劇場公開日 2021年8月20日

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ドライブ・マイ・カーのレビュー・感想・評価

全781件中、201~220件目を表示

3.5ラストシーンの解釈

2022年4月4日
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猫しらんぷり

5.0きちんと傷付くということ

2022年4月3日
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猫柴

2.5マイケルベイ監督だったら

2022年4月3日
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こんなストーリーだったら90分もあればいいでしょ?という内容。観る人を選ぶ作品なのでたいていの人は途中で寝てしまう事、確実。原作、村上春樹特有の喪失と再生がテーマをしつこく描く。イマドキ、不倫浮気セッ○ス依存症?な奥さんを亡くしたからってメソメソと。ハリウッド映画なら間違いなくあの女性ドライバーと関係を持つけど、そこは日本映画、北に向かうし。この手の作品がアカデミーインテリ会員が好むのね。

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sanojapan

4.5チェーホフが埋める喪失感

2022年4月3日
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四半世紀来の村上春樹読者でありファンですが、チェーホフ戯曲は読んだことも観劇したこともありませんでした。村上作品は陳腐な言い方ですがその喪失感に共鳴し、その隙間を埋める工程、過程にこそきっと生きることの意味が見出されるものなのだろうと受け止めていました。劇中劇であるチェーホフ劇に、村上作品を読んで自分が埋めようとしていたその喪失感を埋めるべき生き方とその意味がそのまま語られていました。驚き、自分の無教養を恥じました。濱口監督とこの作品に感謝です。映画として映像も印象的でした。演劇にも行かなければもったいないと思わせていただきました。ほんと、良い映画でした。

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Toshiya

3.5長く感じない

2022年4月3日
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田舎では公開してなかったのに、オスカー効果でリバイバル公開。原作は未読。

三時間長いなと思って見始めたが、引き込まれて長く感じなかった。ゆっくり話が進んでいくが、そのまったり感がこの映画に合ってるかも?ストーリーはチェーホフの戯曲「アーニャおじさん」がキーとなり進んでいるが、やたら重い過去やしがらみを背負った人が苦しみながら生きる様が戯曲と重なる。もちろん、演者たちの熱演が見事でストーリーに説得力を持たせている。ラストの劇中のセリフがこの映画のテーマなのかな。苦しみながらでも人は生きていく。
岡田将生さんも良かったけど、不器用な感じの三浦透子さんも良かったよ。何気に妻の話したシナリオが気になって残っております。

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mz

4.0映像や雰囲気は良かったです。

2022年4月3日
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原作も知らないが、
映画は珍しく
途中で飽きはなく観れました。

エンディングは個人的に
そういうのやめてくれ〜と
思いました。なぜなら、
本編とエンディングが
つながる様なヒントを
もう少し出して欲しかった
からです。

映像、雰囲気は好きでした。
エンディングもドライバーも。

ドライバー役の三浦透子さんが
田畑智子さんと似てて
最初間違えてました。

追記〜
賞を取った話題の日本映画だからと
家族で観に行くと、
最初の方はず〜とエッチな
シーンが続くので、
気をつけるべし。

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丘の上ホライズン

3.5文学的な作品

2022年4月3日
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難しい

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リニア

2.5清く正しい人間関係で人生がつまらない人たちへ送る映画

2022年4月3日
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チェーホフの舞台劇の感情を排した棒読み演技の指導が象徴するように、感情的な対立を避けていった人が陥った喜怒哀楽不在の人生喪失劇。でもチェーホフの劇は本当はものすごい感情的な家族劇。棒読み演技指導との面白いコントラスト。

現代日本人のエチケットと思われている感情押し殺しの人間関係の在り方に対するアンチテーゼのような映画。

感情を表に出さず、たとえ不快なことがあっても素直に相手に気持ちを伝えず、自分の中にしまっておこうとする人間関係の在り方は人生を不毛にしますよっていうメッセージが伝わってきた。

妻の浮気にムカついたら怒る!1人目を亡くしても自分が2人目が欲しければ作る!母親の虐待にムカついたらキレる!反抗する!それが舞台俳優の西島さんと運転手の三浦さんの2人には必要だった。チェーホフの劇はまさに感情吐き出しの家族争い劇。それを舞台役者としてしかできなかった、そして遂には演じられなくなった皮肉な西島さん。それに付き添って観客としてみてる三浦さん。

最後に、三浦さんは感情的表現やコミュニケーションが物凄く得意な国、韓国へ移住。

一方、唯一感情的に行動する能力のある岡田将生は、未成年とのセックススキャンダルと、ウィル・スミスみたいな暴力で犯罪者に。やっぱ奔放すぎてもダメ!

感情に素直になれよと訴えかける『ドライブ・マイ・カー』が賞を獲り、感情的になってビンタしたウィルも賞を獲ったが危ういことに。なんとも皮肉。岡田将生とウィル・スミスがかぶってしかたない。

じゃあ、どうすりゃいいの?
別に答えはないよ!という放り投げの映画でもある。生きたいように生きよう。でもその責任は自分で取りなさいとしかいってない、突き放しの冷たさが、残りました。

そんなに奥さんの形見の赤いサーブのクルマを、死んだ奥さんを愛してるなら、クローネンバーグの『クラッシュ』みたいに、愛するクルマ内で、カー〇〇〇〇を、生前に奥さんとすればもっと分かり合えたかも。こんな変態なことは、現代日本の清く正しい人間関係エチケットとしては、頭にセーブをかけてしまうだろう。だけど、人間とは変態であり、バカなのであるから、それは普通だとか変態だとかの話ではもはやない。それは人間にとって必要なことなんだから。

岡田将生はその一線を超えることができただろうし、岡田が西島の妻と浮気していたに違いないのである。岡田がチェーホフの劇で主役であったように彼は必要なキャラクター。そして、サーブは、セーブとかけたんだろう。そう思いました。

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屠殺100%

3.0映画としては…

2022年4月3日
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Film_Montage

5.0重厚なヒューマンドラマ

2022年4月2日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

久しぶりの5つ星を付けました。
鑑賞のきっかけはもちろんアカデミー賞や
その他海外からの高い評価を得た事で、
イオンシネマで上映されているのを知り
急遽観に行きました。国内での評判は
それほど高くなかったようですが、私は
大変感動した作品です。長いストーリー
(原作はたったの50ページ程度とか?)
ですが、これ実は最後の方に全て伏線が
繋がっていきます。韓国手話の劇模様が
特に感動的で、ここは少しウルっと来ました。
世界が認めた映画、お時間ある方は是非
劇場鑑賞をお勧めします。

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t.kokubun

5.0伝統は生きています 確かに継承されていると感じました このような映画が今後も途切れることなく、撮られていくことを切に望みます

2022年4月2日
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鑑賞方法:DVD/BD

素晴らしい傑作です
アカデミー国際映画賞を始め数々の国際的な映画賞を総ナメにするのは当然と思います
3時間は少しも長いとは感じませんでした

劇中劇のチェーホフの「ワーニャ伯父さん」の台詞が本編と妙なシンクロを始め出します
アジア各国からオーディションで選ばれた俳優達がそれぞれの役を別々の自国語で演じながら、「ワーニャ伯父さん」を上演することの意味
果ては手話だけの女優まで登場させるその意味

俳優達は数か国語がとびかう舞台の上で、台詞ではなく、相手役の感情や動作だけをみて反応してゆかねばならないのです

つまり言葉には意味がないと言うことを表現しているのだと思います

夜の車中での家福と高槻の長い会話の圧巻さ!
そのとき家福の知らない物語の続きを語るシーンは長く記憶に残るものでした

なんという表情と声の演技!
それを撮るカメラのレンズ!照明の凄さ!色彩!

妙に寒々しい色温度での撮影は、家福の心象風景を表現すると同時に、このシーンの破壊力を増す為でもあったのです

そして終盤の北海道の寒村のシーン
心の奥底に押し込めて見ない、知らないことにしていたことの恐ろしさにようやくたどり着いたのです

「真実はそれがどんなものでもそれほど恐ろしくない。いちばん恐ろしいのは、それを知らないでいること」

そこに考え至る過程の二人の苦しい灰色の年月のあまりの長さを、広島から、北海道への長距離ドライブのシーンで表現してみせるスマートさ!

冷たい無彩色の雪原の中で、二人はついに真実を知るのです

ラストシーン
家福の車をみさきが独りで運転して韓国のスーパーに買い物に出ています
犬も連れています
その表情はそれまでの固い無表情なものでなく、柔和なものになっています
外は温かい陽光が降り注いで、道はどこまでもまっすぐなのです
他の車すらいないのです
二人に何が起こったかの暗示です

後味も素晴らしい終わり方でした

日本映画らしくない、日本映画界の異端の映画だといわれているそうです
昨今の日本映画の現状からすればそうなのかも知れません

でも自分には1950年代、1960年代の日本映画の黄金期
アカデミー外国映画賞を受賞したり、ノミネート作品が幾つもでた頃の日本映画の味わいがあると思うのです

伝統は生きています
確かに継承されていると感じました
このような映画が今後も途切れることなく、撮られていくことを切に望みます

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あき240

4.0凍っていた心がほどけて溶けてじんわり暖かくなる、静かで優しい映画

2022年4月2日
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鑑賞方法:映画館

良かった。いい映画だった。
3時間を一緒に過ごしたのもあってか、登場人物たちの内面の部分をのぞいてどっぷりと浸かったような印象。車の中での静かでゆっくりした染み入るような時間が心地よかった。終盤の雪のシーンくらいから一気に引き込まれて、気づけば夢中になって画面を観ていた。

劇中で高塚が、音と家福について、「細かすぎて伝わらない部分を大切にしている」というような(うろ覚え)表現をしているところがあった。西島秀俊やみさきさん役の女性が、表情も口調も淡々としていて無味なのに、こまかな表情で表現している感じがしてよかった。

終盤に近づくにつれて、凍っていた心がほどけて熱していくような演技や演出がよかった。ゴミ処理場で、雪のようなゴミが、燃えていくというシーンがあって、伏線だったのかなと思って印象に残ってる。
雪の北海道でのシーンに入る時、「静寂を聴く」時間があった。「補聴器をつけたときのような静寂」(女子高生が好きな男の部屋に入った時にあったら表現だったと思う。かなりうろ覚え)って、音さんの紡いだ言葉の中で出てきたような気がして気に入ってたので、そこと繋がるのかなーとか思ったり。

劇の良さも、本の良さも、映画の良さも、ある映画だった。

手話を使う女性は、聴こえるの?聴こえないの?読唇してるの?と少し引っかかった。見逃しただけで、劇中で説明があったのかな。多言語の1つに手話があるというという意味合いだと思うけど、実際あの劇のように、手話を用いている役者とスクリーンに字幕が出るというやり方だと、どっちに注目すればいいかわからなくて劇に集中できなくない?とか余計なことを考えてしまった。

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とも

3.0む、難しい映画…

2022年4月2日
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話題になっていたので早速観てきました。180分と長編なのでどうなのかなーと思ってましたが、多言語を使う演劇と映画のストーリーがシンクしていくような映画です。

正直理解するのがものすごく難しい映画だなーというのが正直な感想。合う人には合う。そんな映画だと思います。

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Kozo Oshika

4.0長えなぁ…

2022年4月2日
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泣ける

知的

難しい

この映画を説明してと言われると難しい
他のアカデミー作品は○○な映画と説明可能だがこの映画にはない、ある意味それが国際賞しか取れなかった所以かもしれない

だからといって酷い訳ではない、作品の山場という山場は正直ないが、ずっと心地いいクラシックを聴いている感覚になる
長い上演時間3時間も意外と苦ではない

"ドライブ"と付くくらいだからそういうシーンが多いのだろうと思うが、そうではない
映画の半分は演劇関連のシーンだろう
面白いかと言われればノーだが、その分ドライブのシーンはまだかまだかと気持ちを高揚させる

高速で普段車で吸わないタバコを吸うシーンは喫煙者はたまらないシーンだと思う

鑑賞後、観た後誰かにこれを強くオススメしたい!映画.comにレビューを書き込もう!そう思う人は少ないと思う「長えなぁ…」そう思うのが普通である

だがふと帰りの車に乗る時、帰宅途中の喫煙所でタバコに火をつける時、あるいは寝床に着いたふとした瞬間こう思うだろう

『いい映画を観たな』と、

是非劇場で。

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立風

5.0生きることは不条理だ

2022年4月2日
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ゴドーを待ちながらしかり、多言語で構成される舞台しかり、現実社会は不条理に満ちている。一番近い存在ともいえる夫婦でも家族の中でも、愛も裏切りも暴力すらあるように。

こんな不条理で謎だらけでわけがわからない世界で生きているわけだけど、でも、苦しんで閉ざしていた感情が、心を開き合うことで浄化される瞬間がある。あっていい。そういう奇跡みたいな時間と空間が、車を運転するみさきと同乗する家福に、もたらされる。

能弁すぎるくらい描き込まれた箇所もありながら、見る人に委ねるモチーフ的表現もあり、そのあたりのバランスもよいと思う。ラストも余韻が残る。

映画を観ることの豊かさを久々に味わった作品。

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ターコイズ

5.0村上春樹らしい作品

2022年4月2日
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悲しい

知的

難しい

人間の心の奥の奥を書かせたら右にでるものがいない、村上春樹らしい作品ですね❗️
この難しい設定を完璧に演じた、西島秀俊、三浦透子、岡田将生の演技は素晴らしいの一言です。
まさに日本アカデミー賞作品賞にふさわしい作品です。
3時間なんて、あっという間でした。
是非観てください😊

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イロエンピツ

2.5アカデミー会員でない人にはチョット...

2022年4月2日
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俳優の熱演は伝わる。
脚本或いは原作のメッセージが分からない。自分自身を見つめ、それに向き合う大切さ?おいおい、3時間見させられて、それかい?村上春樹好きな人どうぞ。

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adamsmith

5.0私を救済する物語

2022年4月1日
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知的

難しい

幸せ

長い長い時間をかけて、私は私と対話し、私は私を許し、私は私を救済することができた。私は私を救済したことによって、やっと、心から私を愛してあげることができた。

他者とのちょっとした出会いだけで、私は私を救えるんだな。多分、救われる人と救われない人の違いは、こんなちょっとした違いなんだ。だから、人生なんて全てがちょっとしたことなんだって、知ることができた。

邦画にしては珍しく、自立的で個人主義的で突き放した作品だったので、国際的に評価されたのもうなづけました。素晴らしかった。

「私はひとりだ」ということを良い意味で実感したと同時に「私もひとりだ」ということを他者と共有できる。そんな作品。それが、とても心地よく感じる作品。一期一会でも、他者と出会いたいな。

私も完全にこちら側の人間なので、全く集中力が途切れずに、ずっと心地よく作品の中にいることができました。

「何故、私は生きるのか?」と考えてしまう、哲学好き、文学好き、内省好きの方はハマる作品だと思います。

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ミカ

4.5余韻に浸りました

2022年4月1日
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泣ける

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はむ

4.5drive いわんや Winding Roadをや。

2022年4月1日
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岡田将生の表情と人相がとてもこの役に相応しい。

語られた話の長さは持続力に比例するのか、
打ちのめされた主人公は長距離ドライブも他者に委ね、
寄る年波には勝てぬのか、せめて…
待てど暮らせど願えどもゴドーと妻は現れない

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ケセラッセーラ