左様なら今晩は

劇場公開日:

左様なら今晩は

解説

「サブスク彼女」などで若者を中心に人気を集める漫画家・山本中学による同名コミックを実写映画化。ごく普通で不器用なサラリーマンとウブでピュアな幽霊の奇妙な共同生活を描く、ハートフルで少し切ないラブストーリー。

同棲していた恋人に振られた陽平のもとに、愛助(アイスケ)という名の女性の幽霊が現れる。ずっと部屋に住んで陽平のことを観察していたという愛助は、「優しいふりして面倒なことから逃げているから、恋人にも逃げられた」と、いきなり上から目線でダメ出しをしてくる。そうかと思えば、生きている間に恋愛を経験しなかったという愛助は、男女が付き合うことに興味津々で、陽平を毎日質問攻めにしてくる。最初は煙たがり何とかして愛助を除霊しようとした陽平だったが、人間の女の子と変わらない愛助との時間に、次第に居心地の良さを感じ始め……。

愛助役をこれが映画初出演で初主演となる「乃木坂46」の久保史緒里が務め、陽平役は映画「十二人の死にたい子どもたち」、ドラマ「美しい彼」などで活躍する若手俳優の萩原利久が担当。

2022年製作/98分/G/日本
配給:パルコ
劇場公開日:2022年11月11日

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(C)2022「左様なら今晩は」製作委員会

映画レビュー

2.5空気感

2024年10月26日
スマートフォンから投稿

久保史緒里さんの雰囲気に合ってます。

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yuu000

2.5秋元康とシェイクスピアの合作映画NO1

2024年8月16日
iPhoneアプリから投稿

映画というより夜ドラくらいのテンションで見るように途中でシフトした

主演の久保さんは儚さと白装束がマッチしていて地縛霊にピッタリ
ただ不自然にドアップのワンカットが入ったり、これ乃木坂のpvか?みたいなシーンがいくつかあった
秋元康が監修入ってる?

主演の荻原さんは顔はかっこいいけど、相手のセリフを待つ間が少しぎこちなかった気がする(脚本の問題?)
あとシェイクスピアが監修したのかってくらい独白してた
独白って僕が知らないだけで皆家とかでしょっちゅうやってんの?

一回気になると音楽が唐突だったり、ただ喋ってる人を映すだけのカットとかも気になってしまう
あと全く仕事をしないただエロダルい後輩も人間味がなかった。ただエロかっただけ

尾道シネマの定休日だけ教えてくれたのは感謝!
これは願望だけどもっと尾道映してほしかった!

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真平

2.0ちょこっと見せるショートカット美少女。それは評価す。

2024年6月22日
スマートフォンから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
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共感した! 4件)
マサシ

4.5ラブミステリー 難解なのが面白い

2024年5月11日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

難しい

幸せ

人は誰も死ぬが、その思いには少なからずの執着があるだろう。
通常幽霊なるものは、その遂げられなかった思いにあまりにも執着した故に、幽霊となってしまうと一般的に思われているが、この作品では、幽霊に生前の記憶がないという面白い設定となっている。
余りにも美しい幽霊、主人公は最初驚くが、次第に彼女の存在が身近になって行く。
彼女もまた主人公に心を寄せるようになる。
「成仏」 一般的な概念。
霊能力者は彼女に何を伝えたのだろうか?
消えてしまった、つまり成仏してしまった幽霊の手掛かりは完全に潰えた。
主人公はあの不動産屋で何を教えられたのだろうか?
おそらくそれは、幽霊として飛び降りたあのベランダから転落死したのだろう。
主人公が捧げた線香はあの場所だったように見えた。
それが事故だったのか自殺だったのかはわからないが、飛び降りた瞬間、彼女はそのことを思い出したに違いない。
つまり霊能力者が言った成仏の方法が、そこでなされたのだろう。
同時に彼女がこの世から消え去ってしまう秒読みが始まったのだ。
彼女はそのことを彼に伝えることがなかなかできないでいる。
やがて彼が眠りにつくと、彼女はようやく寝ている彼に「さようなら」を告げる。
やっと思いを遂げたと同時にすべてに別れを告げなければならない。
「こんなにもいうのが難しいなんて…」という言葉に涙が出てくる。
このシーンは胸が詰まってしまった。
主人公は彼女の名字が「荒井」だと知り墓参りする。墓の裏に昭和52年と彫り込まれているので、彼女はその時代に亡くなったのだろう。
最大の難関は映画館だ。
彼女はそこによく通っていたことを思い出す。しかし休館日。主人公は彼女との約束を果たすために一人映画館に入る。
女子高生の呼ぶ声「愛~、こっちだよ」
彼と同じ列に入ってきた女子高生が彼と同じフレームにいて、やがて彼女の顔がアップされると、そこには幽霊と同じ顔がある。
その彼女は彼を見てほほ笑んだ。
このシーンは非常に多義的だ。彼女は生まれ変わったのだろうか?
完全なる私の妄想だが、
彼女はもうすでに生まれ変わっていて、現在は女子高生になっていた。当然生前の記憶などはない。
成仏せずに生まれ変わったのは特定の部分だけでも生まれ変わるということか、またはどんな場合でも連続して生まれ変わってしまうという輪廻転生のシステムがあるのかは、作家の自由な考えであり設定だ。
しかし、アイスケとしての幽霊はしばらくの間あそこに留まっていた。生まれ変わっているのでもう記憶はない。
しかし、愛が高校生の現在、アイスケは記憶を取り戻し、彼を愛したことで、一瞬にして愛にその記憶のような情報が送られたと推測した。
だから愛のあの顔は、この日に出かけた映画館で記憶の中にある主人公を見つけてしまうのだ。
まったくわからないのがタイトル「左様なら今晩は」の意味だ。
それは映画のタイトルであり、その内容はおそらくこの作品そのものだ。
もしかしたらこの映画館で上映された映画は、主人公らの記憶そのままが何故か映画館で上映され、それはまさに、二人だけが持つ記憶だった…ということになるのだろうか?
そして上映後、明るくなった館内で二人が顔を合わせたとき、本当の恋が始まるのかもしれない。
妄想力が爆発してしまった。
しかし面白かった。
考えさせるように作られている点がよかった。

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