青くて痛くて脆いのレビュー・感想・評価
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楓の気持ちは恋愛感情と言うよりは
これは登場人物二人の感情のもつれを描いているものであるからカエデがアキヨシに対する恋愛感情的嫉妬と短絡的に描くのは、違うだろうと思う。
初っ端から言ってしまったが、そこが一番言いたいところだったのでつい。
この嫉妬や疎外感は 男男 女女でも十分あり得る。
そこを男女で描くところにこの作品の高度な部分があるはず。
カエデの気持ちは嫉妬と疎外感で、そこから派生する恨みと妬みであるのは確かだ。
だがそれははっきりとした恋愛感情とは違う種類だったろうと思う。厳密に言えば、だが。
自分とアキヨシと
二人で何気に遊びのような気持ちで立ち上げたモアイが
次第に自分たち二人のものではなくなっていく。
もちろんそれはアキヨシに院生の彼が出来た事は大きい。
つまり アキヨシにとっての一番が自分じゃなくなってしまった事に対する寂寥。
カエデとアキヨシが女女でも 男男でも
十分あり得るシチュエーション。
相手に彼や彼女が出来て自分より当然そっちに気持ちの重心が行く事に耐えられない。
もしかして私の事 好きだった?
このセリフは原作にもあるのだろうか。
私はこの原作者が登場人物に付けた名前を見ても、
それがあったとは思いにくい(ただ 確かめる気にはもうならないんだけれど)
他にも語るべき内容はあるのだと思うが、今回はここにポイントを置いてみる。
しくじり先生。
「不用意に近づかない。誰のことも否定しない。」そう生きれば誰も傷つけず、トラブルに巻き込まれない。ようは、自分が傷つかずにすむ、という算段(ポリシー)で生きていた吉沢さん演じる主人公・楓。杉咲さん演じるポジティブ人間・あきよしと出会い、ズルズルと意思なく関わりはじめ、結果どんな自分と出会ったか。
妬み。
自己愛。
これは人類普遍の課題ですね。
それはフツーの人の、仮面の下にある。
自分の心に巣食う闇。
コイツと向き合わねばね。戦争も差別もいじめも格差社会も、これと向き合わない限り、改善できないですね。クズになるかどうかの岐路。魂、試されます。
楓くんよ、やらかしたね。大しくじり先生、でもここからだ。誰もが乗り越えないといけない試練。ナルシスト卒業は、こんな経験からしかできません。最後のパラパラ漫画に、愛がありました。
ブルエンだけ良かった
メンヘラの黒歴史を見た
見終わって感想を考えると、タイトルの言葉が浮かんだ。
想像してた単純な話と違ったのは面白かったけど、見て良かったと思う作品ではない。今あんまり気分が良くない。
作品名は途中まで秋好のことのように見せかけて、実は楓のことなんですね。
他者に依存して、思いどおりにいかないことを受け入れられず逆恨みして暴れるのは子供みたい。
でも実際そういう人は大人になっても結構いるのかなと思った。
心が幼いままの大学生が変に知識を持ったら、きっとこういう形での暴れ方をしてしまうだろうな…一度ネットに上がったら永遠に消えず取り返しがつかないし、めちゃくちゃ後悔するんだろうな。
リアルだったら、ポエムっぽい反省文付きで自分の顔を晒したこと一生後悔すると思う。
主演2人に全然共感できなかったので、ちょっと苦手意識を持ってしまいそう。
でもそれだけ2人とも演技が上手いということなのかも。
なりたかった自分になれてますか
原作未読、あらすじもあまり読まずに鑑賞したのでもっと恋愛に寄った話かと思いきや全然違いましたね。
同じ大学の楓と秋好が2人でサークルを立ち上げるところから始まる。
理想を掲げ、世界は変えられると本気で信じる秋好が眩しくもあり、憧れに似た想いからほのかな恋心を寄せていたであろう楓。
2人きりの楽しかった世界はサークルが大きくなり、秋好には彼氏ができ、今までと違うものになってしまった。
どんどん自分の居場所が無くなり、嫉妬や自分が必要とされていないような気持ち、それがやがて憎しみに変わって行く。
その後の楓がとった行動はタイトル通り、あまりにも青く痛く脆かったけど、やるせない気持ちやぶつける場所が無く、自分が居たはずの場所で今も輝いている彼女が許せなかった、ドロドロした心の底の澱のような思いはもしかしたら自分含め誰しもが持っているのかもしれないと思いました。
それをどう消化するかは人それぞれですが。。
なりたかった自分をイメージするシーンが何だか辛かった。
私もなりたい自分になれてないなぁ。
めちゃくちゃキレイな顔の吉沢亮くんですが、ちゃんと陰キャな雰囲気出てて流石だなぁと。杉咲花ちゃんもよかったです。
観てよかった!
思い当たる、若かりし頃の青さ、痛さ、脆さ
大二病とでもいうべきか
思い当たる節がある元意識高い系の大人は多いのでは?自分もかつてそんな時期があったなと。今や見る影もない程意識低いが。
鑑賞途中は本当に秋好が死んでしまって、復讐劇なのかと思いましたが違いました。本当に痛かったのは楓くんでしたね。
嫉妬、世間知らず、驕り、思い込み。色んなドロドロした感情をミキサーで混ぜ混ぜにした、そんな青春の1コマ。
大人になって色んなことに無頓着になった我々が忘れていた感情を呼び起こす、そんな映画でした。
できれば思い出したくない、布団に顔を埋めて足バタバタしてしまう過去の方が多いですけどね。
昼間より夜一人で見ることを推奨する作品。
こうやって大人になっていくんだなぁ。
若い頃はみんなあんなもんだ
こう言うすれ違いあるよねー
考えさせられる映画。主人公の気持ちもわかるし、周りの人達に悪気もなかった事もわかる。すれ違いや孤独や傲慢。人間のドロドロしたところを現代らしさをとりいれて、わかりやすく描いている。最初から、えっ?えっ?ってなるので見飽きなかった。
この年頃にある想いは複雑で。
47点
主人公がヤベェ。
前々から気になってたから、DVDで鑑賞!
きっと死んでないんだろうなーって思いながら見てて、最後どうなるのかな?って思ってたらシンプルにヤバいやつで終わった、、、
ラストMでめちゃくちゃいい方向に持っていって、前を向いて終わったなって印象。
面白かったけど、感情移入出来たりはしなかったかな、、、?
音楽が良かった。
本当に、青くて痛くて脆い、タイトル通りの作品でした。
73/100
私は大学に行っていないので、サークル活動というものがよくわからな...
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