劇場公開日 2023年5月26日

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岸辺露伴 ルーヴルへ行くのレビュー・感想・評価

全227件中、181~200件目を表示

4.0テレビドラマ同様の安定のおもしろさ

2023年5月28日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

怖い

知的

人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」のスピンオフ作品として描かれたテレビドラマ「岸辺露伴は動かない」の劇場版。ドラマがとてもおもしろかったので、本作も楽しみにしていました。

ストーリーは、新作執筆にあたって、青年時代に淡い思いを寄せていた女性・奈々瀬から聞いた「この世で最も邪悪な『最も黒い絵』」のことを思い出した岸辺露伴が、オークションで落札したモリス・ルグランの絵を手がかりに、お目当ての絵がフランスのルーヴル美術館にあると考え、担当編集者・泉京香とともに取材のためにルーヴル美術館を訪れ、その絵の秘密に迫るというもの。

もともとドラマでも独特の世界観がしっかり構築されていたのですが,本作でもきちんと踏襲されていて、劇場でそこに浸れるだけでも楽しかったです。話の運びもスムーズで、いつのまにか怪しく耽美な露伴の世界に引き込まれる感じが心地よかったです。

内容も、劇場版の尺を生かし、「黒い絵」とそれにこだわる露伴、そして彼の過去やさらには家系にまつわるエピソードを絡み合わせて描き、見応えのあるものでした。特に、ごく普通の人間として描かれる若き日の露伴が、新鮮で興味深かったです。それらをフランスや会津のロケを交えてミステリアスに描くので、最後までしっかり楽しめました。

ただ、終盤への大事な伏線とはいえ、青年期の露伴がちょっと長くてテンポが落ちた印象を受けました。そこをもう少しテンポよくまとめ、その分をフランスの街角やルーヴル美術館でのシーンにあててもっとたくさん観せてほしかったです。また、「ヘブンズ・ドアー」の能力がもう少し生きる展開だとさらによかったかなと感じます。あと、意味深な蜘蛛の描写がよくわからなかったので、そのあたりもわかりやすく描かれるとよかったです。

主演は高橋一生さんで、彼のもつ雰囲気が露伴にぴったりです。というか、露伴というキャラを自分に引き寄せている感じが秀逸です。共演の飯豊まりえさんも、露伴との凸凹コンビが心地よい泉京香役を好演しています。脇を固めるのは、木村文乃さん、美波さん、長尾謙杜くん、安藤政信さんら。中でも、木村文乃さんの妖艶さに目を奪われます。

今回は舞台挨拶中継付き上映で、キャストや監督の貴重な話を聞くことができました。印象的だったのは、ルーヴル美術館のロケの話で、休館日と閉館後の時間を貸し切って2日間で撮り終えたそうです。仁左右衛門の庵のロケ地も最終日に偶然見つかったらしいです。機会があれば、どちらも訪れてみたいです。

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おじゃる

4.0250年前のシーン

2023年5月28日
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250年前のシークエンスがあまりにも普通だったので、そこは含みを持たせる感じで終われたら良かったと思う。

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たく

4.023-074

2023年5月28日
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鑑賞方法:映画館

この世で最も黒く最も邪悪な絵

ジョジョのスピンオフドラマの映画化。
数多の漫画原作の映画化で不評を買う。
このドラマシリーズは概ね好評を得ている。

今回も面白かったが、
もっと露伴は変人だと思うんだけどなぁ。

仗助登場のおまけは、
ありませんでした😅

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佐阪航

4.0最後の部分が必要か?まさに蛇足と言えるかもしれない

2023年5月28日
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ルーブルへ行くまでの導入部分が長く、ルーブルへいつ行くのかと思っていたら後半からルーブルへ。ルーブルのシーンはまるで美術番組のようで流石によく撮れていると関心。黒い絵の攻撃から如何に逃れるか。見応えのあるシーンだったと思います。字幕がちゃんとジョジョ風になってるのも実に良いッ!!
が、しかし、最後の最後に蛇足的なシーンがはいってしまい、いい感じだった余韻が台無しに。あの辺どうにかならなかったのか?謎解きは大事だがあっさり味でも良かった気もする。
全体の出来は良くできているので、是非劇場で。

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Ko Fu

4.0泉京香 (会社の経費で)ルーヴルへ行く

2023年5月28日
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鑑賞方法:映画館

興奮

知的

難しい

原作を全て読んだわけではないのであまり偉そうなことは言えませんが、おそらく原作の雰囲気や面白さを損なわないように配慮され、充分に活かしきることが出来た良作ではないでしょうか

漫画の岸辺露伴とはビジュアル的に違和感があるにしても、高橋一生さんの作り上げた実写版として、これはこれで非常に味のあるキャラクターとしてしっかり成立していると思います

惜しむらくは、テレビドラマ版のようなトラウマになるようなおどろおどろしさや、絶体絶命なほど追い詰められる恐怖など、そうした深層心理に迫るような迫力が不足して、わりとあっさりした印象も……

あと飯豊まりえさん演じる泉京香をウザく感じる方もいそうですが、それも作品に必要な役割として、大目に見てあげてほしいところですね

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ライヘンバッハ・ヒーロー

3.5面白いけど長すぎる気が…

2023年5月28日
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思った通りの面白さでしたが、映画になって当然長くなったわけで、それがかえって逆効果のような気がしました。ただでさえ複雑な構図で、内容も不思議で奇妙なわけで、尺がのびると情報過多というか、ありとあらゆる事柄が詰め込まれすぎて、内容を把握するのに一苦労だった印象です。それだけ中身の濃い作品だとも言えるのかもしれませんが、盛り込まれていることがうまい具合に集約し切れていない印象でした。理解はできるし、面白いとは感じるんですが、もっとコンパクトに、もっとテンポよく・・・という思いが─。

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SH

3.5まぁ面白かったです。

2023年5月28日
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鑑賞方法:映画館

怖い

知的

萌える

朝イチの上映、93席の小さめのスクリーン。
満員御礼でした。
比較的、じょせいが多め。お隣もじょせいのお一人様だった。

原作、全くしらず、ドラマも未視聴。
あのおでこのギザギザは何だろう?と思いつつ、レビューも良いので観に行きました。

原作がわからなくても理解できましたが
読んでいたほうが面白そうですね。

高橋一生さんの声がキムタクにそっくりと
思いました。

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seiyo

3.5不思議な世界

Nさん
2023年5月28日
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ジョジョ系をなぜか一切読んだことがないので、岸辺露伴自体も一切知らず、ヘブンズドアにはなかなか慣れませんでした、笑。あの能力楽しそう。まず自分の読みたい。
相変わらず素敵な高橋一生と、美しくミステリアスな木村文乃を見れて満足。木村文乃いつのまにか再婚し、妊娠中なんですねー。

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N

4.5ヘブンズドアって、その使い方OKなの!

2023年5月28日
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鑑賞方法:映画館

 木村文乃のなんとも言えない色気にやられた。17歳の岸辺露伴が、ガン見してスケッチしたくなるのもしょうがない。幻想的で、黒田清輝の湖畔を連想してしまう。

 テレビドラマの『岸辺露伴は動かない』のスタッフが再集結しただけあって、雰囲気も演出もそのままで、劇場版としてグレードアップしている。菊地成孔の音楽がミステリアスなムードを醸し出す。

 高橋一生の振り切った露伴なりきりぶりは、文句をつけようのない100%の岸辺露伴。荒木飛呂彦のイメージそのまんまじゃない。
 ボケ役の飯豊まりえもハマり役。露伴邸からの強制退出シーンが好きなんだけど、今回も盛り込まれていた。

 荒木飛呂彦がルーブルで直接取材しただけあって、リアリティがある。美術館の中で模写をする学生が登場するが、ルールを守れば模写していいらしい。そのルールというのが、贋作を防ぐために等倍で模写してはいけない。なるほど、納得です。
 ルーブルの地下の秘密とか、消防士がなぜ常駐しているかとか、興味がそそられる謎を織り交ぜながら、物語はクライマックスに向かって行く。

 ラストは、圧巻だよね。高橋一生と木村文乃が作り出す世界に没入してしまう。

 ヘブンズドアって、その使い方OKなの!

追記
 原作を電子書籍で購入。荒木飛呂彦本人によるフルカラー作品なので、他のカラー版とは、出来が違う。ピンク・ブルー・セピアを効果的に使った色使いで、文芸作品の香りがする。

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bion

1.5こんなかんじ?

2023年5月27日
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ドラマは未視聴。でもなんとなく興味をそそられ鑑賞してみたものの、この独特?な空気感に馴染めず、間延びしてる感でラストまで。
ドラマもこんな感じ?
映画にした意味があったのかな、、、
すみません。主人公の演技含め私の中ではパッとしなかった。

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coa

3.5黒い絵のイザナイ、誘い!

2023年5月27日
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鑑賞方法:映画館

過去に犯した罪を後悔して、妻が夫に尽くし
夫が妻の横顔を見ながら絵を描く
画家として自由に描きたかった思いと
古き時代のなか、許されることのないご神木
に対してのご法度
木村文乃さん演じる奈々瀬の黒髪に吸い込まれそうな魅力を感じながら見ました。
ルーブル美術館の地下倉庫に眠っていた名画
岸辺露伴が一瞬にして絵を描き、人の謎を読み取る能力、ヘブンズ・ドアー、本のページを
めくるなか、人間の様々な感情、喜怒哀楽を
表現されていました。
岸辺露伴先生に付いていた京香さん、
飯豊まりえさんも百に1つは良いこと言うなと先生に言われてストーリーにアクセントを
加えていた作品でした。
ルーブル美術館の芸術的な絵画をスクリーンにて見ることができた臨場感ある展開でした。

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美紅

4.0独特な雰囲気で面白い

2023年5月27日
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泣ける

興奮

萌える

原作は見たことがありません。ジョジョの独特な雰囲気がちょっと苦手です。実写の映画になるということで、ドラマ版も観てから行きました。
ドラマ版も映画も独特な雰囲気があって面白かった。実写ならこの雰囲気も楽しめます。衣装が奇抜だったりもしますが、それらも含めて独特な雰囲気で良いです。
映画はドラマ版の正当なアップグレード版だと思います。
高橋一生は好きな俳優ですが、まさに適役という感じです。あの奇抜な雰囲気をそのまま自然に演じています。
飯豊まりえはドラマの方が面白いキャラでした。映画ではちょっと抑え気味という感じでしたが、最後はちゃんと持っていきました。

2人の息のあったやり取りが良かったです。今後も観られるといいですね。プライベートで何があっても続けて欲しいです。

最後までどうなるのか楽しめましたし、2重のエンディングみたいになっているのも良かったです。

ヘブンズドアは、死んでる人や妖怪の類いにはには使えない!はず!

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だるまん

4.5岸辺露伴

2023年5月27日
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鑑賞方法:映画館

やっぱりいいですね!

黒い絵、素敵です。

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かん

3.5まりえが最高

2023年5月27日
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まりえが最高

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jung

4.0なんやねん ヘブンズ・ドアー しかし面白い好作品 ルーブルと江戸が融合。眼福

2023年5月27日
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楽しい

怖い

知的

荒木飛呂彦は 私の人生史上 最大の読み間違い 見る目の無さが露呈した。

ワシ、高校時代だけ、少年ジャンプ と少年サンデー 読んでたわけ

電車内で 出る単 出る熟 だけだと無粋だと思って【今みたいに気の利いた📱スマホなんてないから】

そこで シェイプアップ乱 とか キャプテン翼 とか と並んで登場してきたのが

荒木飛呂彦さん。【ジョジョの・・・】
ワシ、個人的に思った「絵が精緻で上手いけど、描き込みすぎで、動きが感じられない コレは消えてしまうな」
と・・・まさか 40年後も売れっ子なんて予測して無かったよ・・・トホホ

本作NHKドラマ観てない。だが「なんか深そう・・ソレに荒木さんにある意味リベンジ」
と思い見てみた
駅前の入りのいい映画館とはいえ大きな器で、前の3列除けば、満員❗️

ソレより驚いたのが、グッズのが売れ行き
有料パンフ・グッズ集めが趣味のワシ
すでに金曜時点で キーホルダー、スマホケース、ステッカー買い揃えた
なぜなら グリーン 🟢緑色紙好きだから・・・

今日併せて、クリアファイルも買おうかな と映画売店に入ったら
何と10種類以上あったグッズ、金曜公開、土曜昼間時点で

下敷き5枚くらい と ヘンテコなバンダナを模したゴム5点 しか残ってなかった。
ビックリしたよ‼️普通、ブックカバーとか トートバックは売れ残るからね・・・

内容は、間延びせず、ミディアムテンポで 不思議なサスペンス❗️
クラシック音楽はわからないけど、絵画は誰でもわかるから良い⭕️ ルーブルの眼福

何となく重厚な作品で見た気分になった。江戸時代&ルーブル あまりチカラ技を感じない
自然なフィクション ミステリアスなお姉さん ミステリアスな絵画
展開も機知に富み素晴らしい👍

【有料パンフあるある】
実際のルーブルには貨物用エレベーター80基。
かっては地下倉庫使用してたが、地球温暖化、セーヌ川の氾濫予測して、他の場所に移してるとのこと。

不思議ちゃん作品だが面白かった。
星⭐️⭐️⭐️⭐️は、見る目の無かったワシの荒木飛呂彦さんへの嫉妬です。満員御礼すぎ。グッズ売れすぎですヨ❗️

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満塁本塁打

4.0原作の本エピソードは未読。 木村文乃がファブルの時とはまるで違う、...

2023年5月27日
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鑑賞方法:映画館

笑える

興奮

知的

原作の本エピソードは未読。
木村文乃がファブルの時とはまるで違う、まさしく妖しい美を体現しているのに驚いた。
公表されている粗筋からは、とても想像出来ない着地点。

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高城剣

3.5ルーヴルは本当絵になる

2023年5月27日
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岸辺露伴が出くわす奇妙な体験が遂に映画館。
ルーヴル美術館でロケできるなんて凄い。
ただただ背景が良すぎてめっちゃ絵になる。

展開としてはあんまり盛り上がることなく、
ちょっとテンポ悪いなぁと感じた。

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いたかわ

3.5

2023年5月27日
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虫が出て来て体が痒くなりました。いつものおどろおどろしさを保ちつつ、祖母の登場でより拍車をかけ、地下の暗さで何がされているのか!と。後半諸般の事情が語られる事でふんふんとなるのだが、うーんと思う所もありぃでせっかくのパリならもそっとその感があっても良かったかも。

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GAB I

2.5ドラマの内容を超えていない。

2023年5月27日
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映画にした意味がわからない。今まで通りドラマで観るレベルです。

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のぶ

2.5荒木先生の世界観は堪能できるかも

2023年5月27日
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鑑賞方法:映画館

上映後の舞台挨拶付きで劇場鑑賞。

NHKで放送した全話は鑑賞済み。
本シリーズは岸辺露伴(=荒木飛呂彦)の世界観と理屈では説明できない怪現象に予期せず対峙する露伴の様を、高橋一生のなりきった演技とスリルと緊張感を鑑賞者が作中に入り込み一緒になって楽しむドラマである。

テレビシリーズを映画にする理由は各作品ごとに違うのだろうが、予算の多くを大物俳優のギャラやCGなどに消費することなく、国内地方(会津)と海外ロケ(パリ)と時代劇パートに費やしているところが良い。
やはり岸辺露伴シリーズには派手なアクションやダイナミズムなどは不要で、ダークな雰囲気を淡々と見せていくのが真髄と思うからである。

NHK製作ならではのルーブル美術館を貸し切った撮影は本作の1番の見どころで、真贋を見分ける露伴のこだわりにピッタリな舞台だが、ルーブルは人間が管理できるような所ではない(だっけ?)という露伴の最後の言葉に、もう少し説得力を持たせるような演出はあっても良かったのではないかと思った。

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カツベン二郎