死刑にいたる病のレビュー・感想・評価
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期待値が高すぎた!
原作の世界観をどんな感じで映像に起こしたのかを楽しむことが好きで原作を読んでから映画を観ることが良くある。が、この作品は読まない方が良かったなと思った。サスペンス的要素だからというのを差し引いても、想像通りだったが故に期待を裏切られることなく終わってしまった。特にエンディングに向かって間が伸びてしまって集中力を欠いてしまった。
阿部サダヲさんの魅力満載でした。
白石監督とは「彼女がその名を知らない鳥たち」でのコンビだったので、期待値がものすごく上がってしまっていたのもあってか、「彼女が…」ほどの魅力を作品に感じなかった。
岡田さんの主役としての存在感がとても良かったので、これからの成長に期待の気持ちを込めて2.5から3☆
面会シーンの映像効果がとても素晴らしくて引き込まれた。
最初(ハナッ)から,自分自身で勝手に期待し過ぎ…⁉︎
パン屋のレクター。
「流浪の月」観て「死刑にいたる病」観ないのはいかんと思い観ましたが、やっぱりこちらも救いのない話で面白いです、どうして人間って他人の不幸好きなんでしょうかね?
バリバリのシリアルキラーに利用されるパッとしない青年の話です。こっちは推理、騙し騙され、サイコサスペンス映画で人間関係はかなり複雑だから置いていかれないように気を付けましょう。こちらもなかなか抑えた色調が綺麗で撮影部頑張ってます。
実は私阿部サダヲ苦手なんだけど、これはハマり役だと思う。パン屋のレクターだった。ずーっと目にハイライト入れないライティングがよい。
あと中山美穂が肩の力抜けててなんかいい味出してた。
主人公はちょっと一本調子だったかなぁ。
幼なじみの宮崎優がどう絡んで来るのか楽しみにしてたけどなかなかエロくて良かった。
たくさん人が出てくるからしょうがないけどロン毛の子、髪も服も浮いていたし、話をかき混ぜる役回りなんだからもう少し説得力持たせないと浮きあがってワヤだった。
それは無理筋、そんなことするかな、、的な部分もあるけど二転三転して話しは面白い。
人って本当に暗示にかかりやすと思う、ゴジラ見て映画館出るとなんかゴジラの歩き方になってるきがするもん。
阿部サダヲ・宮崎優
爪が綺麗な人はゾワゾワしますよ
詰めが甘い
たぶん、これは、ホラー映画です
阿部サダヲが好きなので期待ありで。 最初からグロい。 もっと細かく...
ドーン‼️
爪が痛くなる…
心理サスペンス&残虐趣味で、白石和彌お得意の題材だが、見終わっての感想としては、これまでの白石作品にあったようなカタルシスを伴った後味の良さはない。事件のスケールの割には、ラストも含めて、こじんまりした感じだし、登場人物の誰にも感情移入できない作りなので、心が揺さぶられるところがなかった。
主人公役の阿部サダヲは、人に好かれる雰囲気の良さが前面に出るのはいいが、もっと得体の知れなさ、不気味さがほしかった。岡田健史は好演。灯里との行為の後の瞬きもせず呆然とする姿、母親からも言われる主人公にそっくりな姿など、ゾクッとする。中山美穂と岩田剛典は、ミスキャストと言わざるを得ない。
原作は未読だが、キルケゴールをもじったタイトルも、ミスリードしているよう。
拘置所での対決シーンは、一番の見せどころとして、あっと驚くような技巧を凝らして、力を込めて演出していた。ただ、そこ以外は、時制が行ったり来たりして、証言も真偽不明だから仕方ないが、せわしない感じがした。
それにしても、出演者に惹かれてか、結構お客さんが入っていたし、子供連れもいたけど、トラウマにならないかちょっと心配。こっちも爪が痛くなってきた。
深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ
映画を見ながら、ニーチェの『善悪の彼岸』の言葉が頭をよぎっていた。
「深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいている」
阿部サダヲ演じる榛村というキャラクターは、「人を悪に引きずり込む悪」という、キリスト教的悪として描かれる。これは邦画のキャラクターとしては若干異質な悪である。原作の櫛木理宇さんがシリアルキラーに造詣が深く、テッド・バンディの要素が取り入れられていることがインタビュー等で読み取れるが、そういった欧米のシリアルキラー像を取り込んでいるためにこういったキャラクター設定になっているのであろう。白石監督の『凶悪」では、情人が理解し得ない「エゴをむき出しにする存在」として悪が描かれていたが、今回の榛村はそれとはまた違った「悪」である。白石監督が描く「悪」の引き出しの多さに驚かされる。
みなさんのご指摘の通りだが、アクリル板ごしの二人の像が重なる演出は見事だ。「こっち側に来たらもう戻れないよ」という榛村の言葉に戦慄を覚える。
悪に飲み込まれないように生きることは難しい。
残虐シーンに✖️
面白かったけどラストシーンは微妙
榛村の異常さ、筧井の平凡な大学生が時間を追うにつれて豹変していくさまが面白かった。
岡田健史さんの表情や顔付きが変わっていくのが分かって若いのにすごい俳優さんだなと思った。
岩田剛典さんも昔は恋愛ものに出てるイメージでしたが、今はこういう役もやられてるんですね。気持ち悪さがリアルでよくやってるなと思いました。
「じっくりと信頼関係を築いてから壊す」これは榛村が昔母親にされていたって事ですよね。複雑な幼少期を過ごしたからこそこういう人格が出来上がったっていうサイコパスあるあるでした。
でも最後のオチは微妙ですかね。若くて可愛い女の子が「好きな人の一部を持っていたい気持ちは分かる」ってそれただのメンヘラにありがちな思考なんですよ。榛村が常軌を逸したシリアルキラーだから面白いのに、それを女子大生に簡単に理解されちゃうのはどうなのかなぁって。でも加納を褒めてるレビューも沢山あって男女で感じ方が違うのかな。私からしたら若い女って恐怖の対象には成り得ないんですよね。
もし榛村と筧井母の間にできた子供が加納灯里だったら面白かったかも。赤ちゃん焼くシーンが無かったらまだ生きてるかもとそういう考察も出来て面白かったかもしれない。
一番印象に残ったシーンは冒頭で榛村が花びらを巻くシーン。これが後に爪だったと分かった時演出すごいなと感動しました。
あと他の方のレビューにもある通り、客層が若い!自分も20代前半ですがwカップルで来てる人も多くて上映中も喋ってたり、上映後「全然グロくなかったわー」とイキってる男性がいて萎えた。夜だからかな?落ち着いて見たい人は平日昼間とかに行くといいかもしれません。
最後の最後でもう一ひねり
24人を殺したとして逮捕・起訴された犯人が、うち1人は違うと主張し、知人に協力を求める。
この知人が主人公です。
予想したとおりに話が進行して、まあ、こんなもんかなと思っていたら、映画の最後の最後でもう一ひねりありました。
凄く意外でしたが、振り返ってみると伏線貼られていましたね。単に自分の観察が甘かっただけですね。
映像は結構グロいですし、善良な人間が理由もなく惨殺されるのはチョッとシンドイです。
話としてはまとまっていますが、あまりにも無能すぎる警察はいかがなものかと。
具体的には、
・狭い範囲で20名を超える高校生がいなくなっているので当然捜査がなされるはず。
・犯人は時間をかけて被害者と接触し、仲良くなっているとのことで、プロファイリングすれば捜査線上に浮かぶはず。
・また、被害者の拉致が定期的(90日)なのに警戒しないのか?
(犯人に捜査がたどり着かない理由をフォローする描写があればよかったのですが)
弱い立場の人に付け込んで、傷つけ殺すけれど、その良心に何の呵責も感じないサイコパスは怖いですね。たとえ、虐待を受けて育ったという擁護すべき点があったとしても。
この映画をみて、尼崎の角田とか北九州の松永とか、現実に怖い人間がいることを思い出してしまいました。
そんな人が近くに来たら自分は防げるんだろうか・・
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