かがみの孤城のレビュー・感想・評価
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急にリオンくんの家族にフォーカスするのがうーーん
2022.100本目
評価がよかったから、期待してたわりにはそんなに…?
色々な大人がいてくれている、そういう安心感を与えてくれる映画、かなぁ
伏線もこれみよがしで、おおーっとはならなかったかも。
私は年齢上、お母さんとか先生のほうに感情移入しやすかったのと、後半から急に主人公じゃなくてリオンくんとリオンくんのお姉ちゃんの話にシフトされたから、そっちの家族の話にはそんなに思い入れないなぁって思ってしまった笑
SFやファンタジーの諸要素を見事に融合させつつ、紛れもなく優れたジュブナイル作品として完成した一作
2018年の本屋大賞を受賞した辻村深月の原作を、未読のまま鑑賞した観客による感想です。
原作未読の上、ほとんど予告すら見ていなかったので、どんな物語なのか全く未知だったのですが、それがむしろ奏功して、上映中は登場人物達の目線で、この物語に様々に張り巡らされた謎を体感することができました。
上映が始まった直後は、確かに美しくて味のある映像だけど、表情や動きが乏しくて、何だか地味な作品…、と感じていました。しかし程なくして、彼らの境遇が徐々に明らかになってくると、この静かな描写も物語の一部なのだということが理解できました。
鏡を通じて別の世界の城に入り込むという設定や中学生の彼らの言動や悩み、そしてやがて明らかになる孤城の世界の謎など、作中には様々な要素が張り巡らされています。実際のところそれら一つひとつは既存の小説や映画で見たことがあるようなものが多く、真新しさを感じる場面はそれほど多くありませんでした。何なら、本作と同時期に公開している大ヒットアニメ映画と被る要素も。しかし本作は、そのような、既におなじみとなった(場合によっては陳腐と思えるような)要素を巧みに組み合わせて、見事な世界観を構築した上に、物語としても比類のないものに高めているところが素晴らしいです。優れた原作があるとはいえ、原監督はアニメの超絶技巧だけでなく、物語の作り手としても一級の作家であることを証明しました。
なお、本作が好きな方には、映画ではなくゲームなんだけど、「題名にとある数字の入った、本作とほぼ同じ年代の少年少女達が主人公の作品」を是非おすすめしたいところです(本作の内容にかかわるため、あえて題名は伏せるけど)。
キャラデに騙された(>。<)。
主人公が幼く見えたから観るのを悩んでいたのだが、観に行って正解でした(>。<)。ファンタジー観過ぎて、途中で展開や人間関係読めちゃったけど、それでも面白かったし・・・泣けるねえ(ToT)。
こういうキャラデだと、大人にはハードル高いから、そこで損してるかも(´ω`)。ただし、予告編にこの主人公の声を多用したのは正解。大人・・・特に年寄り(私)には、この島本須美タイプの清楚な声に弱いのだ(^m^ )。で・・・
めっちゃ個人的な意見なのですが
この主人公演じてる声優さんで
いつか・・・ぜひ・・・
『ナウシカ』の続編
作ってほしいな(*゚∀゚*)。こういう声質・・・イメージピッタリだと思うけどなあ(o゚∀゚o)。まだちと下手くそだけど、この子の今後に期待する(^O^)。
てか、もっと公開時期ズラせば良かったのに・・・と思ってしまう( ̄▽ ̄;)。『すずめの戸締まり』『スラムダンク』『アバター2』『Dr.コトー』などと同時期(ノД`)。なんなら『ワンピース』にも、話題はほぼ持って行かれてる(>。<)。それでもそこそこな興行収入上げてるから、良かったのかな?。
うーん
元々面白そうなので、チェックはしていました。
レビューの点数がかなり良いし、皆様のレビューを拝見し、泣けるのではないかと、かなり期待してしまいました。
なので、期待が高すぎたのか、いまいち、ピンときませんでした。
中頃までは淡々と。中盤から少しずつ面白くはなったけど…
天気の子も、ものすごく期待してしまったせいか、いまいちだっのを思いだしました。
間違いなく良作
原作未履修で行きましたが全く問題ありませんでした。
まずとにかくわかりやすいです。
少し複雑なストーリーですが、伏線から結末までめちゃくちゃ分かりやすく仕上げられてます。
小さい子供から大人まで楽しめる難易度です。
本格的な隠し要素、ミステリ等を扱う作品を普段から観ている人にとってはわかり易すぎる、もどかしいと感じるかもしれませんが、扱ってるテーマを考えると全ての年齢かつライトな層まで皆が楽しめるこれで大正解だと思います。
観る人の気持ちに寄り添った素敵な作品です。
ストーリー
びっくりするくらい良いです。
そりゃ本屋大賞取るわって感じ。
今作いじめを扱う描写があるのですが、教師やいじめっ子の解像度の高さといったら、ちょっと辛くなるくらいです。(トラウマになるレベルではありません、安心してください。)
だからこそお子さんが居る方はぜひ一緒に見に行って欲しいです。
今後何かあった時、思い出すような作品になると思います。
大きな伏線回収
最初は主人公のマイペースさに呆れてムカつくばかりでしたが、自然と勇気をふりしぼりそれぞれが自分の道に進んでいく時、ほんとにスッキリしました。伏線回収の時、鳥肌がビンビンに立った。。。そして、家に帰り、入場特典を見るとそこでも感動を与えられるので家でも満足感に浸れます。面白かったです。
良作
前半は最後の30分ぐらいの為のお話で少しペース的に大丈夫か?と思いましたが杞憂でした、今年最後の映画がこの映画で良かったと思えるくらいいいお話です。
ただ1点、BGMとても良かったのですが要所での音圧が凄すぎて内容よりも前に出ていてそっちの方が気になっちゃいました笑(少数意見だと思います)
特殊な世界観を受け入れることができれば、筋書しっかりしていて素敵な話と受け止めることができるかと
特殊な世界観(題名の場所に行き来できる)を受け入れることができれば、物語はしっかりしている(筋書、伏線設定、結末)ので、素敵な話と受け止めることができると思います。
ネタバレになるので書き方がむずかしいですが、結構気に入ってます。
ただ、ちょっと絵が拙いですね。
名探偵でも解けないミステリー
原作は未読ですが内容は知っていました
観るつもりは無かったのですが
監督の名前で観ました
こういうテーマの作品では演出過剰で興醒めすることが多いのですがさらりとした流れで自分好みでした
本筋からは離れますが
「真実はいつもひとつ」って完全にコナン君だししかも間違えてる😆
ミステリーの名手 辻村深月の面目躍如。真相が明かされたときの感動とミステリーとしての面白さ。原作を読んでいて謎が分かっていても感動した。
ミステリーとしても面白い。ミステリー好きの人なら途中で真相が分かるかも。私は原作を読んだ時に最後まで分からなかった (^^)v 。ナイス
原作を読んでいるから、なぜこの7人が集められたのかも、この城や狼さまの秘密も分かっていた。それにも関わらず真相が明かされたときに感動した。
原作知らずにミステリーの謎が途中で分かっても、ポスターにある「君を、ひとりにはしない」という物語に感動するハズだ。
ファンタジー & ミステリー。不思議な鏡のカラクリは最後まで謎のまま。ちょっと気になる (^^)
エンディングの○○の映像と歌も映画の内容に即していて良い。中学生・高校生が対象の映画だけど、それ以外の人でも面白い。
2022/12/23(金) A
辻村深月ファンなので観てきました。
辻村深月の原作小説を発売当初にハードカバーで買っておきながら積みに積んでおり…劇場版アニメ映画化と言う事で、例の「観てから読むか、読んでから観るか」と云う永遠の命題に、私は辻村深月の小説が好きなんだから初読の感動を優先すべきだろう…とゆー結論の末、文庫版の電子で購入し直して22日上巻、23日下巻と無事に読み切り満を持しての映画(。•̀ᴗ-)و ̑̑✧
映画の前半から中盤に掛けては原作よりかなりマイルドにアッサリ…さら~っと物語が進んだものの、後半からのテンポの良い伏線回収と見せるべきシーンをきっちりと押さえた作りはとても良かったです。
今作は原作が(他の作品に比べ)、伏線の配置が分かりやすく、ヒントも多くミスリードも少なめでかなり親切な作りになっている印象です。
…が映画は更に輪をかけて優しさに満ちあふれたわかりやすいストーリーの畳み方だった印象です。
強いて言えば、こころちゃんを始め他の子たちもだいぶクセのない素直な良い子たちに仕上がっていたのと他の子たちとの交流や親交を深めていくエピソードがカットされていたのが原作厨的には少し物足りなかったところでしょうか。
映画を観て、マサムネ君ノアの台詞(笑)以外で彼ら彼女らに興味を持った方は是非原作を読んで見て下さいマセ( *¯꒳¯*)
過去の弱い経験が相手を助ける強い武器に変わります。
イジメが社会的な課題になっており、両親がどのように支えればいいのかが難しく課題であると思います。もしかしたら、エスカレードするかもしれない。親に心配されたくない子の思いが強く、ちゃんと伝えていないことが多いです。家族との生き方、社会でこのような場面を見たときに、傍観者になるのか、勇気があるヒーローになるか、ターゲットにされるのが怖くて一緒に加勢していくのか。考えさせられる映画でした。一人一人に長所と短所があり、長所は嫉妬されることが多く、エスカレードするとイジメに発展することもあります。認めてくれる暖かい場所は壁にぶつかったとき、辛いときに大きな支えになります。しかし、認めてくれる場所は自ら行動がなければ見つかりません。自分の思いを口で伝えることはとても大切です。伝えることに勇気は必要ですが、言葉で相手を動かすことができます。言葉を通しても伝わらない場合はまた別の方法を考えればいいです。主人公のこころは最初自分の思いを母に伝えることはできませんでした。しかし、かがみの孤城での生活を通して、母に伝えることができました。母が一番の味方になり、一緒に戦ってくれるようになりました。一度創られた環境は変えることは難しい、しかし、新しい環境で再スタートすることができます。新しい環境で再スタートすることを恐れずに、必ずどこか認めてくれる場所があると思います。かがみの孤城で仲間との生活を通して、こころは大きく成長し、現実世界で母と喜多嶋先生と一緒に戦うができるようになりました。助けたら、今度は助ける番に回る信頼関係が素敵でした。製作チームが何を伝えたいかしっかり伝えられた作品でした。エンドロール後の原監督のメッセージがまた、いいチームであったことが伝わります。
子供たちだって闘っている
原作未読どころか、予告編以外の予備知識皆無で観賞。
朝イチ上映だったが、観客は小中学生の女の子、もしくはその家族といった感じで、「あ、そういう映画?」と思ってしまった。
結果的には「闘う子供達とそれを見守る大人達」の映画。
大人になって振り返ってみるとあんなに「ちっぽけな事」が、子供達にとっては生死に関わるほどの重要な問題…いや、それこそが「世の中のすべて」であると言ってよかった。
そんな子供たちの苦しみに優しく寄り添い、「我慢しろ」や「とにかく頑張れ」ではない方法で背中を押す、そんな作品だった。
おそらく原恵一監督作品と知らなければ観なかったかもだけど、ファンタジーでありSFっぽくもあり、ミステリ要素があってエンターテインメントとしても楽しめた。
孤城の鎖
原作を読んだときは始めから胸が痛くて辛かったのを思い出しました。娘がいじめにあって学校にいけずにいたときの親の私の姿がそこにあったからです。心に傷を負い悩んでいる娘にどう接していいのか手さぐりの中にいました。映画のお母さんもきっとどうしたらいいのかわからなくてあんな感じになっていたんだろうな。
そして、もっと苦しんでいたその時の娘の声にならない心がそこにあったからです。子どもにも社会があって必死にその中で生きようとしていたのでした。
映画の中の七人も必死に生きていて、大丈夫だよと声をかけてあげたくなりました。
現実的な不登校を扱うストーリーを物語らしくまとめあげているのは作りての側のエゴのようにも感じましたが、けっしてご都合趣味に感じなかったのは七人の状況が丁寧に描かれていたからです。シンプルに救いのある話で良かったと思えたのはさすがだと思います。その点に関しては分厚い重い原作を読んていたことで、映画で描かれきれないディテールをフォローしていたかもしれません。
あれだけのお話を一本の映画にするには取捨選択大変だったと思いますが原作未読の人にも伏線回収含め納得の心に響く良作に仕上がっていたと思います。
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