沈黙のパレードのレビュー・感想・評価
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苦悩する北村さんを愛でる一作
「容疑者Xの献身」が素晴らしかった記憶での鑑賞、ガリレオシリーズを寵愛されている方には申し訳ないが今回は物語としては凹凸もなく実にスッキリしない展開でした。
かつて草薙が担当した少女誘拐殺人の件の真相は?結論をすべて愛ゆえに交錯してしまう人間ドラマで痛快ミステリーとはならない。その他諸々いくつか脚本や演出に綻びのあるように思える内容。
ただ、北村さん(草薙)のくたびれ具合や葛藤、湯川と関係性等の見所はあり、特に酒向芳さんの存在が他のキャストとは違い演者の凄みを感じさせられました。
ジュピター?
東野圭吾ファン、原作を読み直すために鑑賞を少し先送りして読み直してから鑑賞しました。
失敗だったかもなー…読み直したの。
「え!?そこ端折るの?」「いやいやジュピターじゃねーよ、ジャズだろーが」「内海薫映すためにそういう話にするのかよ」という、原作から脚本へのマイナーチェンジのあれこれ、受け入れられない点が多かったです。
長年の人気作品で、色々あるのは分かりますし、原作小説と映画は別物だというのも分かってます。
でも、マイナス2点を感じたところは全てそのマイナーチェンジでした。
うーーーん。面白くなかったわけじゃないんだがなー。
面白かった
どんでん返しで悲しい結末…と思ったら最後に大どんでん返し。最後の大どんでん返しの前までは、今回「湯川先生」は必要だったかなと思いましたが、最後の大どんでん返しへのプロセスには「湯川先生」は必要でした!
重要な瞬間
「人生で本当に重要な瞬間は手遅れになるまでわからない」アガサ・クリスティーの名言が浮かぶ作品でした。
私達が日々重ねている瞬間のなかで、ある点がキラキラと輝くのか、鈍く暗く灯されるのか、それは振り返ってみなければわからない。善良の塊のような人たちが、あのとき、会えれば、会わなければ、行けは、行かなければ、そんななにかに右往左往するのを、湯川先生は俯瞰する。その姿はとても孤独で、正しく辛そうだ。
どんなに哀しい事実でも「実に面白い」という一言で締めくくるのが、そのうちにある様々な思いを実験者らしくひとくくりにしているが、観てるこちらが「実に面白いよ、先生こそ」と思う。
そこにあるのは、愛
公開中なので、ざっくり感想。
勝手な予測なのですが。
原作がある映画って、大体のストーリーや結末等。わかってますよね。
今回は予告も原作も、一切触れずに劇場に行きました。
一つの殺人事件から、連鎖反応する事件。
最初から「多分こいつが犯人」と思わせておいて。
湯川が提示する一つの答え。
えええ!。
今回は草薙刑事の苦悩が、前面に出てるのが悩ましい。
北村一輝さんのマイナスな演技、怪演と言っていいかも。
散らばったピースが合わさった時、全身鳥肌状態。
平日の朝イチに行きましたが、結構お客さん入ってました。
⭐️今日のマーカーワード⭐️
「このまま沈黙を、続けますか?」
実に面白かった!
ガリレオシリーズはドラマは観てなくて映画版のみ鑑賞してました。これを機にドラマ版を観てみようかな。前作もそうだったけどミステリーと言うよりはヒューマンドラマみたいだった。人間模様が濃くて切ないけど引き込まれてしまう、そんな魔力がありますね-。
いつもと少し違う
ガリレオシリーズはテレビ版も含めて全て観ていて楽しい作品です。謎を解く時に数式いっぱい書きまくるのが湯川先生なんですが、ちょっと違う。
先日放送されてたテレビ版の方が面白い。
ストーリーとしては複雑な人間関係が絡み合ってて面白く、キャストも物凄く豪華。
お祭りシーンも本物さながら豪華です。
エンディングも観ていて懐かしくとても良かったです。
ただ、いつものガリレオらしさがないのが残念なだけです。
原作を越えていた北村一輝の演技
本作の公開にあわせて原作を読んできました
テレビシリーズから続くガリレオシリーズの映像化作品は
原作とは別物だと割り切って見るようにしなければいけません
ただ本作に関して、そう簡単に割り切れない部分があるのも確かです
原作から引き算された分がどうしても気になります
15年前の不起訴になった事件の真相部分がごっそりカット
原作既読者からすれば犯人は蓮沼であってはいるんだけど
読んでいない人からしたら不起訴になった人間を真相も分からぬまま
鉄槌を下すことに加担してしまった増村という構図になってしまっている
そして増村の話す真相が涙なしには見れないと思っていたので・・・・(原作を買って読んでください)
しょうがないとはいえ物語が少々駆け足気味に進んで行くのも気になる点
容疑者Xが128分、真夏が129分、そして本作が130分
色々な兼ね合いもあるんでしょうが150分は欲しかった
あと蓮沼が村上淳というのも
村上淳はやっぱカッコいいんですよね
でも蓮沼に関しては底知れぬ不気味さを出せる人が良かったかなと
街の住人は関しては概ね役とのミスマッチは無かったと思います
そして予告で気になっていたのが北村一輝演じる草薙刑事が苦悩するシーン
これは原作になったので正直要らないシーンだなと思っていました
しかし本作を1から通して観て、15年も苦悩しつづけてきた草薙刑事を
北村一輝の申し分ない演技で説得力のあるものに・・・
繰り返しになってしまいますが、だからこそ15年前の事件の真相も映画の中で描くべきだったよなぁって
4.0越えの原作からは少し落ちますが北村一輝の演技で+0.2で
評価 3.9
俳優陣の演技力の高さに何度見ても引き込まれる作品✨ 原作好きも初見さんも全員にオススメしたい!
原作もシリーズ作品も全て見ていますが、ストーリーが面白いことはもちろん、俳優陣の演技力の高さでこの作品は過去1傑作となっています。
特に、北村一輝さんと檀れいさんの演技でこの作品は昇華されていて、息を呑んで見入ってしまいあっという間に見終わったという感覚
エンドロールのときには、おそらくその結末ゆえにそれぞれ胸にモヤモヤしたものが残るかもしれませんが、きっとその人次第でモヤモヤの形も違うのかなと…。
この辺りは原作者と演出家の妙技かなと。
個人的には現時点で今年の邦画ナンバー1でした!
加えて、TVシリーズのときのガリレオ演出(数式を羅列するもの)などが除かれていて、作品の雰囲気を守ってくれている点も評価でした✨
よく練られたストーリー展開!確かに…「実におもしろい」!
福山雅治、ホント歳とらないですよね
キリッと知的な「湯川教授」健在!
話の展開、テンポよく、おもしろかったです
まず、
話の序盤から、一番怪しい容疑者か死亡する
という意外な始まり
湯川先生の学者的知識で、事件の解明が前進したかと思えば、
あ、これが結末かぁ…と思った結果を、
湯川先生の深い洞察力があっさり裏切り、
予想外の次の展開へと運んてゆく
…いやあ、飽きずに一気に観れました
ストーリーに凝った分、ちょっと、
最後の真相部分には無理が出たような気もしますが、
ま、いいか…と、思えるくらい、
次々に新しい扉が開いていくような
話の展開は楽しめます!
やっぱ、福山雅治&柴咲コウ&北村一輝のコンビは
最強なのでは!
きっちり、クオリティーの高いエンタメムービーに完成してます
さすが!
これぞ日本大衆映画の最高峰!
時間過ぎるのが早かったなー
最近テレビを見なくなって、タレント知らなすぎだけど、そんな自分も知ってる知ってるのオンパレード😁
お金かけてるー!!!!!
パレードの観客のクソ演技もクソ最高峰〰️
中身も思考停止の大衆消費者はぼーっと観てても難しくない!!!
つまり最高の平均的、波風立たない凪のよう🌊
思考底辺の人も博識の人も、意識高い系の人も映画好き人も是非🤍
後半の推理部分が、、、
娯楽作品としては、十分楽しめる。
俳優陣もすばらしく、映画館の大画面で観る価値はある。
飯尾さんは、一流の芸人は俳優としても一流であると感じた。
残念だったのは、後半の推理部分。物理学者の湯川教授にすべてさせるのはどうかと思った。あれでは、名探偵ガリレオにならないか。
フジのテレビスペシャルっぽい
湯川=ガリレオの学生時代からの友人の刑事・草薙が実質の主人公。
たまたま前日観た『ヘルドックス』でヤクザの組長役だった北村一輝が、TVシリーズから続投でこの草薙を演じているのだが、若くスポーツ刈りだった時と違って、歳をとって捜査で憔悴した無精髭姿から、「この役には全身刺青ってないよね」と疑いたくなる的な記憶混濁が発生(苦笑)。
で、まだ前2作の方が映画にしようという意識があったような。
本作では、TVスペシャルの、ゲスト出演者豪華版くらいなポテンシャルの脚本・演出。
市のまつりなどのシーンに使われた予算規模はしっかり映画らしいけれども、フジテレビ製キャラ劇場上映イベント作品の「枠」にきっちり収まっていたような印象。
福山雅治のコミカルな雰囲気キャラが優先しすぎたせいかも。
また、密室での殺人方法の解明まではまだいいのですが、後半で真犯人を推理し当てるくだりは科学が全く関係なく、湯川の直感のみというか、観察眼からの当てずっぽうが偶然当ったような雑さを感じました。
このくらいアバウトでも、福山雅治がカッコよく写っていれば、それなりの人気は得られるとは思います。
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