死刑にいたる病のレビュー・感想・評価
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日本版レクター教授誕生かと思いましたが、ちょっと無理が有るかなぁ。...
日本版レクター教授誕生かと思いましたが、ちょっと無理が有るかなぁ。
宮崎優は今後要チェックですね。
パン屋のレクター。
「流浪の月」観て「死刑にいたる病」観ないのはいかんと思い観ましたが、やっぱりこちらも救いのない話で面白いです、どうして人間って他人の不幸好きなんでしょうかね?
バリバリのシリアルキラーに利用されるパッとしない青年の話です。こっちは推理、騙し騙され、サイコサスペンス映画で人間関係はかなり複雑だから置いていかれないように気を付けましょう。こちらもなかなか抑えた色調が綺麗で撮影部頑張ってます。
実は私阿部サダヲ苦手なんだけど、これはハマり役だと思う。パン屋のレクターだった。ずーっと目にハイライト入れないライティングがよい。
あと中山美穂が肩の力抜けててなんかいい味出してた。
主人公はちょっと一本調子だったかなぁ。
幼なじみの宮崎優がどう絡んで来るのか楽しみにしてたけどなかなかエロくて良かった。
たくさん人が出てくるからしょうがないけどロン毛の子、髪も服も浮いていたし、話をかき混ぜる役回りなんだからもう少し説得力持たせないと浮きあがってワヤだった。
それは無理筋、そんなことするかな、、的な部分もあるけど二転三転して話しは面白い。
人って本当に暗示にかかりやすと思う、ゴジラ見て映画館出るとなんかゴジラの歩き方になってるきがするもん。
阿部サダヲ・宮崎優
この二人の演技を見るだけでも鑑賞する価値はある。
白石和彌監督らしい暗く烈しい痛みの描写にはそれなりの耐性が必要ではあるが。
人間の暗部みたいなものを覗き込む表現も白石和彌一流のもの。
映画が終わって自分を覗き込んでしまうのは、まぁ、やめておいたほうが健康にはよさそうだ。
爪が綺麗な人はゾワゾワしますよ
白石和彌監督、阿部サダヲ、岡田健史、期待通りの怪演と好演と演出。
サイコパスの「人間的魅力」が怖いが興味深くてより知りたくなり、離れたいが近づきたい。不気味だが頼りたい。
良かった。
ただラストは取ってつけた感がしたのですが、自分がもったいないというか、没入がたりなかったかなあ。
爪がきれいな人はゾワゾワしてきますよ。
詰めが甘い
全体的に「え、ありえなくない?」と思う詰めの甘さがとにかく気になった。
中学生のときに塾行く前によく通ってたパン屋のオーナーが、実は自分のお母さんと同じ養母に育てられてたって言ってたけど、そんな偶然ある…?あと、阿部サダヲが二十歳のときに餌食にしてた男の子が、その後SEになってから出入りしてた会社にもまたかつての餌食がいたけど、そこそこ大きな地方都市の話っぽいのにすごく範囲の狭い話をしてる。そんな狭い町なら20人以上殺す前に必ず足ついてるのでは?
詰めの甘さをグロさでカバーしてるだけとしか思えなかった。
たぶん、これは、ホラー映画です
事件とか病的とか狂気とか、何か意味づけみたいものを求めて見てはいけないような気がしました。グロくておどろおどろしいものを指の隙間から覗くような─、まさにホラー映画を見るような感覚で見た方がいいのかもしれません。
阿部サダヲが好きなので期待ありで。 最初からグロい。 もっと細かく...
阿部サダヲが好きなので期待ありで。
最初からグロい。
もっと細かく何でシリアルキラーになったのかまであったらなぁ。
あとなんだろう、狭い所で音をとってるからか、予算の関係か、喋り方のせいか、音がこもっていて気持ち悪かった。
クリミナルマインドなんかでは、そりゃそうなるかもねって同情する余地があったりするんだけど…
昔はよくグロいの見たけど、ただグロいだけのはもういいかな。
ドーン‼️
人のよいパン屋の店主と、連続殺人鬼という二つの顔を持つ人物を、阿部サダヲが巧みに演じていました。何か裏のありそうなつぶらな瞳がとても怖かったです。喪黒福造も真っ青❗️
なぜ、あんな性格になったのか、若い子を殺さずには生きていけないのかが描かれていなかったので、原作を読もうという気持ちにさせられました。
このような気持ちになるのも、計算済みの構成なのかな。私も病にかかったかな😇
爪が痛くなる…
心理サスペンス&残虐趣味で、白石和彌お得意の題材だが、見終わっての感想としては、これまでの白石作品にあったようなカタルシスを伴った後味の良さはない。事件のスケールの割には、ラストも含めて、こじんまりした感じだし、登場人物の誰にも感情移入できない作りなので、心が揺さぶられるところがなかった。
主人公役の阿部サダヲは、人に好かれる雰囲気の良さが前面に出るのはいいが、もっと得体の知れなさ、不気味さがほしかった。岡田健史は好演。灯里との行為の後の瞬きもせず呆然とする姿、母親からも言われる主人公にそっくりな姿など、ゾクッとする。中山美穂と岩田剛典は、ミスキャストと言わざるを得ない。
原作は未読だが、キルケゴールをもじったタイトルも、ミスリードしているよう。
拘置所での対決シーンは、一番の見せどころとして、あっと驚くような技巧を凝らして、力を込めて演出していた。ただ、そこ以外は、時制が行ったり来たりして、証言も真偽不明だから仕方ないが、せわしない感じがした。
それにしても、出演者に惹かれてか、結構お客さんが入っていたし、子供連れもいたけど、トラウマにならないかちょっと心配。こっちも爪が痛くなってきた。
深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ
映画を見ながら、ニーチェの『善悪の彼岸』の言葉が頭をよぎっていた。
「深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいている」
阿部サダヲ演じる榛村というキャラクターは、「人を悪に引きずり込む悪」という、キリスト教的悪として描かれる。これは邦画のキャラクターとしては若干異質な悪である。原作の櫛木理宇さんがシリアルキラーに造詣が深く、テッド・バンディの要素が取り入れられていることがインタビュー等で読み取れるが、そういった欧米のシリアルキラー像を取り込んでいるためにこういったキャラクター設定になっているのであろう。白石監督の『凶悪」では、情人が理解し得ない「エゴをむき出しにする存在」として悪が描かれていたが、今回の榛村はそれとはまた違った「悪」である。白石監督が描く「悪」の引き出しの多さに驚かされる。
みなさんのご指摘の通りだが、アクリル板ごしの二人の像が重なる演出は見事だ。「こっち側に来たらもう戻れないよ」という榛村の言葉に戦慄を覚える。
悪に飲み込まれないように生きることは難しい。
残虐シーンに✖️
この手のサスペンスホラーを
否定する訳では、無いですが
個人的には、残虐シーンを
いかに減らして表現するかが
ポイントだと思っています。
本作とこの監督さんは、いつも
残虐に画像に表現しており
私の好みでは、ありません。
20数名も殺した実績など
飛び過ぎな所も多いかな?と
面白かったけどラストシーンは微妙
榛村の異常さ、筧井の平凡な大学生が時間を追うにつれて豹変していくさまが面白かった。
岡田健史さんの表情や顔付きが変わっていくのが分かって若いのにすごい俳優さんだなと思った。
岩田剛典さんも昔は恋愛ものに出てるイメージでしたが、今はこういう役もやられてるんですね。気持ち悪さがリアルでよくやってるなと思いました。
「じっくりと信頼関係を築いてから壊す」これは榛村が昔母親にされていたって事ですよね。複雑な幼少期を過ごしたからこそこういう人格が出来上がったっていうサイコパスあるあるでした。
でも最後のオチは微妙ですかね。若くて可愛い女の子が「好きな人の一部を持っていたい気持ちは分かる」ってそれただのメンヘラにありがちな思考なんですよ。榛村が常軌を逸したシリアルキラーだから面白いのに、それを女子大生に簡単に理解されちゃうのはどうなのかなぁって。でも加納を褒めてるレビューも沢山あって男女で感じ方が違うのかな。私からしたら若い女って恐怖の対象には成り得ないんですよね。
もし榛村と筧井母の間にできた子供が加納灯里だったら面白かったかも。赤ちゃん焼くシーンが無かったらまだ生きてるかもとそういう考察も出来て面白かったかもしれない。
一番印象に残ったシーンは冒頭で榛村が花びらを巻くシーン。これが後に爪だったと分かった時演出すごいなと感動しました。
あと他の方のレビューにもある通り、客層が若い!自分も20代前半ですがwカップルで来てる人も多くて上映中も喋ってたり、上映後「全然グロくなかったわー」とイキってる男性がいて萎えた。夜だからかな?落ち着いて見たい人は平日昼間とかに行くといいかもしれません。
最後の最後でもう一ひねり
24人を殺したとして逮捕・起訴された犯人が、うち1人は違うと主張し、知人に協力を求める。
この知人が主人公です。
予想したとおりに話が進行して、まあ、こんなもんかなと思っていたら、映画の最後の最後でもう一ひねりありました。
凄く意外でしたが、振り返ってみると伏線貼られていましたね。単に自分の観察が甘かっただけですね。
映像は結構グロいですし、善良な人間が理由もなく惨殺されるのはチョッとシンドイです。
話としてはまとまっていますが、あまりにも無能すぎる警察はいかがなものかと。
具体的には、
・狭い範囲で20名を超える高校生がいなくなっているので当然捜査がなされるはず。
・犯人は時間をかけて被害者と接触し、仲良くなっているとのことで、プロファイリングすれば捜査線上に浮かぶはず。
・また、被害者の拉致が定期的(90日)なのに警戒しないのか?
(犯人に捜査がたどり着かない理由をフォローする描写があればよかったのですが)
弱い立場の人に付け込んで、傷つけ殺すけれど、その良心に何の呵責も感じないサイコパスは怖いですね。たとえ、虐待を受けて育ったという擁護すべき点があったとしても。
この映画をみて、尼崎の角田とか北九州の松永とか、現実に怖い人間がいることを思い出してしまいました。
そんな人が近くに来たら自分は防げるんだろうか・・
正直言って、こういう映画は嫌いです。若い人達が結構来てたのも信じら...
正直言って、こういう映画は嫌いです。若い人達が結構来てたのも信じられない。
哲学とかものを考えるということがないので、こういう猟奇的な映画に心を掴まれるんじゃないだろうか。とても日本的。そもそも白石さんのこともあまりもともと好きじゃない。暴力しかない世界が知的じゃないから嫌いなんだと思う。シン・ウルトラマン見に来てた、オタクっぽい若い子達の方がずっと健全だと思う。
タランティーノとかも好きじゃないし。でも、暴力の描き方にアートやユーモアはある。距離もある。ここには距離もユーモアもなく、技もなく、芸術の要素は一切ない。ただただ嫌な気持ちが残る。嫌な気持ちが残る映画の中でもいい映画もたくさんある。でも、この映画はそのたぐいではないと感じさせてしまう。中山美穂はいいし、岡田くんもいい。私の推しの岩田君は何であんな役で出たのか、もうちょっと選んでほしい。
親に虐待された子どもをねらい、その子を精神的に取り込んで支配していく、自分で選ばせて自分を破壊させていく、その心理的な気持ち悪さをよく描いているけど、それを描く動機が不純。アベサダは、自分も病気かもしれないと、つぶやくのだけれど、それさえ相手を攻略しようとしているように見え、あべさんは、いい人にも悪い人にもその二重性も表現できる人なので監督が起用したのだけど、作品として良くない気がする。孤狼の血は評価してるのだけど、それは、役所さんの力で監督の意図を乗り越えてるからかもしれない。
ゾッとする
こんなにゾッとした映画は久しぶりです。一つ一つ明らかになる度に鳥肌が立ちました。サスペンス好きなので凄く面白かったです。
割とグロい映画は好きなのですがこれは…見ていられず目を逸らすシーンも何度かありました。R15でもいいんじゃないか?って位。子供はトラウマになると思うので観ない方がいいかも…
引き込まれる阿部サダヲの黒目
シリアルキラー系で観たかった作品。
阿部サダヲ演じる榛村の誰からも好かれる人柄、温厚な笑顔を見せるパン屋で働く姿と裁判や殺人シーンで見せる感情の読めないシリアルキラーの姿。この緩急が効いている。それと黒目が黒すぎて吸い込まれそう。
阿部サダヲはコメディ系が多いけど、本来こっちの方が得意かも。
岡田健史演じる筧井も理想と離れた鬱屈とした日々を送り、自己肯定感を失った姿が良い。あんまり近くにいて楽しくないよなぁと思うタイプ。それが、榛村の依頼なのか思惑なのか次第に狂気を含んだ自信を得ていく姿は怖かった。
グロめなシーンもかなり攻めていて良いがチタンで感覚が狂ってしまったから物足りなくも感じてしまった。
岩田剛典演じる謎の男だが、どうしても肌が綺麗なのと歯が白く並びも良いのが気になってしまい、少し萎えてしまった。
ずっと暗い。そしてエグい。
最初から最後までずっと暗かった。
そして思った以上にエグかった。
最初は桜の花びらかと思ってたらとんでもなかった。
白石和彌監督の映画、どんどんエグくなっているような気がするのは気のせいでしょうか。
岡田健史目当てのなのか、客層が10代、20代の女性ばかりなことも驚いたが、描写がキツすぎて何人か離席していたほど。
阿部サダヲをしばらく怖くてみれなくなるくらい怖かった。
凶悪を見た時と同じく、鑑賞後気分が落ち込んでしまった。
作品としては面白かったんだけど、ひさびさ疲れたな。
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