生きててよかった

劇場公開日:

生きててよかった

解説

自身もプロボクサーという経歴を持ち、「南京!南京!」や「レジェンド・オブ・フィスト 怒りの鉄拳」など中国を拠点に活躍する俳優の木幡竜が、リングでしか生きられない元ボクサーを演じる格闘アクション。長年の闘いで身体がむしばまれたボクサーの楠木創太は、ドクターストップにより強制的に引退を迫られていた。闘いへの未練と執着を捨てきれぬ中、楠木は恋人との結婚を機に引退を決意する。楠木は新しい生活を築くために仕事に就くが、何をやってもうまくいかず、社会にもなじめず苦しい日々を送る。そんな中、楠木はファンを名乗る謎の男から大金を賭けた地下格闘技へのオファーを受ける。一度だけの思いで誘いに乗った楠木だったが、久しぶりのリングで忘れかけた興奮がよみがえり、楠木はふたたび闘いの世界にのめり込んでいく。その高揚感は彼にとって何物にも代えがたいものだった。監督・脚本は「くそガキの告白」でゆうばり国際ファンタスティック映画祭で審査員特別賞ほか4冠を獲得した鈴木太一。

2022年製作/119分/PG12/日本
配給:ハピネットファントム・スタジオ
劇場公開日:2022年5月13日

スタッフ・キャスト

監督
脚本
鈴木太一
エグゼクティブプロデューサー
小西啓介
プロデューサー
半田健
筒井史子
アソシエイトプロデューサー
杉本雄介
アクション監督
園村健介
撮影
高木風太
照明
秋山恵二郎
録音
岡本立洋
美術
中澤正英
装飾
中澤正英
持道具
三崎茉莉子
スタイリスト
田口慧
ヘアメイク
田鍋知佳
特殊メイク
吉井亮太郎
編集
宮崎歩
鈴木太一
スーパーバイジングサウンドエディター
伊藤晃
音楽
34423
エンディングテーマ
betcover!!
助監督
平波亘
製作担当
日出嶋伸哉
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(C)2022ハピネットファントム・スタジオ

映画レビュー

3.5殺すことが生きることか

2024年9月16日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

格闘技は、人を殺す向う側にいってしまう、その手前で留まるもの。
しかし本質としては殺しへ向かっていくベクトルがあり、やる者も見る者もそのベクトルがあるからこそとりつかれる。
正しさ=世間一般の常識から外れていることが、生きる実感(生きててよかった)となるのか。
格闘技映画としてテクニカルな面で論じる以上に、格闘技の本質に切り込んだ作品であり、評価は分かれるだろうが、その果敢さは評価したい。

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nabejp

4.0不思議と前向きになる

2023年7月24日
PCから投稿

何かをなしたくて成せなくて自信を無くし、それでも愛する人がいて生きようと苦悩する。不器用で狭窄的で愚直。戦いの中で息をして、愛を確認し、自分を見つめて生きた、そのただまっすぐなさまが潔く美しく、最後の表情に魅せられました。痛々しくて生々しい映画でしたが不思議と前向きになる、力のある映画でした。

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ちいまめ

4.0鎌滝恵理、熱演❗️

2023年2月19日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

鎌滝恵理、存在感十分な熱演でした。
とても良かったです。
引き込まれました。

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tuna

4.0生きろ 自分らしく

2022年12月2日
Androidアプリから投稿

泣ける

興奮

戦うことしか知らぬ故に不器用に、無様に、熱く生き抜いた漢の物語

凄く良かった。
主演の木幡竜は日本ではちょい役でしか見たことなかったけど、味のある演技が良かった。絞りきった身体も泥臭いアクションも良い。特に最後にボクシングスタイルに戻るのが最高にかっこいい。それに金的、噛みつきも使って何がなんでも勝つって意志が凄く良かった。
ヒロインの鎌滝も自然な演技と気合いの入った濡れ場が良かった。最後の応援もグッときた。
ただ、愛する人が傷つくのを見たくないのはわかる。だから試合を見に行かないのもわかる。でも愛する人が命がけで戦ってる最中に他の男とセックスして現実逃避するのは理解できない。
親友役の今野も良い演技。冒頭の刺されて死ぬシーンは下手糞だなって思ったけど。それ以降のシーンは普通に良い。演じ分け上手くね?やっぱコント師は演技も上手い。もう芸人っていうか役者だよ。

アクションが園村監督だったから凄く期待してたけど、ヒドラみたいな綺麗さは無いものの、泥臭くリアルなアクションで見応えありました。

最後の試合後にでっかく『生きててよかった』の文字が出てからすぐに試合後のシーンに移ったけど、一旦クレジットを挟んで時間を置いた方が良かったかも。

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カミムラ