劇場公開日 2023年11月23日

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「茶番パートとおっさんずラブを2割くらい減らしたら、もっと良かった」首 くまくまさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5茶番パートとおっさんずラブを2割くらい減らしたら、もっと良かった

2023年12月16日
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鑑賞方法:映画館

笑える

怖い

パワハラと尾張訛りの信長(加瀬亮)、真面目で空気を読めない説教坊主の明智(西島秀俊)、食えない狸の家康(小林薫)、なんだバカヤロー連発してる秀吉(ビートたけし)、しれっと大事してる千利休(岸部一徳)が、キャラクターにハマっていて、とても良い。

秀吉・秀長(大森南朋)・黒田官兵衛(浅野忠信)のシーンは、これアドリブで笑ってるだろ!って思ったけど、それも秀吉陣営ではリアルっぽくて良き。荒木村重(遠藤憲一)には、なんだかサラリーマン的悲哀を感じました。

一緒に見に行った歴史好きが、御前会議でもめて暴力沙汰になるとか、斬首刑を農民達がわいわい見に来るとかリアルだし、話への絡め方は好き嫌いあるにしても、男色と主従関係、人間関係を結びつけるのはそれ程違和感はない、戦国時代というと、シリアスな忠義話になりがちなところに、いじりを入れてくるのは面白い視点だと。

荒川良々がやった役のことを聞いたところ、あのいじりとかが、これまでの大河的な歴史物と全然違う代表ということですが、歴史ファンに受け入れられるのか興味深い。

私はコミカルパートとおっさんずラブパートをもう少し少なくした方が、本筋に意識が集中できて良かったです。

くまくま
はらさんのコメント
2023年12月16日

荒川さん、柴田理恵さん、ホーキング青山さん良かった

はら