総理の夫

劇場公開日:

総理の夫

解説

ベストセラー作家・原田マハの小説「総理の夫 First Gentleman」を、田中圭と中谷美紀の共演で映画化。妻が日本初の女性総理になったことで、自身も史上初のファーストジェントルマンとして担ぎ上げられてしまった鳥類学者の夫が、政界という未知の世界で奮闘する姿を描いた。少数野党の党首を務めている凛子と結婚10年目を迎えた鳥類学者の相馬日和は、ある朝、凛子から「もし私が総理大臣になったら何か不都合ある?」と意味深な話を投げかけられる。質問の意図を探ってもはぐらかされた日和は、そのまま野鳥観察の出張に出かけ、ろくに電波の届かない孤島で10日間を過ごす。しかし、その間に世間は激変。凛子が史上初の女性内閣総理大臣に選出されていた。そのことで自動的に史上初の「総理の夫」となった日和は、微力ながらも妻の夢を全力で応援しようと心に誓うが、予想だにしない激動の日々に巻き込まれていく。最愛の妻と過ごす時間もなくなり大騒動の毎日に振り回される日和を田中、愛する夫に支えられながら国の未来のため信念を貫く凛子を中谷が演じる。監督は「チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話」「かぐや様は告らせたい 天才たちの恋愛頭脳戦」の河合勇人。

2021年製作/121分/G/日本
配給:東映、日活
劇場公開日:2021年9月23日

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(C)2021「総理の夫」製作委員会

映画レビュー

3.5一般人が、ある日突然に総理大臣の配偶者になるとどうなるのか? 独特な視点から描く政治エンターテインメント作品。

2021年9月23日
PCから投稿

偶然、公開日の日本では「総理大臣」が決まる選挙が間近で、しかも、候補者の4人中2人が女性ということで、キャッチコピーにあるような「日本の未来を先取りした」映画になっているのでしょう。
点数は正直、迷いましたが、似たようなテーマで三谷幸喜監督の「記憶にございません!」があり、どうしても比較してしまいます。
「記憶にございません!」はディテールを含めてかなりクオリティーが高かったため、こちらは★3.5か4くらいでしょうか。
ただ、笑いの要素は、個人的には少し弱いかな、と思い★3.5にしました。
とは言え、「記憶にございません!」に比べて全てが劣っているわけでもなく、原作がしっかりしているのか政策面では至極真っ当な主張がなされていて評価できます。
エンターテインメント作品で、笑いの要素だけではなく、意外と感動要素もあったりします。
私はこの手の作品で、本来の秘書の人数やら、官邸のセキュリティー面など細かいツッコミは無粋だと思います。あくまで政治は舞台の一つで、大切なのはメッセージだと思うので。

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細野真宏

3.5中谷美紀の魅力が際立つ

2021年9月20日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

妻が日本初の女性総理になったことで、史上初のファーストジェントルマンとして担ぎ上げられてしまう鳥類学者の夫が、これまでの常識が全く通じない政界で奮闘する姿を描いており、中谷美紀の貫禄すら感じさせる女優としての魅力が、これでもかと際立つ。
ただ、政治家としての信条など、少々詰めが甘い点も見逃すことはできない。エンタメとして成立させるにはそうせざるを得なかったか…。
とはいえ、中谷と田中圭はもちろん、貫地谷しほりの芝居は流石と言うほかない。

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大塚史貴

3.0エンタメ映画

2024年3月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

2024
47本目

コメディドラマをギュッと映画時間に凝縮した作品。
田中圭、中谷美紀の演技が良く魅力ある登場人物になっています。
シリアスな場面もあるが、ダーティーではないしドラマみたく解決まで時間をかけないので見頃で良作品ではないだろうか。

サクッと観れるわりには、
最後、急にウルッときます笑

最後は女性ならでは別の方法あったんじゃないかなぁ〜

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M.T

3.5☆☆☆★★ 原作読了済み 少しだけの感想 《聡明な中谷美紀と唯一無...

2024年3月18日
iPhoneアプリから投稿

☆☆☆★★

原作読了済み

少しだけの感想

《聡明な中谷美紀と唯一無二の田中圭》

原作を大筋でなぞりながらも、登場人物達の人物設定をそれぞれ変えている。
原作を読みながら、「嗚呼、確かにこれは田中圭しか考えつかないわ!」…と言える主人公。
それでいて更に、原作よりも頼りなさげに田中圭が演じるから、最後の【あの】場面が効いてくる。

元々、原作だと。総理大臣に任命された際の所信表明演説を、国民の目線で詳しく説明する感動的なスピーチなのですが。それを田中圭の口から全然違う方向へ向けてのスピーチに変えた事で、夫婦感動物語として完結させる…と言う。
原作自体が割と中途半端気味に終わる内容だっただけに、これは意外(いや、ある意味では脚本家としての勝負所とも言えるのかも)な展開でした。

原作そのものに筆力があり、且つ読みやすい内容ではありましたが。腹黒ならぬ原九郎の裏工作であったり。原作だとシングルマザーになってしまう富士宮さんの子育て育児問題から、凛子の妊娠による辞任発表等。
面白かったものの。政治映画として製作するには今ひとつと感じていただけに、全体的にゆる〜い映画にしたのは正解だったのかもしれない。

映画を観終わって思ったのですが。監督はジャニーズ系やキラキラ青春映画を多く監督していたのを思い出した。
そうか!学園生活の中での恋愛映画を、舞台を政界に移し。流石に壁ドンこそはないけれども、最後の【あの】スピーチ等は、全校生徒を前にしての《君が好きだ!》に通ずる告白場面だったのですねえ。
そりゃ〜この監督ならば、慣れに慣れた演出でしよう。

今日はこの作品を含めて4本観たのですが。
(他は『MINAMATA』『マイ・ダディ』『クーリエ』)
1番見やすくて楽しんで観れました。

尤も、、、

見やすくて分かりやすい内容にすればするほど、内容的には1番薄っぺらい作品になってしまい。
その為に、全くもって人生に於いては何の徳にもならんのですけど( ´Д`)ドンマイ

2021年 9月23日 TOHOシネマズ西新井/スクリーン7

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