BLUE ブルー

劇場公開日:

BLUE ブルー

解説

「ヒメアノ~ル」「犬猿」の吉田恵輔監督によるオリジナル脚本で、ボクシングに情熱を燃やす挑戦者たちの熱い生き様を描いたドラマ。ボクサーの瓜田は誰よりもボクシングを愛しているが、どれだけ努力を重ねても試合に勝てずにいた。一方、瓜田の誘いでボクシングを始めた後輩・小川は才能とセンスに恵まれ、日本チャンピオンに王手をかける。かつて瓜田をボクシングの世界へ導いた初恋の女性・千佳は、今では小川の婚約者だ。強さも恋も、瓜田が望んだものは全て小川に奪われたが、それでも瓜田はひたむきに努力し続ける。しかし、ある出来事をきっかけに、瓜田はこれまで抱えてきた思いを2人の前で吐露し、彼らの関係は変わり始める。松山ケンイチが主演を務め、後輩ボクサーの小川を東出昌大、初恋の人・千佳を木村文乃、新人ボクサーの楢崎を柄本時生が演じる。

2021年製作/107分/G/日本
配給:ファントム・フィルム
劇場公開日:2021年4月9日

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(C)2021「BLUE ブルー」製作委員会

映画レビュー

4.5勝ち負けとは違うところから生まれたボクシング映画

2021年4月30日
PCから投稿

夢を追い続けることの辛さを描いた大傑作『ばしゃ馬さんとビッグマウス』の𠮷田恵輔監督は、ずっと前からボクシング映画の構想について口にしていた。監督自身がずっとボクシングを続けてきた人だけに、いわゆる「ボクシング映画」の描写には違和感を持つことが多く、自分の目で見てきたボクサーたちのことを描きたい、というのだ。

この映画に登場するボクサーたちは、性格も強さも抱えている事情もそれぞれに異なるのだが、それぞれの背景にはあまりフォーカスしない。ただ、ボクシングを始めてしまった人たちが、強かろうと弱かろうが、その魅力から離れられない業のようなものと、残酷にしのびよる肉体的、年齢的、才能的な限界を淡々と描いている。

つまり、映画なのに、映画的ではない人間ばかりを主人公にしていて、さりとてドキュメンタリーとは違い、フィクションならではのエモーショナルなドラマが詰まっている。

どんな大きな試合に出ても、そこで勝っても負けても人生は続く。自分はボクシングにはまったく詳しくないが、人生そのものの映画としてものすごく引き込まれたし、苦み成分は多くとも、とてもすがすがしい作品だった。

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村山章

3.5良かった

2024年6月5日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

素朴でどんでん返しなどは無く。ボクサーもののお決まりのパターンも多く。でも、出演している俳優がとても自然で良かった。うん、こういう映画もいい。

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にこにこどり

4.0選ばれないこと

2024年5月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

単純

幸せ

キッカケは何でもいい
好きなことに出会えた喜びは何者にも変え難い
好きなことと得意なことの違いは仕方のないこと
紙一重の世界ではどうにもならないこともある

人を好きになっても相手があってのこと
力ずくで奪っても相手は幸せにならないかも

色々な出会いがあり別れがあり決断は自分でするしかない
好きだけでは苦しすぎる
そうなるとそこから離れることが他の幸せに繋がっていくのかも知れないですね
私もそうやって故郷を出たのでわかる気がします。

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カルヴェロ

3.5負け続ける選手、パンチドランカーになりながら日本王者に上りつめた選...

2024年5月18日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

負け続ける選手、パンチドランカーになりながら日本王者に上りつめた選手、職場の女の子の気を惹きたくてボクシングを始めるが、厳しい現実を味わう選手。
ボクサーの生き様が真剣に描かれていてよかった。
細川チャーリー忍が本人役で登場していたのも味わいがある。
あと、松山ケンイチのシャドーはなかなか動きが切れていた。
とても1勝11敗に終わった選手の動きには見えない。

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省二
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