ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネスのレビュー・感想・評価
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MCUの世界観を広げる作品でした
ゆっくり丁寧にやってたら時間が掛かり過ぎるとは思うけど、今回の内容で120分は駆け足すぎるのでは?
アニメ、ドラマ、他作品で補完して行くとは思うから
頑張って追って行きたい
ディズニープラス勧誘映画かな
何人かの方が示唆してたので、ディズニープラス会員になりワンダヴィジョンを鑑賞後、本作を鑑賞しました。ワンダが何故あんなスカーレットウィッチに堕ちてしまったのか、背景がよくわかります。その他のマーベルTVシリーズがあるようなので、さっさと見てディズニープラスはやめようとと思います。
そろそろやりすぎかな
初日の1回目に行ったら信者がすごかった。初日の1回目に来てる人だらけだからみんな大好評みたいな感じだった。
初心者お断り感が凄すぎる。一応ドラマ以外の映画は全部追ってるけどそれでも置いてかれてる感が凄い。マジでそろそろやりすぎてる。世界観を開けすぎたから敵もそれなりに強くしなきゃいけないのもわかるが、このままいくとマーベル崩壊の未来しか見えない。巨大化しすぎた恐竜と同じ末路を辿るように思えた。どうか恐竜と同じにはならずに小さくてもいいから細々と続けてほしい。
エンドロール中映像は見たほうがいいかも
エンドロール後映像は見る価値なし
久々のIMAX3Dで鑑賞
久々のIMAX3Dで鑑賞。
最初の戦闘、マルチバースの描写どれもサイコーの体験。親和性が良いかも❗
話も面白くチャベスかわいいし、サム監督のホラーテイスト良かった。まさかのヴィランが血だらけで追っかけて来るとは……とにかくオモロー
ウォンの髪の毛が伸びたり縮んだり
いつもながらのマーベル作品かな。
映像てんこ盛りの割には中身はなく、途中で早送りしたくなるくらいお腹いっぱいになる感じ。
しかしあれだけ映像を作り込んでおきながら、ウォンの髪の毛が突然長くなったり元に戻ったりするのは防げなかったのかね?
それくらい特殊メイクかCGでなんとかなりそうなものなのに。
けっこうよかった
前作のことをかなり忘れているのだが、何のことを話しているのかよくわからない場面がある。しかし、後で調べたらドラマシリーズを見ていないと分からないことであった。映画を全部見ているだけでは足りない状況だ。
登場人物が、アホみたいなコスプレで魔法みたいなスーパーパワーを扱っているのがおじさんおばさんばっかりで、このシリーズは大体そうなのだけど、ガキの高齢化を感じる。若い人は見て楽しいのだろうか。全世界的に高齢化社会でこのような感覚が当たり前なのだろうか。
文句を書いているのだけど、見ていてとても楽しかった。画面が美しくてかっこよくて、手間がかかっていてセンスがいい。アクションもリズミカルで見やすくて迫力がある。
特にマルチバースの違うアベンジャーズが出てきたのが面白い。
先日テレビシリーズの『エヴァンゲリオン』を見終えたのだけど、今回の悪者のスカーレット・ウィッチがやろうとしていることが人類補完計画に重なって見える。『エヴァンゲリオン』では本人がみんなに認められたいとか、先立たれた妻とやり直すために人類を滅亡させる必要があるというあまりに腑に落ちないものだのだけど、スカーレット・ウィッチはマルチバースにいる我が子と暮らしたいという慎ましい母心で世界を我欲でゆがめようとする。
マルチバースというとけっこうなんでもありでやりたい放題だ。制約のある世界で物語を作って欲しい。
前半、疲れました、、
正直な感想を述べますと。
前半少し寝そうになりました。
つまらなくて、ではなく、展開が早いのかなんなのか、いろいろ飛び散って出てくる情報を、頭の中でまとめながら追いかけていくのが結構大変に感じてしまって。
マルチバース、ややこしい。
後半は徐々に楽しくなってきました。
ちょっとホラーっぽい瞬間は怖くて無理だったけど
ただ、ワンダがそういう設定なのか、、、と何ともいえない気持ちになりました。
クリスティーンが思ったより登場して、そこも楽しめました。
あと、毎度恒例の最後まで観てね、の最後の最後は劇場内に笑い声が起こったし、私も笑えるひとこまでした。
マルチバース開放
そうそう開くとは思わなかったマルチバースのお話
ユニバース番号も明かされたので今後介入が可能となりました
サム・ライミ監督らしさが存分に出てる
とても楽しめた映画
あと一部ネタバレのチャールズ・エグゼビア教授の登場も嬉しい限り
今後はゲスト出演がジャンジャンありそうで楽しみ
マルチバースの扉を拓いた先には…
単体作品としてはこれが2作目。MCUの他の作品にちょくちょく登場してるから、全然そんな感じがしない。
約5年半ぶりの単体作だが、前作の続編ではない。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の続き。
自らの力で“マルチバース”を歪めてしまった魔術師ヒーローの“その後”。
元恋人クリスティーンの結婚式に出席していたドクター・ストレンジ。
その最中、突如現れた謎の怪物、謎の少女。
その少女アメリカは、“別宇宙”からやって来たという。これもマルチバースの影響か…?
マルチバースを自由に行き来出来るというアメリカだが、自分の意思では出来ない。
ストレンジはかつて最強宇宙魔人と共に闘い、強力な超能力を持つスカーレット・ウィッチ/ワンダに協力を求めるが…。
公開まで徹底した秘密のベールに包まれていた本作。
それでも少なからず明かされていた上記のあらすじ。
それと、予告編などでの印象からすると…、
マルチバースから現れた未知なる脅威/新たな敵に、ストレンジとワンダが立ち向かう…と思っていた。
予告編などでマルチバースのストレンジが登場し、“ダークサイド”として己と闘うのでは、と。
実際見てみたら、確かにストレンジvsストレンジのマルチバースならではのイマジネーションを魅せてくれるが、今回立ち塞がる最大の脅威/敵には非ず。あくまで話の流れ上の一つの展開。
今回の脅威/敵は何と! まさかのワンダであった…!
ワンダに何があった…?
それに大きく関わるのが、MCU初の配信ドラマシリーズとして昨年反響を呼んだ『ワンダヴィジョン』。
しかしながら私、『ワンダヴィジョン』を見ておらず…。(昨年、ディズニープラスに登録しようと思ったら、その登録の仕方がややこしくて面倒臭く、結局登録出来ず)
未見だが、それでも知っている『ワンダヴィジョン』の設定と本作から推測するに…
そもそも『ワンダヴィジョン』は、『アベンジャーズ/エンドゲーム』後、ワンダと死んだ筈のヴィジョンが結婚し、昔のアメリカのホームドラマのように暮らしている…という奇妙な設定。
しかし実はそれは、ワンダが作り上げた“偽の世界”。多くの人を巻き込み、町を支配し…。
そこに、アガサなる魔女や本作でもキーとなる暗黒の書“ダークホールド”が関与。
その“事件”がきっかけとなり、ワンダは“ダークホールド”にも記されている真の魔女“スカーレット・ウィッチ”として覚醒。(…って、事でいいのかな?)
そして本作では、アメリカの力を狙い、マルチバースに居る子供を手に入れようとする…。
ワンダ、暴走!
驚きなのは、こんなに強かったっけ?…と思うくらい、メチャ強ェ…。で、超怖ェ…。
覚醒した邪心と強大な力によるものだろうが、今なら一人でもサノスに勝てんじゃね…?
『ワンダヴィジョン』と本作が直接的に繋がるというのは、何かで聞いていた。
加えて本作は『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』からの続き。
MCUは元々“一見さんお断り”ではあったが、今回は一際そうなっている。
映画作品ならまだしも、配信ドラマも見ておかなければついていけない。見たくても見れないのに、そりゃ無いよ~!
…と嘆いてしまうが、そこは現代屈指のエンターテイメント・ワールドを創り拡げたMCU。完全に意地悪ではない。
本作も『ワンダヴィジョン』を見ておかないと分からない部分はありつつも、本作は本作で充分楽しめる仕上がりであった。
まず、続投予定だったスコット・デリクソンが諸事情で降板し、後任としてメガホンを握ったのは、話題のサム・ライミ!
本作、MCU作品でありつつ、サム・ライミ作品でもある。
デリクソンが続投する予定時から、本作はMCU初のホラー色が濃くなると言われていたが(デリクソンも『エミリー・ローズ』『フッテージ』『NY心霊捜査官』などホラー畑)、元ホラーの鬼才、ライミによってそれはより濃厚に。
ゾンビ・ストレンジ、幽霊屋敷…。これまでにないくらい、ホラー演出がたんまり。
でも一番のホラー描写は、目を赤く光らせ、血塗られた顔で襲撃する魔女ワンダのインパクト!
間違いなくライミは、スーパーヒーロー映画ではなく、ホラー映画の気分で撮っただろう。
だけど本作は、れっきとしたスーパーヒーロー映画。
そう、ライミはスーパーヒーロー映画を手掛けている。『ダークマン』!…もだけど、言わずと知れた自身の代表作にもなった『スパイダーマン』3部作。
あの時魅せてくれた、ダイナミックなアクションと抜群のコミック・センスは本作でも遺憾なく。
ホラー風味×スーパーヒーロー。後任とは言え、本作の監督にライミは適任だったと言えよう。
『ドクター・ストレンジ』の醍醐味の一つと言えば、魔術(CG)を駆使した驚異の映像世界。
ここでもマルチバースならではの、幾つものマルチバースを通り抜けていく際の映像表現、異次元感。顔がガラスのように割れ、さらにはペンキにもなっちゃった。
ストレンジvsストレンジ。魔術で、音符が浮き出、クラシック音楽が鳴り響く“音楽アクション”。
CG魔術×ライミのエンタメ手腕×幽霊屋敷で、白眉の一つであった。
マルチバースを取り入れた事により実現した夢のクロスオーバー。
その最高潮が『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』であった訳だが、秘密のベールに包まれていた本作。
どんなクロスオーバー?…と、期待。
やはり、あった!
別宇宙の“アベンジャーズ”のようなスーパーヒーロー集団、“イルミナティ”。
別宇宙のストレンジも属し、かつての同志モルド(無論、別宇宙の)。
“キャプテン・アメリカ”が恋人ペギーになっていたり、“キャプテン・マーベル”が友人マリアになっていたり。
クロスオーバーは、『ファンタスティック・フォー』のリード、そして極め付けの『X-MEN』からエグゼビア教授ことプロフェッサーX! 勿論演じるは、パトリック・スチュワート。
この別宇宙では、アベンジャーズに『ファンタスティック・フォー』と『X-MEN』が加入。
でも、ちょっと扱いが雑だったね…。声が武器の初めましてのヒーローもそうだけど(コアなMCUファンなら知ってるキャラらしい)、皆あっさりワンダに瞬殺。
ディズニーが20世紀フォックスの一部の権利を買収。こちらの宇宙でも、『ファンタスティック・フォー』や『X-MEN』がアベンジャーズに本格参戦するまで期待しよう。
別の自分やクロスオーバー…マルチバースならではの面白味。ワクワクはしたが、でも正直、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』ほどの興奮と感動は無かったかな。
これだけディープな要素満載だとドラマ部分がおざなりになりがちだが、きちんとポイントは掴んでいたと思う。
今回のテーマは、“幸せ”。
ワンダの暴走も自分が存在する現宇宙では手に入れる事が出来なかった“幸せ”を盲目なまでに欲しようとするあまりに…。マルチバースの子供たちに「魔女だ!」と怖がられた時のワンダの表情は、哀しい。
欲望の赴くままに、力ずくで己の幸せや望みは手に入れる事は出来ない。
そして、ストレンジも。
世界を救ったヒーローとして、多くの人に尊敬され、愛されている。
魔術も極め、MCUヒーローの中でも特異な位置にいる。…傍目は。
序盤のクリスティーンの結婚式。
本来なら、彼女の隣にいたのは、自分ではなかったのか…?
違う選択、運命、人生、自分もあったのではなかったのか…?
今自分は、幸せなのか…?
複雑な心境。
が、今自分がここにいるのは、自分の選択。それによって切り拓かれた運命、人生。
苦難もあった。
でもその中には、幸せだってきっとあった筈だ。
自分で選んだ幸せに、感謝と誇りを。
いつもながら美味しい所を持っていくウォン。さすが“至高の魔術師”!
マルチバースの扉を開いた事により、さらに深くなっていくMCU。
未だ変わらぬ人気であると同時に、ついていけなくなっていく人たちも現れそう。
と言うか、フェーズ2、フェーズ3の頃からすでにそう言う人も。
何処まで深く、拡がっていくか、MCU。
この世界に足を踏み入れた者としては、途中置いてきぼりを食らっても、最後の最後まで付き合っていきたい。
毎度恒例のEDオマケ映像。
“天○飯”化したストレンジの前に突如現れたはシャーリズ・セロン!…だけど、あなたは誰??(調べたら、原作コミックではクリスティーンの後にストレンジのパートナーとなる“クレア”という女魔術師ヒーロー)
それから、ストレンジの魔術によって自分を延々殴り続ける男の運命は!?…って、これはどうでもいいか。
最後に、年内公開予定のMCU作品へ。
7月の『ソー:ラブ&サンダー』。これは予告編を見る限り、単純に楽しめそう。
年末の『ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー』。気掛かりなのは、これ。チャドウィック亡き後、どう展開するの~??
世界観と映像美が最高
前作の時も思いましたが、魔術の世界観って現実離れを体験できて観ていてワクワクする。
また、IMAX3Dで観ましたが、映像にぐっと引き込まれる。うわーずっと観てたいなーって思ってしまうほど。
出来れば、IMAX3Dで観て欲しい作品です。
やはり、ドクターストレンジはマーベルの中でも群を抜いて世界観と映像美が最高だと思います。
アクションシーンの音符バトルは、BGMと映像が上手くマッチしており、中でもお気に入りでした。
ストーリーはマルチバースってことでちょっと何でもあり感があり、正直、ん?ってなるところもありました。
けれど、先程言ったように世界観と映像美が圧倒的であり、アクションシーンも壮大でかっこいい。それと、これからの期待が膨らむという意味では満足できたかなと思います。
マーベルファンなので、結果楽しめましたが、なかなか敷居が高くなってきてるかも。
ある程度の知識がないと、ついていけないかもしれません。
マルチバースだ!
前作はもちろん、ディズニープラスのドラマ・ワンダヴィジョンを観たひとと観ていないひとで面白さが大きく違う作品なので否定的な意見も多いだろう
でも、私は好きだ
マルチバースならではの印象に残った台詞
We'll see what kind of Dr. Strange you are.
予習とか気にせず祭りに乗るべし!!
初日にIMAX 3Dで鑑賞!
今回はシビルウォーのように、実質アベンジャーズ5的な内容になるのかと思っていた。
予告解禁から”あの人”が登場するのでは!?と大騒ぎになっており、しかもマルチバースを絡めた物語をどう展開、収束させるのか全く予測できたなかった。
※以下ネタバレ
しかし鑑賞してそんな不安は吹き飛んだ。
▽ストーリー
予想に反して登場人物の出し方はかなり我慢していた。
ストレンジ、ワンダ、チャベスの主要人物に焦点が当たっていて、2時間+αの時間にすっきり収まっている。
今回印象的だったのが、ストレンジが今までの合理性の塊みたいな人物ではなく、とにかく必死にチャベスを助ける事だけに集中していた点。
(ローガンとか正にそうだけど)孤独を抱えたオジサンがボロボロになりながら子供を守ると同時に自分も救われ成長する展開は王道だけどやっぱり胸熱。
対して扱いにビックリしたのが、サプライズキャラ達!
満を持して登場の”イルミナティ”がまさかの秒殺www
今まで仲間が増えるorキーアイテムで敵を倒してきた展開はけっこうあったけど、正直楽して勝っても肩透かしだからこの展開はアリだね。ここもホラー映画っぽくていいよw
だから黒ストレンジに入って戦うシーンと、ワンダを子供の目前に飛ばした後の展開は多少予想出来ちゃったとしてもヨシって思える。
▽映像
何気に全然知らないバースに突入するのは、映画だと今回初なのか!?
バースが次々に変化するシーンは絵的に面白かったし(ペンキとか)、
地味だけど別バース行に突入したことが”天気を変える”というシンプルな変化で一発で観客に伝わるようになってて上手いなと思った。
あと、後半ワンダが出るシーンのカメラワークがベタベタのホラー映画で草。
▽予習問題について
ワンダビジョンは観てたほうがよいかもしれないが、正直観てなくても十分楽しめるんじゃないかね?
むしろフェーズ3までの他の主要キャラがほとんど出てこないから、とりあえずストレンジ1観てこのタイミングで新規参入するのはかなりアリだと思った。
というわけで結論としては予習気にせずみんな観に行った方がいいよ。
3-D IMAXで鑑賞。ダークなおもちゃ箱‼️
ライミとドクター・ストレンジのコラボ。
私は大好きな感じでした。
全部の作品を見ている観客を前提に作品を作る、強気のマーベル!
今回はワンダビジョンを観てないと辛いかも!
後、ワットイフのストレンジの神回‼️
ホラー要素強めの異色作?
前作スパーダーマンでマルチバースの存在がメインストーリーに組み込まれてMARVELの世界もさらに拡大し今後の新展開や新たなキャラクターの登場の可能性を期待させてくれるであろうと待ち望んでいました。しかし、思いのほか期待していた以上の進展には至らずとうい感じの印象。サムライミ監督とういことでホラー要素強めのこれまでのMARVEL作品とは少しテイストが違った印象でこれはこれでこれまでの作品との差別化という意味で面白かったと思う。
ただ、多くの方のおっしゃっているようにワンダの扱いやイルミナティの扱いなどワクワクより少し残念要素が多かったのかなと私自身も感じてしました。ですが、今後の展開において新キャラクターや新能力によって今後の可能性と期待を継続させてくてる作品ではあると思います。
狂気の映像体験
MCU最強の魔術師ドクターストレンジのマルチバースでの活躍を描いた本作。
2時間とは思えないほどの充実感、情報量があり、ドクターストレンジ特有の時空の歪みや幻想的な色合いのような観たことのない映像体験となった。また、IMAX 3Dによる没入感は普段の映画とは大きく異なり、自分が入り込んだかのようだった。
本作の主人公であるドクターストレンジはマルチバースということもあり、闇堕ちバ、ゾンビバージョンのようなさまざまな特徴を持ったキャラクターとして登場する。ドクターストレンジ対ドクターストレンジというドリームマッチもあり、見応え十分だった。
本作のメインヴィランとなってしまったワンダは以前の性格と一転し、目的に対する執念が剥き出しになった真の魔女となっており、その変わりように驚いた。ワンダの辛すぎる境遇を蔑ろにすることができず、どうしてもワンダに感情移入してしまい、なんとかならないのかと考えてしまった。
別ユニバースの子供たちに拒絶され、目に見えて狼狽するワンダには胸が痛くなった。いつか報われてほしい。
本作は緊張と緩和や気持ちの悪い雰囲気を存分に活かし、観客を怖がらせるというサムライミ色が色濃く出た作品で今後のMCUの可能性を大きく広げたと感じた。
ここまで壮大で複雑なキャラクターやストーリーをまとめ上げる監督のキレっぷりに驚いた。
本作のサプライズであるイルミナティのメンバーには素直にびっくりしたが、ワンダのかませ犬感が強く、もう少しイルミナティの活躍が見たかったと感じた。
自身の予想がいかにちっぽけだったかと思わせるほどの圧巻のスケールで期待やハードルを超えるこのドクターストレンジを是非体感してほしい。
ワンダどうした?
期待しすぎたか、がっかりの気持ちが強い。今までアベンジャーズ関連シリーズは全部少なくとも2回目は観たいと思ったが、初めてこれ1回で十分と思った。
・ワンダのベイビーフィーバーは唐突すぎ。
・マルチバースまで手を出すには理由が薄すぎ。
・どのバースに行っても皆さん既にマルチバースについて研究済。
・予告には強敵のはずのマルチバースストレンジだが意外にあっさり負けた。
・マルチバースレベルの力は全部「書籍」に頼るしかないもどうだろうと思う。
・最終的にマルチバースはドアを開ける感覚で簡単に行ったり来たりできる、同じ宇宙の中でさえまだそこまでできないのに(汗)
勝手にマルチバースの凄さを想像したせいか、物語も含め安っぽい物を見せた気がする。ワンダフィーチャリングしたいならテレビドラマにすればいい。今まで映画シリーズとの繋がりはあまり感じなかった。ホラーテイストもいまいちいらないし、エンドロール後のおまけ映像も今まで一番待った甲斐がなかった。
ストレンジと弟子さんが初めて多数のマルチバースを通過したシーンと二人のストレンジが音譜で戦うシーンが一番のお気に入りかな。
ちなみに初めて4DX+3Dで観たが、酔う覚悟があればお金払う価値があると思う。吹替版しかないのは残念だが。
IMAX3D版は細かいことを考える暇がない
IMAXの入場者特典のミニポスター(A3サイズ)をプレゼントされ、劇場へ入るとほぼ同時に『トップガン マーヴェリック』の本編特別映像5分間のフルサイズのIMAX上映が始まって度肝をぬかれました。さらに本編前に『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』と『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』のIMAX3D版の予告編があって興奮は最高潮に。そこで冒頭の宇宙を舞台としたアクションがフルサイズの3DIMAXで始まったのでアッという間に映画の中に没入しました。
頼りにしていた関連の3種類のプログラムが公開日に売り切れとかで作品の事前情報は限られたものになってしまいました。ドクターストレンジの前作や今回の重要な役ワンダが主役のDisney+のオリジナルドラマ『ワンダヴィジョン』もよく知らないし、どうなることかと思いましたが、細かい設定やキャラクターを知っていればより楽しめるのでしょうが、知らなくても全く訳が分からないということはありませんでした。そのようなことを考える暇がないほど驚異的な映像の連続で最後まで飽きさせません。
別の宇宙を生きる「マルチバース」とは何か。ワンダの家族構成だけを理解しておけば十分楽しめると思います。サム・ライミ監督らしくホラー映画の要素が満載なのも面白く観ました。ある対決場面でクラシック音楽の音符同士が闘うという音楽と連動した趣向に唸りました。最終的には愛について考えさせる映画でした。
例によってエンドロールのメインの後におまけ映像、長いエンドロールの最後にもオチがあるので最後まで席を立たないことをおすすめします。
まさかのホラーテイスト
サム・ライミ監督だけあって、ホラー部分は最高。しかし、ちゃんとマーベルの世界観を壊してないのが素晴らしい。個人的に昔から好きな俳優さんがあるキャラクターで出てきたのはテンション上がりました。これからもしかしたらあの作品とも繋がるのか?楽しみです。
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