メタモルフォーゼの縁側

劇場公開日:

解説

鶴谷香央理の漫画「メタモルフォーゼの縁側」を芦田愛菜と宮本信子の共演で実写映画化し、ボーイズラブ漫画を通してつながる女子高生と老婦人の交流を描いた人間ドラマ。毎晩こっそりBL漫画を楽しんでいる17歳の女子高生・うららと、夫に先立たれ孤独に暮らす75歳の老婦人・雪。ある日、うららがアルバイトする本屋に雪がやって来る。美しい表紙にひかれてBL漫画を手に取った雪は、初めてのぞく世界に驚きつつも、男の子たちが繰り広げる恋物語に魅了される。BL漫画の話題で意気投合したうららと雪は、雪の家の縁側で一緒に漫画を読んでは語り合うようになり、立場も年齢も超えて友情を育んでいく。「8年越しの花嫁 奇跡の実話」の岡田惠和が脚本を手がけ、「青くて痛くて脆い」の狩山俊輔が監督を務めた。

2022年製作/118分/G/日本
配給:日活
劇場公開日:2022年6月17日

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(C)2022「メタモルフォーゼの縁側」製作委員会

映画レビュー

4.0くすぐったい気持ちになる作品

2024年9月14日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

幸せ

萌える

こんなに気持ちよく映画を鑑賞したのは久しぶりな気がする。 ブンチャ、ブンチャ、ブンチャッチャのチャ♪ 芦田愛菜ちゃん、本屋の店員さんガチ似合ってるし! 芦田愛菜ちゃんにBL漫画を探させるなんて😆 こんな本屋さん行きたい(*´∀`*) 同級生が自分のバイト先レジにBL持って来るって気まずいし(^_^;) とゆーか…BLと留学が並列か!?💦 色々と笑 雪おばあちゃん、漫画の発行数が1年半に一度と知り 「まだそっちには行けないわ」笑 ニヤニヤしながら漫画読んじゃうのとか 大きいとは言えない本屋さんにアレだけのスペースのBLセクションが!まぁ〜 BLって、市民権得てるのね〜〜〜…と、感心( ´○`)=3 ひたむきに一生懸命、漫画を描くことに没頭する姿は応援したくなります。 作中の漫画、絵もキレイだし読みたくなったわぁ〜

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共感した! 7件)
ホビット

4.5宮本信子が最高

2022年6月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

芦田愛菜と宮本信子というキャスティングが絶妙に良かった。特に宮本信子のチャーミングさ。何かに夢中になっている人というのは、それだけで魅力的に見える時があるのだけど、年を重ねても何かに熱中できるというのは素晴らしいことだなと思う。BLにのめり込めばこむほど、宮本信子が生き生きとしてくるのだけど、実際、新しい趣味に目覚めた時の、内から湧き上がってくる不思議なエネルギーってあると思う。本作は、そういう不思議なエネルギーを描くことに成功していると思う。 ものつくりの情熱と、作ったものを世に出す時の不安感もすごく丁寧に描かれている。漫画家になりたい芦田愛菜演じる主人公の不安と、彼女が憧れるプロ作家の悩み。同人文化の良さは「好き」という感情だけで何かを発表できること。それが誰かに伝わり、上手い下手を超えたところで刺さるかもしれないこと。そういう奇蹟みたいな科学反応が起こるのが同人の世界だけど、その素晴らしさも愛情深く取り上げられているのも素晴らしかった。

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杉本穂高

3.5芦田愛菜の駆ける姿に惚れ惚れする。

2022年6月29日
PCから投稿

芦田愛菜という人は、演技力だけでなく身体能力も凄まじいようで、如実に現れているのがこの映画で何度も登場する走るシーンではないか。BLにハマっているオタク系という設定からか、普段のシーンでは多少姿勢が悪く演じているのだが、宮本信子演じるお婆ちゃんとBL仲間になってからは、好きなものを語り合う喜びがはち切れんばかりで、とっととっとと駆けていく。惚れ惚れするような体幹とフォームとスピードだ。その時の、まるで別の生き物にでもなったかのような躍動感が、観ていて本当に気持ちがいい。そういえばアニメ作品だが『海獣の子供』でも芦田愛菜は駆ける役ではなかったか。 宮本信子に関してはやや分が悪いというか、セリフはセリフっぽく、キャラクターは類型的に演じてしまっているように見えて、それはそれで技術があるから成立しているのだけれど、芦田愛菜に限らず最近の若い役者はセリフとセリフのすき間にニュアンスを込めることに長けていて、W主演なだけにどうしても古いタイプの演技に見えてしまう。とはいえ、芦田愛菜や古川琴音といった今後の映画界を担っていくであろう才能の輝きが見られて満足だし、またふと見直すときに宮本信子の手堅い名女優っぷりに改めて感心するような気もしている。

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共感した! 23件)
村山章

4.0年の差共演

2024年12月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

幸せ

萌える

宮本信子さんと芦田愛菜さんの共演がとても良い空気感を作っていた作品。BL漫画を介して年齢差60歳近く(?)の友人関係が成る。雪さんのワクワク感。うららちゃんの人目ばかり気にする姿。どちらも自然体で映し出され観てる側はほっこりしてしまう。大イベントのコミケ出店のシーン以外普通の日常が描かれていて、心穏やかに見られてとても良かった。ラストもコメダ優との間では何も起きず、雪さんとうららちゃんの友人関係が続いている場面が良かった。

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Yosshy