かがみの孤城のレビュー・感想・評価
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普通
ストーリーのつながりがよかった
今年初めて見た映。
原作も読まず行ったが初見でも楽しめるのは本当にありがたいし、テンポも良く後半40分ぐらいからオチはなんとなくわかるけど、それでも気持ちのいいテンポとリズムで映像が進むのが本当に良い。
日テレでおそらく今後テレビ放送すると思うが、最後のエンディングからラストシーンまでは描かれるのかな?って思うが、多分カットされちゃうんだろうなーと思うこの頃。
設定や伏線回収は素晴らしいのだけど…
原作未読。
タイトル通り、ストーリー展開は文句なしです。辻村さんの小説は読んだことないのですが、俄然興味が湧きました。
ただ、思春期の子どもたち(しかも特に複雑な事情を抱えた子たち)がメインの割には、やけに演出が抑え気味。
落ち込む場面はいいのですが、感情が高ぶる場面でも同じ調子なので、なんだか微妙に白けてしまいました…
声の演技が全体的にやはり…なのも拍車をかけています。
決して下手とかじゃないんですが、やっぱり、なんか声に乗ってる感情の度合いが本職とは違うなぁと…
音楽だけは妙に張り切ってて、これがまた空回り気味。
メッセージ性も良く、良作なのは間違いないのですが、演出や演技次第でもっともっと良く出来たのでは?
なんか惜しい!という気持ちから、スコアはちょい厳しめに。
集団(化)教育の限界と弊害
何かと集団を作らないと前に進めない日本。学校教育から擦り込まれて、マジョリティがマイノリティを淘汰(もしくは踏み付け)する世界を小学生の段階では立派に生育し、大人がやっている事そのままのイジメ社会を形成する。子供に「イジメやめましょうね」なんて言っても絵空事。だって子供は綺麗に大人をトレースしているだけなのだから。
中盤位までは「既視感のある秀作」といった印象でしたが、何かにピン!とくるそれ以降、グングン加速していき怒涛の伏線回収祭り状態。感情が渦巻いた先のエンディング。更に落とされましたね。お見事でした。しかも、今なら「大ヒット御礼オマケ映像」がエンドロール後にも。コレが贅沢過ぎて、エンドロールでもお腹いっぱいだったのに場内全員の涙腺を決壊させます。明るくなって暫く誰も動けないのは久々に見たな。私は颯爽と顔面グシャグシャで立ち去りましたけどね苦笑
良作、心暖まる!しかし解せぬ事も…
良作だと思います。
見た後に心暖まる。観れて良かったと思える作品でした。
高評価したくなりますし、したくなる気持ちも分かります。
エンターテイメントとしては、映像美で見せるというシーンは少なかった。
シナリオで言うと、集まったメンバーが同年代では無い事に終盤迄気付か無いのは苦し過ぎる…。
視聴者に向けて苺ティーを使って早々にネタバレしていく所を見ると、この辺は重要では無いと判断したのでしょうか。
ここの原作がどうなってるかは気になりました。
※コナンのセリフ、監督遊び心有り過ぎる(笑)
期待以上の良作
原作のコアをしっかり残したまま完璧に映像化
正直に言うと、原作が大好きゆえに最初は観ようと思ってなかった。
小説の原作があるアニメ映画って原作と異なる部分があるとどうしても受け入れがたくて、
それが好きな作品ならなおさら。
でも、Twitterを見ていると、けっこう評判が良い。これは観てみるのもありかも…?
と思い切って鑑賞してみたら、大正解。
辻村深月さんが原作で書いた「かがみの孤城」の軸となる部分はしっかりと受け継がれ、
約2時間のアニメ映画として違和感なく再構築されていた。
メッセージがしっかりと伝わってくる作品なので、この映画単体でも十分に楽しめる。
もちろん、原作ファンとしてはこれをきっかけに原作も読んでほしいな。
高山みなみさんにしかできないアドリブっぽいシーンがあって好き。
原作にもあったかな…原作をもう一度読み返したくなる。
小説未読
深かった
映画を見ました。小説はまだ
僕は映画やアニメには辛口なのですがとても評価の高い作品でした。しかし、あまり評価が高くないのは残念です。
例えばセリフがずっと棒読みという意見がありましたが元々が小説なのと作品の面白さの変化には関係ないので参考にはなりません。
内容では謎解きや深く読み取る部分があり考えながら見ることができた作品だった。最初主人公が不登校なのに意外と明るかったので不思議に思いましたがいじめてくる生徒がいることで「学校に行けない」ことがわかり主人公が序盤に言っていたことの伏線になっているのだと思います。他にもリオンが海外の学校に行ったのも映画では母親が勧めるだけでしたがよく見ると母親がリオンのことを嫌っている描写があり海外の学校に行かされたことなど語られることはなかったものの深く考えることで見えてくる描写が多々あったので見てみた方が良い作品だと思います。
姉、おおかみ様になる。
大勢の高校生に混じって鑑賞。
始まるまでとても騒がしくて、どうなる事かと危惧しましたが、上映中~終わった後もシーンとしていた。
中学生が主人公の話。
原作も知らないもので、何の話なのかわからないまま評判か良さそうなので見たが、なまじっか知らなくてよかった。
主人公のこころの声を担当したのは、妻に先立たれた夫(堤真一)が本屋で小学校低学年の女の子の体に憑依した死んだ妻と再会して、成人したら、また結婚しょうと約束するファンタジードラマ「妻、小学生になる」の夭逝した中学生作家役の子だと後から知った。蒔田彩珠が成人した娘役で、年下の小学生がどや顔で母親のような口をきく演技が可笑しくて仕方なかった。
このアニメ映画には原作がある。
おおかみさまの正体がわかった時に似たような切ないファンタジー作品だったと思った。
リオンは北村拓海より永瀬廉を頭に浮かべていた。
7人が学校で会う約束をしたのに会えなくて、そういう生徒はいませんと言われた時に、もしかしてとは思ったけど。
気の合う友達は絶対いるから、希望を捨てないでって思いました。
狼と7匹の子羊の話はうっすらと覚えていたような、いないような。
孤城の島に打ち寄せる波がとてもリアルに良くできていたのでビックリしました。普段あまりアニメ見ないもので。
磯釣りしたくなりました。
違うか!
いじめ問題をファンタジックに描いた良作
いじめ問題を題材に、少年少女の葛藤と成長をファンタジックに描いた良作である。
学校に限らず、どこにでもいじめは存在するものだが、問題はそうなった場合、どうやって周囲の人間が救いの手を差し伸べてやることができるか…というのが一番重要ではないかと思う。いじめられた本人の気持ちに寄り添いながら、君は一人じゃない、自分は味方だよと伝えることが如何に大切なことか。それを本作は説いているような気がした。
この手の作品は、得てしていじめていた方の改心を描いて、いじめの不毛さを説くような傾向にあるが、本作はそうした安易な解決も描いていない。こころをいじめていた生徒や、いじめを放任していた担任教師が反省するシーンは出てこない。確かに彼らは一時は反省するかもしれないが、また他の誰かをいじめるだろうし、いじめを見て見ぬふりをするだろう。つまり、この世からいじめは決して無くならないというシビアな現実を真摯に提示しているのだ。厳しいかもしれないが、それをきちんと正直に描いている所に自分は好感を持った。
監督は原恵一。くしくも氏が監督した「カラフル」と同じく、中学生のいじめがテーマになっている。
ただ、物語は多様な問題が含まれていた「カラフル」よりもストレートでよくまとまっている。また、「カラフル」にも天使のキャラクターや輪廻転生といったファンタジックな要素はあったが、ビジュアルを含めた造形面のシリアスさが作品の敷居を少し高く見せていたのに対し、今回は幾分ライトに設定されており広く受け入れやすくなっているような気がする。
また、本作はミステリーとしても中々上手く作られていると思った。
鏡の中のお城の設定、オオカミさまの正体、こころ以外の6人の少年少女たちの秘密。それらが、さりげないミスリードと、したたかな伏線と回収によって見事に解き明かされていく。そこに胸がすくようなカタルシスを覚えた。
欲を言えば、作画がもう少しクオリティが高ければ…と思わなくもない。アニメーションを制作したA-1 Picturesは「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない。」や「心が叫びたがってるんだ。」、「ソードアート・オンライン」シリーズなどを手掛けているスタジオである。昨今のアニメ界ではトップクラスのクオリティを誇る会社であるが、今回は今一つ淡泊で低カロリーな作りに見えてしまった。特に、見せ場となるクライマックスのアクションシーンや鏡の中に入るシーンはもう少し力を入れて表現して欲しかったような気がする。
また、観終わっても腑に落ちなかった点がある。オオカミさまは、何のためにこころたちを鏡の世界に引き入れたのだろうか?本作には原作(未読)があるが、そちらを読めば分かるのだろうか。
お腹が痛いのだと自分に言い聞かせる
棒読みアニメ映画。
扱われるセリフの7割は棒と言っても過言ではない。
そしてレビューが過大評価(工作?)されているようにも思われるのだが、テンポの悪さをはじめ、センスの悪さが目立つ作品である。
ストーリーや設定などは中々良いので、監督を変えて作り直してほしいものである。
良い点
・色彩や背景絵
・お腹が痛いのだと自分に言い聞かせる
悪い点
・開幕のカウンセラーから鬼の棒読み。以後の捨て石効果を狙っているのだろうか。
・AIとAIが会話しているかのような極度の間の悪さと棒読み。時折なまる。
・くだらない声優ネタを入れる
・シーンが無駄に冗長。テンポが悪い。10~20分は削れる模様
・BGMのタイミングの半分はセンスがない
・モヤシなキャラクターデザイン
・キャラクターにCGを使っており、カクカクした奇妙な動きを見せる。CGの技術進歩は何故遅いのだろうか。
・鏡に吸い込まれる時点から危機感が薄弱。危険度MAXのルールにも何故か誰も物怖じしない。
・時間内に何故か入れない。時間外に何故か入れる
・絵の意味。×の意味。ハシゴはないのか
・主人公は誰か
その他点
・いじめっ子を解消しない
・センスの悪さは「岬の〇ヨイガ」ほどではないが彷彿とさせる。芦〇が起用される作品にセンスに乏しいものが多い気がするのは偶然だろうか。
絵柄も声優さんの演技も話の 構成や設定も好みでした。 でも結局何を...
絵柄も声優さんの演技も話の 構成や設定も好みでした。
でも結局何を伝えたいのか分からなかった。いじめや不登校を題材にしているのにその原因となった部分の描写が雑すぎて、なんの問題提起にもなっていない。は
悪者がただの悪者でしかない作品は感情移入できません。その人が何を思って、なぜその行動に至ったのか、主人公だけでなく他の登場人物の心情の変化をもっと丁寧に描いて欲しかったなと思います。原作を読んでいないので、映画で描けなかった部分も沢山あるかも知れないですが。
実際に不登校気味になったことがある私は、どうしてもリアルに感じられませんでした。”今”、主人公と同じ歳の、同じ境遇にいる子供達がこれを見てどう感じるのか知りたいです。
アキちゃん!
大人になれて良かった。こころはアキちゃんと出会えて良かった。生きてくれてありがとう。
アキちゃんの回想シーンの暴力性、ちょっとトラウマの蓋が開きかけるくらい怖かった。
泣けるし、良いのだが、なんだろう
映画館にて鑑賞しました。原作は未読です。
見ている間、何度か涙を流してしまいました。それぞれの子どもの不登校になってしまった理由を見て辛いな、と思ったことと、こころが不登校の理由をアキ達や母に話せたシーンが、やっと話せて良かったねと、思ったからだと思います。
謎解き的な部分はとても面白かったです。もうちょっと早くお互いのことを分かり合っていれば、謎解きの展開も早そうなものですが、実生活のことを考えれば、なんとなくそうなるんだろうな、とも妙に納得しました。子どもたちの言動は見ていて、悪い意味のアニメらしさ、という部分もなく、ある程度納得しながら見れました。(扱っているテーマがテーマなだけに、彼らの振る舞いが現実離れし過ぎる描写は、必然的にできなかったのだろうな、と思いました。)そういった意味で、子どものキャラの多くで声優を使っていないのも、いいなと思いました。
この作品の柱の一つでもある、リオンとオオカミ様の関係性と、それによる孤城の構築という部分については、ファンタジーとしてはそこまで違和感はなかったものの、なんとなく感情移入しきれませんでした。
面白いですし、泣けますし、テーマに対しての描き方も別にそんなに気になるポイントはないのですが、なんというか、心に残るもう1つフックになる印象的な何かが欲しいな、と思ってしまいました。
ストーリーとは全然関係ないですが、マサムネが「真実はいつも一つ」という部分はアニメでしか出来ないな、と思いました笑。
ものすごく感動した!
23-011
何度か目頭が熱くなりました
安直になりがちな不登校の心情をうまく描写されていて、心を揺さぶられるシーンがいくつかありました。
全体的にもう少し尺を使って間をとればもっと入り込むことができたかと思いますが、限られた時間のなかでよく詰め込んでいます。
1シーンだけ、顔のバグ表現については、視聴ターゲットを中学生を含めて想定しているのであれば、ちょっとトラウマになる人もいると思うので、見切れで表現するなどで構成したほうが良かったかと、そこだけ減点です。
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