カラオケ行こ!のレビュー・感想・評価
全556件中、281~300件目を表示
八木さん推しと山下さんも好きで。爽やかな青春映画だった。主演の子の...
八木さん推しと山下さんも好きで。爽やかな青春映画だった。主演の子の揺れ動く感性がいい。
坂井真紀さんは関西弁はもちろん、いつものようにいい。
綾野さんは、人懐っこく、人の懐にグイグイ入っていく感じがいい。MIUもそうだった。この意味で今回もバディもの。
映画部が良く、文系の中学生たちの今の感じが良かった。羽根さんの先生も距離感あって淡々としつつ、子どもたちを受け止めてるのがいい。
ヤクザも怖すぎて面白かったし、さすが北村一輝さん。
脚本がいい!
原作を知らないので、映画の台詞がそのまま原作にあったかどうかは分からないけれど、とにかく野木亜希子さんの脚本がいい!
『紅』があんな歌詞だったとは。それ故に映画としても完結してる。
久々に、『観てよかった!』と言える映画でした。
40年越しの角川二匹目のドジョウ
綾野剛にもうちょっと恐いリアルヤクザを期待していたのだが大阪弁が足かせとなったらしく脚本から1ミリも逸脱しない原作通りの漫画映画で1981年に角川でヒットした「セーラー服と機関銃」の現代男子中学生版である。思えば監督の山下敦弘は相米慎二に風貌が少し似ている。目高組の時代にはまだ組間の抗争や巨悪との対峙があったが、今や暴対法を経てヤクザという社会的存在は完全に形骸化してしまっておりアタマから道化キャラで恐さと笑いのアンビバレンツが微塵もないのだ。少なくとも(いくら原作通りとはいえ)中学生とヤクザが出会ってすぐカラオケボックスは無いだろう。現代の若者たちはバックボーンのめんどくさい部分は全部端折ってこのシチュエーションコメディをいきなり楽しめるのだろうか?音楽と映画の親和性にのみ依拠し熱唱するおやじたちや変声期のリアル中学生齋藤潤を愛でるだけの映画。これがヒットしてしまうことを憂う。
「観てよかった」と素直に思える映画でした
主演のお二人がとにかく素晴らしく、終始楽しく鑑賞できました。特に「成田狂児」というあまりにも複雑な人間を、綾野剛さんが見事に演じていらっしゃたと思います。
基本的にほのぼのとした映画ですが、齋藤潤くんの歌唱シーンは圧巻。少年が大人に近づく一瞬を見事に切り取っていました。
この時期の彼にしか演じられない、もう二度と観れないんだと思うと、少し寂しさも感じます。
コメディシーンが多いためか、鑑賞中も他の観客からくすくすと笑いが起き、鑑賞後もあちこちから「楽しかったねー」と聞こえました。なんだか見ず知らずの人と一緒に楽しめたような気がしてほっこりとした気持ちになりました。
知らないオジサンに付いて行ってはいけません。
タイトルで損してるよなぁ、この映画。
コミック原作だから仕方ないのかもしれないが、このタイトルではまるで興味が沸かない。何とかならなっかったのだろうか。
ありがとう、"御守り"さん。
物語は冒頭で30代のイケメンヤクザが15歳の男子中学生(美少年)を強引にナンパしてカラオケボックスに連れ込みます。
はい、アウト。
こうして文章に起こしてみるとまるでコミック原作というより薄い本だな。
まあファンタジーですからね。今日びセンチュリーに乗ったヤクザなんて居やしないし。
こんなアンチヤクザな映画こそ東映で配給して欲しかった。
そういえば昔ヤクザと(大)学生の友情を描いた「さらば愛しのやくざ」っていう映画が有ったな(名作)。あれは完全な東映映画だったけど。
なんかあまり中身に触れてないけど、コレと言って書くこと無いんだよ(身も蓋)。
人生に悩むヤクザと二次性徴に悩む少年がカラオケを通して交流する話だ。それだけだ。
でも面白かったんだよ。
物語は淡白なのにテンポは良くキャラも立ってて観ていて弛れ場が無い。地味に凄いよねこれ。
思えば同監督の「リンダリンダリンダ」もバンド作って文化祭で演奏するってだけの話だが、青春映画の傑作だった。ペ・ドゥナが可愛かったなぁ。
山下監督はドラマ「深夜食堂」でもそうだが、なんて事ない話の中でしっかりとクライマックスを盛り上げるのが上手い。かなりの手腕の持ち主で実はエンターテイナーだ。
似た様な作風の是枝裕和監督とはこの点ではっきりと違いが有ると思う。
(是枝監督のゆる~い感じも好きだけどね)
ひとつ難点を挙げるなら狭い室内のセット撮影が多くて、あまり大スクリーンで見映えし無い事だが、(むろんどんな映画が有っても良い)
「リンダリンダリンダ」とライトなBLが好きな人に、
オススメ。
蛇足
「饅頭怖い」の伏線回収は、ちょっとやり過ぎ。
ぶっ飛んだ設定とリアル設定を融合した意欲作
カラオケを通してヤクザと中学生の交流をコミカルに描いたぶっ飛んだ設定の作品である。高評価作品なので気になって鑑賞した。
ある日、中学校の合唱部長・岡聡美(斎藤潤)は、ヤクザの成田狂児(綾野剛)にカラオケに行こうと誘われる。そして、組のカラオケ大会で最下位になった時の恐怖の罰ゲームから逃れるために、狂児は聡美にカラオケのレッスンを懇願する。狂児の歌う曲は、X JAPANの『紅』。聡美は嫌々レッスンを引き受けるが、カラオケレッスンを通して、二人は次第に親密になっていく・・・。
ぶっ飛んだ設定の割には違和感があまりなかった。それは、ヤクザのカラオケ大会と中学校の合唱大会を同日にし、ヤクザと中学生の交流というぶっ飛んだ設定に中学校の合唱大会というリアル設定を巧みに織り込んだからである。
さらに言えば、ヤクザ役の綾野剛が、場面によって、優しさ、凄味、コミカルという3要素をタイミングよく演じ分けた巧演の賜物だろう。素っ気ない、ぶっきら棒、単刀直入な中学生役の斎藤潤も新人とは思えない安定した演技で、綾野剛とのやり取りを熟している。
本作は、狂児と聡美のやり取りのシーンが多い。百戦錬磨の綾野剛が斎藤潤をリードしている感はあるが、斎藤潤の大健闘が光る。
喜劇の原点である大真面目な綾野剛のカラオケシーンが観客の笑点を刺激し自然に笑いに導かれる。聡美のアドバイスで曲を変更しても綾野剛の大真面目さは変わらない。これまで色々な役を熟してきたが、喜劇役者としての才能もある。正しく演技の天才である。
聡美のきめ細かい指導を受け狂児は上達していく。一方、聡美は変声期を迎え高音発声が難しくなり悩んでいた。二人は夫々の大会を乗り切れるか不安になったが、ぶっ飛んだ作品らしい幕切れだった。ラストシーン。狂児への想いに溢れた透明感のある聡美の『紅』歌唱は絶品。胸が熱くなった。
ぶっ飛んだ設定にリアル設定を織り込んだ意欲的で面白いフィクション映画だった。
綾野剛と齋藤潤の化学反応
当初狂児役の綾野剛さんで「ヤクザ+大阪弁=紅」が想像できませんでしたが見事にハマり今は「綾野剛+成田狂児=紅」で脳裏に焼き付く魅力がありました。歌が裏声で終始気持ち悪いの再現力が高い!
そしてナイーブで繊細な中学生の聡美役に新星の齋藤潤くんも間の取り方表情仕草など、青春を切り取ったような存在感で可愛らく、彼を見る狂児の温かい目線に共感しました。
何より観客をダレさせることのなくテンポよく進む物語はより様々な登場人物を効果的に描いていてコミカルな部分は特に最高でした。宇宙人は流石に怖かったですが狂児の大人(ヤクザ)な対応に惚れる。二人の年の離れた友情関係はずっと見ていたくなります。
一緒に母も鑑賞していたのですが飽きやすい彼女も最初から最後まで笑って泣いてと大絶賛、親子で楽しめる作品に感謝したい。
ヤクザと中学生のなにわのハートフルコメディ
あーよかった!
楽しかった。
綾野剛は七変化じゃなくて無限変化だな
こないだ幽遊白書の戸愚呂弟見たばかりなので
混乱してます。
ヤクザもいろんな種類あるんですね笑
とってもチャーミングでかわいらしい成田狂児。
愛らしいじゃないですか。大好きです❤️
原作読んでないので、先入観全くないんですけど、作画は見てるのでこの人ねって想像してました。
そして、またまた素晴らしいのが岡聡実くんを演じた齋藤潤くん。見つけましたね、逸材を。初めての演技とは思えない、ヤクザとの怯えながらの関わり方とか、あの魂と愛のこもった鎮魂歌。本当に変声期で声が出づらいのに必死に歌い上げた姿には涙が出てきてしまいました。紅の歌詞ともリンクしていて、さすが野木さん脚本だなとうなづいてしまいました。
いやーハートフルな温かい作品でした。
今年この時期に最高に近い映画に出会えた!
最初はさして期待してなかったが、引き込まれたなあ。刺青をした人がカラオケ店に入れるのかという茶々はさておき、優等生の中学生が、ヤクザと接点を持ち、知らない世界にふれ、気がついたら太いつながりができている。単純に青春映画と言い切るのはもったいないくらいの濃い映画。カラオケで「紅」歌いたくなったなあ。
カラオケ行こ!
カラオケ行こ!
あらすじ
中学合唱部の部長で、ソプラノパートを歌う聡実は、ある日ヤクザである成田と出会い、カラオケ行こ!と誘われる。
成田は、組長の誕生日パーティでのカラオケ大会での失敗を阻止しようと聡実に教えをこう。最初は怖がっていた聡実だったが、声変わりが始まり、うまく歌えなくなってしまったため、合唱部に居場所がなくなり、徐々に成田との特訓に自分の居場所を見出していく。
そんなある日、合唱コンクールに向かう予定だった聡実は、成田の事故現場を目撃してしまう。歌えない上に、いてもたってもいられなくなった聡実は、組長の誕生日パーティに乗り込んでいく。
そこで成田の死を知らされた聡実は、成田への鎮魂歌を歌うのであった。
邦画だね〜。なんて事ない普通の映画。しかしこのなんて事ない映画を作るのがどれだけ大変か。知っているからこそ、このなんてことない映画を極めた山下敦弘監督はすごい。
野木亜季子脚本がやはり素晴らしい。
綺麗に全て回収し、見事に描き切った。
ただし全体的に俺の好きなものかと言われると、刺さるものではなかった。
学んだところ
・コメディとしての台詞回し、そのシーンのみで笑わせるのではなく、笑いの伏線を張っておくことで、後で回収した時笑いに変わる。
強引にでも見せた方がいい。
笑いは設定がちで、設定に笑いの要素を盛り込んでおくと使いやすい。
入れ墨の意味は?
ラストシーンで出てくる狂児の入れ墨「聡実」の入れ墨は聡実への愛から入れたものなのかカラオケ大会で最下位だったため組長に入れられたのかが疑問です。本当は好きなものを嫌いだ嫌いだと言っておくと好きなものを入れ墨で入れてもらえるとの伏線が気になります。
王道な作りで完成度高め
ヤクザは悪いところの描写はなく可愛いボケ
少年は受け身でありつつヤクザにびびりつつ可愛いツッコミ
結果可愛いコントが形成されていて所々笑える、それでいて絆で見せる感動もありで完成度高いなと思いました
学友たちも良い味で合唱も良かったです
メインであるXjapanの紅は予習しておいても良いかもしれません
座組
観ながら感じてたのは「こんなにまとまりのある話だったっけな〜」ってことだった。
ので、観終わって原作を確認。確かにひとつひとつのエピソードは同じだったり似たような話だったりするんだけど、上手く映画としての推進力になるように並べられたりアレンジされたりしているし、なんなら原作が上手く表現し切れていなかった面白みが上手く表現されている気がする。
これはやはり脚本:野木亜紀子、監督:山下敦弘というガチで『日常を面白くする人達』の成せる技なのかな…
特にラストの聡実くん(齋藤潤くん)の『紅』の声が出て「いない」ところなどは映画でしか表現できない良さなんだと思った…
座組みの勝利ですね…
これは同性愛受けする純愛映画である。
中学生の男子とやくざの青年の間に芽生えるラブストーリー。
コメディーでありながら、その奥行きが深い。
邦画の作品に異常なほど書込みが多く見受けられる。
それだけ推しのプロダクションがあるのかと思うほど、投稿が多い。
作品自体は佳作であって、特に優れているわけでもなく劣っているわけでもない。
この映画を観て、齋藤潤なる役者を知った。
それ以上に、和田君演じる後聖人なる役どころは重要で、彼の存在は大きい。
芳根京子演じる合唱部の先生もいい。
映画を観る部の亡くなった先生も、一瞬でいいからこの路線で見せて欲しかった。
手のひらくるり
原作が大好きで、原作至上主義だったので正直キャスティングにも考える部分があったのですが取り消させてほしいです。そこにいたのは確実に成田狂児と岡聡実でしかなかった。25歳離れた2人の言葉にするには大切すぎる青春がスクリーンで見られて幸せです。いつか絶対に続編ファミレス行こ。もこの2人で見られることを祈っています。リトグリの紅も交わることのないヤクザと中学生、ロックと合唱のコーラスがリンクしていて感動しました!
全556件中、281~300件目を表示