沈黙のパレードのレビュー・感想・評価
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久々のガリレオ、実に面白い。
『沈黙のパレード』鑑賞。
*主演*
福山雅治
*感想*
久々のガリレオ!待ってました!ドラマ版はほぼ全て観たことありますが、SPドラマ版は見てないです。ちなみに劇場版は、容疑者Xしか見てないです。
安定したガリレオでした。町の人達から愛された歌手を夢見る女子高生が突然、行方不明となり、遺体となって発見される。容疑者はかつて別の事件で無罪になった男で、その事件を担当していたのが、草薙だった。
二転三転する切ないストーリー展開、誰からも愛された女子高生に何があったのか、複雑に見える人間関係、過去の事件も絡んで、なかなかミステリアスで、面白かったです。
キャストが豪華で、ずんの飯尾さんが良い味出してました。あんな飯尾さん見たことがない!皆さん演技が凄かった!
福山雅治さんが演じる湯川教授は、昔と全然変わらない!カッコ良いな~!柴咲コウさんの内海刑事もキリッとしてて、綺麗でした!
草薙刑事を演じた北村一輝さんは、過去と比べると、めっちゃ渋くなって少しワイルド!
まさかああいう展開になるとは、僕が思ってた結末と違ってたので、思わず「お?」ってなりました。
久々のガリレオ。全体的に切ないストーリーでしたが、なかなか良かったです。
沈黙と献身
映画にする程でも、、、
ミステリーとしては起伏が少ない
何と言っても湯川と内海
何と言っても湯川と内海ですよね。やっぱりしっくりきます。
それと柴咲コウは変わらずきれい。すごいです。
物語は導入からずっと続く、悲しみの連鎖でやはり少し重たい。
二人はもちろんの事、他の俳優陣もとても豪華で、全体的に安定感が感じられました。
そんな中、北村一輝の存在感は一際大きく、その芝居は実に見応えがありましたね。
今回は物理学アプローチより、湯川を含めた全ての人間性に重きを当てていたのも新鮮。
随所で小さな伏線が多数張り巡らされており、最後の最後まで一定の緊張感が保たれていました。
エンドロールで流れる「ヒトツボシ」も、作品をより深く染み込ませるような歌詞でした。やっぱりKOH+があると違う。
いや、実に面白かったです。
絶妙にスッキリしない
丁寧な大衆向け王道ミステリー
良くも悪くも、とてもテレビドラマ的なつくりの作品。一つ一つを物凄く丁寧に描写し、台詞で全て説明し、回想シーンもしっかり全てを出して、繰り返す。誰もが理解できるミステリーになっていました。
人気テレビドラマシリーズの映画なので、こういったつくりになるのはしょうがないし、つまらなかったわけではないのですが、ちょっと物足りない…。
展開はかなり序盤で読めますが、じっくりゆっくり進むので冗長気味だしクドイ。パレードのシーンもあんなに長く描写した意図が謎だし、湯川先生と商店街の人々との交流シーンも長くて退屈…。
また、実力派の俳優陣が揃っているのに、キャラクターの心情表現がめっちゃ短絡的なのも残念。草薙や商店街の面々は、見た目のボロボロさややつれっぷり、声を荒げて激昂するなどで苦悩を表していましたが、あの俳優陣なら心の奥底にある感情を別の方法で演じてくれたのではと勿体無く感じました。
ちなみにメインキャスト以外のモブキャストが、揃いも揃って棒読みなのは何故ですか…ガリレオレベルでも細部まで凝ったつくりには出来ないのかと悲しくなりました…
「容疑者Xの献身」が大好きなので、なんだか不満が多くなってしまいましたが、ミステリー映画として一定の満足度はありますし、また次回作が観てみたいです。
1作目には遠く及ばす
劇場版のガリレオって感じ
湯川先生への期待
これで終わりなのか?
福山雅治の演じるガリレオは文句なしに彼の代表作。特に「容疑者Xの献身」はテレビドラマ発の映画としては異例の名作だった。ガリレオの劇場版もこれで3作目。さすがに観客動員を考えて柴咲コウを復帰させたように見える。たしかに懐かしい。久々の2人のかけあいもよかった。
でも、何より驚いたのが脚本のうまさ。登場人物も多いし、少し複雑な真相になっている原作をきちんと2時間にまとめてきた。演じている俳優陣もよかった。うまいこと作ったと思う。
それでもやはり思ってしまうのだ。やはり「容疑者Xの献身」は超えられなかったと。それは続編が背負わざるを得ない宿命みたいなものだ。そもそも、原作が容疑者Xを超えていないのだから映画がそれを超えられるわけがない。
ただ、最後に素晴らしい歌声のジュピターが流れて終わりに向かったのに、柴咲コウの歌声でそれを上書きされるのは困惑した。話題作りとしては正しいと思うが、柴咲コウがあまり好きではない自分にはマイナスでしかなかった。しかもエンドロールで流れたのはガリレオのダイジェストのような映像。これでガリレオが終わりなのか?
ん〜
実に問題作だ。
映画と原作の違いはこの際気にしないとして。
気になる点は、兎に角盛り込みすぎていることと、編集と音楽にはかなり問題があること。
音楽はその映像をどう観て欲しいかという作り手から見る側へ的確にサポートできるアイテムなのに。
今どういう感情で見れば良いかというアシストになり、その中身を盛り上げる最大の武器なのに。これが全く活きてない。
飯尾さんはとてもよかった。檀れいさんと戸田菜穂さんは入れ替わった方が良い。戸田菜穂さんの方がああ言われる雰囲気作りが上手いと思う。あんなに愛されキャラの長女がああいう言動をする過程が全くないことへの違和感を少し軽減させてくれたはず。
まぁ、この違和感は原作でも気にはなりましたが。
あと、登場人物の多さによる感情の乗せどころが全く誘導できていない。
前作、前々作のハネたところだけを合体させたような作りで、とても残念な仕上がりでした。
湯川先生の良さが活かせてなかったぁ〜
福山が及川光博にしか見えなくなる呪いにかかった
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