岸辺露伴 ルーヴルへ行くのレビュー・感想・評価
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すみません。私には合わなかったみたいです。
鳴り物入りで映画化された割にはストーリーもありきたりだし、スケール感も無くがっかり。もっとスタイリッシュでお洒落な映画だと思っていたのですが…。荒木飛呂彦の漫画を映画化するならそのアプローチは絶対必要だと思います。
役者が大根なのは日本人の宿命だから諦めるとして、フランス人達も大根ってのはなんなんですかね?三流の役者しか現地調達できなかったのか?時間が無かったのか?まあ監督の演技指導がダメなんだろうな。幻覚をみて錯乱する辺りの演技で一気に冷めてしまった(甲冑の騎士が襲ってくる所は「ヤングシャーロック」のオマージュなのか?)。錯乱シーンを役者の演技だけに頼って演出するとこんな無様な感じになる。
全体に監督の力量不足なのが明白。ダラダラしてるんで1時間半程度にまとめてほしい。
多分TVドラマシリーズの延長での制作だったので、制作陣は映画を撮ってるという意識が足りなかったんじゃないか?俺は「映画」を観たかったのだが。
不気味
ドラマも、いつもミステリアスな物語だけど今回は死人が沢山出てたってのもって、かなり不気味な物語だったな。
仁左衛門も一生さんが演じてたけど、狂気に堕ちていくとこなんか露伴と同じ人が演じてるとは思えないぐらい、流石だなって、、、一生さん好きなんで露伴と二度美味しかったね
あの絵を観ていて何もならない泉が相変わらず別の意味で流石だな(笑)
最後で、そこまでの怖さが中和された感じもあったけど、やっぱり過去作と比べると飛び抜けて不気味だったかな
このシリーズば続けていってもらいたい作品ですね
べっとり絡みつく過去
NHK総合で鑑賞(地上波初放送)。
原作マンガは未読。
普段俺様キャラな岸辺露伴にも、年上女性に一目惚れしたかわいらしい初恋の過去があったとは。露伴のキャラクターを掘り下げるだけでなく、それが本編の謎に密接に関わって来るストーリーテリングが上手くて引きつけられました。
ルーブル美術館ロケ、かなり贅沢で映画向きだなと思いました。建物の広大な佇まいや豪華な美術品の数々、内装の豪奢さは、是非ともスクリーンで観てみたかった気もします。
邪悪な黒い絵の謎へ導く導入も巧み。不可解な死の連鎖が起こり、その不気味さが魅力的でいつの間にか物語の世界に入り込んでしまい夢中になっていました。黒い絵に秘められた過去が壮絶で、人間って醜くて尊い生き物だな、と…
過去って、忘れようとしてもついて回るし消し去ろうとしても無理。べっとり絡みついて離れない。まるで幾重にも張り巡らされた蜘蛛の巣のように。黒い絵の顔料が蜘蛛に化身したのも納得です。黒い絵を見ると、過去の罪や後悔に自分自身が殺されそうになるわけですが、私にも大なり小なり身に覚えがあり、黒い絵絶対見ちゃダメ勢。過去に苦しみながら生きねばならないのか。しかし過去を清算することは出来る。露伴が己の過去と向き合い、葬り去るべきものではないと悟ったように。
[余談]
木村文乃の放つ、アダルティーな存在感が素晴らしかったです。まさしく理想的な「年上のお姉さん」。悶絶です。
主に何故か好感が持てないのが致命かな。間延びな推理ホラ-作品。
あ~ 今日は適当に観ちゃったんだけども。
「岸辺露伴 ルーヴルへ行く 」行きましたわ。
劇場入ってビックリ、
メッチャ人多くて 本当に満員御礼でしたわ。
感心の高さを感じました。
ジョジョの奇妙な冒険の荒木飛呂彦氏原作の
漫画ベースの実写化ですね。
NHKで『岸辺露伴は動かない』をやっており
その延長でこの作品となってるのね。
主人公の岸辺露伴ですけど、
あんまり好かれる性格じゃないね。でもこの知性ある意識高い系が
ウケルのでしょう。
だから青年期役のひ弱なイメ-ジが合わず、ガッカリ感が多いのでは
ないでしょうか。
京極さんみたいな作風で、
絵画に絡む謎解き推理、ちょいと不思議な世界。
山村 仁左右衛門が描いた この世で最も黒く、最も邪悪な絵がテーマ。
山村 仁左右衛門の妻の旧姓が”岸辺”・・・ははぁ~んって繋がりの展開。
ホラ-、リングの呪いの絵って感じ。
観たら死ぬ!みたいな。
後半は どう見ても安物のホラ-としか思えない出来を感じちゃう。
良くわからん感情は、
青年期に出会った 藤倉 奈々瀬。
漫画が出来上がって、露伴が彼女の姿を探していて
サンダル?有るのを見て 彼女が帰ってきたと喜び
彼女も急いで彼に会い 嬉しくて抱き合う?場面。
あそこの あの時点での感情としては
観ていてオカシイですね。
あんな馴れ馴れしくは成らないと思うけどな。
その後、漫画に出てる自分の髪色見て
こんなの違うとハサミで絵を切りつけるのだが、
見ていて危ない娘やないかい。
アブネ-雰囲気が漂ってるよ。
そうゆう作品なんだろうけども、
現代じゃないな。
感覚が明治か大正時代的と思うわ。
そんなこんなで
もう一つ 深くは楽しめませんでした。
ご興味ある方は劇場へ。
ヘブンズ・ドアー!
『ジョジョの奇妙な冒険』を含め原作は一度も読んだことがありません。その当時、荒木飛呂彦先生の独特な絵があまり得意じゃなかったのが理由ですが、『魔少年ビーティ―』などは連載時リアルタイムで読んでいてその世界観は大好きで短く終わったのを残念に思った記憶はあります。
ただ『岸辺露伴は動かない』のドラマはNHKの予告CMを観て気になり、調べたら荒木先生のジョジョのスピンオフであることを知り、小林靖子さんが脚本に加わっていることもあり、今までのシリーズはリアタイで全部観ていました。特に飯豊まりえさん演じる泉京香のキャラが大好きでその流れで今作も楽しみにしていました。
さすが映画版だけあって実際のルーブル美術館でロケ、その圧倒的な美しさに息を飲みますし、岸辺露伴の世界観にピッタリだと思います。露伴先生いわく「人間の手には負えない美術館」らしいですが、死ぬまでに一度体感しておきたいと思いました。
若かりし日の露伴先生もステキでしたが、その露伴少年を惑わせる木村文乃さんのモナリザを連想させる美しさには目を奪われたし、若い頃に少し仲良くなった年上の女性のことをなぜか思い出しました。
原作を読んでない私にとっては岸辺露伴=高橋一生さんであり、年一で良いからこれからもこのシリーズには続いていって欲しいなとあらためて思いました。
ルーヴルに行った意味とは、、、?
ジョジョのスピンオフを原作として、NHKでドラマ化していた作品の映画化。
ドラマは短編集といった形で1話完結のものでしたが今回は2時間に拡大。
フランスのルーヴル美術館に行く話ではあり、映画っぽく海外ロケで金かけてそうではあるが、全体としては低予算ドラマ感があるので、それほど豪華な感じはしない。
淡々とドラマが続き、終わるといった感じ。
黒い絵の話としては面白かったけど、ルーヴルじゃないと成立しないのかというと疑問。
トータルとしてはまあまあ。
規模のでかい民話みたいな。
岸辺露伴は動かないシリーズにはよくある(六壁坂とか)民話系の話。ある地方のある物に宿る物語みたいな。
岸辺露伴の先祖が描いた絵を露伴にどうにかしてもらおうというもの。規模はでかいが、結局は先祖のケツ拭きだ。
ワクワクしたのはルーブルへ行くまでだった。点と点が線になって、ルーブルに行けばその答えがわかるという展開はアツい。しかし行ってからは少しダレたかな…と。地下倉庫ら辺、黒い絵画と対面の場面はそんなに惹かれなかった。物語を収束していくように作るのは美味いが、2時間となるとやはり…という感じか。原作マンガは言うまでもなく、ドラマはすごく面白い。ワクワクもするし、根源的な恐怖やどうしようも無い規模の敵をうまくかわす(岸辺露伴は基本的に闘わない)のも良いのに、2時間画面に向かって見ると、ダレてくるし、ちょっとな〜と。
しかし、岸辺露伴の旅館はグッチ編でも言ってたし、ほかの設定も所々使われててファンなら「ほほう」とはなる。
期待し過ぎた節はあるし、風呂敷を広げすぎた感じはある。なんならルーブルじゃなくて地方の美術館でもまぁいいんじゃないとは思ったくらいだ。
黒と後悔とは
エレガントブラック!
スタイリッシュで和洋な美しいホラーでした。NHKで過去ドラマ作見てから、本作を見て良かった。はやく漫画も読んでみたいです。
黒と後悔というと、最初に思い浮かんだのがパンドラの箱、中身を見てパンドラが黒い涙を流した、というトゥームレイダー2、それと壺の黒い液体を飲んで遺伝子改変した、プロメテウスという映画、どちらも漆黒と後悔がテーマですが、何か関係あんのかな?パンドラの箱の蓋を閉じた後は希望しか残って無かったという、、
さて、黒の美しさ、邪悪さ、というのは優雅な響き。ラストに奈々瀬にヘブンズドア、まさか露伴先生がその希望だったなんて、切なくつとも美しい!
完成度の高さと俳優陣の演技と雰囲気は好きな作品
原作は未読、NHKのテレビドラマ版『岸部露伴は動かない』は全話鑑賞済み、アニメ版はネットフリックスで何話か鑑賞。『ジョジョの奇妙な冒険』第四部のアニメは全話鑑賞済み。大爆死した山崎賢人主演の実写映画『ジョジョの奇妙な冒険ダイヤモンドは砕けない第一章』も鑑賞済みです。
高橋一生が演じる岸部露伴の再現度の高さが非常に話題になった、NHK制作のテレビドラマ『岸部露伴は動かない』の劇場版です。申し訳程度に初見の方への説明はありますが、基本的にはテレビドラマを鑑賞済みの方やジョジョについて最低限の事前知識を持った方をターゲットにしているように感じました。
公開前はかなり大きな期待をされていた本作でしたが、私の観測する限り、あんまり高い評価は受けていないように感じます。私も鑑賞して感じましたが、映画ならではの盛り上がりとかそういうのがあんまり無くて、悪い意味でテレビドラマ版と変わらないと感じました。作品自体がストーリーの盛り上がりの起伏が少なく、雰囲気と演技と会話の間で魅せるタイプの作品なので、ドラマの1時間弱の尺がちょうど良かったんだと思います。
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人気漫画『ジョジョの奇妙な冒険』のスピンオフ作品『岸部露伴は動かない』の実写映画。リアリティにこだわり、精力的に取材を行う漫画家、岸部露伴(高橋一生)。他人を本にして過去の生い立ちや秘密を読むことができる特殊能力「ヘブンズ・ドアー」を持つ彼は、取材先で不思議な事件を見つけては首を突っ込んでいた。露伴の幼少期、祖母の家に居候していた女性から聞いた「邪悪な黒い絵」の噂。その絵がルーブルに収蔵されていることを知った彼は、新作漫画の取材旅行のためルーブルを訪れる。
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これはテレビドラマ版を鑑賞していた頃から思っていたんですが、スピンオフ元である『ジョジョの奇妙な冒険』はテンションの起伏の激しいバトル漫画ですが、本作『岸部露伴は動かない』は大きな盛り上がりどころが無い、淡々とした作品なんですよね。終盤に向けてじわじわと盛り上がっていくような感じ。1時間弱のドラマならめちゃくちゃ楽しめたんですけど、2時間近い映画作品になってしまうと、その淡々とした盛り上がりが「冗長」と感じられてしまいました。
ラストのオチもなんだかイマイチに感じます。幼少期の露伴少年が密かに思いを寄せていた祖母宅に下宿していた女性が、露伴が探していた日本人画家・山村仁左右衛門の妻の幽霊的な何かで、旧姓が「岸部」だったというオチ。おそらく露伴の遠い親戚にあたる人なのだと思いますが、それなら回想で山村仁左右衛門を岸部露伴役の高橋一生が演じているのは、違和感ありませんか?仁左右衛門と奈々瀬の間に子供いませんでしたよね?ということは、山村と露伴は血の繋がりは無いのだから、同じ俳優が演じるのはおかしいです。誰か他の俳優さんを使った方が良かったと思います。
上記のような不満点はありつつ、良い意味でも悪い意味でもテレビドラマ版とあんまり変わらない内容だったので、テレビドラマ版のファンの方はそれなりに楽しめるかと思います。本作独特の雰囲気だったり言葉遊びだったり、俳優陣の素晴らしい演技は映画でも健在です。
ジョジョ好きの方・テレビドラマ版のファンの方は、ぜひご覧になってみてください。
呪われた黒い絵の秘密
元が漫画のキャラだから魔術のような特殊能力があっても良いでしょう。
映像もファンタジーというより妄想の世界、250年も前の大名お抱え絵師が描いた妻の絵が人を自死に追いやるホラーサスペンス。
その絵がルーブルに秘蔵されているので尋ねるのだが出発は半分を過ぎてから、一応ルーブルらしき観光映像はでてくるが物語は地下倉庫でのドタバタがメインでした。バックヤードで贋作を作っていたなんてエピソードは撮影協力したルーブルが知ったら怒るでしょうね。
高橋一生さん、青年時代はなにわ男子の長尾謙杜が代役でしたが一生さんなら代えなくてもできたでしょうにと思ったら、謎の絵師の二役でした。
まあ、訳の分からない設定なので退屈はしませんでしたが、ありそうな昔話、面白いかといえば微妙ですね・・。
邪悪の黒って、マルコムXが聞いたら、怒るだろうなぁ。
イヴ・クラインの『青のモノクローム』が大塚国際美術館に展示されている。
その映画と思ってこの映画を見た。
『何もかもすべて忘れて。』
この映画を見たのも忘れることにする。
追記
しかし、日本の演者はこんなわけがわからない映画に出て恥ずかしくないのか?
嘘を真の如く描き、哲学を語るべからず。だから、所詮、漫画であり、絵画や芸術とは一線を欠く事になる。
日本芸術の自虐的な思い下がりだと思う。所詮、日本芸術の元祖は、作者不明の『鳥獣戯画』なのだ。
日本芸術を語るのに何故かルーブルって、どこまで脱亜入欧なのだろう。
中世以降のヨーロッパ芸術を語るのはイタリアの美術館やスペインのプラド美術館へ行くべきだ。ロンドンのナショナル・ギャラリーとかね。ルーブル美術館は『モナ・リザ』だけじゃん。
キャスティング失敗してる
木村文乃むちむちしてた
演技がワンパターンで何やっても木村文乃
次の表情や声色がイメージそのままでくるから
流れ読めて面白くなかった
そしてあの髪、なんであれでいこうと…?
痛みすぎだし、全く漆黒でもないし…
菜々緒みたいな綺麗な黒髪で定評ある人とか
ウィッグでいいからもっと漆黒の…と思ってしまうけど
原作も黒くないからあんなものか
岸辺露伴の青年期が長尾謙杜なのも
全然しっくりこなかった
あんな背の低いちんちくりんが
岸辺露伴の青春期?すでに漫画も描き出してる頃?
実写の幼少期が
そのまま成長した顔とか態度だったから、
制作陣のなかの岸辺露伴はああいうのが
ぴったりなんだろうけど
最低なキャスティングだった
顔立ち、背格好、声質、話し方、
ひとつでもなにかぽさがあれば
良かったかもしれないけど
控えめに言って普通に苦痛だった
それこそ青春期も高橋一生にやらせればよかったよ
原作にないオリジナル散々入れて
仁左右衛門が高橋一生…?
山村姓なのに…?
奈々瀬との間に子がいた設定でないとだけど
そういうことにしちゃう…?
安藤政信はうさんくさい役しかやらなくて
これもいつも通りだし
期待してたのに演者と演技がいまいちで
オリジナルストーリーもなんか鬱陶しくて
面白くなかった
ジョジョの世界観
岸部露伴シリーズは、NHKでドラマ化をされているので気になっていたが中々見れてない作品でした。
この作品がそのシリーズをまともにみる作品でした。
それでもしっかりと、楽しめました。
ジョジョの世界観もどこか芸術的な要素が多く、漫画やアニメなどもその部分が多く見られるます。
ジョジョ立ちなどは、ローマの石像をモチーフにしているとかだったよな気がします。
すみません、うる覚えです。
ただ、今回の作品もダークな要素もありながら、ジョジョの中で見る芸術的な要素とルーヴルと芸術が絶妙に相まったと感じました。
主人公の岸部露伴を演じる高橋一生さんも絶妙なハマり役で素晴らしいです!
その一つ一つのカットも芸術な感じがあって、こだわりを感じました。
僕も一度ルーヴル美術館へ行きたいなと思いました。
ストーリーも過去と現在を踏まえながら進んでいき最後は、思わぬ結末に至る所がミステリーであり、ホラーでもあるようでよかったです。
【この世で最も黒い絵】・・・呪われた絵の秘密
サービス満点の多層的な構成で全く飽きさせない!!
ドラマの映画化作品として、原作者・荒木飛呂彦の
「岸辺露伴ルーヴルへ行く」の完全映画化。
最後の最後まで楽しめる原作を多層的な脚本で魅せる。
偏屈そのものの岸辺露伴に扮する高橋一生の存在感と魅力。
ドラマシリーズをちゃんと観てなくても楽しめます。
ただし「ヘブンズ・ドアー」の見せ方はちょっとドラマより意味深。
「ヘブンズ・ドア」の仕組みはドラマの方が分かりやすい。
ドラマを2話だけ観たのですが、「ヘブンズ・ドア」=その人の人生が
一瞬にして本のページになる。
それも顔の上に、目と鼻と口をくり抜いた白い紙が現れて
本となって何枚ものページが、現れる。
それを露伴がめくる様は正に珍妙で面白いのだ。
この映画では、そのシーンが分かりづらい嫌いがある。
それにしてもよく出来た映画だ。
お楽しみその
①露伴先生の若き日が見れる。
青年時代の露伴役は長尾謙社。
なにわ男子の長尾は国宝級ハンサムに選ばれただけあって
とても美しい。
初恋の謎の女性・奈々瀬(木村文乃)がとても影があり
ミステリアスです。
お楽しみその
②ルーヴル美術館がチラリと見れる。
豪華絢爛な金張りの宮殿のような部屋も見れる。
学芸員や警備をするのが、実は消防士である・・などの情報も
新情報だ。
お楽しみその
③なんとこの映画は時代劇も楽しめるのだ。
正に和洋折衷。
250年前の絵師・仁左右衛門の描いた【黒い絵】こそが、
全ての始まり。
謎の絵師・仁左右衛門をなんと高橋一生のが演じているので、
一人二役を見る感覚で楽しめる。
基本的には推理ものにオカルトとホラーを組み合わせた内容にも
新鮮味がある。
空気を読めない編集者の泉京香(=飯豊まりえ=泉鏡花?)が
コミカルで可愛い。
漫画の実写版としての完成度は高かった。
おばあちゃんには見えてたのかな?
奈々瀬のことは見えてたのかな?あそこのくだりがよくわかんなくて。
映画作品としては面白いミステリーなんだけど、結局「ヘブンズドア」の力を都合よくぶっこんでるだけで、ジョジョファンからしたら、やっぱ、
物足りない
よなあ。実は原作は未読。あくまでもスピンオフだから本編とはあまり絡ませたくないよかもだけどね。
フランスでは仁左衛門に「ヘブンズドア」は通じなくて日本では奈々瀬には使ってる。ちょっと便利グッズにしすぎなんじゃないかな。
サスペンスとして考えると、ヘブンズドアなくても成立するんじゃないのかなあって。サスペンスの割には「能力」という超常現象に頼ってるというか。まあ、幽霊が出てくる所もそうなんだけど
泉役の飯豊まりえはいいね。作品の中で光ってるキャラになってた。
チラッと、後ろ姿だけでも、本編のキャラ、出してくれたら胸熱なんだけどなあ。⭕️HK的には無理なのかな。
歌に頼らないBGMは雰囲気出してて良かったね。
「黒」のイメージのズレの違和感
(ネタバレですので鑑賞後にお読み下さい)
※本来の長いレビューを書く時間が最近ないので、短く
面白さはもちろんあったのですが、個人的なこの映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』には違和感がありました。
その違和感の理由は、
A.岸辺露伴(高橋一生さん)が映画序盤で語っていた「黒」のイメージがエロス的な魅惑だった
B.「最も黒い絵」の「黒」のイメージは過去の後悔を想起させる恐怖のイメージだった
と、映画の中で「黒」のイメージが映画の終盤までのズレていた所でした。
そのズレは、奈々瀬(木村文乃さん)の夫の山村仁左衛門(高橋一生さん2役)が「最も黒い絵」を描いた時のエピソードで解消されます。
しかし映画の序盤から「黒」のイメージがズレなく、エロス的魅惑かつ悪魔的恐怖の2重のイメージで語られていれば、「黒」のイメージは違和感なく深くなり、この映画ももっと一貫した深さを持ち得たのではないかと思われました。
あと細かいですが、最も黒い顔料が映画の中で光を反射させてはいけないのではとも思われました。
そこら辺りが惜しい作品になっているなとは思われました。
しかし、作品の雰囲気やルックや美術は好みであり、俳優陣の優れた演技含め、面白さもある作品ではありました。
映像美
岸辺露伴のドラマは視聴していましたが原作は未読です。
ドラマ版のときからですが、高橋一生の演技はやはりすごいと思いました。
静かに淡々と進んでいく独特なミステリアスさも感じられ、映画館で落ち着いて観ることができて良かったです。
それだけに青年期の長尾謙杜の演技にはがっかりしました。
木村文乃はやはり美しかった。
途中で露伴先生の先祖が山村仁左衛門だろうなー、と思いましたがやはり…笑笑
荒木飛呂彦先生はとにかく先祖の繋がりを大切にしているのでしょうか。
一つ疑問ですが、ヘブンズドアは生きている人間以外には使えないはずなのになぜ山村仁左衛門のお嫁さんには使えたのでしょうか?
いつもなんだかんだで泉ちゃんを守る露伴先生が素敵でした。
とても面白かったのですが、薄い感想ばかりで自分の語彙力を恥じるばかりです。
泉ちゃん可愛い(^^)
やっと観に行けました!
・映画館で観られてよかったです、ルーヴル、高橋一生、飯豊まりえ、木村文乃、目の保養でした。
・ルーヴルはちょっとだけでしたけど。
・泉の、露伴に対する「モナ・リザに似てますね!」→ラストのナナセ、モナ・リザっぽいなぁ…→えっ山村の家系かと思ってたらナナセの家系!?→そうかモナ・リザという共通点作ったのそこね…?
・露伴の淡い初恋!?未熟な露伴!?(過去)う〜ん…とその時はちょっと思いはしましたがそういえば岸辺露伴も人間だな、と納得しました。
・おばあちゃんの形見ですかそのサングラス!大事にしている露伴素敵!
・泉のキャラがとても良い。重い雰囲気を、出てきてくれるだけで明るくしてくれる、最高。先生に軽率な態度なのも、時にはぞんざいに扱われているのも観ていて和みました。あと毎回衣装が可愛くて楽しみです。
・漆黒の絵、z-13倉庫にずっとあったのは、漆黒だから、あの鳥みたいに光さえも吸い込むからその場にあることを認識出来ず誰も気付かなかった(移動されなかった)とかそんな感じ?呪われた絵だったらそう噂が立ってそうだし。
良い映画でした、また新たに映像化されるのを楽しみにしています。
期待値高かっただけに物足りなさも…。
ドラマのファンで劇場版も楽しみにして鑑賞。
ちなみに原作エピソードは未読。
作品の世界観も露伴先生も相変わらず素敵だったけど、全体通して観るとそこまでグッとこなかったなあという感触…。
ルーブルを訪れて黒い絵の謎を追ってるあたりまでは、黒い絵やルーブルの底知れない不気味さが感じられて面白かった。
使用されてない倉庫とかとてもワクワクする!
ただ、ドラマ版が各エピソード45分くらいでうまく濃縮してまとめてるのに対し劇場版の尺が長くて冗長感があったこと、あと黒い絵はあんなにはっきり見せずに観客の想像に任せたら良かったのに、とか終盤の露伴先生の前世(?)のあたりはあんなに丁寧にやらなくても良かった気がする、など個人的には終盤で気になる点が出てきて楽しみきれず。
あとこの作品に時代劇パート入ったことで、せっかく統一されてた露伴シリーズの世界観がゴチャついた感があった…。涙
決してつまらなくはないんだけど、期待値が上がってしまってたので色んなことが気になってしまった劇場版だった。
しかし泉くんはブレなくていいなー。
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