レジェンド&バタフライ

劇場公開日:

レジェンド&バタフライ

解説

木村拓哉と綾瀬はるかの共演で織田信長と正室・濃姫の知られざる物語を描く、東映70周年を記念して製作された歴史大作。

格好ばかりで「大うつけ」と呼ばれる尾張の織田信長は、敵対する隣国・美濃の濃姫と政略結婚する。信長は嫁いで来た濃姫を尊大な態度で迎え、勝ち気な濃姫も臆さぬ物言いで信長に対抗。最悪な出会いを果たした2人は、互いを出し抜いて寝首をかこうと一触即発状態にあった。そんなある日、尾張に今川義元の大軍が攻め込んでくる。圧倒的な戦力差に絶望しそうになる信長だったが、濃姫の言葉に励まされ、2人は共に戦術を練って奇跡的な勝利を収める。いつしか強い絆で結ばれるようになった信長と濃姫は、天下統一へと向かって共に歩み出す。

映画「るろうに剣心」シリーズの大友啓史が監督を務め、「コンフィデンスマンJP」シリーズの古沢良太が脚本を手がけた。

2023年製作/168分/PG12/日本
配給:東映
劇場公開日:2023年1月27日

スタッフ・キャスト

監督
脚本
古沢良太
製作
手塚治
藤島ジュリーK.
早河洋
高木勝裕
金岡紀明
與田尚志
村松秀信
相原晃
中山正久
企画プロデュース
須藤泰司
プロデューサー
井元隆佑
福島聡司
森田大児
Co.プロデューサー
木村光仁
キャスティングプロデューサー
福岡康裕
アソシエイトプロデューサー
山本吉應
音楽プロデューサー
津島玄一
ラインプロデューサー
森洋亮
中森幸介
撮影
芦澤明子
照明
永田英則
録音
湯脇房雄
美術
橋本創
装飾
極並浩史
キャラクターデザイン
前田勇弥
衣装
大塚満
ヘアメイクディレクター
酒井啓介
床山
大村弘二
VFXスーパーバイザー
小坂一順
スーパーバイジングサウンドエディター
勝俣まさとし
ミュージックエディター
石井和之
編集
今井剛
音楽
佐藤直紀
スチール
菊池修
スタントコーディネーター
吉田浩之
監督補
佐野隆英
助監督
柏木宏紀
スクリプター
佐山優佳
製作スーパーバイザー
村松大輔
製作担当
福居雅之
プロダクション統括
妹尾啓太
全てのスタッフ・キャストを見る

受賞歴

第47回 日本アカデミー賞(2024年)

ノミネート

最優秀美術賞 橋本創
新人俳優賞 市川染五郎
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(C)2023「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会

映画レビュー

3.5綾瀬はるかの映画

2023年2月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

織田信長(木村拓哉)の映画というより、濃姫(綾瀬はるか)の映画だった。戦国の怪物、織田信長をあえて強い人物として描かず、彼の傑出した戦績の裏には濃姫の助力があったという形で描いている。こういう信長の描き方は新鮮だし、それを木村拓哉がやるのも新鮮。大きな子どもみたいなイメージのキムタク版信長はなかなかハマってた。
大型時代劇ではあるが、合戦シーンをほとんど見せないという方針をとっていて、これは賛否分かれるのだろう。意図としては、2人のロマンスを描くことが主軸だし、そこに雄々しい合戦シーンはない方がいいと考えたのだと思う。結果として、濃姫の力強さが際立つ内容になり、戦国時代を題材にした作品として異色な、猛々しさよりフェミニンな雰囲気をまとう作品となった。個人的には、後半に濃姫が病に伏せてしまうので活躍の場が減ってしまうことが残念。綾瀬はるかの芝居が素晴らしかったので、もっと活躍が観たいなと思っていた。

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杉本穂高

4.5木村拓哉&大友啓史監督が奏でる“勝ち戦”

2023年1月28日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

2時間48分があっという間と感じるほどに、一寸の隙もない大友啓史監督作。
クランクイン直前の一昨年9月から事あるごとに話を聞いてきたが、これぞ“勝ち戦”といえるのではないだろうか。
タクトをふるった大友啓史監督と座長として現場を牽引した木村拓哉が、今作に関わるスタッフ、キャスト、関係者の誰をも勝ちに導いた。そう表現するのが適切だと感ずる。
過去を再現したかのような街の賑わいは目に楽しく、国宝・重要文化財の寺社仏閣も数多く登場する。
若い方は時代劇と聞くとハードルが上がるかもしれないが、今作は心配ご無用。
信長と濃姫が政略結婚で一緒になり、そこから段々と愛しさを感じていくラブストーリーとしても描かれている。そして、現代的でもあるので受け入れることが出来るはず。
これはとにかく劇場の大画面でぜひ鑑賞してもらいたい作品である。

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大塚史貴

5.0これ以上は考えにくいキャストとクリエイターによる織田信長と濃姫を描いた歴史超大作映画! ラストの展開は秀逸。

2023年1月27日
PCから投稿

本作は「織田信長を木村拓哉」、「濃姫を綾瀬はるか」というベストと思われる組み合わせで「魔王」と呼ばれるなど数々の伝説を作った織田信長が、「蝶」のように自由を求めた濃姫との出会いから、その生涯に幕を閉じる激動の33年間が描かれています。
さらには時代劇という枠組みを進化させるため、「るろうに剣心」シリーズや大河ドラマ「龍馬伝」を手掛けた大友啓史監督×「コンフィデンスマンJP」シリーズや「リーガルハイ」シリーズを手掛けてきた古沢良太の脚本のコラボ。
従来の「織田信長と濃姫」の物語を“誰も見たことのない切り口”で描き出し、全国30カ所以上という邦画最大規模でのロケ地で撮影が行なわれ、国宝や重要文化財などがそこかしこに映し出されている豪華な作りとなっています。
当初は違和感のあった「横文字タイトル」ですが、実際に映画を見てみると従来の「日本国内だけをターゲットにした時代劇映画」とは違い、「世界をターゲットにした映画」という意思表明なのだと納得できました。
冒頭における「当時16歳の織田信長のヤンチャぶり」の表現によって、緩急が生まれ、結果的には、「木村拓哉×綾瀬はるか」の化学反応が炸裂する序盤となっています。「織田信長と濃姫の物語」なのだと理解できる上手い構成とも言えます。
そして、主役の2人以外でも役者が適材適所で上手くハマっています。
例えば伊藤英明は「陰の立役者」として引いた演技が存在感を増していたり、登場シーンが多くはないものの斎藤工が徳川家康として特赦メイクにより登場しますが大きな爪痕を残す上手さがあります。
おそらくこれ以上はなかなか考えにくい歴史超大作映画になっています。
史実を描いている映画なのですが、特にラストシーンには驚きのある「唯一無二の作品」となっていました。

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細野真宏

3.5映画という魔法を使った時代劇

2024年3月12日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

知的

映画とは、魔法である。そんなことを久々に感じさせる作品だったなと…。観ている時の高揚も、時間が経つと萎えていくというか。悪く言うと捻らず真っ直ぐに、よく言えば2人の為の映画だった。

70周年を迎えた東映、脚本に古沢良太氏、監督に大友啓史氏の布陣で攻勢をかけたわけだが、なぜ時代劇?とはなる。慣れないことをするなぁ…と思っていたものの、見ていると面白い。織田信長像を再構築しながら、濃姫との30年間をじっくりと描いていく。程々に分かりやすくしつつ、これまでの時代劇と一線を画すように豪勢なカットが続く。威厳がある一方、ちょっと疲れて来るのも事実。二人芝居の為の配役というか、周り方をしているなーという印象。サイドストーリーとして描かれる内容は史実の合戦くらいだった気がする。また、濃姫との物語を妻と夫として見せていく技量を持つ古沢良太氏の凄さに改めて驚かされるが、掴みとしては最悪(笑)。ジッと撒いて引き上げる作風は見応えを感じる。本能寺の変は新しい解釈を踏まえている点も良かったが、あまり残るものでは無かった気がする。

主演は木村拓哉さんと天瀬はるかさん。ほぼ2人の為の関係性を描くための配置になっているので、脇役感が凄い。森田想さんのポジションはおいしいなぁと思ったり。見上愛さんはポツッと出たくらいでちと残念だった。笑

豪華絢爛であるから良いという訳ではないけど、たまには邦画でこういうのも悪くないのかもと思った。

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たいよーさん。
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