金の国 水の国

劇場公開日:

金の国 水の国

解説

2017年「このマンガがすごい!」で第1位を獲得した岩本ナオの同名コミックをアニメーション映画化。

商業国家で水以外は何でも手に入る金の国と、豊かな水と緑に恵まれているが貧しい水の国は、隣国同士だが長年にわたりいがみ合ってきた。金の国のおっとり王女サーラと、水の国で暮らすお調子者の建築士ナランバヤルは、両国の思惑に巻き込まれて結婚し、偽りの夫婦を演じることに。自分でも気づかぬうちに恋に落ちた2人は、互いへの思いを胸に秘めながらも真実を言い出せない。そんな彼らの優しい嘘は、やがて両国の未来を変えていく。

俳優の賀来賢人がナランバヤル、浜辺美波がサーラの声を担当。「サマーウォーズ」のマッドハウスがアニメーション制作を手がけ、テレビドラマ「コウノドリ」の坪田文が脚本、人気アニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」やNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」のエバン・コールが音楽を担当。

2023年製作/117分/G/日本
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:2023年1月27日

スタッフ・キャスト

監督
原作
岩本ナオ
脚本
坪田文
プロデューサー
谷生俊美
アソシエイトプロデューサー
小布施顕介
アニメーションプロデューサー
服部優太
キャラクターデザイン
高橋瑞香
美術設定
矢内京子
美術監督
清水友幸
色彩設計
田中花奈実
撮影監督
尾形拓哉
3DCG監督
田中康隆
板井義隆
特殊効果ディレクター
谷口久美子
編集
木村佳史子
音楽プロデューサー
千陽崇之
鈴木優花
音響監督
清水洋史
音楽
エバン・コール
テーマ曲(劇中歌)
琴音
ナレーション
斉藤壮馬
アニメーションスーパーバイザー
増原光幸
アニメーション制作
マッドハウス
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(C)岩本ナオ/小学館 (C)2023「金の国水の国」製作委員会

映画レビュー

4.0優しい世界見せてくれて感謝

2023年2月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

少女マンガ的なものの素晴らしさが詰まっていた。世の中は良い人ばかりじゃないし、理解し合えないことも多いのだけど、この作品世界は優しさに溢れていた。根っからどうしようもない悪人は出てこない、いがみ合う2つの国を超えた友愛の姿がこの上なく美しく描かれる。
サーラのキャラクターデザインが素晴らしい。日本マンガ・アニメの「かわいい」という概念はもっと拡張できるんじゃないかと思っていたので、これはその成功例の1つだと思う。
ナランバヤルもお調子者っぽいけど、切れ者でカッコいい時はカッコいいという原作の良い味がそのままアニメにも引き継がれた。賀来賢人の芝居が素晴らしくて、ドンピシャのキャスティングだったと思う。
資源はないけどお金はある国と、資源はあるけどお金のない国が対立する。これは世界中のいろんなところで起きていることだ。現実はとても複雑だけれど、まずは分かり合えるとを信じないと何も解決できない。これは現実の複雑さに対して、まず信じることの大事さ、シンプルだけどそのことを忘れちゃいけないことを思い出させてくれる。

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杉本穂高

4.0良かった!

2024年9月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

心を暖かくさせてくれる映画。本当の世の中はもっとつまらなく、ひどく、納得できないことばかりかもしれないけれど、そればかりでないと思わせてくれる映画でした。

6-71

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共感した! 0件)
tarotaiu

4.0⭐︎4.3 / 5.0

2024年8月27日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

8月26日(月) @ AP映画(2022)
金の国 水の国
---
人を思いやる心に国境はないよね🥹サーラとナランバヤルの空気が心地良くって癒されて☺️結果ライララ人形が欲しくなるw
---
#movie 🎬2024
#備忘録
#金の国水の国
#映画
#映画鑑賞
#映画レビュー
#映画好き
#映画好きと繋がりたい
#映画好きな人と繋がりたい

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共感した! 8件)
まー。

5.0とてもいいロマンス作品だった

2024年8月24日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

評判のいいアニメーション作品は、得てして内容がほとんどないつまらないものが多い。あくまで映画的にという意味だが。
なので、この作品についてもそこまで期待してはいなかった。
しかし、想像以上に面白かったし、何より内容も良かった。とはいっても、そこまで難しい話ではなく、シンプルで普遍的なものであるが。

最もシンプルな原点としてはやはりロマンスパートではないかと思う。
小難しい駆け引きなんかはなし。ただ、立場の違いで最後の一歩を踏み出せないだけのもどかしさ。
早々に、互いに好意を寄せていることは観ていて分かるし、ナランバヤルとサーラが相手の好意をうっすら感じていそうなところもいい。
そして、何気に気に入っているところは、この二人が結ばれることで、金の国と水の国の平和に貢献できるわけではないところだ。二人が結ばれれば万事解決では二人の気持ちの純粋さが失われてしまいかねないからね。

もう一つ良かったところは、登場キャラクターのほとんどが国の未来を考えるいいヤツだったことだ。
大臣のサラディーンなんて、ラスボスの風格漂う明らかに悪人っぽく登場しておいて、中々覚悟の決まった平和主義者だったからね。この人を突き動かす動機はピンとこなかったけれど、だからこそ余計にいいヤツに見えてくる。国がなくなるということの悲しさをなくしたいのかな。多分そんな感じ。

あとは最後に、ナランバヤルを演じた賀来賢人が結構声優うまった。
お調子者だけどふざけた感じではない絶妙なシリアスさが良かった。

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つとみ