首のレビュー・感想・評価
全688件中、181~200件目を表示
歴史的なことはよくわかりませんが
サービスデーだったのでなんとなく見てみました。世代的に北野映画には触れてきませんでしたがなんとなく暴力的な映画ってイメージがありましたがまさにそのイメージのままでした。
私は歴史に関してもチンプンカンプンなんですが内容としてはポンポン展開が進んでいきひたすら人が殺されていくという暇つぶしや娯楽として楽しむには最適な感じだと思いました。
ま、年齢設定とかこれはどうなってんだとかいろいろ細かいとこは突っ込みたくもなりますが(笑)
最近見た邦画はわりとどれも重いテーマや考察したりするものが多いのでたまにはこういう何も考えずに見れる映画もいいなと思いました。
役者さんもベテランの方々ばかりなので安定の素晴らしい演技です。
最近、法廷遊戯で見た大森南朋さんや怪物の木こりで見た中村獅童などこれまた違う役柄だったからやっぱ今回もいい演技するな〜と思いました!
北野節全開の戦国絵巻!難波茂助:中村獅童だけでも観る価値あり。
冒頭から強烈な映像、多分この手の作品が苦手な方なら「うっ」とくるでしょう。戦国を描いた作品数あれどある意味あの狂気の時代に生きていたら思うであろう世界が強烈に描かれている。
コンプライアンス・倫理、今なら当たり前に語られる言葉もこの当時ある訳もない、武士としての心得はあったのかもしれないが。所詮人間も一匹の動物なんだと痛感させられる。
内容として史実に基づいているかはあまり問題ではない、百姓から成り上がる様なその世界は問答無用の一言、殺し・騙し・力をもって成り上がる人間の姿は戦国時代のリアルそのものだ。映画「ラストサムライ」や大河ドラマではある意味カッコいい「侍」が映し出されるが実際その乱世に生きていたらどうだっただろうか?人しての尊厳など蹂躙されまさに弱肉強食の世・・・今想像するだけで恐ろしい。そして、この進化を遂げたはずである現代でも世界のあちらこちらで無慈悲な殺戮が繰り返されてる現実に憤りを感じるのは私だけだろうか。
現代に生きる我々が四百数十年前のこの時代をどの様に見て、感じるのであろうか。
安土桃山城の天守から見る景色は今も昔もさぞ美しいだろう、千利休の侘び寂びの世界も静謐で簡素な美しさに違いはないだろう、しかしその実はただ侍大将になる事だけを夢見ていた百姓難波茂助の姿に全てが凝縮されている様な気がする、中村獅童の演技はなんというか演技を超えた気色悪さとただの本能だけで成り上がろうとする人間の本質を十二分に表現している。この作品は秀吉や信長による戦国武将の映画であると共にその実はなもなき平民達の泥にまみれた語られる事もない底辺の現実の話しなのかもしれない。
裸の王様か?
時間が長く感じた。
歴史上有名な人物、有名な役者陣、けど誰ひとりキャラが立っていなくて、感情移入出来る場面もなし。
カンヌでなり止まぬスタンディングオベーション?カンヌのどこよ。
この映画みてから動画見たけど、拍手してる人達皆ダレた顔。ひとり満面の笑顔の監督の姿が哀しく映った。
コマネチから何も進歩してないな。
誰も回りに意見できる人いないの?
あくまで映画。教科書ではない。
今まで北野武(ビートたけし)をちゃんと見てきた人で、頭の柔らかい人なら酷評することはないと思います。ただR15なだけあって、グロやホモ描写があるのでそこは注意。
自分的には2時間というパッケージに納める意味でも、色々とちょうど良かった気がします。
コメディ要素やファンタジー要素が一切いらなくて、史実に忠実なものを求める人には、高校の日本史の教科書とかおすすめです!
下品な駄作。
封切りの日に行ったが、ほぼ満席だった。好きなだけの予算を与えてたけしに作りたい映画を作らせたらこんなになってしまった、ということか?たけしは俳優としては二流(アウトレイジは例外)、お笑い芸人としては一流かもしれないが個人的に好みではない。しかし監督としては評価していたのだがこれはひたすら下品な駄作。男色のシーンをこれでもかと出されて辟易したし、信長にだけ分かりにくい尾張弁を喋らせた理由も分からない(本来は秀吉が方言を喋るべきなのだろうが自分ではできないのだろう)。とにかくたけしは戦国大名をおちょくりたかった、というのが僕の理解。織田家や明智家の子孫から訴えられたらどうするのか、心配してしまうほどの酷い描き様。唯一、加瀬亮の鬼気迫る演技は(ややオーバーではあるが)すごいと思った、標準語でしゃべって欲しかったが。
いろいろな意見感想があるけれど 北野武が30年考えに考え抜き、 そ...
いろいろな意見感想があるけれど
北野武が30年考えに考え抜き、
そうしてようやくたどりついたのが
これなのだと思うと愛おしさしかないよ。
武が楽しいと思うことを
自由にそのまんま見せてくれたのだと思うと
心からありがとうと言いたい気持ち!
わたしはとっても楽しく観ました!
あっけないしくだらないけど
昔から人間ってこんなもんだよ。
基本的にはカッコ悪くできている。
だから美しいものって奇跡だし尊いし
より輝いて見えるのでは。
カッコ良くありたいと行動できるのでは!
まぁ、おまんじゅうは
しばらく食べなくていいかな。
たけしがあまりにも素のままで主演しているのが、明らかに作品を弛緩さ...
たけしがあまりにも素のままで主演しているのが、明らかに作品を弛緩させているのだが、そうでなければ殺伐としすぎているという匙加減でもある。年齢のミスマッチも含め織り込み済みで、大掛かりなセットとエキストラを擁する堂々たる時代劇を、自らかき乱すようなトリックスター振りにいっそ凄みさえ感じる。西島秀俊(明智光秀)の端正な狂気と、加瀬亮(織田信長)の軽薄な獰悪さにまったく引けを取っていない。露悪的なほど血生臭いのに、時折ハッとするほど美しい色彩(黒田官兵衛の雨傘とか)が差し込まれるのも、奇妙な味わい。
武将もまた人間
気が狂ってなきゃ武将なんてなれなかったろう…。
北野武作品ならではの一人一人のキャラクターに人間としての醜さがよく現われてる作品でした。
よくある時代劇は美しく描かれていますが、
人を殺してのし上がった時代だということを今作品はコミカルでテンポよく表現されています。
一方で、歴史を学ぶ為に見るものではないとは思います。
あくまで人間の欲深さという作品です。
想像していたよりはグロさはないですが、
男色家が多かった時代とはいえBL要素が強くて驚きました。
俳優の演技力は素晴らしかったと思います。
加瀬亮さんは勿論ですが、中村獅童さんも凄かったですし、大森南朋さんのコミカルな演技も素敵でした。
個人的には小林薫さんの家康のしたたかさが可愛く見えるところが好き。
うーん…わかる気もするが…
北野作品はずっと好きなんだけど、理由の一つには「暴力が進化していく感じ」みたいなのがあって、そこら辺は今回はガッツリ欠けていた感じ。
構想30年て事は、ひょうきん族とかお笑いウルトラクイズ時代で、確かにその頃のテイスト感のあるシーンはあるんだけど、それならいっその事コメディ一色で勝負しても良かったんじゃないかと思った。
と書いたところでイマイチ感の原因がわかった気がする。シリアスシーンとお笑いシーン、あるいは残虐シーンなどのメリハリが効いていない的な部分じゃ無いのかな?あと、過去作品からの引用もなぁ…饅頭んとこと「刀貸せ」は要らなかったんじゃ無いか?
斬新な解釈と俳優たちの名演技、そしてブラックな笑い
北野武 監督による2023年製作(131分/R15+)の日本映画、配給:東宝、KADOKAWA、
劇場公開日:2023年11月23日
残念ながら、北野武監督作は殆ど見ていない。
出だしの映像、合戦後の景色らしく川を流れる首の無い死体、その首のあったところから蟹が姿を覗かせる、そしてタイトルのカッコ良い書体「首」の提示され、その文字の一部が鮮やかに切り落とされる、流石お見事!と思わされた。
歴史的事件の解釈が斬新でとても面白かった。CGも使っていると思われるが、戦闘シーンも凄く迫力がある映像となっていた。そう、長槍は威力ありそうで、疾走し倒れる馬の映像が美しかった。数多くあった首切り落としのCG映像も違和感が全く無く、リアルに見えた。また忍者の登場のさせ方もカッコ良かった。ただ、戦国武将同士のキスシーンには、どうしても気持ちの悪さを感じてしまった。
家族見捨て有岡城を単身脱出した荒木村重を、親戚である明智光秀が匿うという創作は、定説とは異なるがあり得るかなとは思った。ただ二人が恋仲で、信長が荒木に恋心があったという設定は流石に無理筋と思ったが、調べて見ると戦国時代に主君と小姓の衆道(男色)は、信長・蘭丸だけでなく、信玄や家康を含めて普通にあった様なので、完全には否定出来ないのかも。信長が謀反を起こした荒木に何故かとても優しく使者をたて翻意を促したことや、その後残された家族を皆殺しした史実の説明に、なり得るのかもと。
明智光秀の饗応役解任事件を、実は信長から家康毒殺を命じられていて、それに失敗したからの叱責との新解釈には、目を見晴らさせられた。長篠の戦いで武田家を滅ぼし、東方の守り役としての家康の価値が下がった局面であるし、成る程あり得る、面白い仮説だと思った。
そして、光秀の軍勢移動は毛利討伐のためでなく、信長の密命による家康抹殺目的であるとした。村重に焚き付けられ、秀吉にも味方になると騙されて、謀反を決意する明智光秀、まあ信長の死によって一番利益を得たのは秀吉だから、彼が黒幕というのは真実味有りと思った。
秀吉による「中国大返し」の映像も面白かった。まるで、マラソン時の水分補給/栄養補給の様に、街道沿いにサポート要員がセッティングされた映像が、今まで見たことがなく、斬新で面白かった。光秀謀反成功後の最速の軍移動のための、綿密な準備がなされていたということになる。
あと、秀吉により水責めされていた備中高松城城主を切腹へ導く毛利家参謀・安国寺恵瓊演ずる六平直政のコミカルな演技、城主切腹の長々とした儀式を遠方から見守る秀吉・北野武のさっさとやれというイライラした反応には、かなり笑わされた。
家康の伊賀越え、桐谷健太による強く凛々しい服部半蔵の護衛下でありながら、家康の影武者が次々に死んで、どんどんと影武者を交代していくブラック演出には笑ってしまった。大将然として目立ったらヤバイから、リアリティは十分に有るところである。家康は年増好みということで、綺麗どころを束ねてるやり手婆婆の柴田理恵が選ばれて家康の床に行くが、彼女が実は刺客で、家康の代わりに床にいた半蔵により取り押さえられるというのも、可笑しかった。
多くの男優たちの生き生きとした演技には、眼を見張らされた。信長の狂気性をリアルに体現した加瀬亮。自分の中では、ハチミツとクローバー(2006年) の真山巧役と3月のライオン(2017年) の 宗谷冬司 役と静的イメージが大で、こんな動的な役をも余裕を持って演じられることに、大いなる敬意を覚えた。凄い。
侍大将になるため戦に身を投じる元百姓を演じた中村獅童も、強く印象に残った。侍首を得た友人を殺して首を横取り、中国返しで歩兵として長距離を駆け抜け、泥にまみれて闘い、敗走の光秀の首を得たものの落武者狩りで命を落とす。成り上がろうとし頑張り大将首ゲットした瞬間に、農民に狩られる姿が主役的の扱いでもあった。自分的にも、硫黄島からの手紙(2006年) の伊藤海軍大尉役以来の大きなインパクトであった。
元甲賀忍者の芸人という曽呂利新左衛門・木村祐一は戦国ものとしてとてもユニークで、監督の分身の様にも感じた。ずっと良かったのだが、殺されてしまう時に発するセリフが素人くさくて、そこの演技・演出は今一つと感じた。
西島秀俊による明智光秀、遠藤憲一による荒木村重、小林薫の徳川家康、及び岸部一徳の千利休も意外性は少ないが、俳優の個性を上手く活かしていて、かなり印象に残った。浅野忠信・黒田官兵衛、大森南朋・羽柴秀長、及び北野武・豊臣秀吉も、3人漫才の様なコミカルな味が、とても心地よく魅力的であった。
多くの俳優たちからコレだけの魅力を引き出す北野監督、やはり凄い演出力ということなのだろうか。
監督北野武、原作北野武、脚本北野武、製作夏野剛、プロデューサー福島聡司、ラインプロデューサー宿崎恵造、撮影監督浜田毅、照明高屋齋、録音高野泰雄、美術瀬下幸治、装飾島村篤史、衣装デザイナー黒澤和子、特殊メイク江川悦子、特殊造形スーパーバイザー江川悦子、サウンドデザイナー柴崎憲治、VFXスーパーバイザー小坂一順、編集北野武 、太田義則、音楽岩代太郎、助監督足立公良、殺陣師二家本辰己、スクリプター吉田久美子、キャスティング椛澤節子、製作担当根津文紀 、村松大輔、能楽監修観世清和。
出演
北野武羽柴秀吉、西島秀俊明智光秀、加瀬亮織田信長、中村獅童難波茂助、木村祐一曽呂利新左衛門、遠藤憲一荒木村重、勝村政信斎藤利三、寺島進般若の佐兵衛、桐谷健太服部半蔵、浅野忠信黒田官兵衛、大森南朋羽柴秀長、六平直政安国寺恵瓊、大竹まこと間宮無聊、津田寛治為三、荒川良々清水宗治、寛一郎森蘭丸、副島淳弥助、小林薫徳川家康、岸部一徳千利休。
グロい。意味なく首を斬る
斬首がテーマでその印象が強く残った。
内容は本能寺の変をベースにしたフィクション。
たけし監督のいつものグロさで、目を背けたくなるような痛い描写が多くある。これに耐えられないととても見られない。
グロさを緩和する笑いの描写やダンスもあるがこれは好き嫌いだが、個人的に好きな量だった。
BLは遊び要素なんだろうけど、個人的にはいらないと思う。ストーリーに絡んで来るから、より不要に感じた。
見やすさ○
ストーリー○
キャラクター◎
没入感○
個人的好み○
ミニコントが繋がっているような
北野武監督が自らの小説を基に制作した6年ぶりの映画作品。落語家の祖とも言われる曽呂利新左衛門を忍びの者にして、本能寺の変をめぐる狂言回しにするというのは、北野監督ならではの着眼点で、独創的。
合戦シーンは実写で予算もかけているようで、見応えがある。冒頭の荒木村重のシーンなど、黒澤明の「蜘蛛巣城」を思い出させる。
しかし、ドラマ部分は、何とも軽い。あえて即物的な演出をしているのだろうが。秀吉、秀長、黒田官兵衛の3人のシーン、家康の影武者のシーンだけでなく、全体的にミニコントが次々と繋がっているような感じ。タイトルどおり首が切られるシーンが多いが、即物的なので、それほど痛みやショッキングさは感じない。
加瀬亮の信長は、ほとんどヤクザ。西島秀俊の明智光秀が、ただ一人真面目。監督本人の秀吉は、どう見てもミスキャスト。遠藤憲一のような強面が男色を迫るというのは、昨今のBLものに対するアンチテーゼか。小林薫、岸部一徳、寺島進が出てくると、画面が締まる。
いろいろ要素が盛り込まれているので、もう少し丹念に描いてくれてもよかったが、2時間強の娯楽映画としては、飽きずに観られた。ラストも落語のオチのようで、切れ味がよい。
はい、残念でした〜当初、期待はしていたんですがね…
単刀直入に…
二度、観る気にはなれない。
これまでの北野監督作品を合作にしたような内容の…上塗り映画かと思えた。
制作費はかけてるね…
構想…何年とか言ってたなぁ…
”北野 武監督作品“ というネームバリューのイメージだけ先行した…退屈は映画でした。はい。
昨今の…北野たけし氏のトークで笑えてる方は迷わず劇場へGo!
失笑。。。
なんだかなぁ~・・・
なんか安っぽいというか・・重みが無いというか。
あぁ日本映画という感じでした。
まぁその現代日本を風刺しているのかなぁ~?
30年かけた「北野武」のイメージを劇中の裏切り同様
視聴者をも裏切った「ビートたけし」のブラックコメディ。
お見事です。
スペクタクル歴史コメディ
北野映画が大好きで、最新作を劇場で観たくて行って来ました。
大型時代劇に過激と喜劇を散りばめたような、北野監督ならではの映画で、楽しかったです!
エログロも適度で、BLシーンも意外とサラッとしてましたw
個人の感想ですw
北野作品の役者の素が見えるシーンが好きなので、もう少しコメディよりでも良かったかな?
タイトルに寄せすぎた⁈
タイトル通りと言えばその通りです。
ストーリーとテンポを重視している私としては
限られた時間の中でタイトルを意識した事で
どうもタイトルに寄せた内容のように感じました。できれば厚みのあるストーリーにいろんな要素があると映画の奥深さや幅を感じることができたのかなと思います。
もう一つは好きなところになる方もいると思いますが、劇中のコント的な部分は全体のシリアスな内容とのバランスが私には違和感でした。これがほんとにリアルなのかもしれないけど、やはり没入感重視のわたしは違和感はちょっとです。
北野武監督の映画の才能はすごく感じますが、監督として一本の映画単位ではなく、テスト的な映画でもあるのかもしれません。
秀吉・秀長・官兵衛のコントパートがみどころ? 秀長がえびすくい踊り...
秀吉・秀長・官兵衛のコントパートがみどころ?
秀長がえびすくい踊りだすんじゃないかと思ってワクワク
BLパートは雑すぎた
以上です!
全688件中、181~200件目を表示