ネクスト・ドリーム ふたりで叶える夢

劇場公開日:

ネクスト・ドリーム ふたりで叶える夢

解説

ハリウッドの音楽業界を舞台に人とのつながりや絆の大切さを描き、「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」のダコタ・ジョンソンと、ダイアナ・ロスの娘トレイシー・エリス・ロスが主演を務めた人間ドラマ。ハリウッド音楽業界のトップ歌手グレースの下でアシスタントとして働くマギー。彼女は憧れの環境で働くことに喜びを感じながらも、音楽プロデューサーになる夢をあきらめられずにいた。一方で、歌姫として君臨するグレースも現状の評価を失うリスクを背負ってでも新曲制作へチャレンジしたいという思いを捨てきれずにいた。そんな彼女たちの夢が周囲を巻き込み、大きく動き出していく。マギー役をジョンソン、グレース役をロスがそれぞれ演じるほか、「WAVES ウェイブス」のケルビン・ハリソン・Jr.、ラッパーとしても活躍するアイス・キューブらが顔をそろえる。

2020年製作/114分/G/アメリカ・イギリス合作
原題または英題:The High Note
配給:東宝東和
劇場公開日:2020年12月11日

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(C)2020 UNIVERSAL STUDIOS

映画レビュー

2.5プラダを引き合いに出さなければ…

2020年12月16日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

 公式が「プラダを着た悪魔」を引き合いに出しているので、比較するのは本意ではないが個人的感想を述べておくと、物語のスタート地点以外「プラダ」とは似ても似つかない作品であるように感じた。
 楽曲はどれもかっこいいし、音楽の蘊蓄も散りばめられているし、業界のセレブの華やかな日常描写がたくさん出てくるので、音楽フリークの人がミュージックビデオとして見る分にはとても楽しいのではないかと思う。ダイアナ・ロスの娘でコメディ女優のトレイシー・エリス・ロスの存在感と歌声が素晴らしい。ダコタ・ジョンソンがキュートだ。

 ただ、私は「プラダ」の振りに流されてヒロインの成長物語を見るつもりで映画館にやってきたので色々とがっかりした。以下、満足した方には申し訳ないが率直な感想ということで許してください。
 ヒロインであるマギーの行動原理がはったりと嘘上等であり、そしてそれだけなら物語に綺麗事を押し付ける気はないのでまだ許容出来たが、そのはったりと嘘に知恵がなく、到底社会人とは思えないほどつたなくて仕事をなめているようにしか見えなかった。はったりの維持と現実を両立出来ず遅刻したり仕事の現場で泣き出したりしたところで、序盤で前向きに応援したいと思っていた心が冷えてしまった。マギーの成長が見えなかった。作品に規範精神など求めていないつもりだが、描写の仕方がどこか自分の好みに合わなかったのだと思う。
 とどめに最後でちょっと呆然とするようなどんでん返しがあった。あ、やっぱりこれご都合主義の映画なんですね…はい…
 「プラダ」も華やかな夢物語ではあるが、野暮ったかったアンドレアがミランダのしごきに誠実に向き合って外見も心もあか抜けた結果、自分を見つめ精神的に自立するストーリーであり、華やかさの演出と地に足の着いた成長譚の描写のバランスが秀逸で、縁のない世界の話だが共感出来た。これと本作はヒロイン像の方向性が全く違うようにしか見えなかった。

 出ている俳優は皆キャスティングも演技もいい感じなので、最初からストーリーはあくまでおまけの音楽映画という認識で鑑賞すれば勝手に失望することもなかったかも知れない。

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ニコ

3.0ダイアナ・ロスの娘が大物歌手を演じる

2021年8月31日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

音楽プロデューサーを目指す若い女性と大物シンガーの、年の離れたシスターフッド的な物語。大物歌手のグレースは黒人女性シンガーとして一世風靡したが、近年はライブ中心で新曲を出していない。今後はショー中心で行こうというマネージャーの提案にものれずにいる。そんなグレースの付き人をやる主人公のマギーは、憧れの歌手の近くで仕事ができることを喜びつつ、付き人のままではプロデューサーの夢を叶えられないと焦っている。そんな二人がぶつかりつつ、自分らしく生きるために歩んでいく。
グレースはダイアナ・ロスがモデルだろう。そしてその役を演じるのがダイアナ・ロスの娘のトレイシー・エリス・ロスだ。本業は役者だが、見事な歌唱を披露している。彼女の歌声だけでもこの映画を観る価値がある。若い男性シンガー役のケルビン・ハリソン・Jr.の歌声も美しい。
シンプルに夢を追う人のキラキラした姿を描いた作品。爽快感がって観ていて気持ちよかった。

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杉本穂高

3.5久しぶりに見られたハリウッド映画の佳作。「プラダを着た悪魔」のように王道的で心地良い。

2020年12月11日
PCから投稿

本作は新作ながら、見るまでは存在を知らずにいました。それは、まさにアメリカで公開直後に新型コロナ騒動に巻き込まれて、ニュースにもならず世界で埋もれていた作品だったからでした。
それを知らずにいたので「どうせ大したことない作品だろう」と油断をしていましたが、なかなかの良作でした。
主役は「フィフティ・シェイズ・オブ」シリーズなどで有名なダコタ・ジョンソンで、音楽業界の裏方で活躍する夢を持つ「マギー」を演じています。ダコタ・ジョンソンは、そろそろブレイクしてもいいんじゃないか、と思うくらい自然で上手かったです。
そして、「マギー」は、(「リトルフット」のテーマ曲で日本も含め世界中で大ヒットした「If We Hold on Together」などで有名なダイアナ・ロスの実の娘の)トレイシー・エリス・ロスが演じる「歌姫グレース」の下っ端アシスタントを務めています。
ただ、「歌姫のグレース」は年齢を重ねピークを過ぎ、輝きを放ちつつも過去の栄光の中で活躍している現実もありました。
そんな、「近くにいるのに遠くにいる2人」を核に、物語は意外な方向に進んでいきます。
決して単調な物語ではなく、オリジナルの楽曲と共にセンス良くまとまっていると思います。

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細野真宏

4.0人の縁は不思議なもの

2023年7月18日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

幸せ

ダコタジョンソン扮するマギーシャーウッドは、トレーシーエリスロス扮するスターグレースディヴィスの付き人をやっていたが夢は音楽プロデューサーになることだった。
単なる付き人と言うグレースの言葉にマギーはショックを受けたが、厳しい音楽の世界。でもなかなか勇気あるよね。グレースの前座に仕込みするなんてさ。かなり危険だし、当然の結果だ。思い上がるにもほどがある。でも一生懸命仕事していたから良い事もあるね。人の縁は不思議なものだね。ちょっと出来すぎだけどね。

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重

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