■粗筋
政府諜報機関ヒューミント(プププ!)の構成員だったゴロー(上西雄大)は、或る事件に巻き込まれ、文無しになり西成で生きていた。
だーが、徐々に自分には心臓移植を4億円かけて行わないといけない娘ユウカと妻真理子(山崎真実)がいる事を知り、元相棒日向(津田寛治)の助けを借りながら、金のために裏仕事をしていくのでアール。
◆感想<Caution!内容に触れているかな>
・イヤー、前後編観たけれど、イロイロな意味で凄い作品だなあ。けれども、監督・脚本・主演を務める上西雄大さんって、演技は、下手っピイだけど(ホント、スイマセン。だって、台詞棒読みなんだもん!)絶対良い人だと思うな。多分、酒飲むと酔っ払って涙酒になるタイプね。
・手元のフライヤーに、人物相関図があるんだけれど、マア、演じる役者さんが石橋蓮司や笹野高史と言った現代邦画を代表する俳優さんから、上西雄大監督作じゃないと観れない俳優さん迄、多数出演である。
では、その中でー死闘編―で、特に個性的なキャラを御紹介しよう!
1.秘密結社テンキングス(再びプププ!)の寒いギャグをかますドンを演じた木下ほうかさん。”今、何やってんだろ?””サイゼリアにいるんじゃない?”(分かるかな?)
2.ドンの配下のゴルゴダを演じた加藤雅也さん。何故かてっぺん禿げ。あの髪型は嫌だなあ、クスクス。
3.前編から登場の闇金姉妹(再びプププ!)を演じた徳竹未夏&古川藍。めったに見られないよ、お客さん!
- というような、個性的なキャラの人達を相手にゴローは、4億円を稼いでいくのである。-
・途中では、西成にしか発生しないウイルス、ナギラウイルスまで、発生しちゃって、イロイロ有った西成の住人のカネやん(笹野高史)が目を売って、息子のために大金を稼ぐも、死亡。
この作品は、脚本がかなーり、アバンギャルドなのである。
だが、そこから、超力業で泣かせに来るところが、いじましいのでアール。
<いやあ、このシリーズ、イロイロと凄かったなあ。ヒットしたのかな。でも、オイラは結構突っ込みつつ面白かったぞ。
フィクサーを演じた奥田瑛二さんなんか、劇中では笑顔一つ見せないけれども、実は現場で爆笑していたんじゃないかなと思った、滅多に観られぬコッテコテの西成ヒューマンアクションシリアスコメディ第二弾なのでアール。>