ディア・エヴァン・ハンセン

劇場公開日:

ディア・エヴァン・ハンセン

解説

トニー賞で6部門を受賞し、グラミー賞、エミー賞にも輝いたブロードウェイミュージカルを映画化。監督を「ワンダー 君は太陽」のスティーブン・チョボウスキーが務め、ミュージカル楽曲を「ラ・ラ・ランド」「グレイテスト・ショーマン」「アラジン」など大ヒットミュージカル映画に携わってきたベンジ・パセック&ジャスティン・ポールが担当。学校に友達もなく、家族にも心を開けずにいるエヴァン・ハンセンが自分宛に書いた「Dear Evan Hansen(親愛なるエヴァン・ハンセンへ)」から始まる手紙を、同級生のコナーに持ち去られてしまう。後日、コナーは自ら命を絶ち、手紙を見つけたコナーの両親は息子とエヴァンが親友だったと思い込む。悲しみに暮れるコナーの両親をこれ以上苦しめたくないと、エヴァンは話を合わせ、コナーとのありもしない思い出を語っていく。エヴァンの語ったエピソードが人々の心を打ち、SNSを通じて世界中に広がっていく。エヴァン役をミュージカル版でも主役を演じたベン・プラットが演じるほか、ケイトリン・デバー、ジュリアン・ムーア、エイミー・アダムスらが脇を固める。

2021年製作/138分/アメリカ
原題または英題:Dear Evan Hansen
配給:東宝東和
劇場公開日:2021年11月26日

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3
  • 画像4
  • 画像5
  • 画像6
  • 画像7
  • 画像8
  • 画像9
  • 画像10
  • 画像11
  • 画像12
  • 画像13
  • 画像14
  • 画像15

(C)2021 Universal Studios. All Rights Reserved.

映画レビュー

2.0許容限度を超える(個人の感想)嘘

2021年11月26日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 18件)
共感した! 83件)
ニコ

3.5孤独な少年の本音がポップ・ミュージックに乗って拡散

2021年11月26日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

悲しい

学校では友達がいない。家でも話し相手がいない。そんな孤独な少年エヴァン・ハンセンが自分に宛てた手紙が全く違う意味に誤解され、SNSで拡散され、彼は自分とは異なる自分を演じる羽目になる。こんな内向的な物語がブロードウェー・ミュージカルとして大成功する時代になったことに、まず驚く。 しかし、そもそもこのテーマは映画向きだったことが、今回映画版を観て分かった。カメラは至近距離でエヴァンの戸惑いと驚き、絶望と希望を映し出してリアルだし、彼がついた嘘がもたらす顛末の処理は映画だけに許された手法が用いられている。一方で、マイクも俳優に張り付き、舞台に引き続きエヴァンをエんじるベン・プラットの歌は同時録音で収録されている。必然的に、撮影当時27歳だったプラットはダイエットして高校生に変身。その成果についてメディアは否定的だったが、筆者は全然OK。それに、オープニングを飾る"Waving Through A Window"から始まる彼の歌唱力は、全編を通してやはり圧巻なのだ。 孤独過ぎる少年の隠したい本音が台詞ではなく、エモーショナルなポップ・ミュージックを介して劇場全体に広がる。これは舞台、映画の両方が持つ新鮮味だと思う。

コメントする (0件)
共感した! 22件)
清藤秀人

0.5すぐ訂正すればいいのに

2024年5月20日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ギブスにサインしただけで、親友扱いになるんだから、面倒な人達。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
ムーラン

4.0☆☆☆☆ 《良かれと思ってつい口から出た【嘘】が周囲を巻き込んで行...

2024年3月20日
iPhoneアプリから投稿

☆☆☆☆ 《良かれと思ってつい口から出た【嘘】が周囲を巻き込んで行く。》 《良かれと思って行動する【親切の押し売り】は 、人を徐々に不幸にして行く。》 めちゃくちゃ良作。されど、ミュージカル映画として楽しい作品だったかと言うと、ちょっと考え込んでしまう。 僅かに笑えたところは、偽メールに関する嘘を付く歌での演出・編集の辺りでした。映画が始まってすぐの辺りですが、ここがミュージカル映画として明るく楽しい場面のピークだったように思えます。 どうやら賛否両論かなり分かれているらしい。 舞台版を観ている人が映像化にいちゃもんをつける気持ちは、少なからず理解出来る。同じ様な思考として、原作本の映像化もまた然り。 作品自体は主に、周囲に対して付いた〝 嘘が誠 〟になってしまった主人公。 思わぬ形でネットに拡散されて時の人になる。 ここまでが作品のほほ半分くらいに あたる。 そして半分の後半部分にあたるのが、その嘘によって苦しむ自分と周囲の人達と、更にはネットの怖さ。 〝 否 〟の思いを抱く人には、この【後半部分の暗さ】にあるのではないだろうか? 特に強調されていたのは、エイミー・アダムス演じる自殺した彼の母親の(台詞は違うけれども)「それで、それで!」感満載な主人公への圧力…とも言いづらいのだけれど、自分が「こうであって欲しい!」とゆうある種の押し付け。 その思いの強さゆえに発する更なる【親切の押し売り】には、観ているこちらもかなり戸惑ってしまう。 それだけに、反面で1番突き放していた…かの様に見える主人公の母親のジュリアン・ムーアが。登場人物の中では実は1番彼に寄り添っていたのでしょうね。 この後半での重苦しい展開の中では、彼女の存在が唯一の救いだったかも知れません。 そしてもう1人。自殺した彼に、密かに恋心を抱いていたアラナ。 彼女も良かれと思い。彼と、想いを抱いていた彼の為にと奮闘する。 その結果、つい焦りからか彼を含めた周囲をどん底へと突き落としてしまう。 出演者の中では個人的に、このアラナ役を演じたアマンドラ・ステンバーグがとても良かった。是非ともオスカーノミネートまで行って欲しい。 …と、ここまで書いてふと気がついたのですが。作品全体を考えると全く違う作品ではあるものの。映画に登場する何人かの性格には、今年公開された作品の中で同じ側面を持つ作品として。日本映画の『空白』とアプローチが似通ってはいないだろうか?…と。 勿論、内容全体は全然違っているので、当然の如く「何言ってるんだコイツ!」ではあるんですけど、、、💦 とは言え、この作品作品の底辺にあるのは『空白』とは全く違う。孤独な若者たちへの応援歌そのものであり、多くの佳曲に彩られた優しさに満ち溢れた歌声。 あの『ラ・ラ・ランド』のラストは、一見するとバッドエンディングに見えるものの。同じ想いを共有した2人だからこそ、叶わなかった恋ではあるものの。実はお互いの胸の奥底にひっそりとしまってある【モノ】を確認するハッピーエンディング。 それと比べてしまうと(本当は比べるモノではないのですが)バッドエンディングに見えて実はハッピーエンディングに…今ひとつなり切れていないきらいがあるのが、少しだけ物哀しい思いを感じて劇場を後にしました。 2021年11月26日 TOHOシネマズ日比谷/スクリーン1

コメントする (0件)
共感した! 1件)
松井の天井直撃ホームラン

他のユーザーは「ディア・エヴァン・ハンセン」以外にこんな作品をCheck-inしています。