沈黙のパレードのレビュー・感想・評価
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出口夏希に注目
火災現場から発見された遺体は数年前から行方不明だった女子高生のものだった。事件の容疑者は、草薙刑事が以前担当した少女殺害事件の容疑者で、黙秘を貫き無罪となった男だった。男は今回も黙秘を貫き証拠不十分で釈放され、死んだ女子高生が住んでた町に戻って来た。多くの関係者がその男に憎しみを持つ中、町の夏祭りのパレード当日、その男が亡くなった。死因不明のため、草彅と内海は湯川教授にアドバイスをもらいに行った。女子高生殺害の犯人は誰か、死んだ男の死因は何か、その犯人はだれだ、という話。
原作を読んでなかったから、結果に驚かされた。
湯川役の福山雅治と内海役の柴咲コウは変わらず良かった。草薙役の北村一輝の熱演が凄かった。それと、村上淳の悪っぷり、上手かった。
亡くなった女子高生の妹役の出口夏希が清涼感が有って可愛かった。
はっはっは!実に面白い!
どうして同時公開?
だんだんと人間に近づく
愛とはなにか。
子供とはなにか。
そして今回
人とはなにか。
家族とはなにか。
人間と接していくことで、だんだんと人間に近づく湯川。
ガリレオ長編シリーズに触れるとそれが本当に読み取れる。
今回"も"
ほぼ物理的・化学的なことは内容の1/5程度。
あとは湯川の並外れた洞察力で事件を解決。
ガリレオの雰囲気を存分に堪能できる映画でした。
残念なところは中盤あたりから淡々と進んで行き、重厚感が無いように感じられた。
小説と比較するのは違うかもしれないが、小説は驚きがあり、インパクトがあった。
賛否両論ある事件の核心もいきなり現れ、違う意味でのインパクトがあった。
葛藤をもっと入れ込んで核心に持って行ったら賛否両論は薄れたのではないか。
前2作と比較してしまうと見劣りはあるが、ガリレオ好きは満足だろう。
まぁもし次があるとしたらあまり期待しない。(透明な螺旋)
沈黙のパレードは小説だとすごく良かったが、次のは小説でもつまらないから。
次々と明らかになる真相にひきこまれる!
事件が起きる前の被害者の少女の愛らしい姿を最初に見せることで、犯人とされる人物に対しての悪感情を観客にも植え付ける演出がかなりきいてきますね。
パレードのシーンで、いろんな人がちょこちょこ動いててこうなんだろうなとか、アリバイ?とか色々想像をかきたてられるんだけど、ただ当初の想像から後半にかけて明らかになってくる事実がすごい想像の斜め上を行っていてすごかったですね。
東野作品って犯人側にも事情があったり切なかったりしますが、今回はかなり複雑に絡みあってましたね。
色んな方が取調べされるんですが、皆さんいい。
終盤椎名桔平さんと北村さんの無言が多めのシーン、横顔アップになる演出がすごかったですね。
息するの忘れるくらい集中しましたw
切なさ的には容疑者Xが上かもしれないけど、多くのドラマがある物語でした。。
今回がガリレオシリーズの完結編だろう
複雑なパズルを判り易くまとめた
東野圭吾のガリレオシリーズの大ファンを自認する私としては、福山雅治演じる湯川教授を是認した訳ではないが、北村一輝演じる草薙刑事を了承した訳ではないが、それを差引いてもこの映画は原作の良さを殆ど損っていない様に思える。
正に近代ミステリーの粋を極めたこの原作は、序盤のあらゆる伏線を最後に見事に回収する秀逸さを持ち、最後の最後まで、ここが着地点では無いのか、まだ先が有ったのかと感嘆する快作である。
複雑に絡みあった難攻不落のパズルをどの様に解いて行くのか。
これを原作に映画化する難しさは相当の工夫と胆力が必要であったことだろう。
但し、原作を読んでいない場合、一回の鑑賞でどこまで理解できるかは不明である。
ガリレオだけど、ガリレオじゃない…
テレビドラマで人気を博した「ガリレオ」の劇場版第3作。過去2作は未鑑賞、原作も未読ですが、テレビドラマは以前に何話か観たことがあり、天才物理学者・湯川学の鮮やかな推理と個性的なキャラが魅力の大好きな作品の一つです。そんな「ガリレオ」の久々の新作ということで、期待を高めて鑑賞してきましたが、正直言って思ったほどではなかったです。というか、イメージとちょっと違いました。
ストーリーは、数年前に菊野市で行方不明となった女子高生の白骨死体が発見され、かつて少女殺害事件の容疑者で無罪となった蓮沼が捜査線上に浮かぶものの、彼もまた菊野市で死体となって発見され、内海刑事の捜査協力要請を受けた湯川教授が事件解明に挑むというもの。
冒頭、女子高生の並木佐織が圧巻の歌声を披露し、彼女を取り巻く人々が紹介されたところで時間が現在に戻り、捜査会議のシーンで今回の事件のあらましが語られます。主要人物と舞台背景の紹介をコンパクトにまとめた、上々の立ち上がりです。特に、佐織役の川床明日香さんの歌声のインパクトが絶大で、一気に引き込まれました。
その後、捜査協力を求める内海刑事の前に、満を持して湯川教授登場!柴咲コウさんや北村一輝さんが相応に歳を重ねてきたことが窺える中、福山雅治さんの昔と変わらぬ容貌に驚かされます。一方で、昔と変わらぬめんどくさい性格が垣間見え、そうそうこれこれといった感じでホッとします。(とはいえ、エンドロールで流れた昔の映像を観ると、福山さんもけっこう変わっていましたね。)
そして、容疑をかけられながらも証拠がなく釈放された蓮沼が、佐織の実家の料理店に現れ、ふてぶてしく絡んでから殺されます。このあたりの村上淳さんの演技はさすがです。舞台も温まり、さあここからガリレオの本領発揮…といきたいところなのに、なぜかテンポが上がりません。今回の事件を考えればしかたないのかもしれませんが、終始鬱屈とした雰囲気が流れ、今ひとつノリきれませんでした。加えて、見どころの科学的検証も何だかなーといった感じで、「まさかそんな方法で!」という気持ちになれませんでした。
本作は、被害者である佐織を想う人々が織りなすヒューマンドラマといった感じで、その点においては重厚な仕上がりになっていたと思います。ただ、自分のようにミスリードやどんでん返しや巧妙なトリック等を期待して観ると、やや物足りなさを感じてしまうかもしれません。次作は、人間よりも事件そのものに興味を抱き、物理学の知識と鋭い洞察力を駆使して、鮮やかに謎を解く湯川教授の活躍を期待します。
映画3作目
ガリレオらしい科学トリックもありながら、ミステリーとしても秀作
おもしろかった。
迷ったけど映画を見る前に原作を再読してから挑みました。結果、どちらもおもしろい。
基本は原作に忠実だけど、ドラマ版として築き上げてきた湯川・草薙・内海の関係がより強く描かれていたのと、パレードのダイナミックさが映像ではよく伝わったし、原作は原作で湯川の成長というか進化というか、あの湯川も他者に影響されていくのが感じられてる長年見守ってる甲斐があって味わい深い。
映画版は、草薙の心情がよりフィーチャーされているのがとてもよかった。ドラマ化当初は存在感消され気味だったからホントにうれしい!
東野さん本人が別の作品で、映像化の際に勝手に男女バディにされるという話題を出してたことがあるけどガリレオがまさしくそうなってしまって当初はどうなることかと思ったけど、諸々結果的にはよかったかな。
最新作もいつか映画化されることを願ってます!
沈黙と選択
沈黙のパレードという割には、そこまで沈黙は続かなかったのでは?
そう思ったけれど、完黙を続け釈放された男と、それによって起きた物語と、祭りのパレード、(ネタばれになるからこれ以上は書けない)ということなのかな、などと見終わってからふと思った
観ながら、どういう真実が隠されているのかを推理してしまうけれど、やはり、最後の最後の真実は分からなかったな
そして、残された沈黙、託された選択
映画化されたガリレオシリーズを振り返れば、その選択の先は明白だった
いつも彼らの選択の優先順位は同じ
今回も面白かったし、ドラマシリーズから観ていた人としては、久しぶりの面々を見れて嬉しかったし、東野圭吾は本当にスゴいなと思わされたし、主題歌も最愛に続き心にグサグサくる
それでも、やはり、映画一作目の、こちらの感情を激しく揺さぶってくる展開とあの慟哭からの衝撃が残した余韻はこえなかった
良かった
最高なキャスティング
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