かがみの孤城のレビュー・感想・評価
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弱き者たちの声なき声の代弁者
『ハケンアニメ』と同じ原作者❗️
しかも本屋大賞受賞作というのに、さしたる理由もなく未読のままでしたが、映画を味わううえではすべてが新鮮に感じられて良かったかもしれません。
原作者の辻村深月さんは、『スロウハイツの神様』を読んだだけでも相当な映画好き、漫画好き、アニメ好きなことが分かりますが、この作品で色々な謎が解き明かされていくテンポと伏線回収の納得感と感動は、まさに〝映画的面白味〟がガッツリ詰まっていると感じました。
このアニメを作った方々(もちろん、声優さんも含めて)の情熱と力量の賜物なのだと思いますが、元の原作自体の骨組みがしっかりしているからこそだとも思うのです。
辻村深月さんは、自分で声を上げるのが難しい立場の方々に、とても優しく深く寄り添う姿勢が素晴らしい作家だと尊敬してます。
『朝が来る』もそうでした。なかなか声を上げることのできない弱い立場の人たちは、なぜ自分が追い込まれなければいけないのか、ということも分からず、そもそも誰に対して何をどう訴えたらいいのかも分からないことが大半です(イジメ被害者の当事者には、訴えるべき相手は、加害者の同級生なのか、見て見ぬ振りの友達なのか、先生なのか、親なのか等を判断する精神的余力はありません)。
追い込まれた者たちの声なき声が、この映画を代弁者として、見た人の心に深く届いてきます。
帰りはこの原作本を購入するために、書店に寄り道します‼️
涙腺崩壊
開始30分頃からエンディングまで涙が止まりませんでした。いじめられたこと、省られたことがある人にしか分からない苦しみが描かれていて心が痛くなりましたが、どこか救われた気持ちになりました。声優さんもぴったりでみなさん上手だなぁと思いました。優里さんのエンディング曲もぴったりでした。家族や友人、恋人、大切な人と観るのもいいですが、1人で、大切な人を思い浮かべながら観るのもいいですね。
間違いなく今まで観た映画の中で1番でした。
多くの学生に見て欲しい
最初は子供向け作品と思い鑑賞対象外扱いでしたが、高評価なので観に行きました。良い作品だと思います。前知識無しで、特に小学生から高校生の多くの学生、子を持つ親に観て欲しいと思います。
かなりの色んな人の評価が高ったので…
せっかく年初めの元旦にえぇ作品を!なんて思いつつ,あまり私自身観無さそうな作品に手を付けてみた。
どっかの誰かが「ビックリする程の良作!」なんて台詞を訊いちゃったが為、観なきゃならんような気がして鑑賞してみた。
非常に勝手な上から目線で語っているかもしれない…。
シナリオ自体は非常に善い!と思えたのだが、私からの観方をすると,どうもいかんせんアニメにした事に寄って、子供っぽく?安っぽく?観えちゃい(アニメ全てがそうなっちゃう訳では決して無い事は強く云いたい処なので!)申し訳ないが,私的に作画?と言う言葉に値するのかな?の説得力に欠けていやしないかい?で何処かで損をしちゃい,何処かで評価自体が下がってしまう要因が有るように想われた!のだが…
実は土台?若しくはベース?素材?自体は非常に面白い筈なのに…⁉️,
良かった
不登校で部屋にこもりがちなこころは、ある日鏡に吸い込まれ、そこは洋風のお城で、同じように連れて来られた中学生が6人いた。7人は、願いが叶うという鍵を探しながら、本当に必要なのは何か、自分は何がしたいのかを見つけていく、という話。
アニメーションや声優に特に不満は無く、私は合格点だと思います。設定はやや強引で無理があるのですが、とてもいい話で、最後は感慨深いです。
10代の人、10代の子供を持つ人、10代の時の気持ちを忘れていない人にお勧めです。
正月最初の映画がこれでよかった
思ってた以上によい作品でした!
こころさんに感情移入しやすく、気持ちが映画の中に入りやすかったです。
ポイントになる所が早めにわかってしまうにも関わらず、最後まで集中して見ることができました。
今年最初の作品がこの作品でよかったです。
Eテレでやってそうな
ファンタジーな内容なのかと思って見に行ったけど、
全然ファンタジー要素はほとんどなくて、
Eテレでやってそうな教育アニメ、みたいな内容だった。
小さい子供づれで見に来てる家族が何組かいたけど、大丈夫だったのかな・・・
小さい子が見るには早いようなきがする。
今でも遅くはない!
でも、もっと自分が若い頃に観たかった。
知りたかった。
そうしたらもっと強い自分になれたんではないか?と思ってしまうほど。
実はこの作品全くしらなくて、レビュアーさんが下調べしないで観にいったほうがよいとコメントされてたので素直にその状態で観に行きました。
…ありがとうございます!
ほんとなんにも知らなくてよかった!
声優陣も、忖度なしに選んだ感じしましたね。
キャラクターと雰囲気が合ってました。
物語は現実だけどファンタジー、違和感なくはないけど、ストーリーが進んでいけば入り込めます。
入り込めたがゆえに、途中怒りが込み上げたり涙が出たり、自分の感情を揺さぶられ続けてホント大変(苦笑)
エンディングに向けても中だるみすることなく話は進み、なんとなくわかってたけどそうだったんだぁとか思いつつ終わります。
ただ、
ちょっと映画だけでは不明な箇所、疑問?が多々あったので、原作を読んで補正したいかなぁと思いました。
なかなかよいのでは。
原恵一監督ということで観てみました。
結構、後半がヤバい。
内容が内容なだけに派手さはないですが、
ささる人にはささると思います。
2回観ると物語のつながりや発言や細かい演出にも気づけると思います。
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1/28
ポストカードが追加された影響か、上映回数が減っている中、地元では動員が増えているようで7割くらい席が埋まっていて驚いた。
親子連れ、小学生も多かった。ジワジワ伸びている感じ。異質なんじゃないかと。
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結構繰り返しみました。
こころの部屋で一瞬取りかけた本は、
The Wolf and the Seven Little Kids
これを取りかけて、本棚に戻してから赤ずきんちゃんの本を取っている。
結構細かいところにネタを散りばめてます。
マジで面白かった。今年1番かも、音楽も映像も良くて、声優さんは、否...
マジで面白かった。今年1番かも、音楽も映像も良くて、声優さんは、否定的な意見があったりもしますが、自分は、アリだと思います。
現実とファンタジーの入り混じり
不登校になる原因は人それぞれ。
時代が変わってもいじめはあるし。
それでも分かってもらえる人との
出会いで人は強くなれる!
後半の伏線回収のストーリーは
すごいなぁと思ったけど、
所々、疑問に思う点があったなぁ。
原作の入門書
原作大好き侍なので楽しみで仕方がなかった映画です。
フルには描けないので取捨が必要な中で絞ってよくまとまっていたと思います。
中高生に観ていただいて、原作に興味を持ってもらって、読む……となるといいなと。
そういう意味では原作への入門書と言えるかもしれません。
素晴らしい出来だと思いますが、ロングランのアニメ映画が強すぎるのが残念。
次のアニメ作品が来たら真っ先にスクリーンから消されてしまうのが、時期が悪かったとしか言いようがないですね。
原作のファンです。
原作のファンで、今回楽しみにしていました。
結果的には良かったと思います。どこも端折られることなく、描くことができた、というか、原作を大切にしている姿勢は伝わりました。一つ、気になるのはオオカミと七匹の子やぎの絵を借りてたのに、最後、鏡に入る時に、持ってなかったよな、ていうところ😓
そんな小さいところだけど、あれ、返せないじゃん。て。思いました。あと、最後オオカミ様が(善処する)と言った時の声のトーンがイメージと違う気がしたけど、よく考えたら変えた方が、オオカミ様の心情が描けていいな、と感じました。最後エンディングで、みんなのその後が描かれたら、良かったな、と思いました。特に、アキ、あれからどんだけ苦労したのか描いてほしかったな。昴がゲームエンジニアになっていくのも描いて欲しかったな。
いろいろ注文はあったけど、総じてガッカリすることなく最後まで楽しめて、もう一度原作を読みたくなりました。みんな、豊かな人生を生きれたのだと、感じれて、お姉ちゃんの思いも伝わってすごく良かったです。
泣ける!また見たい!、ストーリーと絵の両方が素晴らしいです。
泣ける!子供がまた見たいと言ってましたが、私もまた見たいです。
絵も可愛いし、アニメらしい色使いです。
やたら写実的な画好きではないので、好みでした。
いつものごとく子供の付添。
正直、不登校もの好きではないため、全く期待していなかったのですが、
いい意味で期待を裏切られました!、心にしみます。
主人公の不登校の原因は、
私の知人が会社を辞めた理由と同じでした。
アニメですが、人物がしっかりと作り込まれているため、大人がみても話が面白いです。
ラストで突然分かるという設定をあえて避けたのかな?。
伏線から、あらかた謎(謎と答え)が中盤あたりで見え隠れしますが、
子供は気づきませんでした。大人は気付くと思いますが、気づいても楽しめます!。
後味も爽やかなため、気分も落ち込みません。
人物をしっかり描けているため、最後まで飽きません。
いったい誰が描いたのかと思いきや、直木賞作家さんでした、アニメもストーリーは大切ですね。
前半の雰囲気はミステリアスで、銀河鉄道の夜の雰囲気に似ていますが、
後半は一気にストーリーが走ります。
テンポがよく、優しい映画なのでおすすめです。
また見たいと思います。
真剣にレビューと呼べないレビューを書くよ
斜め後ろ方向に母娘が座ってた
この映画、親も子もなく突き刺さるネ
体験に応じてかな?人の胸の柔らかい所へプスリプスリと刺さりまくると思う
いろいろ言いたいけど我慢我慢
原作は映画の後に読んだらいい
予備知識は一切入れずに観たらいい
今伝えるべきは、それだけ
早く観に行かないと周りから予備知識や雑音が聞こえちゃうから兎に角、興味ある人は映画館へ急げ〜💨
こりゃ傑作だよ〜ん🫶
もう一度見たい
原作は1/3程度まで読んだんですが、読み続けられず。。
なかなか盛り上がらず、暗い感じで読みづらかった。
気にはなっていたので映画化で見ることに。
長編小説だと思いますが、映画でまとまるのか?と思っていましたが
分かりづらいこともなく、結末も知らなかったのでとても面白かった。
終わったら、しんみり考えさせられる映画でした。
映画は今年4本しかみてなく、いづれも再度見たいとは思いませんが、
本作はもう一度見返したい映画でした。
原作ありものの、正しい映画化の典型例
珍しく原作既読。
なので文庫でも八百ページ近い長編を
二時間の尺に納めるには、
相応の整理が必要だろうとの気がかり。
とは言え、物語を構成する三つの大きな謎(伏線ではない)、
孤城に集められた七人に纏わる謎
鍵の在りかに纏わる謎
「オオカミさま」に纏わる謎
に関わる部分は省略が効かず、
ではそれ以外をどう工夫するかが見もの。
もっとも原作を閲読中には、
物語の主線となる一番目の謎の見当は
上巻の中ほど前に判ってしまい(「喜多嶋先生」についても)、
既に読んでいる人間にそのことを話したら
「つまんね~やつだなぁ~(「チコちゃん」風)。
もっと物語の世界観に没入できんのかい!」となじられた経験。
おっと、閑話休題。
ため、最初の謎については、巧い処理ができるのでは、とも
思っていたら案の定。
文書を読んで頭の中で想像するのと、
視覚情報として直接入って来るのでは雲泥の差。
ヒントの見せ方も巧みで、遥かに真相に辿り着き易くなっている。
二番目の謎についても同様。
読者であれば作者がぶら下げた「レッドヘリング」にがぶりと齧り付き、
それを離せず最後まで懊悩するも、
絵面で見せられればやはり理解は進もうというもの。
三番目の謎については、手掛かりの出し方が上手い。
他の人の背景は最後の最後まで殆ど語られないにもかかわらず、
肝心のエピソードについては詳細に触れられ、
全体的に、鑑賞者層を想定した、相当に丁寧な造り。
映画化にあたりばさっと省略されていたのは、
主人公のそれを除いて、個々人の背景。
それでも、最後のシークエンスで急いた様に提示し、
それなりの理解をさせてしまうのは、作り手の手練も間違いないが
原作の緻密な構想が奏功したとも言えるだろう。
先に挙げた諸点は当然のこととして、
それ以外の面に於いても、映像の力を再認識。
とりわけ、七人が孤城を去る場面は、
本を読んだ時には取り立てての感慨を持たなかったのに、
本編では思わず熱い想いが込み上げて来る。
多くの鑑賞者が、同じ感情を持ったのではないだろうか。
監督の『原恵一』は
〔嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲(2001年)〕や
〔嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦(2002年)〕の評価が高いけれど、
個人的には『森絵都』の原作を映画化した〔カラフル(2010年)〕の方がツボ。
奇しくもこちらも原作既読。
案内人が存在し、
且つ「再生」の物語りとの共通点があるのは不思議。
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