ミラベルと魔法だらけの家

劇場公開日:

解説

ディズニー・アニメーション・スタジオによる長編アニメーションで、南米コロンビアを舞台に、魔法にあふれた家に暮らす少女ミラベルの活躍を描いたミュージカルファンタジー。コロンビアの奥地にたたずむ、魔法に包まれた不思議な家。そこに暮らすマドリガル家の子どもたちは、ひとりひとりが異なるユニークな「魔法の才能(ギフト)」を家から与えられていた。しかし、そのうちの1人、ミラベルにだけは、何の力も与えられていなかった。力を持たずとも家族の一員として幸せな生活を過ごしていたミラベル。ある時、彼らの住む魔法の家が危険にさらされていることを知った彼女は、家族を救うために立ち上がることを決意する。監督は「ズートピア」のバイロン・ハワードとジャレッド・ブッシュ。「イン・ザ・ハイツ」や「ハミルトン」でトニー賞、グラミー賞など数々の賞を受賞しているリン=マニュエル・ミランダが劇中のミュージカル楽曲を担当。2022年・第94回アカデミー長編アニメーション賞受賞。

2021年製作/109分/G/アメリカ
原題または英題:Encanto
配給:ディズニー
劇場公開日:2021年11月26日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第94回 アカデミー賞(2022年)

受賞

長編アニメーション賞  

ノミネート

作曲賞 ジャーメイン・フランコ
主題歌賞

第79回 ゴールデングローブ賞(2022年)

受賞

最優秀長編アニメーション映画賞  

ノミネート

最優秀作曲賞 ジャーメイン・フランコ
最優秀主題歌賞
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映画レビュー

4.5魔法がなくても大事な家族の一員

2022年4月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館、VOD

泣ける

楽しい

幸せ

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Ken@

5.0流石ディズニー!やりたい放題の映像美!

2021年12月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 魔法だから何やっても良いよ、とでも言われたのでしょうか。アニメーターさん達も張り切って、全カット素晴らしくコッテコテでやりたい放題の映像美がギュウギュウ詰めで、お陰で一瞬たりとも目が離せません。そして、時間的に吹き替え版の上映しか選べなかったのですが、それはそれで良い選択になった。アナ雪でも思ったのですが、よくもまあ判りやすい翻訳で、それでいて(あくまでも、なんとなくですが)リップシンクを合わせられるものだと感心しっぱなし。最後のスタッフロールまでビジュアル増し増し、トロピカルな世界観で統一されていて、実に楽しいひとときとなりました。ありがとう、ディズニー!  あと、冒頭に昔ながらのセルアニメで素晴らしいショートムービーのオマケ付き、こういうサービスが心憎いですね。

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猿田猿太郎

3.5家父長制からの解放。

2021年12月31日
PCから投稿
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村山章

4.0斬新な「題材の設定」で攻めている“ディズニー・ミュージカルアニメーション映画”。考えすぎずに見るのが正解か。

2021年11月26日
PCから投稿

本作は、ミュージカルアニメーション映画としては、さすがはディズニー!といった感じで、アニメーションの動きや音楽の心地良さには文句の付け所はありません。 吹替版では、ミラベルの長姉・イサベラ役の平野綾は、歌も非常に上手く、やはり本職の声優が、よりクオリティーを上げる存在になっていると実感しました。 さて、本作は、題材の設定が「ヒロイン以外の家族全員が魔法を使える」という通常とは“逆設定”になっている点は、かなり独自性があって興味深かったです。 これをどのように面白い作品に落とし込めるのか楽しみにしていましたが、なぜミラベルが窮地を救える存在なのか、という必然性の部分が難しかったように感じました。 メッセージ性としては「誰にでもそれぞれの存在価値がある」ということだと思われます。 その意味では、唯一魔法を使えないミラベルだからこそ、魔法が消えかけている世界を救える存在になれるのかもしれません。 魔法が使える他の家族は、自分の力が弱くなっていることに恐怖などを覚え、頼りない一方で、ミラベルは変化がないので、相対的に家族のために力を発揮しやすい存在となれるからです。 このように、本作は、この「グラデーションの部分に意味がある」のですが、グラデーションは違いが見えにくく、クッキリしない点が本作の難しさだと思われます。 そのため物語の必然性を追求し出すと、やや爽快感に欠ける作品に見えてしまうのかもしれません。 とは言え“ディズニー・ミュージカルアニメーション映画”として、深く考えすぎずに「ミュージカルとアニメーションの動きを楽しむ映画」として見れば満足度が高い作品なのは間違いないでしょう。

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細野真宏