竜とそばかすの姫のレビュー・感想・評価
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VRは楽園か?
そもそも「人は何故、生きるのか?」を考えたい。
猿が二本足で立って、知的生命体として人間が誕生したなら、
人は自分達が暮らす理想の場所「楽園」を目指して生きるとも言われている。
それならば、自然から離れ他の生物が持っていない文明文化を創り出し
自分達が暮らすのに快適な居住地造りをする…
つまり「科学の進歩した都市」を創り出したのだ…
今や先進国のみならず、世界多くの国で「都市」と呼ばれる場所は
創られつつある。
ならば「都市」こそ目指すべき「楽園」であったのか?
そこに新たに「ヴァーチャルリアリティ」通称「VR」なる物が誕生した。
1990年代の最初に世界でヒットした、シュワルツェネッガー主演映画
「トータルリコール」で有名になったが、現実で見て聞いて触る世界でなく、
仮想現実世界にて、自分が体験する物である。
「都市」が発展している国であるほど、この「VR」は発展していった。
21世紀の初期では、ゴーグルをつけて「メタバース」なる空間に入るは、
マンガやアニメで描かれる程度であったが「メタ社」が作成した「VR機器」は
本格的で、本当に自分の分身を作って仮想現実世界で生活を楽しむ
者達が多く現れてきた…
何故か…?
自然に人が裸のままでいれば、生活ができないとして「科学を神」と
信じて「都市」を発展させてきたのに、人はその「都市」からも逃げ
仮想現実の「VR」に行こうとしている…
「楽園」は地球上には無かったという事か…?
神は地球に知的生命体として人間を誕生させたはずである…
人は「楽園」に向かうは、今だ道半ばで、茨の場所を必死に旅して
前に進む努力をしている最中なのか…?
人は知的生命体としては失敗作で、猿が少し変わった程度の物で
「VR」に逃げているのか…?
後者で無いことを祈る………………………
インターネット × 美女と野獣
上映当時映画館で観た映画。なぜこの映画を観たいと思ったのは私が高知県出身だからです。そのため高知の風景や、台風が良く通る地域の恐ろしさもしっかり描かれて懐かしく思いながら鑑賞しました。
高知と言えば日本最後の清流と言われる四万十川が有名ですが、仁淀川を選んだところも、個人的にはニヤッとさせられます。そんな綺麗な川でも増水してしまうと人を殺してしまうんだという恐ろしいシーンが、主人公すずの母親という悲しさは、なかなか観ていて耐え難いものがあります。
さて、映画の方の感想ですが、わしと賛否両論の評価を観ていてとても心配になり鑑賞しましたが、全然面白かったですし感動しました。アニメも映画館で大迫力を楽しむ時代になったんだなと、日本のアニメーション技術の進歩には驚くばかりです。
そして映像と音楽のコラボレーションが圧倒的です。インターネットの中の世界で非現実的で未来的な世界観の中に、割と人間味がある(電子音が無い)音楽がとても心地よく、映画館の音響もあってか、とても感動しました。
ストーリーですが、予備知識なしで観に行ったため、まさかの現代版『美女と野獣』にはびっくりしました。主人公の仮想世界「U(ユー)」のアバターの名前が「ベル」ってところから、すでにそうなんですよね。あとで監督のインタビューを見てみるとインターネットで『美女と野獣』を描いたと言ってますからね。
そこに、現在社会の問題点を融合させたのが賛否両論になってしまったのかもしれません。社会的問題に対する描き方や持って行き方が強引さは感じましたね。色々省略過ぎと言うか。(ラストはあれで、本当に救われたんだろうか?と言う疑問は残ります)
とはいうものの、個人的にはラストの歌のシーンでは感動で泣けましたし、映画館で観たので評価が良くは出ていると思いますが、2時間と言う時間もあっという間に終わりのめり込みましたので、楽しめた映画でした。
そばかす
テレビで録画していたのを今日見ました。今まで予告で自分に重なるところが多くて怖くて見られませんでした。自分の話になってしまいますが、昔からの夢でやりたかった仕事を当時しており、その時大好きだった祖母を亡くしました。悲しい気持ちを仕事に力を入れる事で頑張ろうと思っていましたが、そのタイミングでネットに批判的なことを書かれ丁度公開された年に鬱病になりました。食に関わる仕事でしたが、食べることも人と関わることも嫌いになり10㎏痩せました。すずちゃんと昔の自分が凄く重なり涙がたくさんでました。もう少しで3年。祖母の死を乗り越え弱い自分を認めて自分の事を好きになれました。周りの人や家族の協力と助けもあり、以前の自分に戻れた気がします。大好きな食の仕事に戻るのは怖い気持ちがありますが料理をすることは大好きです。今は違う仕事をしていますが大切な人ができたらその人に料理を振る舞いたいです。すずちゃんが成長していく姿を見て、私もこれからも頑張ろうと思えました。素敵な歌をありがとう。
巷の評価はよくなくて、確かにストーリーには粗があるし、なんで?って...
巷の評価はよくなくて、確かにストーリーには粗があるし、なんで?っていうところはたくさんあったけど、自分にとっては意外に悪くはなかったです。作画、映像がものすごくきれい、Belleの歌もすごかったし、雰囲気やミュージックビデオ的に楽しめて、けっこう気に入りました。しかし、邦画にありがちな辻褄の合わなさ、脚本の粗、ダメな演技は絶対許さないマンである自分がそう思うのもとても意外。その境目は自分でもよくわからないんですが。
まあ騙されたと思って観てきてみ
音楽素晴らしいぞ
サントラ思わずダウンロードしたわ
と映画評論家の友人(嘘です)に勧められて
この手の映画は初めてなんですが
観てきました。
アバターが異空間で活躍するという世界観が
まずなじめなかったのと
音楽も拙的には好きでなかったかな。
まあ、絵が素晴らしいので悪くはありません。
脚本的にははあ~?というのもあったけど
別の機会に(あるのか!?)
60点
イオンシネマ草津 20210903
繊細な内容です。追記あり
美女と野獣の現代版。
歌が素晴らしい。
大画面で観るべき作品。
新鮮なシチュエーションのラブストーリーで、とても良かったです。
頭を使う内容で、どんでん返し的に先が読めないところが人氣の秘訣。
~✨~✨~✨~✨~✨~
🌑追記 2025.12.7
ディズニー映画『美女と野獣』の主人公ベルは変わり者と噂されるほどの行動力と知性がありました。本作の主人公すずも、才能があるゆえに普通ではない、非常識と思われがちな変わった言動をする女の子です。
ファンタジーの世界の主人公は、だいたい変わり者だったり、特別な能力を持っている人なのです。そんな普通じゃないキャラクターが、思いもよらない行動をするから面白いのです。
老練な力技な作品で豪華なガヤ
観終わった率直な感想は、ソードアート・オンライン/オーディナル・スケールにハローワールドの世界を混ぜて美女と野獣で味付けしながら君の名はで煮込んでみてひるね姫を少々ふってみた的な感じのところで、最近の社会テーマを論じてみた、です。まあ、弟子?伊藤智彦さんを意識されてんのかなあ、とか勝手に思っちゃいましたが、構成力とかはさすがにすげえなと力を見せつけられた思いです。初期の頃のレビューでは悪評?低評価?が結構あったのですが、上映回数も増えるにつれて評価が高まっていくのも、公開から3週間たっても客足が大して減ってないのも納得できました。
IMAXで観ましたが、映像はきれいで丁寧で、音響も普通に町中にいたりする感覚になるなど邦画の中でもトップレベルじゃないかと感じました。このくらいがスタンダードになってほしいなあ。この2つだけでもヤバいくらいにすごいです。
が、声優がダメ。中村さんの歌声は抜群にいい、素晴らしいのだけど台詞回しがダメ。台詞に振り回されているし、成田さんは何言っているか分からん。とか主要キャラクターが総じてダメで読書会のレベル。「未来のミライ」の時も思ったのだけれどどうして本職の声優さんで作ってくれないんだろう。ガヤは主役級の声優がわんさかで正直勿体ない。ここは本当に残念。
素晴らしい映画
ミュージカル映画なら〇
表現面でのノイズ多め
序盤はインターネッツ描写がペラいというか恥ずかし過ぎてかなりしんどい事になるからみんな頑張って耐えましょうね。
プロットは悪くないと思うしラスト辺りでのテーマの語り口も説得力がある感じなんだけどディテールが雑過ぎてちょいちょい現実に引き戻されてしまうのがしんどいなーと思います。何回も言うけどインターネッツ群衆描写が酷いのはマジで誰か止めろよ。逆に青春描写はベタだけどベタな分全然見れるしむしろ好き。
映像表現面では、仮想空間が浮世絵チックな表現で面白いのに造形と色彩がイマイチとか、何となく石ノ森感がある謎のレトロ調のキャラデザとか色々惜しい。
ストーリー的にもテーマ的にも必然性もリンクも感じられない美女と野獣はなんなんですかね?
ただ、劇中最初の2曲のオリジナリティによる説得力と、曲としては普通なバラード調のやつを歌唱力と映像と音圧の迫力で盛り上げるクライマックスは歌をメインに据えた映画として満足できるクオリティでした。
既視感ファンタジー
映像は息をのむほど美しい
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