BLUE GIANTのレビュー・感想・評価
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これはLIVEだ
JAZZは全く知らん、むしろJAZZに良いイメージ持ってないオッサンのレビューです。
ストーリーや映像はさておき、この映画は極上なJAZZバンドのLIVEだ。
JAZZのカッコ良さを、大迫力の音で知れただけで大満足。
さておきと書いたがストーリーも良いし、アニメ映像と音がシンクロする場面も凄く良い。
もっと主人公を魅力的にして欲しかった、たまに入るCG映像的なのが少し違和感、と思ったから満点にしなかったけど、難癖レベルの戯言かな。
感動と興奮で久しぶりにパンフ買ったし、超久しぶりにサントラまで買ってしまった。
これは大画面と大音量で観ないと駄目な、映画らしい映画。
ちょっとズレてる周波数
意地もてらいも捨てていい。
ちょっとズレてる8ビート、
夢を見るように酔えばいい。
ジェームス・ブラウンは、
バンドメンバーに向かって聞いた。
おまえの持っている楽器は何だ?
バンドメンバーは答えた。
ギターだ。
JBは返す。
違う、ドラムだ。
おまえの吹いている楽器は何だ?
サックスだ。
違う、
ドラムだ。
おまえが弾いてる楽器は何だ?
ピアノだ。
違う、
ドラムだ。
全ての楽器は、
観客のハートを打ち鳴らすドラムだ!
感動の前に圧倒だ!
Do you see the light?
メロディやリズムは、
その後だ、
ベースは心臓だけでいい、
とJB。
本作は立派なドラムだった。
【蛇足】
楽器のみならず、
ボーカルも、
メロディとリズムを打てる。
ベースやドラムも、
リズムだけでなく、
メロディも。
そんな、変幻自在の、
型なしではなくて、
形破りの、
メロディとリズムのセッションに圧倒され大。
※形は型より形が好き。
学校では形なし、型破りで習った、、、
気がする。
ジャズなんてと言う前に
音楽のアレンジでJAZZ風は想像がつきますが
アニメーションでJAZZ風ってこんなにカッコよくて
パワーがあるものになるんですね〜。
JAZZの将来を背負った映画だったように思えます。
古い言葉でいうなら根性ものと言ってもいいのかもしれません。クールで生きるとは適当に才能で生きることではないのかもしれませんね。
泥まみれ汗まみれになって自信に満ち溢れた状態なのかもしれません。人生の半分損してる!よく聞く言葉ですがこの映画を見るとそんな言葉が浮かんできます。
是非映画館の真ん中の真ん中で映像と音に身を任せれば後は素敵な世界へ連れていかれます。自分のために見る映画と言っても良いかもしれません。
三者三様の情熱を抱いた若者たちの時限青春活劇... JAZZと一体化し、紙一重の危うい結束の中で蒼い消失点へと突き抜けたクレイジー少年映画!!
『ビッグコミック』にて現在も連載中のジャズ漫画。なんとなくで人伝に原作の評判は聞いておりまして、てっきりTVアニメシリーズを経ての劇場版なのかと思いきや今回が初の映像化ということのようなのでそれなら入門編として入り易いかと鑑賞した次第です。
結果、"その道に魅せられた主人公のサクセスストーリー"という外殻の部分は如何にもで使い古された感は有るものの、青年三人のジャズに対する熱意の捧げ方がまさに三者三様となっており、それが危ういところでギリギリ噛み合っているバランスが作中で語られているジャズセッションの期間限定の刹那性を物語るとともに、各人の青春の謳歌の有り方ともオーバーラップしており、非常に構成として見事であるとともに胸が熱くなるものがありました。
それは例えば、学生時代の部活動に対するモチベーションで周囲の友人との開きや相違を感じた思春期の懐かしさ……"自分はどういうアプローチが一番物事に熱中出来るのか""より高みに挑み続けられる人はどういうモチベーションを持っているのか"等々、その後の人生で仕事に取り組む姿勢なり生き方なり、指針となるべきものを模索していたあの頃の感覚を呼び起こされるようでした。
いずれ訪れる別れを予感しながらも有限の連帯の時間を噛み締める姿は実にベタながらも、それだけになんとも普遍的に観ている側の胸を締め付けるもので。
中年の砌、こうした時間を仕事以外できちんと持ち続けることが最終的な人間的豊かさに繋がるのだろうととみに思った次第でございます。
現代日本における最高の『お伽話』
映像作品(劇場で観る映画)とは必然的に時間に沿って前に進むものです。後戻りも一時停止もできない。
私は原作を読んでから劇場に足を運びました。
ですのでクライマックスを知ってから映画版を鑑賞いたしました。
劇中何度も前に進まないでくれ、止まってくれと、このままの時間が永遠に続いてくれと、そう願ってしまうほどに主人公たち三人の人間ドラマに熱いものがありました。
何度も目頭が熱くなるのを感じました。
この漫画、宮本大が主人公のようで実のところそうではありません。
宮本大は物語における主人公の条件である『葛藤』をほとんどしません。ただ真っ直ぐに進んでいくだけです。才能に溢れた『お伽噺≒女性神話』における姫の役割が与えられている
つまりこの映画においては宮本大よりもその周りにいるピアノとドラムの二人こそが真の主人公です。
二人の成長物語。
特にドラムの玉田の物語こそこの映画におけるメインのプロットといっても差し支えないのではないかと思うほどでした。
映画において『実際に耳に聞こえてしまう音楽』を扱うのはシナリオとは別の評価軸が生まれてしまうので、私はそもそも音楽映画自体あまり好きではないのですが、
しかし、この映画では人間ドラマの部分で音楽の評価に正当性を与えています。
感動。
暫定、今年ベストの映画です。
無条件にオススメできます。
可能ならば、原作を読まないで行った方が、もしかしたらいいかも、とは思いました。
良作です!
音楽が最高でした。
ツッコミどころはいろいろあるけど、ジャズというものに縁がなかった人に、ジャズ面白いかも。興味出てきたという人がいれば、大成功じゃないでしょうか。
気楽な感じで楽しめる作品としてオススメします。
あ、これは、実写では、難しいのではないかなと、、。
熱い音に包まれる感動!
TC PREMIUM THEATERで鑑賞(Dolby‐ATMOS)。
原作マンガは未読。
ストーリーはオーソドックスな青春物語(大、玉田、雪祈の織り成す青春模様は王道の部類なれど、友情・挑戦・挫折・成長と云う重要な要素を兼ね備えていたから心にビシバシ刺さったし、青春モノ好きとしては大満足!)でしたが、本作の白眉はなんと言っても大たちの演奏シーンにつきる!
大の言う「熱い音」とは何かを、目と耳と心に訴え掛けて来る圧巻の映像と音響に浸り、酔いしれ、痺れました。ドルビーアトモスで観て正解だったな、と…。ジャズに関して門外漢な私でしたが、鑑賞を機にジャズに興味が湧きました。
[余談]
3DCGの違和感がすごい。
動きのぎこちなさがどうしても気になってしまいました。
[以降の鑑賞記録]
2023/11/03:Amazon Prime Video(レンタル)
※修正(2024/03/13)
Jazz for your soul
JAZZ
19世紀末期に
アメリカはルイジアナ州
ニューオーリンズを発祥とする
黒人コミュニティで生まれた
音楽ジャンル
ブルース等をベースに広まり
一ジャンルにおいて
ピアノ・サックス・ウッドベース
様々な伝説的プレイヤーを生み
多種多様に派生しながら
歴史を紡いでいる
近代ではフュージョン
(テレビでよく使われるやつ)
スムーズジャズ
(バーでかかってそうなやつ)
など様々な形で
なじみ深くなっている
公開からだいぶ経っての
観賞でしたが
ステマっぽい宣伝に
食指が伸びませんでしたが
まぁ観たいのが特にない
週末だったので観賞
漫画は未見
さてどうだったか
やはり「音が付く」
音楽の漫画の映画化というのは
意義が大きく原作の世界観を
広めるもので特にアニメで
やった事がハマったと思います
あまりJAZZ自体の蘊蓄はなく
ジャズで世界一になる
音楽で人を感動させる
という少年漫画級にシンプルで
わかりやすい展開で
好印象が多いのも
わかる話です
悪くはないけど
肝心な演奏シーンの
演出面はちょっと
物足りなかったかな
映画は
漫画では分けられていた
「仙台編」
「東京編」
「ミュンヘン編」
のうち東京編を抜き出した
感じ
根性と努力の天才
「宮本大」がサックス一本で
東京に乗り込み
ピアノの天才「沢辺雪折」
上達までの
期間的には間違いなく
こいつが一番
天才なのではという
大の居候先の
ドラムの「玉田俊二」
らで「JASS」を結成し
日本のジャズプレイヤーの
夢舞台「SOBLUE東京」
(BLUENOTE東京のこと)
に10代で上がるという野望に
向かって邁進する顛末を
扱います
演奏シーンには楽曲担当の
本職のプレイヤーを
ロトスコープ
(実写映像の上から
トレースするアニメ)
とCGワークの合成
そして決め絵を手描き
みたいに組み合わせて
いるのですが
各々のクオリティが
あまりにバラバラすぎ
なのとCGパートになると
急に単調なカメラワークの
繰り返しになったり
使ったメリットが
さほど感じられない
ところもありました
丁度同時期にやっていた
音楽テーマのアニメ
「ぼっち・ざ・ろっく」
の方がそう凝った工夫も
なく自然だったような
気がします
楽曲の尺に
演出の引き出しが
もってない感じでしょうか
また展開的にも
どうしても漫画版の
大が覚醒していく仙台編を
端折った影響で
JASSのそれぞれのメンバーの
才能にあふれる部分に
だぶつきを感じるところも
ありました
(まあこれは自分漫画未見
だからなんだろうけど)
キャストの声出演は
山田涼介や間宮祥太郎
岡山天音らほんと
最近の若い俳優は
声優もうまくやるもんで
実写でこういう
「いい音楽」系映画をやると
たいていその作中で皆が
感動する「いい曲」に
ハマれないと白け度が
ハンパなくなります
20世紀少年とか
BECKとか
DMCとかね・・
(また作中では一生懸命
やってるから余計)
アニメは声優・演奏・楽曲
各パートにスペシャリストを
集めて超人を創り出せます
まぁそういうのがわかんない
企画屋がまた実写で音楽の漫画
やって悲惨なことになる
んでしょうけど
思ったより雑な映画でしたが
まぁ悪くなかったです
追記
Amazon Primeで見返しましたが
改めて観るとめちゃめちゃ良かったw
恐れ入りました
音楽で感情を揺さぶられる
評価が高く良いと評判だったので、前情報もなしに映画館へ足を運びました。
期待値が上がっていたのにもかかわらず、圧巻でした。特に演奏シーンの音と映像による表現が今まで見た映画と比べて頭一つ抜けてるとおもいます。
ただ、演奏シーンでのCGが今ひとつなのとユキノリの事故のシーンはいきなり過ぎて個人的に無理矢理感がありました。
この映画は映画館ならではの作品だと思うので、少しでも気になっている方は見に行くことをおすすめします。
ブルージャイアント・オブ・ザ・デッド
演奏シーンも音源も非常に良かった。
音楽映画としてしっかり成立していて
感動しっぱなしの映画だった。
ただ、2点
この映画での3DCGは全ての点でマイナスにしかなってなかった。玉田のドラムソロがめちゃくちゃ良かったけど、そこは2Dシーンであの絵柄がそのまま演奏している感じが続いてほしかった。
指の細かい動きや体の動きを誤魔化すため
書く手間を省くためのような気がして冷めた。
そして、もう一つは
原作から変更されたラストシーン。
雪折がトラックに轢かれて2日後のライブに登場するのは
さすがに無理がある。
それならピアノの蓋に指が挟まって突き指しました
くらいじゃないと、流石にトラックに轢かれた2日後に
ピアノを弾いていたら
凄いとか、感動ではなく、人かどうかを疑うのが普通だと思う。
そして、あの立ち上がっての演奏、彼はすでに人ではない。
あれは雪折の見た目を借りたゾンビに違いない。
ゾンビでないとすると、ラストは病室で良いはずだから
制作者の誰かがジョージ・A・ロメロの信奉者なんだと思う。
鳥肌もの
予備知識ゼロで観賞したこともあって、破天荒な物語の展開に唖然としつつ、食い入るように見入ってしまいました。よくあるサクセスストーリーのようではありますが、しかし、桁違いにドラマチックで、作品の世界観に気持ちよく没入してしまいました。主人公、宮本大の魅力もさることながら、上原ひろみを始めとする一流ジャズ・プレーヤーらの演奏がかっこよすぎて、何度も背中がゾワゾワしました。これはなかなかの名作だと思います。ちなみにレコード盤を模したパンフレットも素晴らしかったです!
観る映画ではない
ストーリー展開は、一人の青年が夢を叶える為に仲間を集めて成り上がっていくという、良く言えば王道の、敢えて悪く言えばややありきたりなもの。映像の質も決して悪くはないが、少し前に上映されたアニメ映画であるスラムダンクには敵わない。
しかし、それらが些細なことに感じるほど、ライブシーンでの音楽の質が高い。主人公が劇中で語っていた「ジャズの熱さ」を体験することができる。
本作の肝は音楽であり、観る映画というよりは聴く映画だと思う。視聴する際には、ぜひ音響設備が整っている上映館を選んでいただきたい。
芸術のような映画
音楽はもちろん、アニメーションもとても上質で、組み合わさって芸術のような映画だと感じた。
上達するための苦労や表現者の苦悩もすごくうまい描写でかなり感情移入できた。途中涙が止まらなくなった。
ジャズかっこいい、ちゃんとジャズ聴いてみたい、もっとジャズのこと知りたい、と思える映画だった。
近所にジャズバーがほしい。
応援しながら見てしまった
ほとんど何も知らずに見ましたが、感動しました!
メインの3人がそれぞれ乗り越えなければならないものがあり胸アツになりながら、こちらも拳を握りながら思わず応援していました。
漫画ファンの人からは、はしょりすぎ、初見の人分かるのか?というコメントが見られましたが、内容は違和感なく見られました。深いところを知っている人には、あそこをはしょるなよ!ってなるんですかね。漫画も読んでみようと思います。
音楽が半端なくカッコよく、音楽を表す映像も良かったです。
また、二番手のキャラの声や話し方が非常によく、これは本職の声優さんだなと思いながら見ていたところ、エンドロールで流れてきたのは間宮祥太朗さん!驚きました。
ドルビーアトモスで見ましたが、少なくとも映画館で見るべき。サントラ出てたら買おうかな。
原作読んでませんが
東野幸治さんがラジオで絶賛してたので、興味を持ち観に行きました。
正直JAZZの事はわかりませんが、ドラマとして充分楽しめました。
自分的には主人公の大より、雪折と玉田に感情移入でき泣けました。
続編もあるでしょう。
必ず映画館で観たい。
ほんとは音響のいい劇場のほうがいいのかなとは思うけどね。
マンガの良さ、アニメの良さ
見逃すとこだった、あっぶねー !!
原作コミックは揃えてて、映画版といってもまぁそれ以上では無かろうと油断してたら、素晴らしいって話を方々で聞くんで封切りから大分遅ればせ、はい素晴らしい!
将来世界一のジャズプレイヤーになる少年が、テナーサックス一本で人々の度肝をドンドン抜いていく
破壊的な演奏でジャズに明るくない人の心も鷲掴み、ってのを原作は漫画という静止画にも関わらず、本映画はアニメという動画だからこそのやり易さとやり難さを咀嚼して見事に表現、どっちもダァダァ泣ける
音楽の素晴らしさ
原作未読で鑑賞。
音楽が本当に素晴らしかったです。
音楽を聴いて久しぶりに鳥肌が立ち、涙が流れました。
テナーの激しく強い音色、ピアノの綺麗な優しい音色、ドラムの低音のソロ…
大の情熱に感動しました。
周りの人の心を動かす力。
自分を信じ、努力を続ける姿。
音楽は心を豊かにする。
とりあえずもう一度観に行こうと思います。
とても良かった
細かい音楽の良し悪しは分からんけども映画館ならではの迫力と映像表現で大変感動いたしました。
ただ正直
「夢叶う直前にハプニングで夢絶たれる」
ってよくある展開、大嫌いです。
この作品はそれを補って余りあるラストだったとはいえ、普通に夢を叶えさせてあげる展開の方が好き。
それでもあの事故の表現はどうかと思う。トラックに激突されて右腕だけの怪我ってないでしょう。しかも翌日に歩いてピアノの演奏をするってさすがに無理がある。展開が悪いわけではなくて、それならあの事故表現は過剰でしょって話です。
ところでJAZZが題材の物語は「JAZZは死にかけている」にするのが鉄則なんですかね?
原作観てから鑑賞すればよかったかな
原作読んでないから 何で? これは誰?みたいな感じがちょいちょいあり
沢辺さんの事故の後は駆け足なストーリー展開でもう少し丁寧に進めて欲しかった
演奏は良かった
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