はだかのゆめ

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はだかのゆめ

解説

2人組バンド「Bialystocks」で音楽活動も行う映画作家・甫木元空が、2016年の劇場デビュー作「はるねこ」に続いて撮りあげた長編第2作。

高知県・四万十川の流れる地に暮らす一家の物語を、若くして両親を亡くし祖父と暮らす甫木元監督自身の体験を投影しながら描き出す。四万十川のほとりで、年老いた祖父と、この地で余命を過ごすことを決意した母と暮らす青年ノロ。彼は迫り来る母の死を受け入れることができず、死者のように徘徊する。そんなノロを見守るように寄り添うおんちゃん。息子を思う母と母を思う息子は、互いの距離を測り直していく。

「うみべの女の子」の青木柚が主演を務め、「三年身籠る」など監督としても活動する女優の唯野未歩子、シンガーソングライターの前野健太が共演。

2022年製作/59分/G/日本
配給:boid、VOICE OF GHOST
劇場公開日:2022年11月25日

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映画レビュー

4.0こう思ってくれてたらいいな、と思い始めたらもう涙が止まらなかった。...

2023年3月22日
iPhoneアプリから投稿

こう思ってくれてたらいいな、と思い始めたらもう涙が止まらなかった。台詞が少ない中で、効いてくるものがある。

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ち

1.5観る側に委ね過ぎ……

2023年2月17日
スマートフォンから投稿

んーこの映画観てる間、ずっともやもや。セリフ、説明的な表現がかなり少ない。登場人物の時間軸や人の関係性がわからず、終始戸惑いながら映像を追った。前情報なく観るとなんだかよくわからない。
色々な思いを抱いていて感情移入できる方はいいかも。音楽は良い。
特典のポストカードのQRコードで音楽ダウンロードできるのがよかった。

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ぽちにゃん

4.5伝えたいわけではなく伝わってほしいわけでもなく

2022年12月8日
iPhoneアプリから投稿

なぜこんな撮り方を選択したのか。どんな人たちがこの作品を作ってどんな意図を隠そうとしているのか。考えるほどこの作品が大切に思えてくる。
なにか、個人的な映画は認められないという事になったの?映画は何かを伝えるためのもの以前に、作者や主人公の個人的な物語を覗き見て、深い部分で何かを感じるものという根本的な事をすっ飛ばしている観客も多い。この映画には、人には意味が無いように見えても、個人にとっては意味のあるものが散りばめられているのに、他者を分からないまま否定するのは悲しいなという気持ち。

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湯

3.0意図を拾うのが難しい、高知のロケーションは魅力的

2022年12月7日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

難しい

寝られる

スコアを付けるのが難しい…。こういう静かなタイプの映画は自分のタイプではないし、曖昧なモノをそのまま美しく観れるかと言えばあまり得意ではない。ただ、Q&Aによって咀嚼出来たのは東京国際映画祭ならでは。その中での言葉を交えながら。

本作は曖昧なモノばかりで出来ている。死と生に始まり、作品の定義も明確に当てはまるモノは無いだろう。だが、それを受け入れた時、自身がかけていた色眼鏡のフィルターが取れる。そして作品に新たな色がついていく。生まれながらにイエス/ノーを持つのが自然だった私にとっては、ある種の新鮮さを感じる。描きたい事が起承転結している必要は別にない訳で、それに対して違和感を抱く必要もないのだ。

ただ、その作品が自身に合うかは別問題。言葉が転がっている方が好きな自分にとっては足りない部分が多かった。ノートに書かれた文字が読みにくいまま作品のピースを担っていたり、無意味なモノに意味を持たせたり、委ねられる部分も多い。悪いことではない。ただ、その作家性に惹かれる部分が少なかったまでである。

主演は青木柚さん。すっかり多くの作品で観るようになった彼だが、どこか幻想的な今作においても染まる魅力を感じる。自然と調和しながら、曖昧に過ごしていく姿は惹きつけられる。また、前野健太さんの佇まいも効果的に使われている。なんかいい、それでいいと思う。

東京国際映画祭はそうした消化不良を、意図を汲みながら再解釈できる機会がある側面がある。実際に観て終わっていたらこのスコアにはなっていないはず。つまり、ある程度知った上で観たほうが今作の良さが滲み出るのではないかと思う。

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たいよーさん。