底知れぬ愛の闇

配信開始日:

解説・あらすじ

「太陽がいっぱい」「リプリー」で知られる文豪パトリシア・ハイスミスの同名小説を、「アルゴ」「最後の決闘裁判」のベン・アフレックと「ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密」「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」のアナ・デ・アルマスの共演で映画化したエロティックサスペンス。「運命の女」「危険な情事」など同ジャンルの名作を数多く生み出してきたエイドリアン・ライン監督が、約20年ぶりにメガホンをとった。ニューオーリンズに暮らす裕福な夫婦のヴィックとメリンダの関係が、恨みや嫉妬、不信感の重圧によって崩壊していき、2人の間で駆け引きや心理戦が積み重ねられていくなかで、やがてメリンダの不倫相手が行方不明になる。それをきっかけに、物語は命を懸けたゲームへと展開していく。ヴィックをアフレック、メリンダをアルマスが演じ、トレイシー・レッツ、レイチェル・ブランチャード、リル・レル・ハウリーらが共演。Amazon Prime Videoで2022年3月18日から配信。

2022年製作/116分/アメリカ
原題または英題:Deep Water
配信:Amazon Prime Video
配信開始日:2022年3月18日

スタッフ・キャスト

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3月18日(金)よりPrime Videoで独占配信開始 (C)Amazon Studios

映画レビュー

4.5男女関係という日常の最大ミステリー

2025年5月1日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

男女の関係ほどミステリアスなものはこの世の中に無いのかもしれない。
我々は他のカップルを見てしばしば不思議に思うことがある。
「何故?」
ビックという人物
彼は今仕事をしていない。
彼は軍用ドローンのチップ開発に関わっていた。
軍用故に秘密は多いのだろうが、作家ダンが言ったようにその仕事そのものはあまり褒められるものではない。
お金持ちではあるが、家族とカタツムリ以外に興味のあるものは無いのかもしれない。
ビックは自分を「普通じゃない」という。
確かに、それは、そうだろう。
食用ではないカタツムリを大量に飼っているのも普通じゃない。
「カタツムリは3km先の交尾相手を探し当てる」
カタツムリはビック自身であると同時にたくさんの男たちでもあるように思える。
どんなに引きはがしてもまた別の男を探して友達になる妻メリンダ
渓谷で殺したアニーの財布をカタツムリの巣箱に入れるのは、アニーもまたその一人であるということだろうか。
そして、それを表現するビックは、やはり普通じゃない。
またこのカタツムリというのはヌメヌメしていて気持ち悪いものだが、そのヌメヌメこそビックの心の中の象徴だろう。
さて、
男女の関係は時に他人にはまったく理解できないことがある。
この物語自体がそのラインを狙っている。
その「わからない」というところがこの物語の表現したかったことだろう。
わからないのだ。
わからないのが男女関係であり日常どこにでもあることだ。
幼い娘は人を殺しということそのものが、単純に正しいとか悪いとか判断しない。
それ自体がパパにとっての正解だったということを理解しているように思う。
理解しているからこそ、その先の「どうやって殺したの」かが知りたい。
どうすれば殺せるのかに興味がある。
そしてこのタイトル
日本語でつけられた「底知れぬ愛の闇」
英語の「DEEP WATER」
プールもあの渓谷の川も決して深くはない。
深さとは心であり水ではない。
法律なども関係ない。
そこに触れられる物語 映画 恐ろしくもある。
メリンダ
彼女もまた普通ではない。
メリンダの夫以外の男といちゃつく行為は友人らも注意を傾けている。
ビックは彼女を「子供だ」と一蹴するが、メリンダからすれば「感情を出さない」イライラや彼女自身が何をしても結局「私のためなんでしょ」と心の中ではわかっている。
メリンダがアリーの財布をカタツムリの箱の中で発見した時、すぐにダンに知らせたのだろう。
私立探偵はすぐに見つかりクビになっていた。
ダンは濡れていた財布と渓谷へ行ったことを聞き直ちにそこへ向かった。
そこで見た死体 確信
同時にメリンダは家を出るために荷造りをするが、娘がトランクをプールに投げ捨て「私はどこにも行かない」と宣言した。
これはメリンダにとって驚きだったが、彼女が以前ビックに呟いた「私のためなんでしょ」という言葉の真意に、自分自身が気づいたのだろう。
娘の揺るがない言動に夫の核心とそれに甘えてきた自分自身を初めて感じることになった。
そうして冒頭のシーンと同じようなシーンに返ってきた。
マウンテンバイクで帰ってきたビックは階段に腰かけている妻を見る。
「何?」
「何でもない」
何も変わってなどいなかった。
それこそが夫の気持ちであり、夫そのもの。
メリンダは「何であなただけ私と居たがるの?」
普通じゃない者同士だからこそ分かり合える部分がある。
これが一周まわって再確認し合ったのがこの物語だろう。
確かに普通じゃわからないし、そもそも他の男女関係などわからないものだ。
相談を受けてもうまく理解できない部分が多分に存在するのが、男女関係だ。
この点を突いたこの作品はなかなかのものだ。
彼らの関係は彼らだけのもので我々には「わからない」で正解なのだろう。

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R41

3.5❇️「放題は100%正しい❗️」 ★彡中々の変態夫婦でした。

2024年9月19日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

笑える

悲しい

そこ知れね愛の闇

🔵かーるくあらすじ。
美女とイケメン夫婦。娘も一人。見た目は理想の夫婦。

魅せつける様に次々と他の男とイチャイチャする妻(アナさん)怒りを抑えて暮らす夫(アフレックさん)

心理要素、駆引きたっぷりサスペンス。

現代は「ディープウォーター」
放題は「底知れぬ愛の闇」

◉72C点。
★彡これ実はコメディーだと思います。
エンドロールを最後まで見ましょう。
音楽も良かった。

🟢感想。
1️⃣マジでムカつく女だ💢。
★彡大好きなアナデアルマスなのにー
演技が上手すぎるのか?

2️⃣どんだけパーティーやるんだよ🎉
★彡本当にこんなに人を招いてパーティーしてるのかな?誰か教えて🖐️

3️⃣今回は自由奔放なアナさん。
★彡可愛いけどなんか他の作品の方が色っぽい気がしました。しかし演技上手いな。

4️⃣何故?夫の前で妻も友人もイチャイチャできるのか?
★彡謎でしかない❓

5️⃣ラストのアナさんの展開はわかる気がする。変態やねんな。そして愛❤️

🐌🥃🍾🚬👠👄🦵💄👗🎹🎉🏊🦮🚵‍♂️🪪🏞️❤️🛏️😅🫣👁️👧🤷🏼‍♂️💃👩🏻‍❤️‍👨🏻👙🍻🚲❤️‍🩹🔞🧑‍🧑‍🧒

🌀ちょっと気になる点。
この映画のアナデアルマスさんが「満島ひかり」さんに見える時があった。私だけでしょうか?

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シネマを喰らう

3.5文豪パトリシア・ハイスミス ✕ エイドリアン・ライン監督 割と面白...

2024年7月27日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

文豪パトリシア・ハイスミス

エイドリアン・ライン監督

割と面白いサスペンス。
娘ちゃんがいる事でマイルドになっている。

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ナイン・わんわん

3.5何だかんだナイスどろどろ感がOK!

2023年5月19日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

「氷の微笑」「幸福の条件」等々、本作は20年ぶりのメガフォンとはいえエイドリアン・ライン監督らしさ満開。
コテコテというかグダグダというか…褒め言葉は見つからないが、ストーリー展開はともかく、主演2人の存在感はバツグンで、何だかんだ楽しく観れたのが率直な感想。
映像的にも、特にアナ・デ・アルマスの色気がパーティーシーンに良く映え、おしゃれな作品と勘違いしそうな程の仕上がり具合。そして「いいえ、だって私のためでしょ。」って、堂々と言い放ったのも圧巻としか言いようがない程悪女ぶり全開。
もちろん賛否両論は避けられない作風だが、映像重視の私的には、迷うことなく合格点でしょ!

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いけい