な好みの問題だけど、喉を狭くして作った感情に抑揚のない最近流行りのこの歌い方は好きじゃないのですよね…結構音程もハズしてるし(´・ω・`)
そして映画の展開としても、宮城がどうのと言い出して、そういえば作品冒頭の年って…と思っていたら案の定そこ絡めて来るのね。
しかもなんですかこの能天気バ◯女。
とはいえストーリーとしてここまではまだ良かったけれど、その後約1/3ぐらい、何を言いたいのか良くわからない話しの飛び回り方で冗長に感じていたら、結局作品として何が言いたいのかわからない終わり方。
なんすかこれ?
アイナ・ジ・エンドとか、BiSHのファンの方向けの作品としか思えなかった。
「声が出せません」と台詞で言ってる時点で設定の甘さにダメって思った
冒頭、話しかけられてメモ帳に「声が出せません」と書いて見せておきながら、かすれた声で「声が出せません」ってかすれ声で発声している時点で「あ、むりかも」と達観しました。普通に喋れてますよネ?設定の緩さ。それが徹頭徹尾、一事が万事で。
ラストシーンを鑑みるに、これはルカとイッコの友情物語なのか?その割にイッコが退場してる時間長くない?だとしたら帯広編でもう少し友情育んだ描写を入れたほうが良いし、東京で再会してからもエピソードが弱いし、そもそも偶然新宿で再会するのか?それを言ったら映画もフィクションもファンタジーも成りたたないので、まぁよい。
終盤のフェスのシークエンスはとても酷い。岩井監督お得意のわかりにくいジョークなのかと思ったが…。そもそもあの物販に積極的な彼はちゃんとしたミュージシャンじゃなかったのか?単なるストリートミュージシャンだったのか?あの世界の業界のパワーバランスがよくわからなかった。無許可でフェスをやってキッチンカーまで呼んでいたのか。許可証に無断着で「あれ?お前持ってる?」みたいになるのか。なんでそこにイッコを追ってるはずの刑事が見物しているのか。イッコを追えよ。別の場所で刺されてるぞ、おい。
なんというか。おっさんが若者らしさを意識して言葉とか服装を若者に寄せてるあの感じ?それを感じました。「あちゃー、あぁなりたくない」と。雪の上歩くのも、それを俯瞰して取るのもお家芸なんだけど、もういいよって少し思った。
物語に引き込まれる要素って登場人物に感情移入できるかが大きいと思うんですね。大抵、その役は主人公が担うわけです。もしくは、主人公は地味だがカリスマ性の在るヴィランが出てるとか、等身大の有象無象の群像劇で「わかる!」ってのが必須でありまして。どうしても主人公のルカには共感できず。歌もうまいっちゃうまいけど個性的方面の属性で、かつそんなにカリスマ性を感じなかったし、演技のほうもなんなら子供時代を演じた子のほうが良くて、更になんならもともとこの子ありきの映画で面影の在る女優さんが居なくてアイナ・ジ・エンドさんに白羽の矢が立ったのではと邪推した。
音楽に救われるストーリーはいい。
アイナ・ジ・エンドさんの姉妹二役を演じる演技と、身体から絞り出す歌声に心が揺さぶられる。スワロウテイルのチャラさんを思い出さずにいられない。
歌詞のひとつひとつに意味があり、映画のテーマに繋がるのがすごい。帰りの電車でこのアルバムを、サブスクで聴き入りました。
キリエを軸にした13年の壮絶な時間をじっくりと紡ぐ、広瀬すずさん松村北斗さん黒木瞳さん村上虹郎さんらが素晴らしい。皆運命に翻弄される。
178分という尺は決して長くなく、よくまとめたなぁという印象でした。時を跨ぐ構成や絵作りはさすが岩井監督。伏線を完全に回収しない映画は余韻が続く。きっと計算なのでしょう。
壮絶な人生を直向きに生きる上で、音楽に救われるストーリーはやっぱり好き。一生忘れられない映画になりました😊
歌以外で他人とコミュニケーションできない女の生き辛さを描く物語…か...
3時間
さすが岩井監督☆彡
時間の無駄
北斗くんが好きだからという理由だけで観に行きました。結果、時間の無駄でした。
まず、キリエが喋れないっていう設定を自分で作ったのに、喋れている。
其々のキャラクターの背景も全く分からず、誰にも感情移入出来なかった。路花は何で声が出ないのか?真緒里は何で逸子になったのか?
強いて言えば、夏彦が希に迫られ執着されて何となく関係を持ってしまったのが可哀想と思うくらい。そりゃ、無かったことにしたいよ。
音楽シーンにしても、あの声や歌い方が気持ち悪いから私的には不快でしか無かった。好きな人には歌声が聴けて嬉しいのかもしれないが、バックで流しているシーンが多くて、音楽を推すならもっと歌っているシーンを増やした方が良かったと思う。ラストのフェスにしたって、許可取らずに強行突破しようとするなんて、路上で頑張っているミュージシャンのネガキャンにしかならない。
極め付けは主演の露出シーンが多過ぎること。これは監督の趣味ですか?本人が脱ぎたがっているの?どっちにしたって気持ち悪いわ。あれで喜ぶのなんて、主演のファンくらいでは無いですか?物語上必要ないと思うし、ああいった無駄なシーンが多過ぎるから薄っぺらいストーリーになったんじゃないでしょうか?
途中でトイレ行こうかなって思いながら見てましたし笑
今まで見た映画の中で1番時間を無駄にしたと思う映画でした。
終始うるさかった
アイナジエンドの唄はいいのだが
アイナジエンドの唄はいいの特にカバーのさよならとか異邦人とかは格別
映画としては情報詰め込みすぎで子供時代 高校生時代 現代と入れ替わり立ち替わりで話がわからんくなってしまったし 長いと感じたということは面白くなかったということだろう
とりあえずアルバムは買います🎵
歌の説得力と岩井俊二らしい映像の美しさの力技
狐憑きの話
キリエ(路花)は歌を聴かせることにより、ひとに取り憑く。
路上の客の顔は歌を聴いて感動しているというより、つままれている。
夏彦はキリエ(希)に取り憑かれ「狐を妻として子を生ましめし」そうになったが、津波により救われる。しかし、キリエ(希)がいなくなったその後も憑かれ続ける。
風美も路花の歌を聴き憑かれそうになるが、夏彦と共に行政という壁に救われる。この映画で福祉司や警察という公(おおやけ)は風美や夏彦や客を妨げるものではなく、物の怪(もののけ)から護るもの。
真緒里は代々、祖母も母も歌を歌わすことにより、ひとに取り憑く家系だった。真緒里はそれが嫌だった、、、はずだった。しかし、夏彦に会った。夏彦を歌わしても取り憑けない。夏彦はすでに取り憑かれているから。
そして、路花に会った。雪の場面。真緒里は路花に歌を歌わせる。路花は真緒里に歌を聴かせる。この「さよなら」を聴いた時点ですでに、真緒里は憑かれていた。
2023年、真緒里はイッコと名前を変え、路花はキリエと名前を代え新宿でまた出会う。
イッコはキリエに歌わせる。青い服を着させて。儀式として。
(儀式として、キリエ(希)もキリエ(路花)も人に憑く前にシャワーを浴びる)
そして「キリエのうた」により、ひとが引きつけられ集まってくる。
ラストも、隣の客を癒やすのではなく、取り憑いて終わる。
憐れむより慈しめ
路上Liveで日銭を稼ぎ半分ホームレスのような生活をする『キリエ/小塚路花(アイナ・ジ・エンド)』と、
目を掛けてくれる男の間を渡り歩いて暮らす『イッコ/一条逸子/広澤真緒里(広瀬すず)』の二人の人生が
新宿の路上で交差したしたことから始まる数奇な運命の物語り。
『キリエ』はある出来事がトラウマとなり、
歌うとき以外はほぼ声が出ない状態。
『イッコ』は嫌っていたにもかかわらず
自身の母親や祖母がそうしていたように
「女」を使い糊塗を凌ぐ。
二人の生き方を大きく曲げた天変地異は
ここに象徴されるように
多くの他の人々の人生をも変えてしまったことは
我々も知るところ。
最初は場所も時間も異なる点のエピソードが
バラっと展開され
頭の中で整理するのにてこずるのは事実。
現代の東京、
少し前の大阪、
それより少し後の帯広、
そしてずっと以前の宮城、と。
しかしその点が次第に触手を伸ばし、
線として繋がる構成の見事さに唸り、
浮かび上がって来た事実に落涙。
情より法が優先されることで
却って不幸がもたらされる現実もちくりと入れ込み
情感のある脚本に仕上がっている。
また小物の扱いも特徴的。
大小二つのアイテムが、
主要な二人を繋ぐ鍵としてさらっと使われる巧みさ。
三時間近いほぼ1/4が
歌のシーンの体感。
そのため音の良い劇場で鑑賞すべきとの思いは強い。
彼女の声は〔スワロウテイル(1996年)〕での『グリコ(CHARA)』のそれにも似て、
ハスキーで骨太、時としてかそけき。
バレエを踊るシーンでは〔花とアリス(2004年)〕の『アリス(蒼井優)』を想起させ、
元よりセルフオマージュの多い監督だしなとの感想はぬぐえず。
『アイナ・ジ・エンド』は、
今回が初の本格的な演技と思われるが、
変化のない表情と訥々とした喋りが逆に奏功。
小学校の教師を演じる『黒木華』は
善良な若い女性役では右に出る者がいないのでは。
仲立ちとなる
やや煮え切らない役柄の『松村北』も悪くはない。
『水越けいこ』『大塚愛』『樋口真嗣』『カールスモーキー石井』もクレジットされており、
いったいどこに出るの?と
目を皿のようにして探してしまった。
アイナ・ジ・エンドの歌をずっと聴いていたくなる
歌うことは出来ても話せない路上ミュージシャン・キリエ、キリエのマネージャーになった職業不詳の女性・イッコ、3.11で婚約者が行方不明になった青年・夏彦、どこから来たのかわからない喋らない謎の少女・イワン、子供に寄り添う小学校教師のフミ。みんな何らかの悩みや苦しみを抱えていて、彼らがどう絡んでいたのかが徐々にわかってくるという、2010年頃から2023年までの13年間を描いた話。
北海道の帯広、宮城県の石巻、大阪、東京など場面が切り替わり、2023年から突然過去にシーンが切り替わるなど、わかりにくいが、少女イワンとキリエが同一人物なんだろう、というのは序盤から想像出来るので、その過程を謎解きのように追うストーリーは面白かった。
東日本大震災で母と姉を失い、声も失ってしまった少女・イワン役の子役・矢山花が目力のある演技で素晴らしかった。
BiSHのアイナ・ジ・エンドはハスキーでブサカワだが、キリエ役にピッタリ。彼女の歌に引き込まれた。彼女の歌をずっと聴いていたくなった。バックのギタリスト役・村上虹郎もよかった。
黒木華のほんわかした優しさに癒され、松村北斗はカッコよかった。
広瀬すずがカラーウィッグをどんどん変え、何を仕事にしてるのかなかなかわからなかったが、結婚詐欺師とは驚き。彼女が悪女を演じても悪い女に見えないのは美人だから?最後は死んだのかなぁ?彼女は、助かって、罪を償い、更生して欲しい。
最初、キリエとルカをアイナ・ジ・エンドが一人二役で演じる必要性を感じなかったが、これは夏彦が成長したルカを観てキリエを思い出すためなのかもしれない、とその意味を考えさせられた。
いずれにせよ、アイナ・ジ・エンドの歌やダンスを含め、彼女の魅力を堪能した。
3時間と長いが、長さを感じさせない魅力があり、良かった。
やっぱこの人男心がわかってるー!
男って過去の恋愛をいつまでも引きずるもんだから、眼の前にそっくりな妹が現れたらそりゃもう‥
酷評も多いけど、この作品って何かを伝えるんじゃなくて自分の為に描いた作品な気がする。
こうゆう大衆に媚びてないやつ俺は大好き!ただちょっと不幸要素が多かったかな?
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