ロスト・フライトのレビュー・感想・評価
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序盤とラストで手に汗握る
観賞前の情報は予告編だけ。ジェラルド・バトラーは“エンド・オブ・XXX”シリーズで好きになった俳優だったので、そこに期待して観賞。
【物語】
トランス(ジェラルド・バトラー)は軍輸送機パイロットを経て今は民間旅客機のベテラン機長。ある日シンガポール発東京行きのブレイザー航空119便に乗務。通常飛行ルート上の悪天候が予想されたが、会社から燃料費節約の理由で迂回ルートを却下され、嵐の上空を通過することを指示され、離陸。
通常より高度を上げて悪天候ゾーンの通過を試みるが、落雷により電気系がやられ、計装・電子コントロールと発電機能を失う。 バッテリーの僅かな電力頼りで飛行継続可能時間が「あと10分」という絶体絶命の状況に追い込まれる。油圧系統は機能しているものの、完全なマニュアル・有視界飛行となり、現在飛行位置も把握できない中で着陸できそうな場所を探す。
しかし、眼下は海が広がるばかりでトランスは海上着水する覚悟を決めて高度を下げて行く。が、そのとき島が目に入り、島の上空で着陸できそうな場所を探すが、森が広がるばかり。森が切り拓かれた道を見つけて、迷う間も無くそこへ強制不時着する。
なんとか、トランスの操縦技術で機体を大破することなく不時着に成功するが、そこはフィリピンの反政府ゲリラが支配する無法地帯ホロ島のジャングルのだった。
トランスは救助の連絡手段を探し、119便で移送中だった殺人罪犯ガスパール(マイク・コルター)と森の中へ。廃屋に残された電話から何とか会社と娘へ不時着したことだけは伝えることに成功するものの、不時着に気付いたゲリラたちが乗員乗客を資金調達のための人質にしようと動き出す。
トランスは乗客の命を守るため死力を尽くす。
【感想】
冒頭舞台となる飛行機のフライトが東京行きと聞いて、いきなり身近に感じた。米国映画なのにシンガポール発東京行きは意外な気もしたが、後から考えれば、ゲリラに支配された島という設定にするにはフィリピン諸島が都合が良く、そのあたりを飛ぶ中型航空機という設定にするためにリアリティーのあるルートだったのだと分かる。なるほど、なるほど。
で、運命の飛行機がシンガポールを飛び立つわけだが、予想外に良かったのは、そこから不時着するまでのシーン。切迫する機内の緊迫感とバトラー演じるトランス機長の奮闘ぶりに手に汗握った。不時着までで1つお話が終わった感さえ有った。不時着前に燃料全放出に失敗したことが後に繋がる伏線になっているとはなかなか芸が細かい(笑)
島でのゲリラとの格闘については、まあ予想の範囲内だが、逆に言うと事前の期待を裏切るものでも無い。
終盤の展開は、予想外でやや強引な気もするが、それでも再度緊迫のシーンを味わうことができて、なかなか良いエンディングになっている。
序盤と終盤が良かったので、総じて言えば満足できる出来。
見れて良かった息をつかせぬアクション
めっちゃ良かった!ずっと手に力が入り最後まであっという間だった。
サバイバルもの好きなので見ておくかー位だったのが、いわゆる(日本語的な)サバイバル要素はそんなになくて、不時着するまでのハラハラドキドキ航空シーンなどだけでも十分に楽しめる映画だった。
オンボロ機の故障してからの電気なしの着陸とか、航空ファンも楽しめるのでは。どの程度リアルなのか分からないけど、ここで片側エンジン切って、このタイミングで燃料捨てて、手動で足出して、フルリバーススロットル!とか素人にもなんとなく分かる形で緊急時コックピットの様子を手に汗握って見守れる。
着いてからも一息つくまもなく次から次へと脅威がやってくる、けど割とテンポ良く解決にも向かっていく。せっかちなイマドキ世代にも配慮されたスピード展開。
人もたくさん死ぬし撃たれるし痛々しいところも多々あるけど、全てを背負う機長の覚悟と責任感、機転と知能、やはり生半可な人はパイロットになれないと実感する。
ジェラルドバトラーの安心感、半端なし。
マイクコルターの頼もしさにも惚れ惚れ。
脚本家は元MI6のスパイ小説家チャールズカミング、民間の傭兵役は元アメリカ海軍の特殊部隊ネイビーシールズ(映画のことかな)の俳優、テロ組織の演技も特殊部隊の指導を受けているとか。さすがのリアリティ!
追記。。
始めは、いまだに殺人犯役に黒人俳優当てるかー。。しかも乗客全員白人かあ。。ともやっとし、からの、15年前の犯罪に過ぎず今はいい人だね、と思わせておいて、軍人だからとまた残虐な殺し方させて。。最後はバディで味方扱いではあったもののちょいと気にはなりました。でも下手にダイバーシティ配慮したんだな、ってみえみえな配役よりはいいかあ。実際似合ってたもんな。。
飛行機の遭難映画
ニセ?気象予報士の責任ですよ!
意外と
ひとつひとつ着実に
「下半期1番」
戦う機長ジェラルド・バトラー
久しぶりの満点!
意外にも楽しめた良作
予告編を見ただけで、あまり期待せずに見に行きました。
結果的には十分に楽しめた良作です。
予告では不穏な存在として描かれていたキャラが頼もしい存在となり、一見頼りにならなそうな本社もそこそこ仕事をしてます。
期待通りのジェラルド・バトラーの活躍もあり、大団円を迎えますが、敵方はやや酷い扱いを受け過ぎのような……
とはいえ、小難しく考えずに楽しめる一本です!
CAの指示には素直に従いましょう
張り詰め続ける緊張感がたまらない!
かなりおもしろい。お勧めです。もっと宣伝すればいいのに。
予告編が足を引っ張っているような…
ジェラルド"無双"バトラー
単純に楽しめた!
話は単純だけど
不時着した先は、武装集団が支配する離島の密林だった! リアルな展開と緊張感で一気に見せる好編
台風の悪天候の中、航空会社の方針で強硬航行した小型旅客機は、落雷で全電子機器がダウン。
天才的な操縦テクニックで、不時着した先は、武装集団が闊歩する離島の密林だった。
一般市民を人質に身代金を恐喝する武装集団を相手に、護送中だった殺人犯と、単なる一般人だが乗客を守る使命感で生き延びようとする機長の活躍を描く。
冒頭、旅客機が単に離陸する様子すら、緊張感があって見入ってしまう演出が上手い。
舞台となる島は実在していて、劇中同様に武装集団に支配された地域だという。
このようなシチュエーションは本当にあり得るという緊張感。
主人公であるスーパーヒーローではない機長が、乗客と乗務員のために、リアルに活躍する様子が面白い。
武装地域に手を焼く政府の動きが悪く、航空会社の危機管理チームが独自に私設の救出部隊を派遣する展開は、映画的にも見えるけれど、アメリカならあり得るのか。
殺人犯の男の活躍と顛末も面白い。
終始、緊張感に満ちた展開で、だれることなく一気に見せてくれて、大変面白かった。
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