ミセス・ハリス、パリへ行くのレビュー・感想・評価
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女の子は誰でも♪
タイトル以外知らずに鑑賞。
ドレスがとても美しく、目の保養で良かったです!トキメキました🥰✨✨
ディオールのドレス、美しいものは美しいと思う、全ての人…女の子なら誰でも羨望の眼差しで見たことがあるのでは?
オープニングから曲が素敵!
美しいドレスには、年齢関係なくトキメキますねっ
昔、ファッション通信せっせと観ていたの思い出します。
ゴミ溜のパリを舞台に、めくるめくオートクチュールの世界を堪能できます✨✨
ちょっとしたパリの観光も楽しめる感じで、すっかり海外に縁遠くなった今、心がパリに飛んで行きました。
基本、皆親切で悪人が出てこないので(まあ、ちょっとしたイジワルな人はいますが)気持ちよく鑑賞できます。
サシャニュ候爵の花を1輪Mrs.ハリスに手渡す所はキザなハズなのにさすがフランス、絵になってるし
他の色んな1つ1つのエピソードが、心にしみます。
優しさや思いやり、気遣いが素敵に巡る物語でした。。。
Fashionably Adorable
Lesley Manville delivers a precious performance as a cleaning lady who travels to Paris to buy her dream dress. It's a much more cheerful role than that of the secretary in Phantom Thread. It's a lightweight movie if you need a break from emotional distress. The costume design is utterly good taste; I loved the fasion walk. Ana Baptista and Rose Williams are standout; more roles for them please.
ミセス・ハリスが夢に向けて突っ走る物語には意外に深い味わいが
第二次大戦に出征したまま行方知れずの夫を今も思いつつ、富豪マダムの家政婦として暮らしているミセス・ハリスが、マダムの寝室で発見したクリスチャン・ディオールのベアトップドレスに魅了され、そのドレスを買うためにロンドンからパリへひとっ飛び。さあこの話、どうなるかとワクワクしながら見ていたら、ミセス・ハリスは持ち前の愛されキャラとポジティブシンキングを武器に、あらゆる壁をぶち破って夢をその手に引き寄せてしまうのだ。
そう書いたら、単なるDream comes trueものかと思うかもしれない。しかしこの映画、奥が深いのだ。階級社会のロンドンで暮らすミセス・ハリスが、老舗メゾンを陰で支えるお針子さんや専属モデルたちと同じ労働者としての思いを共有する。お得意様にだけ1点もののドレスを提供するオートクチュールが、誰でも着られる高級既成服、プレタポルテに取って代わる時代の間に、ミセス・ハリスがドーバー海峡を渡ってくる。つまりミセス・ハリスは大衆文化のメッセンジャー。それも、声高に平等を叫んだりしない分、その存在は心に染み渡るのだ。
『ファントム・スレッド』ではオートクチュールの伝統とプライドを象徴するような意地悪キャラを演じていたレスリー・マンヴィルが、今回は真逆の役柄を演じて魅力満開。つくづく、俳優って凄いと思うこの秋のイチオシ映画です。
幸運は偶然ではなく、気力、体力、野心の循環で巡ってくる。
主人公の英国家政婦オバサンに予期せぬ幸運が訪れ、
仏国パリのファッションブランドメーカー「ディオール」に、ドレスを仕立てに行くお話。
前半は、この家政婦が仏国に行くまでの、
幸福と不幸を巡るストーリー。
後半は、ディオールで服を仕立てる最中、
アクシデントに巻き込まれる、幸福と不幸を巡るストーリー。
全体を通して、逆境と幸運によって話が展開され、
幸不幸を伴って人間模様が描かれる、
運気系ヒューマンドラマ。
例によってたとえエピソードになるが、
何かの番組で、芸人オードリーが、若手芸人群の1組から頭一つ抜きん出た瞬間の、要因があったのではないかと尋ねられた時、
それを苦笑いしつつ否定しながらも、
周囲から激推しされる幸運な時期について、触れる場面があった。
若林が言うには、
壁を突破して1つ上のステージに上がる時、
周りの人間がチームとなって、めちゃくちゃ推してくれる時期があるらしい。
そういうチャンスの時は、推される側の自分は、
「気力、体力、野心」らのいくつかの項目が、充実して漲っており、
魅力的な要素として、それがチームに自然と伝播している。
1人じゃ絶対実現しそうにない事も、
魅力が熱となり、感化されたチームの後押しにより実現する、というのだ。
さて、この作品の主人公である、家政婦オバサンのハリス。
冒頭から、幸福と不幸が交互に激しく入り混じりながら、
彼女の人柄の良さゆえに知人に助け舟を出されたり、
彼女の夫への純粋な愛情により、亡き夫からサプライズの遺産が舞い込み、
結局はパリ行きの幸運切符を手に入れる。
テンポよく話が進むので面白い。
パリに行ってからも、
ディオールで門前払いされそうな所を、
彼女のドレスへの強い思いを見かねた伯爵紳士の助けを経て、服の購入までこぎ着け、
彼女の人柄の良さや、持って生まれた愛されキャラから、
ディオール従業員達から人気者となり、
彼女の夢を諦めない姿勢に感化された人々が、
古い体制で行き詰まった経営のディオールの、改革を促し立て直すまでに至る。
まるでお伽噺かの如く、話は展開され、
主人公の、見返りを求めない親切心や、人柄の良さ、情熱によって、
それに感化され、巻き込まれた人々から、幸運が主人公の元に返ってくる展開いうのは、
「7番房の奇跡」の主人公と似たような展開。ハートフルな、心が温まる展開。
特に今回の作品は、夢を諦めず奮闘する姿が、さらに加わる感じ。
幸運は偶然の贈り物ではなく、自分の日々の生き方次第で巡ってくるもの、
という強いメッセージ性があると感じた。
気力体力も必要で、時には野心的な熱量が周囲に伝播し、
すなわちエネルギーの循環によって、幸運は回り巡ってくるのかなあという感想を持った。
不幸が続いたり、気持ちが後ろ向きになったり、
ネガティブな方向に傾いた時に、この作品を観ると、
前向きに、下がったテンションを上向きに復活できるかなと思った。
吉日ね!
Netflixドラマの「エミリーパリへ行く」に出ていたイケメンシェフ、リュカ・ブラヴォーが出てるという事で鑑賞。
ドラマ同様に優しいイケメンだった!!
なんとも見応えがあり、テンポのいい展開に一喜一憂。
どこまでもお人好しなミセス・ハリスを
運命は天国にも地獄にも追いやるが、
周りの人達に助けられてハッピーエンドに。
Diorのドレスはどれもステキで憧れるわぁ、、、!
歳をとっても、未亡人になっても、
夢を持って行動できるミセス・ハリス。
とても愛らしかった!
鑑賞後はとても幸せな気分になれました!
アルバ・バチスタ
おとぎ話のようでいて、出来すぎでないところも良い
誰にもある実存的危機、見ないでいる、見えなくされているだけ
ミセス・ハリス演じるレスリー・マンビル、後ろ姿の冒頭から「ファントム・スレッド」とまるで異なることに驚嘆した。歩き方、背筋に姿勢、歩くテンポ、着ているもの、前を向いたらヘアメイクも表情も話し方も!すごい俳優だと思った。
つましい生活、有能でやさしい家政婦、でもしっかりしていて前向きで友達思い。ユーモアがあって人懐っこい。この映画を見て私事だが、立体裁断の美しいスカート(確か菫色かラベンダーみたいな)に心ときめいたが一緒に居た父親は買ってくれなかったこと思い出した。
この映画のポイントはミセス・ハリスの言葉に尽きる;ダンサーを見て「大変な仕事ね。掃除には笑顔は必要ないわ」。給金支払いを何度も先延ばしにする「金持ちマダム」に啖呵「私を見下す人に忠誠は誓えません」。そしてシャサーニュ侯爵(ランベール・ウィルソン、適役)に午後のお茶に呼ばれた時。彼が子どもの頃ウェールズの寄宿舎に住み学校に通っていたことを知る。苛められつらかった時代に自分を大切にしてくれた優しい人のことをあなたを見て思い出したと彼女に言う侯爵。その人は「寄宿舎の掃除係のモップおばさん」。ミセス・ハリスは特別に用意してくれたイギリス式お茶もお菓子に目もくれず哀しげに立ち去る。ミセス・ハリスは決しておめでたい人ではない。わかっている。それだけに深く傷つき考えるようになった。
美しく洗練された職場でも働くひとは皆労働者。彼らがどんな家でどんな格好をしてどんな風に過ごし暮らしているのか、誰の目にも見えない。それをずっと見ながら「誰も気がつかない」仕事をしてきた彼女はゴミだらけのパリの街を見てストライキをする彼らを見て、力を得た。
ディオールから送られてきたドレスの色とデザインは見るまで心配でドキドキした。よかった・・・デザインも色も異なっていて。ミセス・ハリスの美しさと優しさをもっともっと引き出していた。
おまけ
ドレスや服、そもそも「洋服」は欧米人体型のためのもの、どんなに逆立ちしても日本人体型の自分に合わないと思っている。カジュアルなもの、デニムも含めてぜーんぶ。悲しい。和服を着ている時だけ幸せで気持ちがよくて自分に満足する。でも毎日着物を着ている訳ではないし着物で仕事に行く勇気も気持ちも自分にはない。この映画を見て100%の幸福感に満たされなかったのはそんなところにある。ディオール・メゾンでのショーのモデルの中に東洋人もブラックの人も居たことにすぐに気がついた、とても嬉しかった。50年代にはあり得ないのにね。今に通じるお話。「年がいもなく」「貧乏人が!」こんな言葉なくなって欲しい。
ディオールに魅せられた家政婦の素晴らしく幸せな話
お洒落は気分が上がる…
その気持ちは分かる。イギリスの階級社会に生きる掃除婦が必死に金を工面してパリのクリスチャン・ディオールでオートクチュールを作る。パリでは労働者達の不満がたまりがストライキが起こされ、街はごみ溜、クリスチャン・ディオールも旧来手法のビジネスに行き詰まっており、変革を必要としていた。こんな社会的背景の中、掃除婦の明るさ、優しさがクリスチャン・ディオール内で働く人々に影響を与え、ラストはその親切さが感謝の品として返ってくるという話。登場人物の大半が良い人で、トントン拍子に話は進むが行き当たりばったりのミセスハリス自体に魅力を感じず、労働者という描き方も中途半端だった。
中年にこそ夢が必要ですね。
ディオールのオートクチュール
1000万円!!でも美しいドレスは女性を輝かせるね。ラストのミセスハリスの美しいこと。でも普段着の彼女もとてもキュート。
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