劇場公開日 2023年11月23日

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「不時着した先は、武装集団が支配する離島の密林だった! リアルな展開と緊張感で一気に見せる好編」ロスト・フライト ITOYAさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0不時着した先は、武装集団が支配する離島の密林だった! リアルな展開と緊張感で一気に見せる好編

2023年12月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

台風の悪天候の中、航空会社の方針で強硬航行した小型旅客機は、落雷で全電子機器がダウン。
天才的な操縦テクニックで、不時着した先は、武装集団が闊歩する離島の密林だった。
一般市民を人質に身代金を恐喝する武装集団を相手に、護送中だった殺人犯と、単なる一般人だが乗客を守る使命感で生き延びようとする機長の活躍を描く。

冒頭、旅客機が単に離陸する様子すら、緊張感があって見入ってしまう演出が上手い。
舞台となる島は実在していて、劇中同様に武装集団に支配された地域だという。
このようなシチュエーションは本当にあり得るという緊張感。
主人公であるスーパーヒーローではない機長が、乗客と乗務員のために、リアルに活躍する様子が面白い。
武装地域に手を焼く政府の動きが悪く、航空会社の危機管理チームが独自に私設の救出部隊を派遣する展開は、映画的にも見えるけれど、アメリカならあり得るのか。
殺人犯の男の活躍と顛末も面白い。

終始、緊張感に満ちた展開で、だれることなく一気に見せてくれて、大変面白かった。

ITOYA