劇場公開日 2023年11月10日

正欲のレビュー・感想・評価

全384件中、101~120件目を表示

4.0マジョリティに対しても説得力があった。

2024年1月13日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

難しい

マジョリティ同士でも分かり合えないことが多いのに、ましてやマジョリティがマイノリティを理解することは当然に難しい。
それでも誰もが自分のことを理解して欲しいと願っているという描写は、誰に対しても十分に説得力があったと思う。

演技陣も皆良かった。新垣結衣はこの作品で一段と芸の幅を広げたと思えたし、磯村勇斗は評判どおりの当たり役だった。稲垣吾郎もマジョリティ代表として自然な演技を見せた。特に、ラストシーンの(自分が寄り添えていないことを)初めて気付いた表情はなかなか良かった。

マジョリティ側の私の素直な感想として、疑似セックスシーンは全裸でやって欲しかった (笑)。

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SHOT

4.0自分がどんな人間か人に説明できなくて、息ができなくなることってありますか?

2024年1月11日
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鑑賞方法:映画館

かつては異質、変人、変態と鼻つまみにあっていたものが、今の世の中、フェチとか多様性とかという言葉に置き換えられてその存在を認められるようなった。その嗜好はけして犯罪でもないし、本人にとってはそれこそが紛れもない「自分自身にとっての普通」のこと。
この映画にも、何人もの「多様性という枠の中の世界」に生きている人が出てくる。彼らは一般社会で生きることに苦しみ、絶望さえし、影を潜ませるように怯えている。その生きづらさに共感できるかどうかで、この映画への共感度もちがってくるのだろうな。たとえば、稲垣吾郎演じる寺井検事のように、「世の中の普通」という尺度でしか物事を判断できない人間にはいつまでたっても無理だろう。正論を振りかざす大人、建前から抜けきれない世間体、その象徴として寺井検事はいるのだから。ただ、悲劇としては、佐々木の無実を証明するにはその寺井検事の理解が不可欠という難ハードル。おそらく、どれだけ夏月が言葉を変えて説明をしても理解できはしまい。それを悟ったからこその夏月の最後のひとことなのだな。そんな夏月と佐々木は、たしかに不幸でもある。だけど、唯一無二の理解者がいるということは幸福でもある。大丈夫、私はここにいますよって、これほど力強い励ましはないな。
しかしこの伝えにくいテーマをよく二時間で収めたものだと思う。タイトルの「正欲」は、ノーマルという意味で捉えるのだろうけど、性欲ともとれる。フェチの感情としては。だけど、見終えてその意味は、明日も生きていこうと思う生きる欲からくる「生欲」でもあるなと感じた。

(追記)
この映画の世界に、随分前よく聴いた曲のどれかに既視感のようなものがある気がしていた。ようやく思いだした。RCサクセションの「君が僕を知ってる」だった。清志郎はこう歌う。

  今までしてきた悪いことだけで 僕が明日有名になっても
  どうってことないぜ まるで気にしない 君が僕を知ってる
  誰かが僕の邪魔をしても きっと君はいいこと思いつく
  何でもないことで僕を笑わせる 君が僕を知ってる
  何から何まで君がわかっていてくれる
  僕のことすべてわかっていてくれる
  はなればなれなんかなれないさ

  コーヒーを僕にいれておくれよ 二人のこの部屋の中で
  僕らはここに居る 灯りを暗くして 君が僕を知ってる
  何から何まで君がわかっていてくれる
  僕のことすべてわかっていてくれる
  上から下まで全部わかっていてくれる
  僕のことすべてわかっていてくれる
  わかっていてくれる わかっていてくれる わかっていてくれる

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栗太郎

2.0映画自体は想像できる範囲の展開

2024年1月8日
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鑑賞方法:映画館

寝られる

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み

3.5誰もが繋がりを求めている。

2024年1月7日
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知的

原作読ませて頂いて足を運びました。省略、改変した部分が多く無理やりすぎた部分もありましたが、決められた時間での作品なので仕方がありません。どんな作品でもこのような場で自分が感じたことを誰かに共感してもらいたい、自分以外にも同じ考えを持っている人がいて欲しいと思っているからコメントをしているのではないでしょうか。良い評価も悪い評価も結局はこの映画のように繋がりを求め、受け止めてくれる人を見つけないと辛いんです。私たちが到底理解できないような性癖でもその部分だけは皆共通だと感じる作品でした。

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おにく

4.0嗜好の多様さを学んだ。

2024年1月7日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

幸せ

萌える

久々にガッキーをスクリーンで拝めると知ってかなり楽しみにしていた作品。しかも相手役が磯村くんでこれは観るしかない、ということで。
最初はその嗜好について理解しきれず、けどだんだん分かってくると彼らのやっと手に入れた幸せが続いて欲しい、と応援するような感覚にいつの間にかなってた。佐々木くんが桐生さんのもとに戻れる日がきていてほしい。
理解されるのが難しい、そして一部は批判されてしまうような嗜好を持っている人はたくさんいるんだと知った。自分も映画の前半では理解できなかったように。
なんで2人が主役じゃなくて稲垣さんの役が主演なんだろうって不思議だったんだけど、パンフレットに稲垣さんの役は観客目線の人物になってるって書いてて腑に落ちた。この映画を見る前に現実世界で水に嗜好を持っているって言われたら、確かに自分も稲垣さんの役みたいな反応になってしまっていただろうなと。
余韻たなびく、いろいろ考えさせられる映画だった。

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流星の水菜

2.5欲望のあり方

2024年1月2日
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ムービー好き

4.0見た目ではわからないけど様々な性的指向があるということがこの映画で...

2024年1月2日
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見た目ではわからないけど様々な性的指向があるということがこの映画でよくわかりました。
「普通」ということばが作中に出てきますが、その「普通」というものの言葉の残酷さを認識しました。

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波風龍雄

4.0正欲 深い!

2023年12月27日
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一つひとつをみれば、正当な人としての多様性だし
建前では直接的に攻撃あるいは言及する人もいるとは思えない
今の日本にゴマンとある1事例なんでしょうが、それがこうして小説として評価され、映画化されるという現実

もうネタばれにもならないと思うが水フェチは、分からないでもない
タイのソンクラーン(水かけ祭り)も私も好きですしね 笑

それにしても磯村君の疑似◯◯◯スにはある意味浮世離れしたフェチの原点見るようだった 今年の多出演作でも白眉!

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ソルト

3.0マイノリティ過ぎ

2023年12月21日
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現代にあったテーマでもちょっとマイノリティ過ぎるような気が…
小説は面白そう。

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ムロン

3.5何をいいたかったのか…

2023年12月21日
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悲しい

難しい

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クロミカロン

5.0新垣結衣の本質を感じた

2023年12月16日
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鑑賞方法:映画館

この映画は凄い。とても感動した。
稲垣吾郎も良いのだけれど、やはりこの映画は新垣結衣と磯村勇斗でしょう。
特に新垣結衣は、ガッキーと呼ばれ逃げ恥以来アイドル的立ち位置になっていた気がしますが、彼女の本質は女優なのだと思い知る、凄い演技でした。
宇野祥平も、罪の声で知った俳優でしたが、セリフさえ少ないものの相変わらず良い味を出していました。あんなに目で語れる俳優は稀だと思います。
そして東野絢香さん、失礼ながら彼女のことは初めて知りました。この先どんな作品に出られるのか、とても楽しみな女優さんです。

なかなかこのような素晴らしい作品には出会えません。映画館に来て良かった。多くの観客とこの感動を一緒に味わえて、本当に幸せでした。

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あいわた

3.0水フェチってことですよね

2023年12月15日
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難しい

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ぴー

4.0〝普通のこと〟です。

2023年12月15日
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hum

4.5「いなくならないから」

2023年12月15日
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yuu

5.0よくぞ映画化してくれました‼️とスタンディングオベーションを贈りたい

2023年12月14日
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この映画は観る人を選ぶと思われますが…私はすごく好きな作品になりました!

新垣結衣さんの演技がとにかく素晴らしかった!

他人には理解して貰えない趣味嗜好を抱え、自分を閉ざして生きている桐生夏月(新垣結衣)。

職場でも親切心でいろいろと話しかけてくる同僚に、常にイライラしています。
この同僚、親切心は分かるんだけど…明らかに迷惑顔してるんだから、自分の思いや価値観を押し付けちゃ、ダメだよね(^◇^;)

夏月と、同じ思いを共有していた同級生・佐々木佳道(磯村勇斗)は、高校卒業以来、久々の再会でお互いの生きづらさを楽にする手段として同居を始めます。

男女ではなく同志として生きる2人の生活は、傍目には異様に思われるかも知れないけど、私にはなんだか微笑ましくて素敵に思えました。

ある日佳道は同じ趣味嗜好(フェチ)を持つ人物をSNSで見つけ、接触を試みます。
他人には理解しがたいフェチについて語り合える友がいる喜び、そして嬉しさ。
ですが、同じと思っていたその仲間の1人はグラデーションの色ように、微妙な違いが混ざっていたのです。
その人物のおかげで、物語は想像もしていない展開になります!
(あの男さえ居なければ、こんな事にならなかったのになぁ😞)

逮捕される事になった、佳道を問い詰める検察官・寺井啓喜(稲垣吾郎)。
啓喜は自分の考えに絶対的な自信を持ち、怒りに激昂して声を荒げるなど、ちょっと古いタイプの人間。
中の人吾郎さんとは全く違う人物(^◇^;)

これはどうやって終わらせるのかなぁ?と不安になりましたが💦

終盤、夏月は佳道について何も語らず『佳道が語っている事がすべて』だと言います。
自分の思いを話しても嫌悪感を持たれるだけ、理解など誰にもしてもらえないと分かっているから。

でも佳道に伝えたい言葉は『居なくならないから』
この言葉に救いがあって、私はとてもいい終わり方だと思いました。

この作品は、いろいろと語りたい事がたくさんあって、うまく纏めらませんが、、、
とかく大声で主張した人が正しいと思われがちな世の中に、生きづらさを感じている人が多いから、登場人物に共感してヒットしているんだろうなと、感じました。

個人的には、事務官役の宇野祥平さんが、印象に残りました。

理解出来ないような案件や人物にも、決めつけないで理解しようと努力する事が、とても大事と思えたので。。。
彼には、事務官ではなく是非検事になって欲しい!?(笑)

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mami

4.0新垣結衣の演技が素晴らしい

2023年12月12日
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これだけの難しい役柄を、力みなく淡々と演じきる新垣結衣が素晴らしい。周りの演者とのやりとりも自然で、表情や醸しだす雰囲気も心地よく、最後まで飽きさせない。一段と魅力を増した女優の演技をこれからももっと観たい。

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ディル

4.0とても良かった

2023年12月11日
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れもん

1.0うわ〜、❨また❩ やっちゃったぁ〜 変な作品に出費!(T_T)

2023年12月11日
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鑑賞方法:映画館

大失敗!
時間と映画代の浪費!!!
観終わって…内容を振り返って…インプレッション!が、
何も残らない映画…

ガッキーの変貌ぶりに興味のある方なら是非、劇場へ足を運んでみては?

それくらいかな?

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ラテンマニア

4.5引き込まれた!

2023年12月10日
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鑑賞方法:映画館

知的

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ドラゴン

2.52時間半では難しい?

2023年12月10日
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ろどりげす