BLUE GIANTのレビュー・感想・評価
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音楽で感情を揺さぶられる
評価が高く良いと評判だったので、前情報もなしに映画館へ足を運びました。
期待値が上がっていたのにもかかわらず、圧巻でした。特に演奏シーンの音と映像による表現が今まで見た映画と比べて頭一つ抜けてるとおもいます。
ただ、演奏シーンでのCGが今ひとつなのとユキノリの事故のシーンはいきなり過ぎて個人的に無理矢理感がありました。
この映画は映画館ならではの作品だと思うので、少しでも気になっている方は見に行くことをおすすめします。
ブルージャイアント・オブ・ザ・デッド
演奏シーンも音源も非常に良かった。
音楽映画としてしっかり成立していて
感動しっぱなしの映画だった。
ただ、2点
この映画での3DCGは全ての点でマイナスにしかなってなかった。玉田のドラムソロがめちゃくちゃ良かったけど、そこは2Dシーンであの絵柄がそのまま演奏している感じが続いてほしかった。
指の細かい動きや体の動きを誤魔化すため
書く手間を省くためのような気がして冷めた。
そして、もう一つは
原作から変更されたラストシーン。
雪折がトラックに轢かれて2日後のライブに登場するのは
さすがに無理がある。
それならピアノの蓋に指が挟まって突き指しました
くらいじゃないと、流石にトラックに轢かれた2日後に
ピアノを弾いていたら
凄いとか、感動ではなく、人かどうかを疑うのが普通だと思う。
そして、あの立ち上がっての演奏、彼はすでに人ではない。
あれは雪折の見た目を借りたゾンビに違いない。
ゾンビでないとすると、ラストは病室で良いはずだから
制作者の誰かがジョージ・A・ロメロの信奉者なんだと思う。
鳥肌もの
予備知識ゼロで観賞したこともあって、破天荒な物語の展開に唖然としつつ、食い入るように見入ってしまいました。よくあるサクセスストーリーのようではありますが、しかし、桁違いにドラマチックで、作品の世界観に気持ちよく没入してしまいました。主人公、宮本大の魅力もさることながら、上原ひろみを始めとする一流ジャズ・プレーヤーらの演奏がかっこよすぎて、何度も背中がゾワゾワしました。これはなかなかの名作だと思います。ちなみにレコード盤を模したパンフレットも素晴らしかったです!
観る映画ではない
ストーリー展開は、一人の青年が夢を叶える為に仲間を集めて成り上がっていくという、良く言えば王道の、敢えて悪く言えばややありきたりなもの。映像の質も決して悪くはないが、少し前に上映されたアニメ映画であるスラムダンクには敵わない。
しかし、それらが些細なことに感じるほど、ライブシーンでの音楽の質が高い。主人公が劇中で語っていた「ジャズの熱さ」を体験することができる。
本作の肝は音楽であり、観る映画というよりは聴く映画だと思う。視聴する際には、ぜひ音響設備が整っている上映館を選んでいただきたい。
芸術のような映画
音楽はもちろん、アニメーションもとても上質で、組み合わさって芸術のような映画だと感じた。
上達するための苦労や表現者の苦悩もすごくうまい描写でかなり感情移入できた。途中涙が止まらなくなった。
ジャズかっこいい、ちゃんとジャズ聴いてみたい、もっとジャズのこと知りたい、と思える映画だった。
近所にジャズバーがほしい。
応援しながら見てしまった
ほとんど何も知らずに見ましたが、感動しました!
メインの3人がそれぞれ乗り越えなければならないものがあり胸アツになりながら、こちらも拳を握りながら思わず応援していました。
漫画ファンの人からは、はしょりすぎ、初見の人分かるのか?というコメントが見られましたが、内容は違和感なく見られました。深いところを知っている人には、あそこをはしょるなよ!ってなるんですかね。漫画も読んでみようと思います。
音楽が半端なくカッコよく、音楽を表す映像も良かったです。
また、二番手のキャラの声や話し方が非常によく、これは本職の声優さんだなと思いながら見ていたところ、エンドロールで流れてきたのは間宮祥太朗さん!驚きました。
ドルビーアトモスで見ましたが、少なくとも映画館で見るべき。サントラ出てたら買おうかな。
原作読んでませんが
東野幸治さんがラジオで絶賛してたので、興味を持ち観に行きました。
正直JAZZの事はわかりませんが、ドラマとして充分楽しめました。
自分的には主人公の大より、雪折と玉田に感情移入でき泣けました。
続編もあるでしょう。
必ず映画館で観たい。
ほんとは音響のいい劇場のほうがいいのかなとは思うけどね。
マンガの良さ、アニメの良さ
見逃すとこだった、あっぶねー !!
原作コミックは揃えてて、映画版といってもまぁそれ以上では無かろうと油断してたら、素晴らしいって話を方々で聞くんで封切りから大分遅ればせ、はい素晴らしい!
将来世界一のジャズプレイヤーになる少年が、テナーサックス一本で人々の度肝をドンドン抜いていく
破壊的な演奏でジャズに明るくない人の心も鷲掴み、ってのを原作は漫画という静止画にも関わらず、本映画はアニメという動画だからこそのやり易さとやり難さを咀嚼して見事に表現、どっちもダァダァ泣ける
音楽の素晴らしさ
原作未読で鑑賞。
音楽が本当に素晴らしかったです。
音楽を聴いて久しぶりに鳥肌が立ち、涙が流れました。
テナーの激しく強い音色、ピアノの綺麗な優しい音色、ドラムの低音のソロ…
大の情熱に感動しました。
周りの人の心を動かす力。
自分を信じ、努力を続ける姿。
音楽は心を豊かにする。
とりあえずもう一度観に行こうと思います。
とても良かった
細かい音楽の良し悪しは分からんけども映画館ならではの迫力と映像表現で大変感動いたしました。
ただ正直
「夢叶う直前にハプニングで夢絶たれる」
ってよくある展開、大嫌いです。
この作品はそれを補って余りあるラストだったとはいえ、普通に夢を叶えさせてあげる展開の方が好き。
それでもあの事故の表現はどうかと思う。トラックに激突されて右腕だけの怪我ってないでしょう。しかも翌日に歩いてピアノの演奏をするってさすがに無理がある。展開が悪いわけではなくて、それならあの事故表現は過剰でしょって話です。
ところでJAZZが題材の物語は「JAZZは死にかけている」にするのが鉄則なんですかね?
原作観てから鑑賞すればよかったかな
原作読んでないから 何で? これは誰?みたいな感じがちょいちょいあり
沢辺さんの事故の後は駆け足なストーリー展開でもう少し丁寧に進めて欲しかった
演奏は良かった
上原ひろみさんの音楽を堪能できるだけでかなり贅沢
若き青年たちのまっすぐな姿勢に涙しました。
ジャズの魅力を再認識するとともに、音楽やエンターテイメントに対する向き合い方を考えさせられます。
映画館で上原ひろみさん音楽を大音量で堪能できることもかなり贅沢です。
他にはない映画の魅力が詰まっていて、最高でした。
ジャズを知らなくても楽しめました
原作は未読です。
演奏シーンのこだわりが強く、いい音楽が聴ける作品です。映像化が難しそうな作品をここまで表現できるのはすごいです。ストーリーも抑揚があってよし。
ただ、若干ストーリーをはしょりすぎな印象が。(多分)原作では説明されてる部分がなかったりするので、主人公が才能溢れる完璧超人に仕上がってしまったのは残念です。あと演奏のシーン。音楽や感情を視覚で表現するのはいいですが、演奏シーンが長いことが悪影響して同じ表現の使い回しっぽくなったのは残念でした。
総じて面白い映画だとは思います。
音楽は抜群、演奏シーンは…
上原ひろみ、石若駿、挾間美帆など
これ以上が無いと思わせる人選で
ジャズに馴染みの無い人でも入りやすく、かつハイクオリティな音楽を、物語の設定に合わせて奏でてくれた事に感動しました。
演奏シーンは、ちょっと残念。
話題のドラムもそうだが、他パートも…
本来なら
身体全体が等速で動き続ける事は無く、フレーズの捉え方によって身体の一部だけが一瞬速くなったり止まったりする。
サックスは上のラ以上の音域を鳴らす場合、ネック部分のキーが開いたり、運指に合わせて動くパーツが幾つもある。
そういう描写の欠落が違和感に繋がってしまい、素直に観られなかった。
難しいのは承知の上だが、それでも丁寧に描いて欲しかった。
2作目での改善に期待します。
贅沢な音楽!映画館でこそ観るべき作品
人気漫画の映画化で、色眼鏡で見る方も多いとは思いますし、私自身もその一人でした。
しかしそもそも、JAZZという本作品のテーマは映像化にあたり親和性の高いものです。否が応でも高まる期待について、本作はいともあっさりと超えてきました。本当に見事な楽曲、演奏、演出。これこそ映画化をする意味であり、映画館の音響で、音を浴びるように聴くべき作品だったと感じます。
原作を既読でしたが、映画のライブシーンでは、原作でも流れなかった涙が自然と溢れてきました。
もちろん、散々言及されている3D-CG部分については確かに稚拙な印象を受けます。
特に同時期に、圧倒的なクオリティで世に出している某バスケ映画もあることですし…。
けれども本作において、それは枝葉末節に過ぎないのではないでしょうか。
肝はあくまでも楽曲であり、限られた予算はそちらに全振りするという選択も、正解であったと思います。
そして誰もが認めるであろう最大のMVPは、楽曲提供のみならず実際の演奏までをも手掛けたジャズピアニスト上原ひろみ氏でしょう。氏の多大なる貢献は、主人公・宮本大の劇中のセリフにもあるような、「JAZZの普及」に通じるものがあると考えます。
ぜひとも劇場で観賞するべき名作です。
物語と音楽が一心同体だった。
音楽を魅せる映画は数多あるけど、この作品の音楽が一番生きてると思える。作品に活きてた、ではなくて、生きてた。です。
音楽シーンで物語がぶつ切りになるのは仕方ない通例で、大抵魅せてやんよ!とスタンドプレー気味に別作品を見せられている感覚になるけれど、この作品は物語と音楽が一心同体だった。
三者三様に感情移入できる物語があり、その深度もある。しかも感情移入した先で演奏も彼らの心情とちゃんとリンクしているから、全てのピースが地続きにあり、音楽が装置ではなく愛によってつくられていると感じられる。
モーションキャプチャはCG処理が惜しかったものの、アニメーションは奏者の表情描写に情緒を感じたし、彼らの音楽が成長するたび音の描写もレベルアップされ、音の時間軸まで表現されていた。音楽の描写はバリエーションが多彩で発想も自由だし、複数のムードを持つ表現が共存してたり、理性的な物語とは裏腹に、映像に加わった爆発点な音楽の感性に表現が合っていて、もう一回ちゃんと噛み締めて観たいなと思える見応えがある。とアニメーションも素晴らしいです。
声優も抜群で、山田裕貴感を強く残したままに、彼は紛れもなく宮本大だった。大になってやるぞ、みたいないやしさがない。あざとさがない。打算や計算高さは意外と人に伝わってしまうから、つくづくお芝居やる人って無邪気な人の適正が高いのだろうなと思います。雪祈も玉田も最後まで誰が演じてるのか全くわからないくらいキャラクターとイコールで、3人等しく素晴らしかったけど個人的にもう岡山天音さんにメロメロ。凄すぎ。大好き。
ベストの演奏シーンはコットンズでのピアノソロ。死ぬほどよかった。CDにも曲はあって最高だけど作中の演奏は別物です。アニメ映画を観ながら生ライブを聴いていた。そこにアニメーションで表現される奏者の感情が乗っかり、映画館で感じたことのない立体的な体験があった。これまでになかった表現に到達したかのような。
地に足がついて着実に進むストーリーラインに、良い意味で音楽によってタガが外され更にどこにでも飛んでいってしまいそうな作品に。理性的な物語と本物の振り切った感性の音楽とのバランスが抜群、且つ2の要素が一心同体にある。物語のために音楽があって、音楽のために物語がある。そう思える作品です。
比べちゃ悪いけど
デミアン・チャゼルのジャズに対するコダワリよりもジャズというジャンルに対する愛情がまっすぐで熱く、誰もが共感できるものになっていた。
同じアニメ映画の『音楽』同様、プリミティブな音楽の悦びが演奏シーンに溢れていた。似ていたといってもいいか。
楽器という美しい”道具”に反射する光をスパークさせてる音楽表現は発明ですね。
惜しむらくはブルーノートの名前を借りられなかった事と食事表現の雑さですかね。
あんなデカいオニギリを2口で食べるのはないわ。
Dolby-ATOMOSで観る時は目をつぶるといいよ
雪祈が轢かれるところで「あっ!!」って声出ちゃった人が何人かいて、漫画未読だったら声出るよね、わかってても「ああああああああああ」って思うから。
病室で治るかどうかもわからない、治らないかも、という流れだったのに「治るかもしれない」っていうセリフで、あれ?違うな?と思ったら、So Blueで3人で演奏するラストの伏線だったなんて!胸熱でしょ!!
3人で演奏させてあげたかったんだろうなぁ。
演奏シーンのモーションキャプチャーの不自然さはちょっと見れなかったなー。
手の動きとかもうどうしようもない部分は想像に任せるという表現でもよかったのかな〜なんて。
TOHOシネマ日比谷のDolby-ATOMOSで鑑賞したので演奏シーンは映像を捨て、目を瞑って音に集中して包まれる体験を楽しんだ。
ライブシーンだけの音をもっと聴きたいな〜。
タイトルの意味
青い巨人?
レビュー評価高いので観に行きました。
ジャズと東北弁に新鮮さを感じ、すぐにのめり込みました。
演奏シーンは実写?と思えるほどリアルでビックリだし、大の演奏には圧倒されました。
ストーリーも大の強烈な個性を中心にメンバーの葛藤や成長も描けてました。
終盤にタイトルの意味が分かるように説明ありました。なるほど!
最後は続編あるのかな?と期待させてくれるものだったので楽しみです。
才能ある奴しか味わえんのか、この陶酔は
ジャズの映画で感動の涙を流すとは思わなかった。こんなにゾクゾクするなら明日にもどこかのライブハウスに行かねば。
多少ご都合主義の展開があったりモーションキャプチャらしきCGが陳腐な感も拭えなかったが、とにかく十代の兄ちゃんたちがよりによってジャズで熱血という構図が新鮮。特に雪祈の奴は若造のくせに気の利いたセリフを連発しやがって。参考にしょっと。ただこの熱血、この陶酔は才能のある奴だけに許された特権なのだろうな。自分は楽器もできず特別な才能もない、そして歳だけは彼らの何倍も食ってる一般人だが、主人公達の高揚感に少しでも近いものを得られないか、自分の得意分野でもう一度シャカリキになってみよう。
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