映画 イチケイのカラスのレビュー・感想・評価
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令和 “月9” 1位高視聴率ドラマ映画化
今の世の中を暗喩した大変重要な作品である
原作もドラマも全く知りません。みちお(竹野内豊)と千鶴(黒木華)を中心として、健康損害賠償裁判を展開していく物語になっています。
私は映画を観る際、いつもこの映画が伝えたかったキーワードを探しながら観賞しています。
この映画のキーワードは「隠ぺい」と感じ、今の世の中を暗喩しているのだと思いました。
ご存知の通り、今の世の中は、政治家等によって多くの隠蔽がなされている疑いがあります。例えば、最近コロナワクチンの不都合な真実が週刊誌で報道されるようになりましたね。
そういった意味で、この映画が伝えていることは重要なことだと思います。
最後の方の人間ドラマもジーンときました。千鶴の成長も感じるドラマでした。
法律に疎い人でも分かる良作です。
盛りだくさんの事件だった
SPドラマを見てからがおすすめ!
キャラ崩壊ムービー
こんなに飄々とした竹ノ内豊さんは見たことがない。『シン・ゴジラ』や『シン・ウルトラマン』など堅物な役が多く、暗い印象を持っていましたが、今作で破天荒な一面を見せてくれて非常に面白かったです。
黒木華さんもクールな印象の多い女優さんでしたが、熱血正義感バリバリの新米弁護士で尚且つ、感情的な人物という設定で、劇場を大いに楽しませてくれました。
今作で邦画俳優の固定観念みたいなイメージを変えてくれる実験的映画でもありました。
ストーリーの中心は坂間千鶴VS工場の場面が多く、イージス艦とタンカーの衝突事故は物語をよりシリアスに描くおまけのような印象でした。
伏線が多く、細かい演出もその一つがこの映画の見どころ。映画とドラマのハイブリッド作品という印象でした。
活躍する坂間千鶴
なんかスッキリしないし泣けないし
1 思っていたより良かった
テンポが微妙
ヌハハハハ
ドラマは未鑑賞ですが、「コンフィデンスマンJP」の田中亮監督ということでそこそこ期待していたのですが、期待通りの力作でした。ドラマの映画化は近年失敗しがちですが、今回は中々良かったんじゃないでしょうか。やっぱりすごいよ、田中監督。
入間みちおと坂間千鶴というキャラクターの名前、一生忘れない気がする。名前のインパクトもそうだし、個性強くて、竹野内豊と黒木華の演技が最高で、愛しさ100%の人物でした。「素敵な選TAXI」といい、本作といい、竹野内豊は何考えているか分からない能天気な役柄が超似合う。入間みちお見たさにドラマも見てみよっかなと思えるくらい、いいキャラしてました。
序盤の面白いものが始まるぞ感にはテンション上がったし、名前の紹介の仕方、笑い、カメラワークなど、田中亮監督らしい演出にはコンフィデンスマンを思い出して鳥肌。この監督の上品さには見とれちゃう。テンポもいいし、開始1分にして見応えもあるし、これドラマ見ていたらなお最高だったろうなぁと思いました。まさかの人物の登場には驚きを隠せませんでしたし笑
斎藤工も向井理も良さが引き出せており、Good。ドラマ見てないけど、劇場版としての落とし込みがなかなか上手いように感じられました。シリーズ化出来そう。しかしながら、後半から一気に失速しちゃったのはすごく勿体なかったな。痛快、爽快さに欠けるし、急に作りが粗い。感動もできないしね。
あまりしっくり来ないラストで、頭に?が浮かんだままだったけど、エンドロール中の追加カットには笑えて、後味はスッキリ。田中組常連の小日向文世と桜井ユキも、最後までチョイ役としていい味を出していました。
こういう裁判もので安定した面白さを提供できるのはすごい。誰でも笑えて楽しめるエンターテインメントとしては、かなりいい作品なのではないでしょうか。原作・ドラマファン、そして見ていない人も是非。
ベタだけど予想外の展開、笑いと涙
テレビドラマなしでも楽しめると思いますが、やっぱりテレビドラマ見てからがオススメです。
一昨年のテレビドラマと、1/14のスペシャルドラマを見てから鑑賞がオススメです。
映画になるということで、録画していた過去のテレビドラマ録画番組から掘り起こしてまずはドラマ見ました。法廷ドラマということですので、いわゆる裁判シーンも見ものですが、このドラマはヒューマンドラマで、(ほぼ)毎回泣いてしまいました。予想通りの展開もありますが、予想外の展開にもなりつつ、いろいろな人の想いで涙でした。
入間みちおと坂間千鶴のホンワカして、ラブコメ要素も良いです。
入間みちおはまさに竹野内豊のハマり役で少年のような大人、、、と言うよりは、大人風の少年です。坂間千鶴も、やっぱり黒木華のハマり役で、とても真面目だけど可愛らしい役です。どちらも愛すべきキャラクターでした。
小日向文世もとてもハマり役。
それぞれ当て書きされたようなキャラクターでした。
映画はその流れをそのままで、ストーリーや配役がパワーアップしています。ドラマと同じく、笑いあり涙あり、展開も土地までは予想通りで途中から予想外の展開になるところもそのままです。
まさかそんな展開とは、、、後半に行くにつれて良い展開でした。
あの人のあのセリフ、刺さりました。
今回は、黒木華の涙が良かった。
西野七瀬が脇役すぎて、もうちょい見たかったです。
テレビドラマから、スペシャルドラマ、そして映画と、日本のテレビドラマからの延長線なので、テレビドラマのままでも良いのでは?とも思いますが。
テレビであれば十分なVFXも、映画だとちょっとしょぼいですし、重さというか重厚感というか、、映画としてはあと1歩と思う点もあります。
でも、やっぱりこの流れはテレビ好き映画好きとしては嬉しいです。
続編あるといいですね。
物語のフォーカスが甘いです
真実を追求する裁判官を描いて人気を博したイチケイのカラス。昨日はテレビスペシャルも放送されて期待も高かったのですが、この映画に関してはストーリーのまとめ方が甘い感じです。
イージス艦と運搬船の衝突の話から始まり、工場汚染の話と絡んで物語が進みます。しかしイージス艦の衝突は余計な話で、工場による汚染の話だけで充分な内容ではないかと。わざわざ政治がらみにする必要性はなかったと感じます。政治の話は工場の件とは全く別の話で、しかも大した内容のない真実。個人的には、これに時間をかけるくらいなら斎藤工が演じた弁護士の過去の話を詳しくした方が良いのになと思いました。
メインとなる工場汚染の話も実はよくわかりません。それほどに毒性の強いものなら、もっと大量に被害が出ているように思いますし、具体的な被害も不明確。隠しているのも町ぐるみなのか私的なものなのか?人が死んだり、放火があったり、政治的圧力があったり、盛りだくさんだけど消化不良みたいな感想。駄作とまでは言いませんが、正直に言うとテレビシリーズ、テレビスペシャルの方がずっと良い出来栄えと思いました。
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