余命10年のレビュー・感想・評価
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涙なくしては観れません
最近の推しさん…坂口健太郎くん作品
この作品を劇場で観たいと思いつつも逃してしまったのでアマプラで観れて…しかも思う存分?泣けました。
劇場だったら恥ずかしいほど…汗
小松菜奈さん、坂口健太郎くんの2人の演技
そして周りを固める、山田裕貴くん 奈緒さん
黒木華さん 原日出子さん 松重豊さん
そこにリリーフランキーさん
もうキャストさんも素敵なので魅入ってしまいました。
そして涙ボロボロです。
季節の流れも自然に流れていて10年の歳月が綺麗に描かれていました。
茉莉ちゃんの涙を我慢していて母に寄り添い溢れ出す涙の場面
病室で撮り残した思い出の場面を消すシーンはたまらなく切なかった
難病を受け止める家族の辛さもひしひしと感じて…
今年最高に涙を流した作品でした。
最後まで生きてね…あらゆる才能が揃った本作をなによりも確かに生きている小松菜奈
恋愛モノの名手・岡田惠和 ×『デイアンドナイト』『新聞記者』『ヤクザと家族』と"社会/世の中の生きづらさ"について描いてきた藤井道人監督が、今村圭佑の美しい撮影を相変わらず味方につけて四季と共に紡ぐ…。
命に向き合う小松菜奈の熱演が引っ張る、揺さぶられる。大好きな山田裕貴の友人役タケルに、茉莉の友人役の一人で小さめな役柄だけどまさかの三浦透子!(個人的に好きかは置いといて)RADWIMPSによる音楽や、豪華キャストといった"勝利の方程式"。あと脇キャラ井口キャスティングなんかも目配せか。にしても松重豊さんの父親役は最高すぎるし、原日出子さんのリアル母親感もよかったな。
なんか俺、怒らせるようなことした?"死にたい"って。これってあと何年、いつまで続くんだろう…って。生きたいのに生きられない人たちがいるのにそんな無神経なこと言って、ごめんなさい。ありがちかもしれないけど今を一生懸命に生きよう!日本メジャーの"泣ける"作品を"いい映画"お涙頂戴崇拝な、命を軽んじるような金勘定には怒りと吐き気を催す人間だけど、これは実話ベースな部分を感じたり、本作映画化にあたっても作り手の真摯なスタンスが垣間見れるようで好感を持てた。
最初の方、具体的には2016年とタイトル出る直前、四季折々モンタージュまでの坂口健太郎のヅラ感。日頃見慣れないけどあの感じも新鮮で無論イケメン。それと、玄さんの居酒屋"焼き鳥げん"の店内の色が、従来の藤井監督作品におけるそれ(具体的にはやたらと緑っぽい)で気持ち悪い。あんなところじゃ飯マズくなりそうだぞ。
死の宣告を受けてからの10年は長い
恋愛映画で鉄板ともいえる
不治の病で残りの人生を精一杯
生きようとするお話。
また、このパターンかと正直思う
点もあったけど、実話ベースなので
鑑賞しました。
余命10年・・・
死の宣告を受けてからの10年は長い
本人だけでなく、寄り添う家族も辛いね。
辛くて泣きたい当事者なのに堪えて
周りに気を使い生きている姿は
本当に強い人だ思う。
劇中で泣いている箇所ってほぼ、
一人でいる時。
自分一人で抱えて、誰とも接することなく
日々を過ごす事を選択するけど
同窓会で生きることに絶望して自殺しようと
した男性と出会うとはね。
死を強く意識することになり
友達との時間を大切にしていくけど
恋愛だけは一線を超えないように
手も繋ぐこともなく、キスもしない
理由も分からず拒絶された男性の告白が
自然な流れで泣かせよう演出ではなくて
すっと生きる希望を与えてくれたのは
君だって言われたら、
貝のように閉じていた心も開くよな
実話ベースって不自然さを感じないね。
ラスト、主人公が手持ちカメラの動画を
消去していくシーンの後、走馬灯のように
過去の経験、思い出がフラッシュバックで
蘇っていく・・・
この長い一瞬が人生において幸せだったのか
分かる瞬間なのかな・・・
死の瞬間、どんな映像が蘇るのだろう。
泣かずにはいられない
季節は着実に春から冬へ
余命10年の難病を発症した茉莉のその10年を駆け抜ける話。
恋愛ものが苦手&余命ものなんてもっと無理な私でも、恋愛をガッツリメインに置かず、茉莉の「生」を綺麗な映像と一緒に春夏秋冬を通して描いていくので藤井監督作品としてめっちゃ楽しめた。藤井さんの映像センスやっぱり最高。私はやっぱり「泡」のとこが良かったな(笑)
あと、最後に茉莉が見るもしもの映像が4Kで撮ってるんじゃないかぐらい急に綺麗なのに対して、実際に茉莉が撮ったのはビデオカメラで荒い画質なギャップが悲しい。
全体的に春夏秋冬を繰り返して10年が進んでいくのだけど時が進むにつれメインの季節が徐々に春から冬へと移行していく。それは着実に茉莉が死へと近づいていることでもあるし、繰り返しの毎日を送っているようでも少しずつ成長・変化していく登場人物達ともリンクしてるように見えた。
そして、登場人物達の髪型が変わるのも心の変化と対応してるのかなと思った。単純に時の流れとも言えるけど、周り(茉莉の友達、姉)は髪型が変わっているのに対して茉莉は中盤までずっと同じミディアムヘアのストレート。でもただ死を待つだけと思っていた茉莉が和人と出会い1歩踏み出した時に、数年変わらなかった髪型にウェーブがかかり、それがロングヘアになって最後はショートに。
沙苗にいたっては彼氏できたら茶髪に染めて別れたら黒に戻ってて(たぶん)、好きな人が好きなバンドを好きになるタイプの女だなとか邪推をしてしまった(笑)
でも、1個気になるのは東京オリンピック決定や令和の元号決定とか実際の時事を入れてるのに、コロナがスルーされてるのが不自然に感じちゃった。普通に考えれば最後の桜のシーンはコロナ禍の春、あるいはもっと時が過ぎたコロナ禍後の世界になるけど、和人は飲食店経営だし最初にでてきた東京オリンピックは結局延期されてるんだからコロナ触れないのがノイズに感じちゃった。
小松菜奈の演技力の高さ(拍手)
病気ものはあまり好きじゃないけど、小松菜奈が鼻水出るまで泣く演技が本気で素晴らしくてとても綺麗だった!
姉妹愛も家族愛も恋人への愛も感じてとても泣きました…
RADWIMPSの歌の︎︎ ︎︎ ︎︎”来世に乗れる””生きた意味でした”もやばい…
10年って長いようで短い、日々を大事にしようと、1度は見るべきだと思いました。
小松菜奈様様
2022 147本目
感動しました。
全然お涙頂戴じゃなかった、衝撃。
いえ、泣きましたけど。
違います。他のとは。
全然。泣かせよう感、泣かされた感がなくて。
精一杯、生命を輝かせて恋をして、
それこそ、死より、生を感じて泣けた…。
何ででしょう…。
最後、彼女が息絶えるまで、映像としてやらない。
あえて、、そこにはこの映画の真意や意味がないというように。
素晴らしい。
よくある闘病ものとは全然違った。
ポーカーフェイスの小松さんがまた
素晴らしく、刹那さを引き出し、
ひとりで泣いている場面はまた俯瞰的に、お風呂場で泣いてる妹を見てる姉の姿のが、
よっぽど刺さった。
なんだか、すごく涙がでたけれど、
人を思う強さの方が先にきて、
前向きな気持ちをもらった。
この監督さんは然り、キャストの皆さんも、
同じ熱量で挑んだからこの仕上がりなんだと
思った。RADがエンディングなのも
またよかった。どれもバランスがすごいと思います。
想い永遠
邦画十八番の感涙ジャンル、難病×純愛もの。
もうこの組み合わせは絶対ってくらい、次から次へと作られる。
本作もあらすじはありきたりでベタ。
数万人に一人という難病で余命10年と宣告された茉莉。恋はしないと決めていたが、同窓会で再会した和人とやがて惹かれ合い…。
何度も見たよ…な設定だが、本作ならではの魅力もあった。
まず本作は、原作者自身をモデルにしている点。
原発性肺高血圧症という難病を発症し余命宣告を受けながらも執筆を続けた原作者の小坂流加。本作の原作小説を自費で出版し、やがてSNSなどで人気に。2017年、37歳の若さで死去。生きる事への喜びと切なさ、人生の素晴らしさ、愛する事の美しさ、病気の苦しみ…原作者の思いが込められた物語は胸打つ。
そんな思いに心動かされたのが、監督の藤井道人。『新聞記者』『ヤクザと家族』などシリアスな社会派作品を手掛けてきた俊英が、恋愛映画初挑戦。他の恋愛映画と違って、本作を見てみたかった理由の一つが、これ。本物の日本の四季の映像にこだわり、約一年間に及ぶ撮影。ビデオカメラ映像や桜の花が舞うシーンをスローモーションで撮ったり、繊細で透明感のある映像美。花や小道具一つ一つにも原作者の思いを反映させ、新たな手腕を振るった。
そして、小松菜奈。これまでにも多くの恋愛映画に出演してきたが、とりわけ思い入れが強かったという本作。役作りの為に減量もし、一年間の撮影や亡き原作者への思いを込めた佇まい、キュートさ、美しさ、強さ、儚さを体現した熱演は見る価値あり。
病に侵された薄幸のヒロインをイケメン好青年が支える…とはちょっと違う二人の関係。
会社社長の息子である和人。継ぐ事を考えていたが、期待に応えられず、自身の不甲斐なさから諦めていた。それどころか、夢や生きる希望を失い、居場所も見つけられず、自殺を考えていた。同窓会後、実行。命は取り留めたが…。自ら命を絶とうとする和人を茉莉は「ズルい」と言いつつ、「もう死にたいなんて思わないで」と言葉を掛ける。この言葉に、和人は生きる勇気を貰う。
寧ろ、和人の方が支えられる。だが、和人は知らなかった。茉莉の余命を…。
見ている私たちは知っている。命の期限がある彼女が言うからこそ、命の尊さが響く。
夢も持ち、そんな和人が茉莉に惹かれるのは至極自然だ。
茉莉も和人の優しさ、温かさ、穏やかさに惹かれていく。
が、二人が出会い、惹かれ合うという事は、必ず訪れる悲しい別れから避けられないという事でもある。
そんな思いをするんだったら…。自分の為にも、彼の為にも。
しかし、二人の想いはどんどん強くなっていく。
ずっと一緒にいたいのに、いられない。
この切ない想い…。
極端なキス・シーンやラブシーンも無く、その適度でありつつ強い想いが、心と心のラブストーリーのようであると感じた。
また、家族や友人…大切な人たちへ伝えたいドラマでもある。
過保護気味だけど優しい父、あるシーンで肩で泣かせてくれ抱きしめてくれた母、何でも言い合える親身な姉…。松重豊、原日出子、黒木華が好演。
友人役の奈緒、ムードメーカーな山田裕貴、担当医の田中哲司や居酒屋店主のリリー・フランキー…皆と織り成す交流も温かい。
原作ファンによると、変更・改変も多いとか。
原作では漫画家デビューする茉莉は小説家へ、和人は茶道の家元の跡継ぎから会社社長の息子へ。Wikipediaで調べたが、ラストシーンの描かれ方も違う。
賛否の声はあるみたいだが、未読者からすればヘンな違和感は無い。寧ろ小説家への変更は原作者自身と重なって良かったように思う。
時々辟易する難病×純愛もの。これまでのとは何が違う…?
上記の感じたものから、同ジャンルでも好編に感じた。
病でも自然に生きても、限りある命。
が、その中で育まれた想いは、永遠。
冷静に死と向き合った10年間。
茉莉(まつり)がボソッとつぶやく。
「どっちが不幸なんだか?」
それは自分より家族の方が辛いんじゃないのか・・・
との思いやり。
この映画は難病もののジャンルに入る映画だが、
主人公は冷静にして知的。
「こんな夜更けにバナナかよ」などとは対極にある映画です。
(けれど、バナナ・・・の主人公の、本音全開で生きる鹿野さんの方が、
(私には共感できるし、映画としてドラマティックだ)
多分、監督(藤木道人)や脚本(岡田惠和、渡邊真子)の美意識や嗜好が
洗練の度合いが色濃いのだと思います。
それにしても藤井道人監督。
遂にメジャー大作ですか?
一年間の準備と撮影期間と潤沢な製作費をかけられて、
多くの観客動員をして大ヒットを記録して、
多くの人の共感と涙を誘ったそうです。
素直におめでとうございます。
でもしかし《私は泣けませんでした》
エピソードがどれもこれも平凡です。
多分、私個人が映画に求めている要素が欠けているから。
思いっきりドラマティックで、想像を超えた意外性とかを
映画に求めている。
等身大の映画、とかはあんまり。
苦手ですね。
「いま、会いにゆきます」ならすごく泣けた。
この「余命10年」は、
多くの知性が知恵を寄せ合って、観客を「涙と感動」へ誘おう・・
と、意図して作られています。
美しく演技力の優れた出演者。
美しい映像。
RADWINPSの情感に訴える楽曲。
感動要素満載なのですが、観客の2割は私のような部外者。
現実世界では、もっともっと不幸な死が溢れている。
虐待に遭い食事も与えられず痛ぶられて死んだ子。
小児がんで学校にも行けず、ただただ苦痛だけの短い生涯。
癌で幼い子供を残して亡くなる若い母親。
余命10年。
長いんだか?短いんだか?
そう言い放つ茉莉の冷静な視点は、良かったと思います。
予想を上回った...
否、お涙頂戴‼️
率直に、涙を誘う為だけに作られた映画では無い。
そう思いました。
実話を元にしたと言うこともあってか、
ご本人を大切にされていること、
原作が愛されていること、
風景や情景の細かいところに気を遣っていること、
などなど製作陣の想いもきちんと伝わります。
ただ、それだけが独り歩きしているわけでもなく、
映像や音楽、役者陣のパワーが見事に
混じり合った、素敵な作品だと感じました。
数奇な運命だけが特別であり奇跡の塊なのではなく、
平凡と思いがちな何気ない人生だとしても、
奇跡の連続なのだと気付かせてくれる
とても魅力的な作品です。
個人的に、作品を見た後に
RADWIMPSの「うるうびと」のMVを見ると
果てしない感動が押し寄せます。
素晴らしい内容、音楽、演技に加えて
違う角度からのアプローチにも心が震えました!
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