レジェンド&バタフライのレビュー・感想・評価
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フィクションに史実を求めても、ね。な作品
TOHOシネマズでの試写会にて鑑賞。鑑賞機会を頂きましてありがとうございました。
映画は映画、史実をベースにしたフィクションなんだよなあ、見えないところを想像で膨らませたフィクションなんだよなあ、が総評としての結論。
構成については、160分程度の時間で政略結婚から本能寺までを描くわけなので、トピックス的にしていくのはやむを得ないし、なかなかいい感じでまとめたなあ、です。
良かったところ
・信長がちゃんと下戸だった。
・京都の表と裏がきちんと表現されていた。
・キムタク、刀の使い方が上手いなあ、って剣道有段者だったよね。手首の返しが絶妙。
・本能寺の変のきっかけの新解釈は、エンタメとしてはなかなか斬新で面白かった。
・髷があってもキムタクは木村拓哉
残念だったところ
・信長と帰蝶の物語で「レジェンド&バタフライ」なので、は理解できるのだが、「合戦」はほとんど無しなところ。
・二人、老けなさすぎw
・正徳寺の会見は飛ばさないで欲しかったなあ。
・犬千代、本当はでかい人なんですけど・・・
・明智十兵衛、信長より年上なんですけど・・・
・クレジットが濃姫。
そして、違和感というかさすがにそれは無理あり過ぎでしょは、信長のタネは帰蝶だという描き方でした。政略結婚前の重要な史実がすべて吹っ飛ぶような設定なんですよ。好奇心旺盛で事実、真相を確かめないと気がすまない、普通に街場に行って街場の人たちと一緒に楽しむ、野山を駆け回って身体を(結果的に)鍛えていたとかと矛盾し過ぎ。新たな信長像への挑戦、だとしてもなあ・・・。
そこがこの映画の根本なので、、、
このような姫様像なら小松姫や誾千代、おつやの方、が面白くなりそうだけどねえ、と思いました。
歴史への冒涜
NHKの大河ドラマと言い、この脚本家は歴史上の英雄を無能で魅力のない人物に上書きするのが趣味なんでしょうか?
残念ながらこの映画での信長も、NHKの家康同様、キムタクのフジ月9感と相まって全く魅力を感じられませんでした。
綾瀬はるかさんはさすが。
魅力的な演技でしたが、それでも脚本のひどさを挽回するには至らず。
これぐらいの大作になると、当然それなりの歴史考証があるものかと思っていましたが、残念です。
3時間近い時間もとても長く感じました。
映画館で見なくてよかったと心底思える作品です。
キムタク空回り
ただそれだけ。
期待したがやっぱ駄作でした。月9レベルだ。
バタフライ描くのが不自然且つ中途半端で、いっそレジェンドだけで行くべきだったね。
合戦も武将戦略戦術も皆無で、信長の描かれ方も酷いもの。
岐阜で凄い人集めて話題になったは良い宣伝にはなったが、皆が観に行って肩透かしくらったでしょうね。
えっ?俺だけ?
先ず脚本が酷い
史実と違うし。いくらなんでも信長が最初ヘタレなんだけど急に魔王になって最後また日和っちゃうキャラなのが、説明不足で途中経過よくわからんので???だし。信長って言ってしまうと今の時代のGAFAとかスタートアップ企業の性格的にギークで問題あるけど頭の良い天才みたいなオーナーがいきなりユニコーン企業とかになり一代でWORLDwideに世界中を席巻するみたいな人な訳で、楽市楽座を作ったりして経済をかなり自由にして経済を豊かにしたり戦争には軍資金が莫大にかかる事に対応したり。人間は多面的な物だからもちろん恋愛や日常もあったろうがTVの長いシリーズなら別だけど映画で観たい信長はやっぱりウツケと言われた男が桶狭間からどんどんのし上がって最後の本能寺までの波瀾万丈の生涯を戦略戦術含め合戦観せて欲しいわけ。
明智光秀も天下取ろうと思ってないと思うし、本能寺の後の計画全くなかったから直ぐに秀吉にやられた訳で。あーいくらでも愚痴が出て来るのでやめるわ。
途中までは観るのをやめてしまおうかと思ったが、尻上がりに面白くなる...
途中までは観るのをやめてしまおうかと思ったが、尻上がりに面白くなる。
信長と濃姫の心境の変化についていけないところは多かったが、既成の信長や光秀のイメージを上手く利用したストーリーでラストへと盛り上げてくれる。
昔の映画を思い出させる様なシーンがあったり、細かなこだわりがあちこちに見られたり、途中で投げ出さなくて良かった。
信長と帰蝶の愛の物語!斬新な歴史の解釈も面白い!
帰蝶からは信長とその戦いは、このように見えるのか!歴史的には新たな解釈が多い。また、本能寺の変を起こした明智光秀の理由も斬新!そして、夢のようなエンディングも面白い!
自由奔放で「うつけ」だった若き信長、魔王と呼ばれ、そんなの己に苦しむ信長を見事な貫禄で演じ切った!所々、ザ・木村拓哉が見え隠れするが、それも一興!
そこに綾瀬はるかが演じる帰蝶。木村拓哉の相手をできるのは、綾瀬はるか以外はできなかっただろう!剣術や弓矢を華麗に使いこなし、信長へも物怖じせず物を申す!しかし、魔王となり苦しむ信長を見て心をいため、信長を想う。その深い愛情が感じられる素晴らしい演技だったと思う。
信長と帰蝶の愛の物語。今回は、賛否両論のようだが、私は不器用な二人の深い愛に感動した。
脚本と演出が。。。
木村拓哉のファンで、映画が完成したら即映画館で観るつもりだったが、上映時間が3時間と聞き断念(笑)
アマプラ配信初日に観たが、途中睡魔に襲われてしまった。
ヘタレ信長はやはり魅力に欠けた。
信長協奏曲だったかな?あれはそもそもが未来から来たそっくりさんだったし脚本も家来も皆上手く描かれていて、そっくりさん信長がヘタレでも、人間的な魅力がありかなり面白かったが、この映画は、木村拓哉ファンとしてもいただけない映画だった。
興行の失敗は木村拓哉の責任ではない。
これはファンでなくともそう思うのではないだろうか。
脚本は現在の大河ドラマ「どうする家康」の方。
やはり主人公家康は、今のところ大ヘタレである(笑)
そして大河ファンである私の印象は「全く面白くない大河」である。
信長については、多くの方が描き、演じていて、言葉は悪いが手垢まみれの人物である。
そこに新しい信長像を、新しい視点で描くという試みには拍手を送りたいが、いかんせん信長自身が木村拓哉をもってしても魅力的とは言いかねる人物像になってしまっていた。
これは脚本のせいだと感じた。
また、いわゆるラブストーリーに約3時間は長い。
いらないシーンも散見され、2時間で十分だったのではないだろうか。
昔、同じく木村拓哉がドラマで信長を演じたが、それは面白かった。
やはり脚本、演出は、ドラマや映画での重要なファクターであると改めて感じた。
因みに、私のまわりでこの映画を観た人で、映画を観て良かったという感想の人は一人もいなかった。
豪華食材で精進料理みたいな映画。
映画で描かれるのは帰蝶と信長の結婚から本能寺の変まで。
信長のし上がり映画では無いのは分かる。
多分帰蝶と信長の関係を描いた映画なのだろうが…薄い。
変に忠実に歴史上の出来事は描かなくて良かったんじゃないの?
なんならこんなダブル主役みたいな事じゃなくて…(信長のは散々作品もあるし)帰蝶目線のみで良かったんじゃないの?
役者さんは主演も脇も皆んな良かったのになー。何か勿体無い感じ。
アマプラで視聴しました。めちゃくちゃ宣伝しているので、信長メインの...
アマプラで視聴しました。めちゃくちゃ宣伝しているので、信長メインの映画とか久々だからすごい楽しみにしていました。
残念ながら自分好みの作品ではなかったです。あくまで個人の感想にすぎませんが・・・
<信長と濃姫の恋愛>
この二人の恋愛を軸にした漫画も小説もラノベは結構読んでいます。
今回楽しみにしていましたが、今作の描き方があまりにも・・・信長と濃姫でやる意味がない。
<信長と濃姫の関係を描くのにその道三の存在が空気すぎ>
①斎藤道三の信長が噂通りのうつけなら殺せと小刀を持たせて嫁がせる→信長に嫁いだ濃姫は道三に小刀を返すという話も取り入れながらの道三と信長の会談も取り入れればよかったのに。
②道三が討ち死にした戦で、他国で傍観して義龍が勝ったら義龍と交流を持ち始める元道三の同盟者もいる中の信長があえて援軍を出して義龍と対立したというエピソードもスルー。義龍と対立する結果になった為家内で信長の当主としての在り方に不安視する声があがる。
それなのに終盤の濃姫が病で弱ってしまったオリジナル展開にはしっかりと力を入れる。
最低でも②はもう少し重点入れなよ。
<信長の小物感、濃姫の才色兼備さの強調具合>
信長は残念な田舎高校でおらついているヤンキーみたいな描き方はうけている人もいるので別のいいのかなと思います。濃姫の方が優れているというのもまだありかなと思います。
ただ、桶狭間は濃姫のおかげでしたという展開はうんざりしました。
信長の史実上の良い面は濃姫のプロデュース、それなのに信長の残虐な面は信長のせい、濃姫は辛くなって離れていきました。というのも残念です。
<タイトルの意味>
私が気づかなかっただけでしょうか。タイトル回収はありましたか。
レジェンド→英雄織田信長、バタフライ→濃姫(帰蝶説あり)が元だろうと思います。
ただ濃姫の帰蝶と呼ばれる場面、そんなにない。
蝶々が戦場跡を馬で移動する信長の肩にかかったくらいしかなかったと思います。
私が気づかなかっただけで、序盤に輿から降りた濃姫の元に蝶々がひらひら飛んでいた場面でもあったのでしょうか。
終盤のキーアイテムになるものも蛙の置物ですし。
バタフライをタイトルにいれながらも肝心のバタフライが目立たない。
タイトルがダサいという意見もあるでしょう。別に私はそのタイトルでもいいと思っています。
でも、そのタイトルにしたならそれだけの印象つけをしてほしかった。
バタフライ感の空気っぷり。「信長と濃姫」で十分でしょう。
ラブストーリー
3時間を超える作品は諸事情により自宅鑑賞。
モデルが信長というだけのラブストーリ-。
ツンデレ具合が面白い。
信長が濃姫の為に頑張ったその先は幸せではなかった。
戦の内容が大雑把。
一向宗のくだりは日本の宗教を弾圧しているように見えてしまった。
全体的に海外テイスト。日本じゃないどこかの話。
明智光秀はやばいヤツ。
家康にはビックリ。
戦国時代を舞台にしたラブストーリー
織田信長と、帰蝶こと濃姫のラブストーリー。
ヘタレな信長と聡明な帰蝶という珍しい設定で、フィクションとして悪くはなかったけど、後半は帰蝶の出番が減ってしまったのは残念…
終盤、とんでもない展開になったけど、それはそれで良かったんだけどなぁ~
フィクションなんだから、そのまま突っ走って欲しかったかも(^_^;)
大沢啓二監督×古沢良太脚本という名前にちょっと期待したけど、期待ハズレでした…(特に脚本が)
そして、キムタクはいつもと変わらない相変わらずの演技でした(^_^;)
とりあえず、家康役は斎藤工…
家康は誰だろう?って思ったけど、エンドロール見てビックリ。斎藤工だとは思わなかった…
いい意味で海外の歴史物映画の雰囲気がありました
エンタメ性重視かつ色彩設計が鮮やかで緩急の付いた映画になっており、見てみたい方向の邦画時代物に近かったです。(私は90年代チェン・カイコー作品の方向の邦画が見たい)
実は全くそういった期待をせず綾瀬さんファンなのでこの映画を見ましたが、文化面の歴史好きとしてとても満足しました。
もちろんチェン・カイコー作品とは違いますが、今後期待出来る作品を作ってくれそうなクリエイターを発見出来ました。
「知的」の評価を付けましたが、どこに予算が掛かっているかは映像を見れば分かる人には分かるはずですし、歴史&文学的リテラシーが必要な描写が中盤以降にわりとあります。
◾️脚本について◾️
歴史オタク向けの描写やテーマの奥行が無いので歴史ファン(チャンバラ合戦武将ファン)からは不評ですが、宣伝やあらすじで恋愛物として二人の関係性を描くと宣伝しているはずなので、歴史がどうとか合戦がどうとかの感想はもはや当たり屋な感想に見えます。
濃姫は史実での存在が確認されている程度の人物なので、タイトルの段階で史実を映像化する類いの作品じゃないのは歴史好きほど分かりきっているはずです。キャスト的にはもっと痛快活劇的な展開に振るかと思っていたぐらいです。
脚本の奥行きは確かに足りないと思いましたが、それは従来時代劇的な合戦入れろという方向ではないです。
恋愛物として見ても薄味ですし、ある程度の歴史知識は必要なので歴史に興味ない人や海外向けとしてはハードルが高く、中途半端に観客側にリテラシーを求める脚本でした。
リテラシーのある観客向けなのであればイギリス映画ように画家や音楽家や荘園制度と貴族王家を組み合わせた層のあるドラマを見たかったです。
中盤のあるシーンは二人の連携や行動は何を起こしたかの示唆であり、読み取る力が必要な抽象的な描写でしたので、物語を直接的に受け取る観客とは相性が悪いように思います。
もしかしたら海外の方がマクベスを連想してくれるから読み取ってもらえるかもしれないですね。
この点は海外の感想が気になります。
宣伝で言うような、歴史や文学への知識無しで読める映画ではないと思います。
◾️良かった点◾️
美術や建築と音楽へのこだわりは戦国舞台の時代物としては珍しくある作品でした。(江戸時代が舞台だと稀にこの方向は見る)
あまり注目されていないですが、文化財建築のロケーションや大掛かりなセット、古楽のリュート演奏などの文化面の描写が映画に彩りを添えています。
制作側&時代劇ファン、共に硬直しきった時代劇では、画面がほぼ茶色か緑か黒で覆われており映画としての画面や音の彩りはあまりに軽視されてきました。
この点、この映画は本当に良かったです。「さらば、わが愛/覇王別姫」のようにもっと視覚の美を追求してほしいですし、お堅い戦国武将題材の時代劇も映像美という意味で今作を見習うべきとすら思います。
◾️役者さんの演技について◾️
木村さんは雰囲気はいいのですが、舞台系の発声をしないので、本当は松竹系の地味な方が合ってるんですよね…。
女性陣と土台を支える脇役の方が時代劇〜舞台系の発声をしていたので、この点はご自分の守備範囲外にある技術を習得して欲しかったとは思います。(舞台系の発声とは声がよく通り、押し出てくるようなやつ。北大路さんが分かりやすい。見栄を切れるような発声)
ナチュラル系カメラ芝居だけでは辿りつけない表現が時代物においてはやっぱりあると思います。
伊藤さんも過去作時代劇を見る限り芯のある発声を怒声以外でしない方ですが、武術スキルや見た目は本当に惚れ惚れするぐらい時代劇向きの方です。他作品で声が軽いとの感想を見ますが、そういう演出だったのかがいまいち分からない方でもあります。今作はそういった発声が必要ない役だったと思いますが、麒麟がくるの段階では習得されていないかったのでは?と思っています。(久しぶりに舞台をやるそうなので、現在は技術的には習得されているかもしれない)
綾瀬さんはいい啖呵を出れるのは八重の桜で知っていましたが、舞台経験が無いにも関わらず声質からは以外なほどの低音や芯のある声が通常台詞で出ていました。見たことのない時代物の芝居は艶のある大人の女人らしい役だけかもしれないので、今後日野富子など癖のある役でそういったお芝居を見てみたいです。
中谷美紀さんは全てが完璧ですし、本当のレジェンド北大路欣也さんはもう少し出番がほしいと感じました。
◾️ネット時代の観客側の感想について思うこと◾️
主演の方の発声に不満もありつつ、演者の技術面の評論も出来ない人にいつも同じだとか、渋い顔でさえあれば時代劇演技全般が上手いと思い込まれる適当で酷な時代です。
観客側にいつも同じとはどういう意味か見極める能力が無いのにミーハー人気がある芸能人は「いつも同じ」という魔法の決め言葉で貶めしてOKという空気なので、そりゃあ時代劇を含めて邦画は廃れるよなと思います。
山の斜面での戦描写もあったのに、平野部での大軍のぶつかり合い(つまり関ヶ原だろうか?)以外は戦じゃないと思い込んでいる層には戦描写がないと評されています。
誰か一人がそう評するとコピペのクオリティで自分の感想すら持たない人がそれをオウム返しに拡散し、その言葉が一人歩きしていくのですね。
象徴としてのシーンをそうと捉えず、全てを物語の直接描写と捉える風潮は画的な快楽と相性が悪いようです。
三味線の伝来時期を調べず、「この時代に三味線はない」などと断言する感想も見ました。
三味線はギリギリ伝来しているはずですが、日本人の歴史好きは三味線の伝来時期を時代劇で使われているか否かで判断するぐらい思考が硬直しきっている様子です。
制作側の意識が文化面にも向かえば観客側の批評能力も育つでしょうから、この作品が描いた美術文化の良い面を今後も取り上げて下さることを期待します。
◾️最後に◾️
私は文化財建築や自然のロケーション一つとっても70周年記念として制作された意義が大いにあった映画だと思います。
なぜ日本の歴史物映画は武士合戦チャンバラに特化するのでしょうか?
狩野派などを題材に作れば映画的にもっと色鮮やかで派手な物が作れるのに。出雲阿国などの歌舞音曲は十分映画の題材になるのに、なぜそういったテーマの映画が少ないのでしょうか?
こういった不満を持つ私のような者にとっては硬直への切り込みを見た意義の大きい映画でした。
近年まれにみる駄作
濃姫という斎藤道三の娘が信長の正室に嫁いだらしいという事ぐらいしか分からない人物を主役に描いた作品と観賞した結果そう感じた。
濃姫という名も正式名称ではなく、鷺山殿とか帰蝶と呼ばれていたかもしれない。
何歳で亡くなったかも分からない人物は、小説でも映画でも好き勝手に描けるものなんだろう。
しかし、この映画が興行的に成功しなかった最大の理由は、脚本の出来が余りにも悪すぎたことだろう。
また、監督の信長の描き方も凡庸と感じた。
何故なら織田家は代々弾正忠という家柄で、今川を打ち取らなければならない大義があったからである。
信長は今川の動向に常に注意を払い、殲滅する機会を待ち望んでいたと考えられる。
しかし、映画の中ではまるででくの坊。
正室の濃姫に尻を叩かれているような描き方。
脚本家の愚図っぷりがここで発揮された。
主演の信長を演じた木村拓哉も30年前のトレンドドラマの延長のようで、信長の鋭さを十分に表現できているとは言い難い。
また、中弛みするような3時間近い上映時間も一気に見るのはキツイ。
いっそのこと、桶狭間の合戦に行くまでの話にしていれば、もう少し人物を深掘りした作品に仕上がったのではないかと思う。
唯一の救いは濃姫役をされた綾瀬はるかの眼力だけである。
どれほど優れた俳優をそろえても、第一に脚本の良しあし、監督の技量次第で傑作にも駄作のもなるのである。
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