劇場公開日 2022年12月9日

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夜、鳥たちが啼くのレビュー・感想・評価

全69件中、41~60件目を表示

3.0少し難しさを感じました

2022年12月16日
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鑑賞方法:映画館

難しい

作家の欲望とか嫉妬とか揺れ動く気持ちがよく出ていたように思いました。映像もかなりの重厚感で見応えはあった気がします。
現在、過去、はたまた劇中小説の話なのか空想あるいは未来図なのか・・・何気に様々な軸が入り組んでいるように感じられて、少し難しかったです。
私的な部分を重視している感じは伝わってくるんですが、それゆえに見えてくる欲望願望夢想などが強烈に見えて、なんか嫌でした。主人公もみためかなり寄せているようにも感じたので余計になんか・・・まぁ個人的な見解でしかありませんが─。
地味で淡々としていて、一番盛り上がるのは男女の絡みだったりするので、─ほかにもありますがそう見えてしまう・・・─、それ相応の心持ちで観賞すべきだと思います。

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SH

3.5佐藤泰志原作の色は損なわれてなかったです。

2022年12月14日
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鑑賞方法:映画館

佐藤泰志原作の作品で観たことがあるのが
そこのみにて光輝く
きみの鳥はうたえる
草の響き
夜、鳥たちが啼く
この4作品ですが、監督はそれぞれ違う方です。

この作者の方はのちに自死しています。
どの作品もかなり重たい空気感が
最初から最後までまとわりつくように
漂っています。
どの作品も彼の不器用な生き様を
まるでなぞったかのような
ストーリーです。

山田裕貴さん、松本まりかさん、
お2人とも絶妙なエロい視線を交わらせながら
いつ爆発するのかとドキドキして、緊張しながら
観てしまいました。
ここは城定監督のお得意のエロですから
さすがでしたね。
本当に監督の許容範囲?ジャンル問わないですよね。
女子高生に殺されたいやビリーバーズも
撮った監督なんですから。

あと、カトウシンスケさんもいいキャスティングでした。なんか、職場の先輩とか絶妙に似合うんですよね。

ラストは少し未来に光が見えたんです。
お互いに失敗をしてしまったけど
なんとなくでもいいから、
3人で生活してみようかって
希望を感じたんです。
3人を遠くから応援したい気持ちに
なるそんな作品に仕上がっていました。

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さくらん

2.5先が読めてしまうと…

2022年12月14日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

幸せ

個人的に松本まりかさんを観に行ったので、評価は…
なんとなく最初からこんな展開になるんだろうな〰️と思っていたら、思っていたとおりの展開に
あるある話的でもあり、松本まりかさんの場面が観れて良かったという満足感のみが残った一本だった

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ろくさん

4.5欠如感を抱えながらも前に進もうとする二人を見守る視線が、優しくも哀しい一作

2022年12月13日
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鑑賞方法:映画館

もともと積極的な作品作りが特徴だった城定秀夫監督だけど、『アルプススタンドのはしの方』(2020)以降の公開数は目を見張るものがあります。しかも原作付き、オリジナル問わず、いずれも城定監督ならではの味わいと高い完成度を持ちあわせており、毎作感心させられます(ちょっと気楽に観に行くことがためらわれるレーティングになっていることが多いけど)。

『ビリーバーズ』では、自身の信仰と欲望の狹間に葛藤する二人を、哀愁ともブラックジョークともつかないような語り口で描いていましたが、本作では原作者の佐藤泰志を彷彿とさせる主人公、慎一(山田裕貴)と裕子(松本まりか)の、互いの苦悩が分かるからこその奇妙な距離感を保った関係を、これまたつかず離れずの微妙な距離感で見つめています。ただやはり、慎一が回想場面で見せる懊悩には身を切られるような辛さがあり、その言動は間違いなく非難されて然るべきものなんだけど、その弱さも含めての彼であることを包み隠さず捉える視線には、厳しさとともに一抹の優しさも含まれていましたこの慎一の姿にはどうしても自死した佐藤泰志の姿が被ってしまい、だからこそ、本作の結末には救いと哀愁が分かちがたく結びついていました。

良く分からない状況から始まって、「なんだろう、これは?」と思っているうちにやがて少しずつそのヴェールを払うように意味と繋がりが浮かび上がってくるという、城定監督の鮮やかな描写には、今回も脱帽でした!

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yui

4.0ワンカットのリアリティ

2022年12月12日
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あゝ荒野から東京リベンジャーズまで、多彩な演技力の山田裕貴さん。彼の主演作は期待通りの秀作でした。

どん底ダメ作家の再生物語だけど、衝動的な狂気と深い優しさのシンメトリーが凄かった。言葉ってとても残酷で温かくて怖い。

長回しのワンカットシーンが多用されるから、繊細で濃密な演技に体温を感じる。いびつな半同棲生活で、行間を語る芝居がリアルすぎて息が詰まりそう。何作も共演してる山田さん松本さんの、新たな領域を感じました。

小説を読み終えたような、余韻が心地よかった。久々に感じた邦画の緊張感でした。年末でタイミングいいし、アカデミー狙って欲しい😊

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3.5そんなに『松本まりか』の濡れ場を撮りたかったのか

2022年12月12日
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鑑賞方法:映画館

単純

興奮

幸せ

そのタイトルから、
てっきり件の鳥は「墓場鳥」との別名もある
「小夜啼鳥=ナイチンゲール」ではと思っていた。
その方がなんとなくのおどろおどろしさもあるし。

ところが何のことはない、
映し出されたのはどうやら「錦鶏」で、
それも鳴く理由は
発情期になると雄が他の雄を牽制するために
金属的な声をあげ、同時にメスを呼ぶのだと。

まぁある意味、映画の内容の通りではあるものの、
かなりがっかりな背景。

監督の『城定秀夫』は
前作の〔ビリーバーズ〕でも『北村優衣』を脱がしており、
そのことは評価できるも、内容的には今一つ足らないモノがあり、
本作に於いても同様。

もっともその間に脚本として参加した〔よだかの片想い〕は
誰も脱ぎはしないものの、なかなかの秀作に仕上がっており
どうにも振れ幅が激しい。

とは言え次作の〔恋のいばら〕はたぶん観るのだろうな
『松本穂香/玉城ティナ』のW主演だし。

おっと閑話休題。

またまたまたまた、
またまたまたまた、
十代で華々しくデビューし、新人賞は獲ったは良いが、
その後は全く売れなくなった作家が主人公。

今年だけでも同設定の作品を何本観たかと嘆息するほど
手垢の付いた。

このモチーフはバリエーションを組み立て易いとの証左だろうか。

書けないのは自身のせいであるのに、
結婚はしていないものの家計を支えている糟糠の同棲相手には八つ当たり、
同人仲間の歯に衣着せぬ物言いに暴力で応え、
作品を吐き出すプリンターにすら破壊行為を繰り返す始末。

もう、何をか言わんやのていたらく。
当然、周囲から人は離れ、孤独を託つようになる。

彼がイマイマ寝起きするのは母屋から離れたプレハブ小屋。
何故、そんな暮らしをおくっているかはおいおい語られるものの、
ある日、母屋の方に一組の母子を迎え入れる。

そこから物語が転がり出す。

過去の仔細を挟みながら、奇妙な同居生活の行く末には
何が待ち受けるのか。

とは言え、特段のドラマチックな展開が待ち受けるわけでなく、
ストリーは静かに進行し団円を、一人の男の再生を迎える。

驚くような流れを期待していた当方には、
拍子抜けするほどのあっけなさ。

唯一激情が迸るのは、主人公と迎え入れた母親との絡みの部分。

過去のエピソードの挿入や場面を転換する時の処理は
ホントに巧いなこの監督と感心。

また、主人公が創作に行き詰まり、
ふと見上げた窓を通して感じられる母屋の灯火の温かみの表現は特筆もの。

とは言え、一編の流れとしてのインパクトは極薄、
何故にこの企画が挙がったのかさえ懐疑的に思え。

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ジュン一

3.5傷を舐め合う相手のグレードが高すぎる

2022年12月11日
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城定秀雄監督で、こんな小ネタを撮るって言うところが、先ずは好きな訳ですよ。もろ、タイトル落ちな訳ですが、劇場でしか出来ないネタなのが良いです。

地味です。もう、とにかく地味。発情期の鳥が鳴く如くに、のっけからガンガンのベタベタに絡みまくるのかとの心配を他所に。なかなか、なっかなか。もー良い頃合いやで、いったれや!って焦れるくらいに、やりません。

傷を舐め合う相手が松本まりかですと?

もう、ぜーんぜん歓迎です。全然okです。と言うか、アップグレードちゃいますのん?

なんて事を思いつつ。松本まりか、良いですよね。もう、それが全てだったw

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bloodtrail

3.0ピンク映画?

2022年12月11日
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城定監督作品なので、松本さんの見せ方は良かった。しかし、この作品は何を語りたかったのか?イマイチ分かりにくかった。
若くして成功した人の葛藤。
這い上がろうと努力した人が報われない葛藤。
色んな人物語がリアルに表現されていたが。

山田さんが頑張っていただけに少し残念だか、山田さん松本さんファンなら見た方がいい作品。

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ダルメシアン07

3.0「エロい」です。

2022年12月11日
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近年、作品が再評価され映画化も本作で6作目となる佐藤泰志氏、当然有限な作品の中から「映画になりそうなもの」を見つけ出し、脚色により肉付けしながら「現代的」に仕上げて行くわけですが、果たして本作はどうか?
結論的には「佐藤泰志の世界観」はしっかりと残っているような気がします。それでいてやはり城定監督の映画であり、いわゆる職業監督が描きそうな「雰囲気」とは違う作家性のようなものを感じます。
最初は限定的な情報から、どこか不安定さが見え隠れする登場人物たちに興味を惹かせて鑑賞者にその背景を想像させたり、また感情を抱かせたり、一切「押しつけがましさ」がありません。そして徐々に二人の「過去の出来事」と「今に至る経緯」がつまびらかにされ、一緒になって感情が揺れ、そして盛り上がります。
そこから流石、城定秀夫の真骨頂である「濡れ場演出」が素晴らしい。なお本作はR15+指定ですが、この指定が緩いとは言わないまでも正直な言い方をすれば「エロい」です。
そして観終わってまず思うのは「いいタイトルだわ」と、原作があることも忘れるくらいこの世界観に感心します。でも、、、
最後にひっくり返すつもりはないのですが、作品としての面白さはもう一歩かな。すごく惜しい気がします。まぁ、世界観の方をプライオリティにしたとみれば「潔し」でしょうか。最終的には好み次第と逃げておきます(苦笑)。

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TWDera

2.5悶々々々

2022年12月11日
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悲しい

難しい

幸せ

病的に嫉妬深い小説家の男と子供を寝かせて夜な夜な男漁りに出かけるシンマの話。

彼女に出て行かれた嫉妬深い小説家が、離婚した先輩の元嫁子に母屋を貸して、仕事部屋にしている離れのプレハブで暮らし始めて巻き起こって行くストーリー。

あくまでもも世話になった人の元奥さんと子供という感じで離れで暮らしているけれど、結構最初から気になって仕方ない様な男。
鳥が啼くのは発情期だからですってよ…。

過去の彼女とのことを織り交ぜながらみせていくけれど、この男ちょっと…。

自分を判っているからの、このままという選択なのかなとは思うけれど、ひとはみんなバカを繰り返す。
キレイな締め方ではあるけれど、そういう意味ではちょっと中途半端で良いとこ取りな結末だったのかなと感じた。
まあ、そういう狙いなのかな。

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Bacchus

2.5逆ヒーリング映画?

2022年12月11日
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自分の心の鬱屈を他者への暴力(人格否定的な言葉や威嚇的な態度、大声なども含めて)という形で発散する。
個人的に最も嫌いなことなので、それだけでこの映画を終わりまで見るのが辛かったです。
まさか、〝だるまさんが転んだ〟でこどもと興じる姿を通じて、その本質が変わったのだというわけではないですよね?

作家と独立リーグの強打者との違いは、どういう事情・背景があったにせよ、たまたま犯罪になったか、ならなかったか、という点だけです。つまり、スーパーでの騒ぎは、幸運にも、誰も警察に通報するという判断をしなかったというだけで、かなり人品に関わる悪質な行為です。

作家の方が、野球選手より精神性が優れているはずだから、懊悩も深いらしい。そんな間違った解釈を与えてしまいかねない、いったい何を描きたくて作った映画なのだろうか。

なんだか、脱力感と虚しさに苛まれる、逆ヒーリング映画のようでした。

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グレシャムの法則

3.0もやっとしたけどピンクありのハッピーエンド

2022年12月11日
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最初からなんかストーリーが見えてきてしまう。◯◯に彼氏のことそうだんしたらまあ、いずれ確率はひくいがそうなるよねって展開。
◯◯の離婚した嫁親子を住まわせたら、傷のなめあいは確率はひくいがありそうな展開。
子供がなんとか仲を取り戻しひとつの鞘におさまりそうなところでもやっとしておわってます。
何も考えないで見るのがおすすめ!

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流浪の旅人ぱぱや

3.5胸糞悪い男女でも幸せっぽくなれるみたいな作品。 本年度ベスト級。

2022年12月11日
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唯一の前情報のオフィシャルのあらすじ通りのストーリー。
それ以上でも以下でも無かった感じ(笑)

同棲中の彼女に逃げられた小説で一発当てたものの二作目が書けず苦悩する慎一。
子連れのバツイチで住むところが無くなり慎一の家を借りて暮らす裕子。

この二人が胸糞なんだけど、胸糞同士のラブストーリーって感じ。
裕子の一人息子のポイントが高目。
正に「子は鎹」的な存在。

慎一と裕子の意外な繋がりにビックリ。
実際にあり得そうな関係。
本作で一番驚いたシーンって感じ。

意外と子供好きの慎一が印象的。
海岸で子供と遊ぶ姿は本当の親子の様。
旦那に捨てられた裕子。
夜な夜な男と遊ぶんだけど、あるシーンで「今日はまだ誰ともヤッテ無い」のセリフがムカつく(笑)

慎一役の山田裕貴さん。
風貌や演技がとても良かった。
裕子役の松本まりかさん。
シーンによって美しかった(笑)

地域野球の選手のヒーローインタビュー。
自分の言いたい事を何も考えないで言うと、しっぺ返しが来る様な感じも本作の言いたい事を表現していた感じ。

タイトルの意味は不明。
多分、慎一と裕子の夜の行動を表していると自分的に理解。
その時のラブシーンは流石の本作の監督の映し方が絶妙って感じ。
お見事です。

「だるまさんが転んだ」で笑えたのは初めてかも( ´∀`)

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イゲ

4.0ホッとする

2022年12月11日
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178本目。
始まってから、そういう臭いがする。
まあ実際そうなるし、期待してしまってはいるんだけど、似た者同士の二人。
このままいい感じで終わると思わせて、とは思ったけど、あの、だるまさんが転んだは、そう言う事なのかと、ホッとした気持ちで後にする事が出来て良かったかな。

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ひで

2.5「愛なのに」がめちゃめちゃ好きだったので見たが これは見なくても良...

2022年12月10日
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「愛なのに」がめちゃめちゃ好きだったので見たが

これは見なくても良かったかも

悪くはないけど

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jung

3.0アキラ君のお陰で行き詰まった男女のうんたらかんたらから救われたが、『そこのみにて光輝く』には遠く及ばず。

2022年12月10日
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①アキラ君と慎一とが公園で“だるまさんがこーろんだ”をしていると他の子供達も加わって来たところで客席から初めて笑いが起こり、その後は映画館内の空気が和んだように感じた。多分皆さん、其まではこの映画にどう反応したら良いのか迷っていたんだと思う。私もそうだったけど。
②猫じゃあるまいし、鳥も発情するの?と思ったらちゃんと発情するとの事。勉強不足でした。ただ、フクロウとか夜行性の鳥ならともかく、鳥目というくらいだから普通の鳥は夜は眠って啼かないんじゃないの?とは思いますが、夜眠れないくらい発情するのかしら?それとも夜独り寝が出来なくなったヒロインや、夜に悶々と小説書いてる(打っている)主人公の姿をシンボライズしているのか。
鳥が発情する時に声を上げて啼くということ、“窓が開いていたので、声が外に聞こえなかったかしら?”とのヒロインの台詞かシンクロしているし。
③どうでも良いっちゃどうでも良い話なんだけど、そこを見ごたえのある、或いは魅せられる、そこまでいかなくても何かを感じさせたり考えさせる映画にするのが監督であり演者の腕の見せ所。そういう意味では主演の二人には荷が重かったかも知れない。
④演出も乱調とまでは行かなくても焦点がぼやけ気味だが、主役二人の演技もアキラ君を挟んで疑似家族(設定からしてそうなるだろうとは予想できたが)みたいになる終盤は悪くないが、其れまでが喰い足りない。
⑤もう少し演出が巧みで演技巧者であれば、人生の先に希望が見えなくて悶々としている主役たちの行き場のない思い、やるせなさ、虚しさ、鬱屈、刹那のセックスに救いを求める切なさ等をもっと情感豊かに描けたと思う。二人のその先に仄かに見えてきた希望の様なものは何とか描けかけていると思うが、その前の描写がギクシャクしているので落差が大きい。
⑥こう書いてくると、先が目えない現実に絶望し鬱々した日常を送りつつも前途に仄かに希望が見える『そこのみにて光輝く』と通底するテーマを感じる。佐藤泰志の小説世界に共通するテーマなのかもしれない(本を買うのは惜しまないのでアマゾンで佐藤泰志を四冊衝動買いしました、また悪い癖)。そういう意味でも、映画として『そこにて光輝く』に及ばなかったのが残念。
⑦この監督、ピンク映画からの叩き上げなんですってね。道理でセックスシーンがエロチック。(私は、発情するよりアキラ君が覗いていないか、こちらの方に勝手にドキドキしていましたが)。

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もーさん

3.5止まることが許されない

2022年12月10日
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悲しい

単純

幸せ

別に面白かったけどね?評価低いから期待してなかったけど、言うほど悪くなかったよ?城定秀夫監督にしてはインパクトが無く、ちょっと物足りない感じはしたけど、主演2人の子役の演技がとても良くてそれなりにいい映画でした。

ストーリーとしては至ってシンプル。
彼女に出ていかれ、仕事もままならない小説家の男(山田裕貴)と、離婚してから男遊びが止められない子持ちの女(松本まりか)。どういう経緯でか、小説家の男の持つ家に住むこととなった子持ちの女。日を重ねるごとに、2人と子供はいつしか家族のようになっていく。「君の鳥はうたえる」「草の響き」は全然ハマらなかったが、本作は割とストーリーがディープで、物足りなくはあるけど、佐藤泰志作品の中では1番好きな物語だった。

どういう人物なのか、どのような過去を持っているのか、こういったのが全然描かれておらず、すごくモヤモヤするのが佐藤泰志の作品。苦手である。本作もキャラクターの描きが薄いのだけど、主演の山田裕貴と松本まりかがめちゃくちゃいい演技をしていて、且つ、相性が良かったために、描き不足がカバー出来ていたと思う。本当にいい役者。すごく聞き心地がいい声のトーン。2人が話すだけで作品に惹かれる。この2人の効果は絶大だったろう、おそらく違う人だったら3.0かと。「耳をすませば」コンビ、最高です。

また、子役がめちゃくちゃ上手い。
森優理斗。この子注目ですよ。なんかつい最近見たことあるなと思ったら、「桜色の風が咲く」の主人公・福島智の子供時代を演じた役者さんじゃないですか。どうりで馴染みがあった訳だ。どんどん顔から動き、性格までも明るくなっていく姿を見事に演じていました。今年ベスト子役ですね。

野球観戦・花火・ピザなどのエピソードが、それでしか無く、そこに共通するキーワードやら隠しテーマとかが無いから面白みに欠ける。しかし、流石城定監督。お家芸・濡れ場はとてもよく撮れていました。また、終始暗い映像も、後半になるにつれてお酒が美しく光り、明るさを取り戻していく感じがとてもよかった。脚本の欠陥を映像で補っている気がしましたが笑

脚本はレベル低いですが、役者も雰囲気も映像もよく出来ています。役者が好きだからと言って見る方にはハマるかと。逆に城定監督だからと期待して見ると、少し物足りないかも。個人的には割とすきな作品でした。ぜひ。

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サプライズ

2.0家庭内別居

2022年12月10日
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ちょっと、詰まんなかったです。

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かん

3.0サラッとしてた

2022年12月10日
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今までの佐藤泰志原作作品には、人生の不遇がまざまざと描かれて役者揃いでもあった。
そんな前置きがあったこの作品、役者も監督も期待度が高かったのだが、人生に疲れ果てた感がいまいちで、ライトな印象でサラッと見てしまった。
欲情部分は見応えあったけど。

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パプリカ

2.5いやしろよ!

2022年12月10日
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2022年劇場鑑賞285本目。
自分の家をシングルマザーに貸して、自分は離れのプレハブで暮らす男の話。松本まりかですよ。下心ないわけないよね!
男はエリートでも純木な青年でもどちらにせよ不器用な感じがする山田裕貴。
全然共感できなかったですね。当然こういう流れになるのかなと思っていたら全然そういうことにならない。ずるい男だと思いましたね。

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ガゾーサ